08/08/31 00:59:08 f0y2KJIe0
■過去すれ
リトバス専用エロ妄想スレ
スレリンク(leaf板)
【エロも】リトバス専用妄想スレ【歓迎】
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リトバス専用エロ妄想スレ2週目
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リトバス専用妄想スレ 4周目
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【しっぽり】リトバス妄想スレ 5周目【むふふ】
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【むひょっス】リトバス専用妄想スレ 6周目【ハァハァ】
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【18禁】リトバス専用妄想スレ 7周目【化?】
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リトバス妄想スレ Part9
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■みらー
URLリンク(p2.chbox.jp)
URLリンク(p2.chbox.jp)
URLリンク(p2.chbox.jp)
URLリンク(p2.chbox.jp)
URLリンク(p2.chbox.jp)
URLリンク(p2.chbox.jp)
URLリンク(p2.chbox.jp)
3:名無しさんだよもん
08/08/31 00:59:38 f0y2KJIe0
リトルバスターズ!投稿小説
URLリンク(matome.clannad-tv.com)
リトルバスターズ!SS情報サイト
URLリンク(link.dreamcafe.info)
リトルバスターズ!呼称相関図、リトルバスターズ!呼称辞書@IME辞書
URLリンク(hsf.s59.xrea.com)
(∵)葉鍵版SETTING.TXTの書き込みに関する設定
BBS_LINE_NUMBER=16
BBS_MESSAGE_COUNT=2048
から、1レスの最大改行数は32、最大バイト数は2048
timecount=12
timeclose=5
から、最新12回の書き込みのIPを記録し、
その中の5個が同一IPからの書き込みだったら連続投稿注意画面へ
4:名無しさんだよもん
08/08/31 01:00:10 f0y2KJIe0
>>3
「つまり、長編SSの投稿をする時には、
SS全体を33行以内、改行・スペースを含めて全角文字換算で1024文字までのブロックに分けて、
それぞれをゆっくりと時間をかけて投稿するか、人の多い時間帯を狙って一気に投稿すればいい、ってことだね。
「それから、名前欄にタイトルと、今投稿しているブロックが全体の何番目なのかを書けば、読む人にも親切だ」
「投稿しているのが17ブロック中3番目なら、たとえば名前欄が『真人 x 謙吾 3/17』ってなるわけだね」
「なんじゃそのタイトルはぁーーーーーーーーー!!!」
「茶番だぁーーーーーー!! 理樹ぃーーーーーー!!!」
5:名無しさんだよもん
08/08/31 01:14:49 orBAiLUM0
>>3の
リトルバスターズ!投稿小説
URLリンク(participation.clannad-tv.com)
6:名無しさんだよもん
08/08/31 01:29:32 DhXVoRHu0
過去スレのミラーに
【エクスタシー】リトバス妄想スレpart6【18禁化】
URLリンク(pantomime.jspeed.jp)
も入れておこう。
7:名無しさんだよもん
08/08/31 03:27:51 34fVPC7W0
>>1乙
さっそく前スレで見た雷におびえるこまりんネタを投下する。
8:名無しさんだよもん
08/08/31 03:28:48 34fVPC7W0
外から差込む閃光。ついで響く轟音。
胸にしがみつく手。震えている小さな体。
(・・・ど、どうしよう・・)
屋上の入り口のある踊り場でしがみつかれて、理樹は途方にくれた。
また閃光。
「ひゃあ!!」
轟音。
「や、やだぁ・・・!」
涙声になっているあたり、本当に怖がっているんだろう。
「大丈夫だから、小毬さん」
勤めて優しく言いながら、背中をそっと叩いてやる。
「ううう・・・、っ!!」
震えながら上げられようとした小毬の顔が、また走った閃光で理樹の胸にうずめられてしまった。
「だめ、だめなの、ほんとに、雷、だめ・・・っ!」
切羽詰ってしがみついて来る彼女を安心させてやりたいのだが。
実はそれよりも。
理樹も別の意味で切羽詰ってたりする。
(・・・だ、だから、押し付けないで~~~!)
柔らかな感触とか甘やかな匂いとかいろいろ限界が近づいてたりする。
一度意識してしまうとこういうのはどうにもならない。
「り、りきくん、なんか言って~~・・・」
「な、何かって」
「だって、このままじゃこわ・・・ひゃあ!?」
光と音がほぼ同時に襲い掛かり、小毬は一段と強くしがみついて来る。
「うわ、わわ!」
「やだ、嫌だよぉ・・・」
半泣きになっている彼女。
(と、とにかく気を紛らわせてあげられればいいんだ。そうしたらこの生殺し状態からも開放される、うん、そうしよう! 一刻も早く!!)
9:名無しさんだよもん
08/08/31 03:30:01 34fVPC7W0
(でもどうやって? 何したら小毬さん安心できる?)
(というか安心したらこの感触とかって何考えてるんだよ僕はああああ)
混乱した頭ではこんなもんかもしれない。
「りきくんっ、りきくんっ、りきくん~っ」
「うああ・・・、ああもうどうとでもなれっ」
「ふぇ・・・? ・・・んんっ!?」
驚いた小毬が目を見開く。雷鳴が響くが、どうやらいきなりキスされた驚きが先で聞こえていないらしい。
理樹もほぼヤケクソで思いっきり唇を押し当てる。
「・・・んっ」
「んん・・・、ん・・・」
いつの間にか互いの腕が首の後ろに回されて、キスに没頭し始めている。
「・・・ふわ」
「・・・・・・あの、えっと、その、こまりさん」
「・・・り、りきくん、あの」
我に返る。唐突に真っ赤になる二人。
「・・・き、きが、まぎれるかな、とおもって、その、どう、かな・・・?」
「・・・う、うん、その、こわいの、どっかいっちゃった、かも・・・?」
「そ、そう、それなら、よかった・・・?」
「う、うん・・・あの、えっと、ありがと・・・。えへへ・・・」
「あ、あはは・・・、その、どういたし、まして・・・」
そんなやり取りを交わした後、俯いて固まる二人。
なんでも、嵐が去ってもそのまま硬直した状態でいたらしい。
10:名無しさんだよもん
08/08/31 03:31:32 34fVPC7W0
・・・あれ?しがみつく相手ってささこじゃなかったっけ?
気がついたら理樹になってた。
まあいっか、声同じ人だし。キニシナイキニシナイ。
11:名無しさんだよもん
08/08/31 03:48:41 +Oe92TMA0
確かに同じ声かもしれないが、それはメロンとウォーターメロンのように違うと思うぞ!
12:名無しさんだよもん
08/08/31 05:02:34 LAmSmYnG0
>>10
じゃあ、元はさささ×マックスのゆ(ry…?
武器の枕画像発見→前スレ枕SSをdnmlにしてにやにやしてるアホの子…
ここに…
ニヤニヤ
13:名無しさんだよもん
08/08/31 13:55:42 l+XXSW9u0
前スレの>>1000で軽く笑ったwww
あと、>>12
全く同じことしてるやついてワロタwwww
14:名無しさんだよもん
08/08/31 21:03:37 S41DNKtJ0
6の過去スレ見てたらひどいのがwwちょっと変えてみた
恋愛ゲーム『リトルバスターズエクスタシー』は、リトルバスターズ中の男性登場人物を操作して、女性キャラとエクスタシーするというゲームです。
ヒロイン理樹を攻略したい方は『リトルバスターズエクスタシーマッスルエボリューションver』を購入して下さい。
世界観
リトルバスターズ無印に準じるが、虚構世界にて男連中のリビドーが暴走した結果生まれた世界
操作人物(主人公)
理樹、恭介、謙吾、真人のいずれか。
ヒロイン
鈴、小毬、来ヶ谷、葉瑠佳、クド、美魚、沙耶、佳奈多、笹瀬川、美鳥、古式、杉並、高宮、勝沢、あーちゃん先輩、さささの取り巻き左、同じく右、同じく中央、加藤多香子
他隠しキャラあり
クリア条件
世界崩壊時点で1人以上の女性と(21)して、なおかつ以下の条件を満たしていればクリア
①死亡エンドがあります。(二股がばれて恋人に刺されることが多いです)その場合、ゲームオーバー
②世界崩壊時点でだれとも(21)できなかった。又は他の男子キャラにアッーされたら失敗です。(21)した女性に新しい世界を作られて幽閉されても同じ。
基本攻略(ネタバレ注意)
理樹はリトバスメンバーと沙耶、佳奈多、佐々美、杉並、美鳥の誰かとは比較的楽に(21)できます。
逆に恭介と謙吾はそれ以外の生徒と(21)しやすいです。
キャラによっては、絶対に(21)できないヒロインがあります。(詳細はネタバレ解説書を参照)
出来るだけ多くのヒロインと(21)しよう!
15:名無しさんだよもん
08/08/31 21:07:03 S41DNKtJ0
とある板での声
「理樹でクリアすることあるのか?全部アッーエンドになった。見た目がほぼ女の子だからオカズには困らないが」
「俺はできたな。真人に気をつければなんとかなるだろ。間違っても絆スキップはするなよ、あれは次の週に即死するから」
「むしろ恭介が出来ないだが。(21)病院エンドになっちまう。」
「おれは禁断の妹エンド目指したら、社会的存在抹殺エンドになったわ」
「恭介は普通にやったらかなり楽だけれどな、口も上手いし顔も良いから。いかんせん(21)嗜好が…」
「理樹で20股したけど、死亡エンドだった。(21)した女全員にタコ殴りされて」
「ド素人が、理樹じゃ19股が最高だ。嘘書いてないで早く攻略汁」
「19股以上あるってことか? 上には上がいるな…」
「はるかなたの両立が最難所だよな、9割方刺される。どうしたもんか」
「とにかく誤解を解け。そして、リトバス皆の力をあわせて家のほうをなんとかするんだ。そしたら夢の3Pだぜ!」
「俺は謙吾6股でクリアした」
「ロマンティック大統領乙。しかし、ストレルカルートって冗談じゃなかったんだな。修学旅行前日にストレルカが人間の女の子になったのはびっくりした」
「おれはヴェルカのほうが好みだ」
「お前は恭介か (∵)」
16:名無しさんだよもん
08/08/31 21:10:58 S41DNKtJ0
「古式たんとできるのは謙吾だけだよな?」
「そう。あとさせ子もかと思ったが実は理樹でもいけた。取り巻きと5Pになったのはワラタが」
「真人は馬鹿キャラだから女の子がなかなか(21)させてくれないけど、一回やると浮気しても蹴られるだけで殺されにくいな」
「馬鹿だからな。それにそもそも筋肉が分厚いから死ににくい。ただクリアするだけなら一番簡単かもしれん」
「真人は理樹でプレーしてるときが鬼門すぎる…」
「こいつヒロインより理樹好きだからなwww好感度理樹が一番で99、次のクドが65ってひでぇwww」
「あと1でアッーだからまずは好感度下げないといかんからな」
「とりあえず初日は一緒に登校しないことだ。あとノートは絶対貸すなよ。あれはもってるだけでドンドン好感度が上がっていく呪いの品物だ」
「おい、おまいら、とうとう全員制覇したぞ!!」
「kwsk」「詳細希望!」「なにーΣ(∵)」「夢の21股エクスタシーか!?」
「答えは…筋肉筋肉~」
「ま、まさか…」「それは盲点だったなー」「…(∵)?」
「俺も出来た! まさか筋肉旋風にver.2があったとは思いもよらなかったぜ」
「筋肉いぇいいぇーい!」「筋肉いぇいいぇーい!」「筋肉いぇいいぇーい!」
(以下略)
製造元:Anikey
17:名無しさんだよもん
08/08/31 21:28:01 ZYg9MS7iO
35分頃に投下してもいいかな?
内容は本スレにあった動物ネタ
18:名無しさんだよもん
08/08/31 21:37:05 ZYg9MS7iO
ごめんミスがあったから手直ししてくる
10時投下開始します
19:犬猫たちの日溜まり1/4?
08/08/31 22:00:58 ZYg9MS7iO
休日の昼過ぎ、部屋で宿題をやっていると鈴から電話がかかってきた
「もしもし、どうしたのり‥」
「理樹助けてくれ!」
どうやらかなり慌てているようだ
「鈴、とりあえず落ち着いて?」
「うーみゅ…」
声が静かになる、どうやら落ち着いたようだ
「それでどうしたの鈴?」
「理樹、クドの部屋に来てくれ。きたらわかる」
「クドの部屋に?わかったよ」
そういって電話を切る。とりあえず急いで向かおう
相変わらず女子寮に入っても止められないあたり疑問を抱くが気にせず部屋を目指す
「クド、入るよ」
ノックをして部屋に入る、そこには…
「っ……」
「リキ、へるぷみーなのです~」
「理樹くんやっは~」
「遅いぞ理樹」
猫耳の鈴と葉留佳さん、犬耳をつけたクドと二木さんがいた…
20:名無しさんだよもん
08/08/31 22:05:04 +Oe92TMA0
…>>1…
…お前は乙だな…
…お前は次スレを立てたんだ…
…俺にだってこんなことはできやしない…
…誇りに思えるぜ…
…おまえという>>1を。
21:名無しさんだよもん
08/08/31 22:05:37 +Oe92TMA0
>>20
誤爆
22:犬猫たちの日溜まり2/4
08/08/31 22:05:57 ZYg9MS7iO
「…えっと、もしかしてコスプレ?」
「誰がそんなことするのよ!」
二木さんに否定された、ってあれ?
「尻尾?」
みると二木さんのお尻の方からフサフサした尻尾らしきものが揺れていた
「えっと、…なんなのこれ?」
「わからんからお前を呼んだんだ」
「えぇー」
とりあえず冷静に考える
「なんか悪いものでも食べたとか?」
「そんな安直な答えなわけーあっ」
なんか思い当たる伏があるのだろうか
「ねぇ葉留佳、あなたあのプリンとお煎餅誰から貰ったの?」
「ん?寮長に
「これ絶対かなちゃん達と食べてね?そしたらおもしろいもの見れるわよ」
って言われたんですよ」
「あーちゃん先輩…今度あったらひどいわよ」
二木さんの耳が垂れている、なんか面白いなぁと思う
「つまり寮長が言っていた面白いものがコレってことかな?」
みんなを見渡してそう言う
「リキ、コレは治るんでしょうか…?」
そう言うクドの耳は垂れて尻尾も元気がなさそうだった
「きっと大丈夫だよクド。みんなもついてるからね」
そう言って安心させるように頭を撫でる。まるで本当に犬を撫でているようだ
「わ、わふっ!リキこしょばいのですー」
そう言いつつも尻尾はかなり振られていた
23:犬猫たちの日溜まり3/4
08/08/31 22:07:09 ZYg9MS7iO
「理樹っ、わたしは今半分猫だ」
半分ってまるで化け猫みたいな言い方だよ鈴…
「猫は撫でられるが好きなんだぞ!」
「へぇー、そうなんだ知らなかったよ。」
「つ、つまりだな私もなで‥…しこJapan」
えぇー!?確かに鈴の脚力ならオリンピックも夢じゃない…って何馬鹿な事を考えているんだ
「鈴ちゃんはクド公みたいに撫でられたいんだよね~?」
「はるか!?べ、別にそんなこと思ってないぞ!」
あっ、なでしこJapanじゃなくて撫でられたいと言いたかったのか
「あぁ…うん、ちょっと恥ずかしいけどいいよ鈴」
顔を真っ赤にした鈴が近づいてきた
それを鈴がいつも撫でているのを思い出しながら頭を撫でる
「うみゅ~…」
クドと同じく本当に猫を撫でている感覚に襲われる
「‥理樹くん、顔が緩んでますヨ?」
「直枝って変態だったのね?」
「リキは狼さんなのですかー!?」
「いやいやいや!!」
言われて慌てて手を離す、鈴の表情は少し不満そうな顔に見えた
24:犬猫たちの日溜まり4/6
08/08/31 22:09:11 ZYg9MS7iO
「はるか、次ははるかの番だ」
「へっ?私もやらなきゃいけないの?」
なんか流れが変わってきた気がする…
「リキの手気持ちいいですよ~」
「そこまでいわれたらやってもらおうかな」
「僕の意志は関係ないんだね…」
「理樹くんは…嫌なの?」
想像してほしい、いつもはいたずらばかりする猫が急にすりよってくるとしよう
なら飼い主がすることはただ一つしかないよね?
「葉留佳さんがいいなら僕はいいよ?」
「ヤハハ…、じゃぁお願いしますネ」
そう言って目を閉じた葉留佳さんの頭を撫でる
「確かにクド公の言うとおり気持ちいいデスネ‥」
なんだか優しい気分になる、親が子を撫でるのはきっとこんな感じなんだろうなと思う
「ありがと理樹くん気持ちよかったよ」
えへへ~っといった感じで葉留佳さんは微笑んでいた
「わふー、後は佳奈多さんだけなのですー!」
「はぁ?何言ってるのクドリャフカ私はしないわよ」
「なんだ二木はしないのか?」
鈴は本気で驚いていた
25:犬猫たちの日溜まり5/6
08/08/31 22:10:43 ZYg9MS7iO
「当たり前でしょ?なんで私が直枝に頭を撫でてもらわなきゃならないのよ?」
「ほー、へー、ふーん?」
葉留佳さんがめちゃめちゃ…いやもうくちゃくちゃニヤニヤしていた
「な、なによ葉留佳ニヤニヤして?」
「さっきお姉ちゃんの方から羨ましいとか聞こえたんだけどなぁ~?」
瞬間二木さんの顔が真っ赤になった…照れてるのだろうか?
「なにぃΣ(∵)」
「佳奈多さん自分に素直にならなきゃダメですよ?」
クドが手をたしたしさせながら言う
「えっと、僕はべつに構わないけど…」
「ほらほらお姉ちゃん、理樹くんもああいってるんだから」
「ちょ、ちょっと葉留佳!?」
葉留佳さんが二木さんを僕の前に連れてくる。二木さんは顔をうつむかせている
「えっと…いいのかな?」
「やるなら早くしなさいよ、別に嫌じゃないんだから」
「あっ、よかった。嫌じゃないんだね?」
「ーっ!!」
二木さんは完全な自爆だった、そして二木さんの頭を撫でる。
触れた瞬間に尻尾がビクッとなったが気持ちいいのだろうか今は尻尾が揺れている
「…死んでやるから」
「えぇーっ」
きっと照れているのだろう。そう思いつつ撫でているとー
ガチャッ
「クドリャフカくん少し用事があるんだ…ぶはっ!」
「こわっ!こいつ血出して倒れたぞ!?」
「バイオレンスなのですー!?」
来ヶ谷さんが入ってきて血を出して倒れた。きっと文字通り萌え尽きたんだろう
26:犬猫たちの日溜まり6/6
08/08/31 22:12:16 ZYg9MS7iO
「うぅ…こんな恥ずかしい姿を見られるなんて」
「いや…まぁその、とりあえず来ヶ谷さんの血を拭いとこう‥…」
その後来ヶ谷さんが目覚める30分くらい前にみんなは元に戻り事なきを得た
来ヶ谷さんは目覚めた時みんな見渡し
「うむ、なかなか良い夢だった」
と言ったので何も覚えてない…ことを祈りたい
その後寮長室ではまた一悶着あったとかなかったとか
Wahoo end
27:名無しさんだよもん
08/08/31 22:14:05 ZYg9MS7iO
以上です。
鈴と佳奈多は寮長繋がりと言うことで…
犬猫のイメージは個人的な物なので指摘は勘弁してください(∵)
他に指摘あったらお願いします
28:名無しさんだよもん
08/08/31 23:26:31 e21MSaaC0
>>27
GJ
おっと、俺も鼻血が…
29:名無しさんだよもん
08/08/31 23:30:31 OKM2iyHwO
もう、くちゃくちゃGJだ!
30:名無しさんだよもん
08/09/01 04:35:57 mEKiLfIT0
全員が同じ世界にいるというハッピーな平行世界があってもいいじゃないか。
ということで以下設定を考えてみる。
沙耶(あや):リトルバスターズ初期メンバーの6人目。理樹の後に入ってくる。
恭介と年が一緒でリーダーをめぐっていつも対決している。で、いつも負けてへこむ。ただしマンガ関連の趣味が合って実は仲が良い。
理樹や鈴には特にお姉さんぶっているがあまりそうは思われていない様子。
父親は町医者でメンバーが怪我したときは大体お世話になっている。沙耶も手伝いからある程度の応急処置は覚えてしまった。
神北拓也:小毬の兄、現在は高校の先生。とりあえずシスコン。リトバスメンバーでも小毬に近づく男は許さない。
特に恭介とは犬猿の仲。同族嫌悪ともいう。リトバスメンバーの不祥事は大体この人がかばう羽目に。
リトバスEX開発日記によると実は、やんちゃで子供っぽく
かつ恭介とは別ベクトルのガキ大将的リーダー気質というキャラだったとか。
西園美鳥:美魚とは正真正銘の一卵性双生児。リトバスメンバー。活発で運動神経も高いが勉強は…。
来ヶ谷と一緒にセクハラしたり、葉留佳と一緒に悪ふざけしたり、馬鹿二人と
早食い大食い競争したり、真人クドと一緒に筋肉したり、と人生を謳歌している。
そのせいか、理樹たちの部屋の筋トレグッズを勝手にいじったりたまにロードワークにくっついていったりする。
また美魚と違ってそっちの趣味は無い様子。ちなみに健康的に日焼けしているので美魚と入れ替わるのはできない。
古式みゆき:弓道部のエース。リトバスメンバー。謙吾に影響されて弓道以外のことにも関心が向くように。
謙吾お手製のリトルバスターズジャンパーを着ると少し大胆に。
具体的には謙吾にくっつく→佐々美がキレる、の黄金パターンが発動する。
他のメンバーからすると結構どうでもよかったりする。
美魚と気が合うのか本の貸し借りをよく行うが、そのたびに妙に薄い本が
あったりするので謙吾は気が気ではないらしい。
31:名無しさんだよもん
08/09/01 04:54:55 +EyOtaVV0
>>30なんかいいなこういうのも。
想像したら楽しくなってきた。
32:名無しさんだよもん
08/09/01 15:25:45 u4cfpa7E0
前スレの話題を蒸し返すようで悪いが、
(どんな奇跡が起こったのかはわからないが)
真人が宇宙飛行士となって宇宙へと旅立つ、という妄想をしてしまった私は異端かな?
それはそうとして、
>>27
可愛い佳奈多は好きだよ……私は。
33:名無しさんだよもん
08/09/01 16:31:55 RPtkc9aXO
>>30
昔のスレにも似たようなのがあったな、やはり良いものだ。
しかしこうして見ると美鳥はハイスペックだな。誰とでも絡めそうだ。拓也とあやがイメージ通りで笑える(笑)
古式美魚以外にもクドと話が合いそうだな。
ところで美鳥と古式のスリーサイズはどんな感じなんだろうか…胸なんか個人的には二人ともけっこうある気がする。
美鳥82古式84くらいは。
34:名無しさんだよもん
08/09/01 18:35:38 Ye+i9SOX0
>>30
小毬「鈴ちゃん、こちらわたしのお兄ちゃんです」
拓也「小毬の兄の拓也だ。よろしくな、鈴ちゃん」
鈴「・・・・・・よろしく。・・・えっと」
拓也「俺のことは先生とか構わずに、是非とも『おにーさん』と呼んでくれっ」
鈴「わかった、おにーさん」
恭介「りんーーーーーーーーー!?!?」
・・・こんな妄想が真っ先に飛び出した俺はどうかしている。
>>33
双子で美鳥が80超えしてたらみおちん泣くな。いろんな意味で。
35:名無しさんだよもん
08/09/01 18:57:00 Gb5hgqbT0
あやは個人的に1つ下か同い年だと思うなぁ
いや(21)じゃねえぜ?
36:名無しさんだよもん
08/09/01 19:21:42 a9aLVUCs0
(21)でも良いじゃない、にんげんだもの
37:名無しさんだよもん
08/09/01 19:25:30 IACiJHWB0
そういえば拓也って無印だと一人称「僕」と「俺」でころころ変わってたような気がしたけど
EXだと直ってるの?
38:名無しさんだよもん
08/09/01 22:19:32 asXgOwPA0
>>27 >>30
ちょwwwww
最高すぎるwww
39:名無しさんだよもん
08/09/01 22:42:27 RXUI6QaS0
>>34
でも理樹の感想だと、美魚ちんの胸は触覚点の非常に多い手の平で触ったのに、なくね?で
美鳥のは触覚点の少ない背中で触ったのにしっかり感じてるからな…
少なくとも美鳥>美魚なのは確定かもしれん
40:名無しさんだよもん
08/09/01 23:58:53 ng7N7Vsz0
美鳥は美魚より1cmだけ上ってのがいいな。
41:名無しさんだよもん
08/09/02 00:03:29 s7GOAg2f0
虚構世界では、ゲームマスターの趣味嗜好により
実際の体系よりも幼児化している可能性があると妄想してみる
美鳥のような存在はよりその傾向が強いのでパッド入りであると思われる
42:名無しさんだよもん
08/09/02 00:49:56 FclOlRy30
「茶番だぁーーーーーー!! 恭介ぇーーーーーー!!!」
43:名無しさんだよもん
08/09/02 01:06:01 b0FNwjEY0
上からも下からも垂れ流しですね
親が見たらなんて言うだろう
44:名無しさんだよもん
08/09/02 01:07:25 b0FNwjEY0
>>43
誤爆
45:名無しさんだよもん
08/09/02 01:48:23 40ajZymX0
「三枝葉留香の事件簿」読み終わった記念にキャラを探偵モノに当て嵌めて妄想してみた。
小毬→コロンボ
はるちん→毛利小五郎
姉御→人類最強の請負人
美魚→古畑任三郎
恭介→ホームズ(西園さん的な意味で)
理樹→ワトソン(西園さん的な意味で)
真人→コンソメ味のマッスルエクササイザーで探偵を襲う役
46:名無しさんだよもん
08/09/02 05:31:53 R82CFZuk0
恭介「なりきり対決三回戦だ!」
理樹「あ、復活してる」
恭介「(無視)おっと、これは因縁の対決だぜ・・・。真人対謙吾だ!!」
真人「へっへっへ、こんな形でケリをつけることになるなんてな」
謙吾「ふっ、運命とはわからんものだ」
葉留佳「えらく壮大な話になってますネ」
恭介「よし、それじゃクジ引け」
真人「・・・おっしゃあ!! 謙吾、俺は今最強のカードを引いたぜ」
謙吾「ほう、奇遇だな。俺も今、これならば絶対に負けんというカードを引いたところだ」
恭介「さあ壇上に上がれ。覚悟はいいな? ファイッ!!」
謙吾「真人~、ほら、筋肉筋肉~」
理樹「・・・・・・・・・ぇ?」
真人「わあ、謙吾もノリノリだね、ようし、筋肉筋肉~」
理樹「・・・・・・・・・ぇぇ?」
恭介「・・・どうやら二人とも、『理樹』をひいたようだな」
小毬「ふえ? 同じ名前二枚入れてるんですか?」
恭介「ああ。同キャラ対戦は燃えるからな」
美魚「無駄に体の大きい直枝さんが二人。これはシュールです」
唯湖「しかし、筋肉ばかりでまるで決着が見えんな・・・」
真・謙「「筋肉筋肉~」」
恭介「・・・仕方ない、特別ルールだ。理樹について知っていることを交互に叫べ! 先に知らないものを言われたほうの負けだ」
理樹「ちょ、恭介、何を!?」
47:名無しさんだよもん
08/09/02 05:33:20 R82CFZuk0
謙吾「ふ、いいだろう。理樹について知らないものは何もないことを教えてやる! 理樹の机、上から二番目の引き出しは二重底に」
理樹「って、ちょっとまったあああああああああああああああああああああああ!!!!」
真人「へっ、そんなことは知ってるぜ! そういうのならな、理樹の奴は天井裏に」
理樹「いやいやいやいやいやいやいや何言ってるの真人!?」
謙吾「ふっ、そんなことは常識だ。理樹は実はきょ」
理樹「謙吾おおおおおおおおおおおおおおおお!?!?!?」
唯湖「美魚君、メモは取っているかね?」
美魚「ばっちりです」
理樹「破棄して破棄そんなもの今すぐ!!」
真人「ちっ、さすがだぜ謙吾。ならこいつはどうだ! 理樹は実は生徒手帳にあるものを挟んでる」
理樹「!?」
謙吾「ああ、俺も知っている。写真だろう?」
真人「へっ、やるじゃねえか。ならそこに写ってる奴はぶべら!?」
謙吾「ぐばぼっ!?」
理樹「・・・・・・ねぇ、二人とも・・・。ちょっと頭、冷やそうか・・・?」
恭介「り、理樹、椅子振り回すのは不味い!!」
クド「り、リキが怖いのです!?」
鈴「こ、こいつこわっ、くちゃくちゃこわっ!?」
葉留佳「あ、あれですネ、てめーは俺を怒らせたって感じ・・・?」
真・謙「「い、いや理樹、これはだな」」
理樹「・・・(にっこり)真人、謙吾」
真・謙「「な、何だ?」」
理樹「・・・懺悔は、向こう側(虚構世界)でね」
真・謙「「ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・」」
恭介「・・・こええ」
唯湖「・・・メモは廃棄しようか、美魚くん」
美魚「・・・ですね」
48:名無しさんだよもん
08/09/02 05:36:45 R82CFZuk0
前スレから引きずってまでやるネタかどうかは迷ったのだがとりあえず投下。
頑張ればもう二、三戦作れそうな気はするんだけど、やっていいものかね。
49:名無しさんだよもん
08/09/02 06:38:32 Usj6p5Xv0
>>48
個人的に気に入っているので是非とも全員分やっていただきたいな
50:名無しさんだよもん
08/09/02 11:19:01 A9Weom7V0
理樹こええw
しかし挟んである写真は気になるぜ…
51:名無しさんだよもん
08/09/02 13:24:18 1+NaXU82O
悪いが理樹が挟んでる写真には俺が写ってるんだぜ!
52:名無しさんだよもん
08/09/02 13:55:48 ICJ1id0/0
>>51は恭介
53:名無しさんだよもん
08/09/02 19:34:50 o6ipQPah0
「奴」と言っているからには、風景写真とかではないし、集合写真みたいに複数が写っているものでもないだろうな。
本命 恭介
対抗 姉御
大穴 鈴
一発 女装した自分
でどうだ。
54:名無しさんだよもん
08/09/02 20:23:29 pO1OA8iV0
GJ
個人的には謙吾を引いた美魚と
真人を引いた葉留佳がみたい
カオスしか生まれなさそう
55:名無しさんだよもん
08/09/03 00:17:25 MSKbkERE0
なりきり対決続き気になってたんだGJ
続き希望
はるちんを引いたかなたんが見たい
本編でもかなりのなりきりを見せたかなたんだ、いいものを見せてくれるだろう。
理樹の生徒手帳の写真はは恭介に一票
56:名無しさんだよもん
08/09/03 01:31:44 oVU0urv20
かなたんはるちんとはるちんかなたんが見たいな
恭介だな、間違いない
57:名無しさんだよもん
08/09/03 02:05:14 oKwbnFTl0
沙耶→理樹
理樹→沙耶
とかカオスじゃないか。
58:名無しさんだよもん
08/09/03 13:53:43 yT5oRFkS0
ナリキリってさ、そいつが相手のこと普段どう見てるかが如実に現れるよね…
59:名無しさんだよもん
08/09/03 14:48:16 dNkzUzLUO
キモヲタ童貞の妄想乙
60:名無しさんだよもん
08/09/03 17:04:01 pV/jfqFSO
こいつ今、自分の事を言ったぞ∑(∵)
61:名無しさんだよもん
08/09/05 23:39:48 lsa/ZlEl0
リトバスで、最初にお尻の処女を奪われそうなのは誰だろうとふと思った。
東鳩ではたまにやってるのに、鍵はアナルって皆無だからさ。
やっぱエロエロ全開な姉御か、いきなりニーソなんて使ったマニアックなはるちんあたりかな。あとはドM沙耶&馬鹿理樹でも遠くないうちに実践しそうかな。
62:名無しさんだよもん
08/09/05 23:40:43 +IJiWSMm0
あやは理樹くんにえろえろ調教されちゃうよ
63:名無しさんだよもん
08/09/05 23:41:58 4F1jxHCk0
最初にお尻を攻められるのは理樹だろう・・・
64:名無しさんだよもん
08/09/06 00:42:46 X5nN+Qui0
誰に開発されるだろう
あ、男衆は却下な^^
65:名無しさんだよもん
08/09/06 03:47:49 7A6Al1fdO
みおちんがウォーミングアップを始めた模様です
66:名無しさんだよもん
08/09/06 12:22:48 mtPo6pRZ0
案外、佳奈多かもな。
理樹の尻にアナルビーズかビー玉を入れて「変態…変態だわ…」
67:名無しさんだよもん
08/09/06 15:35:27 xGey/Yuw0
ビー玉は萌える
68:名無しさんだよもん
08/09/06 17:21:42 X5nN+Qui0
かなたんスレにあったこのボイスから
URLリンク(www.dotup.org)
『女の匂いがする…何処行ってたの?何処の女と会ってたの?』
↓
『えっ、そ、それは…その…』
↓
『へぇー…、答えられないんだ…ちょっと人目につかない場所へ行きましょうか』
↓
>>66
やべえええええええ俺の妄想がMAXハリケーンで湧き上がる有頂天んんん!!
69:名無しさんだよもん
08/09/06 20:25:16 MbA9dLUY0
さあ、妄想を実体化する作業に戻るんだ
70:名無しさんだよもん
08/09/06 20:48:59 KiWstA+m0
>>68
リトバスのメンバーがいるからかなたん疑わないんじゃね?
71:名無しさんだよもん
08/09/06 22:45:03 PTr6h0ZcO
メンバー以外の匂いを当てるなんて佳奈多にとっては造作もないと言ってみる。
要するに、俺は作品が出るのを待っている!
72:名無しさんだよもん
08/09/06 22:59:07 KiWstA+m0
>>68から
浮気をしてるんじゃないかと翌日りっきゅんを尾行してたらそこにはオカマバーに働きに行くりっきゅんが!
73:名無しさんだよもん
08/09/06 23:12:53 mtPo6pRZ0
>>68
「直枝、あなたが誰のものかをその身体にしっかり教えてあげる」
そんで体中に色んな印しをつけられるんですね、分かります
74:名無しさんだよもん
08/09/06 23:28:46 X5nN+Qui0
かなたんのスパンキング…
75:名無しさんだよもん
08/09/06 23:51:28 DOIpj+yj0
>>73
うおおおおおおぉぉぉぉーーっ!!
俺のリビドーが今! 有頂天に達したぁぁぁーーっ!!
ちょっくらかなたんに責められるSS書いてくるお
具体的な内容は変わるかもしれないけど(・ω・)
76:名無しさんだよもん
08/09/06 23:59:12 X5nN+Qui0
>>75
早くしろー!
間に合わなくなってもしらんぞー!
77:名無しさんだよもん
08/09/07 00:32:26 WVwt4jYm0
俺は何故か>>72から、三つ目の別人格を持ったクド公と一緒に人間になる旅に出てしまうりきくんが浮かんだんだが・・・。
78:名無しさんだよもん
08/09/07 00:43:00 IGXOiPxZ0
>>77
別人格といえば美魚っちだろう。
小毬「理樹くんのこと、どう思ってるの…?」
美鳥「奴隷だね」
79:名無しさんだよもん
08/09/07 00:54:03 BWSank/3O
小毬「理樹くんのこと、どう思ってるの…?」
美鳥「ペットかな」
俺的にはこう
80:名無しさんだよもん
08/09/07 00:59:41 s1fWiFtX0
恭介「鈴のこと、どう思ってるんだ・・・?」
理樹「ペットかな」
81:名無しさんだよもん
08/09/07 01:36:34 nhyalieLO
真人「おれの事、どう思ってる・・・?」
理樹「筋肉かな」
筋肉「ありがとよ!」
82:名無しさんだよもん
08/09/07 03:55:28 Gb9c+c840
>>78
あー、確かに。だがこんな古いネタに食いつかれるとは思わんかったぜ。やるなお主。
でもあれ本人格が三つ目のほうだから、どっちかていうと、
小毬「理樹くんのこと、どう思ってるの…?」
美魚「受けですね」
・・・あれ? 何か激しくちがくねぇ?
83:名無しさんだよもん
08/09/08 22:06:03 CatOeJlAO
進行速度が遅くなってきたね…
神の降臨を待つことしかできない自分が悔しい。
84:なりきり4回戦目(1/2)
08/09/08 22:47:10 tXMdU3Yd0
鈴「・・・と言うわけで、四回戦だ」
理樹「まだやるんだね」
鈴「(びくっ)・・・り、りき、いつものりきか?」
理樹「え? うん、まぁ」
唯湖「真人少年と謙吾少年はどうしたのだ?」
理樹「(にっこり)埋めたよ?」
恭介「・・・・・・・・(突っ込まないことにしよう)」
小毬「組み合わせは私が引くよー。はいっ。みおちゃんと・・・あれ? かなちゃん?」
葉留佳「え? お姉ちゃん来てたっけ?」
佳奈多「・・・・・・丁度今来たのだけれど、・・・急用を思い出したわ」
唯湖「そうは問屋が卸さない。覚悟を決めたまえ佳奈多君」
佳奈多「くっ、こんなことやってるなら絶対来なかったのに・・・」
鈴「じゃあ、クジを引け」
美魚「ふむ。まぁ何とかなるでしょう」
佳奈多「・・・・・・・・・・(蒼白)、や、やっぱり急用を思いついたから」
クド「わふー! 私もやったんですから佳奈多さんもしなきゃだめなのですっ」
恭介「ってか、思いついたって何だよ」
佳奈多「・・・終わったわ、私、終わった・・・」
鈴「覚悟を決めてさっさと上がれ」
小毬「準備ができたらはじめるよー。それじゃー、ふぁいとっ♪」
美魚「おう、二木じゃねーか。相変わらずかってぇ顔してんなー。もっと顔の筋肉鍛えたほうがいいぜ?」
恭介「・・・真人かよ」
葉留佳「うわなんてテンションの低い真人君・・・」
鈴「対するかなたは何だ?」
佳奈多「・・・・・・・・・・・・わふー」
ほぼ全員「・・・(唖然)」
佳奈多「・・・っ(真っ赤)」
美魚「どーしたんだよ? 急に固まっちまって。はっ、まさか筋肉がストライキでも起こしやがったか?」
理樹「あー、西園さん、減点1」
85:なりきり4回戦目(2/2)
08/09/08 22:49:55 tXMdU3Yd0
美魚「・・・ぇ?」
理樹「真人はストライキなんて単語知らないよ、きっと」
恭介「ああ、それは言えてる」
鈴「馬鹿だからな」
美魚「・・・しまったぜ、ついやっちまった」
佳奈多「っていうか私はスルー?」
葉留佳「おねーちゃんかわいいよー?」
佳奈多「貴女は黙ってなさい!!」
恭介「二木、とりあえずルールだからな。お前の心情も慮ってとりあえず減点2で済ませてやろう」
佳奈多「・・・むしろ失格にしてほしいんですけど」
唯湖「何を言う。佳奈多君@クドリャフカ君なんてレアものこれで終わりにするわけないだろう」
小毬「かなちゃんほんとにかわいーよ?」
佳奈多「・・・・・・もう好きに言ってください・・・。わふー・・・」
美魚「しゃーねえ、この俺の筋肉分けてやるから元気出せ」
理樹「・・・こっちはすごいマイペースでやってるなぁ」
クド「西園さん、ごーいんぐはいろーど、なのですっ」
理樹「・・・ゴーイングマイウェイ、のこと?」
佳奈多「わーふー! それなら元気一杯になるのですー!!(やけくそ)」
理樹「まぁ、そんなこんなで」
小毬「多数決により勝者、かなちゃんー」
鈴「かなた、おめでとうだ」
佳奈多「・・・嬉しくないし、もう絶対やらない・・・(憔悴)」
美魚「かわいかったですよ?」
佳奈多「忘れよ・・・、こんなこと、忘れよ・・・」
86:名無しさんだよもん
08/09/08 22:51:43 tXMdU3Yd0
つーわけで4回戦でした。リク答えたかったけど、これもう形できてたんだ。
次は答える、かもしれん。どーなるかワカランケド。
87:名無しさんだよもん
08/09/08 22:53:16 OXAsdkJb0
おつおつ
わふー♪
88:名無しさんだよもん
08/09/08 22:54:05 bGECAmBM0
>>86
乙、かなたんに萌えたw
っていうか、あの演技力で(ローテンションだけど)真人をやるみおっち想像すると吹くwww
89:名無しさんだよもん
08/09/08 23:00:34 o3uwLBBM0
>>86
GJ!
かなたんかわゆす…
90:名無しさんだよもん
08/09/09 10:20:22 bXdQmTpCO
>>86
GJ(∵)っていうかみんな文才あるなぁ
自分が投下したやつと比べたらまるで月とすっぽんです…
91:名無しさんだよもん
08/09/09 16:08:03 0MqfliSmO
理樹こぇぇwww
西園再登板希望
92:名無しさんだよもん
08/09/09 23:20:42 f9q4VoiJ0
GJ
かなたんまさかのクドなりきり、いやっほーかなたんサイコー!!
理樹さん・・・腐る前にあの2人は掘り起こしてください
93:名無しさんだよもん
08/09/11 01:45:29 rG8eIg6U0
かなたんとあーちゃん先輩に監禁されてドMになるまで徹底調教される理樹くん…
94:名無しさんだよもん
08/09/11 11:41:01 VU8vXk5LO
理樹を失うことを恐れたはるちんに監禁されて
はるちん無しでは生きられない体になるまで徹底調教される理樹くん
95:名無しさんだよもん
08/09/11 12:35:47 c1RbcTg50
俺はそれぐらいヤンデレなほうが好みだな
はるちん可愛いよはるちん
96:名無しさんだよもん
08/09/11 16:25:28 MBLCPoud0
しかし理樹君は何気にSっ気もたっぷりと持ち合わせているからなあ…
そのあたりが完全に目覚めたらどうなることやら
97:名無しさんだよもん
08/09/11 17:44:18 uJtSyPj00
SもMも攻めも受けも男も女も何でもござれか。
なんというハイブリッド主人公・・・。
98:姉妹二組の脱衣麻雀(1/4)
08/09/12 01:25:15 32jxKz8S0
『今日の復習終わり、っと…』
変わった事は何も無い、いつもの夜。
明日は休み。
久し振りに一人で何処かへ遊びに行って来ようかな…
と考えていた所に。
ピロリーン♪
メールの着信音。こんな時間に誰だろう…二木さんから?
「題 : 無題
本文 : 今すぐ私の部屋へ来なさい」
…!?
とりあえず何で?と返信。
「題 : Re:Re:無題
本文 : いいから早く」
??しょうがない、行くか…
真人は外をランニング中だから、書置きして…と。
女子寮に着いた。
別に他の女子達に変な顔で見られたりはしない。
でも、やっぱり何か複雑…。
二木さんの部屋をノック。
「鍵開いてるわよー」
『お邪魔します』
99:名無しさんだよもん
08/09/12 01:25:57 32jxKz8S0
『あ、理樹君』
『やほー!理樹君!』
『あら直枝、本当に来たの。』
『…また騒がしくなります』
布が掛けられた何かの台?を囲んで4人が座っている。
西園さんに美鳥に葉留佳さんに、二木さん…
何だ、このアンバランスな組み合わせ。
『…ど、どうしたの?西園さん?』
『ええ、今日は…。美鳥』
『オーケー!』
美鳥がさっと布を引く。
『じゃーん!!』
…え?これは…
『麻雀台?』
『そそ、大当たりですヨ』
うん、確かに麻雀台だ。
『何でこんな物が?』
『ええ、寮長の頼まれて寮の倉庫で探し物をしていたら偶然出て来て…。
寮長に言ったんだけれど…あげるわよ、って。
私も断ったのだけれど、あげるの一点張りで。…仕方ないから持って来たわ』
『…で、何で僕を呼んだの?』
『そりゃあ、決まってますヨ』
100:姉妹二組の脱衣麻雀(3/4)
08/09/12 01:28:30 32jxKz8S0
にやにやと笑いながら葉留佳さんと美鳥が立ち上がる。
そして2人両手を広げ…
『『第一回、リトルバスターズ脱衣麻雀大会ー!!』』
………。
『いやいやいやいやいや』
西園さんの方を見る。…本を読んでいる。
二木さんの方を見る。…斜め下をぼんやり見ながら、前髪を弄っている。
『いやいやいや、止めるよねそこ!?普通!?』
『…ここまで来て止めるのは、無粋です』
『あなたも参加するのよ、直枝』
『いやいやいや』
『あなた、本当にそのいやいやいやって言うの好きね。
良いじゃない、明日は休日だし。クドリャフカも今日と明日はいないって聞いてるわよ。』
『ちょ、ちょっと待ってよ、何で脱衣麻雀になったのか分からないんだけど!?』
『なら、他に賭ける物があるの?』
『いや待って、そもそも何かを賭ける必要が無いって!』
『だって、麻雀はギャンブルよ?何かを賭けないと意味が無いわ。』
『ちょっとおおお!風紀委員長ー!!』
しれっとした顔でとんでも無い発言を連発する二木さん(風紀委員長)。
『お姉ちゃんの言うとおりですヨ、理樹君。それに…』
『それに?』
『…皆も理樹君ならいいかなぁ、って思ってるから誘えるんですヨ?
そういう女の子の気持ちも、汲み取って欲しいな』
101:姉妹二組の脱衣麻雀(4/4)
08/09/12 01:29:31 32jxKz8S0
そう言ってじー、と見つめてくる葉留佳さん。
…う、その視線は、は、反則だ…
『さーてっ、理樹君はここまで来て逃げるのかなー?
女の子にあそこまで言わせておいて逃げるのかなー?逃げるのかなー?』
ここぞとばかりに美鳥がラッシュを掛けてくる。
………。
『分かったよ、僕もやればいいんでしょ。やれば!!』
――
………ああ、あれは失言だった………
皆がここまで強いとは思わなかった。
葉留佳さんは鳴きまくって場を荒らした挙句、場風+ドラ6とか滅茶苦茶な手を打ってくるし…
美魚さんは絶対に振り込まない上に、たまに黙テンで待ち構えてる…
二木さんも堅実な手で刻んでくるし…。
正直言って、役もロクに覚えていない僕では太刀打ち出来ない。
あれよあれよと言う間に点数がどんどん減って…残り点数はもう僅か。
でも、もう逃げられないから…攻めるしかないっ!
『リーチっ!!』
『おっ、理樹君が動いたねー!逆転?逆転狙っちゃう?』
横から美鳥が茶化してくる。
でも、僕は今とっても真剣なんだ。相手をしている暇は…
『ロンですヨー!』
102:姉妹二組の脱衣麻雀(5/4)
08/09/12 01:30:02 32jxKz8S0
あれ?
『え?』
『だからロンだって。七対子ですヨ』
ちょっと、待った。
『はあ!?葉留佳さんがそ、そんな堅実な手を!?』
『ふふふ。油断しましたネ、ずーっと狙ってたのですヨ♪』
『飛びは一気に3枚没収でしたね』
『飛ばした人は敗者を脱がせる権利も得る…だったわね。今回は譲ってあげるわ。感謝しなさい、葉留佳』
――ああ、僕は今日の夜、この部屋から出られなくなるかもしれない…
103:名無しさんだよもん
08/09/12 01:40:42 32jxKz8S0
ずうううっと前にスレでリク募集した者です。
遅筆でごめんなさい。
全部書き上げてから投下しようかとも思ったんですが、何ヶ月先になるか分からなかったもので…
んで実はSS書き自体初めてなんで、良かったら添削お願いします(∵)
104:名無しさんだよもん
08/09/12 01:45:25 qERosERp0
これだけじゃ判断のしようがないからとりあえず続きを希望する
105:名無しさんだよもん
08/09/12 01:47:11 DygilDUG0
>>103
乙。
キャラの台詞のカッコは「」にしたほうがいいかな。
俺の好みだから嫌ならこのままでもいいけど。
他は何もないかな。
楽しませてもらいました。
はるちん外道w
106:名無しさんだよもん
08/09/14 04:29:50 TTxuXT7G0
麻雀か、姉御がいたら酷い事になりそうだなぁ。
弱そうなのは駆け引きとか苦手そうなクドと鈴か。
こまりんもそうだが・・・、こっちは運の悪さが転じて国士無双決めそうな気もするなw
107:名無しさんだよもん
08/09/14 15:22:43 IcwD5RA0O
恭介……でかい役もセコい役も決める
麻雀漫画のおかげでかなり強い
謙吾……テンパったら必ずリーチをする
真人……ルールがわからない
姐御……鬼強い
理樹……主人公補正
108:名無しさんだよもん
08/09/14 17:42:28 pn7XvJKJO
sssでも鈴の麻雀の話あったっけな
109:名無しさんだよもん
08/09/14 20:33:59 kLLrxErt0
>>107
はるちん……常に大きい役を狙って失敗続き、稀にあがる程度
かなたん……確率論的に効率重視で打つが、そのせいで姉御に手が読まれやすい
こまりん……ひたすら振り込み続けるほどの不運さ
みおちん……ひたすらダマ、振り込まないけど上がりもしない
110:名無しさんだよもん
08/09/14 22:30:33 mqWbqgM30
>>107
クド:普通に弱い
鈴:大きい役とか考えずに、鳴きまくって早上がりしまくる。そのため場が荒れる。
さささみ:ピッチャーやってるせいか、読みが上手い。振り込むことはほとんど無い。
沙耶:チョンボ製造機械。自爆し自虐。
こんなとこだろうか。
111:名無しさんだよもん
08/09/14 23:20:20 ip78inFB0
さやはちゃんとしてる時はちゃんとしてるから
「普通に打ってると強いが、ここ一番でなぜかチョンボ、自虐を始める」
くらいじゃないかと
112:名無しさんだよもん
08/09/15 00:02:26 xLbI2s6G0
クド「わふー! 4・7索でリーチなのです! ・・・って、言ってしまいました!?」
かな「・・・クドリャフカ・・・、あなた、もうオープンリーチにしなさい」
クド「わふー・・・、そうします・・・」
さや「よっしゃ張ったぁあ!! リーチ!!」
クド「さやさん・・・それ、ロンなのですが」
さや「・・・し、しまったぁぁぁあああ!?」
こんな感じですか?
113:名無しさんだよもん
08/09/15 09:41:29 EoWKePMjO
いいな、それ
というか何人いるよ?
リトバス10人、かなた、ささみ、あや、
………
みどり、あーちゃん………
古式!
これで16人だぜw
114:名無しさんだよもん
08/09/15 09:48:11 3Ta8sw1m0
>>113
おいおい取り巻きーズ忘れんなって
115:名無しさんだよもん
08/09/15 10:44:46 htWabhF90
取り巻き3人がさささと接待麻雀
116:名無しさんだよもん
08/09/15 18:05:40 BOFLuGaL0
くぉらぁああああああああああああああああ!!わしを忘れるとは何事か!!
と、神北のおじいちゃんが申しております。
117:名無しさんだよもん
08/09/15 20:33:53 Nf2gXKQ70
おいおいストレルカを忘れるなんてお前らそれでも人間かよ!?
118:名無しさんだよもん
08/09/15 22:37:46 vL6/+cCO0
>>117おい、ヴェルカはどうした?
あとドルジもな!
119:名無しさんだよもん
08/09/15 22:51:07 UKzNwWoKO
ピコピコ
120:名無しさんだよもん
08/09/15 23:06:56 pdsiCSMuO
杉並さん……
121:名無しさんだよもん
08/09/15 23:15:04 7un6WW/G0
三枝晶さんも忘れないでください
122:名無しさんだよもん
08/09/16 02:10:36 LjH0hp20O
カツサンド「・・・」
123:名無しさんだよもん
08/09/16 10:58:42 c6bj5IeeO
校門の毛虫達
124:昔話 理樹太郎(1/14)
08/09/16 16:06:01 JYdno0v/0
完全に行き当たりばったりの駄文です。
よみたくなければスルーでどうそ。
昔話 理樹たろう
小毬(ナレーション)「昔々ある所に唯ちゃんと恭介さんが住んでいました」
唯湖「ちょっと待て小毬マックス!唯ちゃんと言うのは…」
小毬「恭介さんは山に芝刈りに唯ちゃんは川にテンタクルスさんと死闘に行きました。」
唯湖「…まあいい。掛かって来い!いか!」
テンタクルス(美魚)「しゃげぇ~~~~~~~~~!」
小毬「(美魚ちゃん…やっぱり凄い…)唯ちゃんが川でテンタクルスさんと死闘をしていると大きな桃が流れて来ました」
唯湖「ん?なんだあの桃は?うむ?まあいいだろう、犬、あのでっかい桃を持っていけ」
小毬「唯ちゃんはテンタクルスさんと戦いながら犬を呼びました」
真人「はっ!…つか俺の出番はまだ先だろうが!?何で俺が持っていかなきゃならねえんだよ!?」
唯湖「あれぐらいでかいと力の無いか弱いお姉さんは点でもてないのだよ…こういう仕事は力、いや最強の筋肉を誇る漢らしい君の出番だよ真人犬、
君の素晴らしく美しく最強かつ屈強な筋肉ならあんな桃ごとき持っていくことなど造作も無いだろう。」
真人「へっ、分かってるじゃねえか来ヶ谷の姉御、この筋肉に任せておけばあの程度の桃など楽勝だぜ!」
小毬「こうして唯ちゃんは見事に真人犬を口車に乗せ、大きな桃をおうちにもって帰りました」
美魚「…あの…ちなみに私はどうなったのでしょうか?」
小毬「ほわ?一緒についてったでいいんじゃないかなぁ?」
美魚「…そうですか…しゃげぇ~~~~~~~~!」
小毬「(やっぱり美魚ちゃん凄い……本物の化け物みたい…)こうして唯ちゃんとテンちゃんは桃を持っておうちに帰りました」
美魚「あの…小毬さん…てんちゃんとは…」
小毬「テンタクルスだからテンちゃんなのです♪」
美魚「そうですか……」
125:昔話 理樹太郎(2/14)
08/09/16 16:06:37 JYdno0v/0
恭介「ほう…こいつはたまげたぜ…こんな新種学会に発表したら大変なことになるぜ」
唯湖「そうだな恭介氏、もしかしたらこの桃を大量生産したら世界の食糧事情も解決するかもな」
恭介「成程…そうしたら俺たちはノーベル賞なんか頂いてしまうかもな!」
真人「ノーベル賞?もしかしたらノーベル筋肉賞か?いやいやいや俺はそんな大それた所まではまだ言ってねえゼ」
美魚「…飛躍しすぎです、ちなみにノーベル化学賞です。それに貴方は桃を持ってきただけです。」
小毬「こうして、いろいろなお話をしているときです、大きな桃が動きました」
恭介「ん?桃が動いたぜ?どういうことだ?」
唯湖「…そこにいるのは誰だ!」
美魚「もしかしたら、聞かれたのかもしれません…」
恭介「唯湖!」
唯湖「(恭介氏…覚えてろよ)…むう…ちと惜しいが仕方が無い!持って返られると学会で発表されてしまい私たちの苦労が水の泡になる!
…斬!」
小毬「そう言うと唯ちゃんは桃に向かって刀を振るいました、そうすると桃はそのまま真っ二つに割れました
すると中から…」
理樹「おぎゃあおぎゃあ(棒読み)………///」
小毬「……って理樹くんっ!?ななななななんで裸なのぉ~~~~~~~~~!」
恭介「そりゃもう桃太郎は全裸で出てくるのがデフォだからな」
唯湖「……食べたい……食っていいか……」
恭介「!?みんな!来ヶ谷を止めろ!このままでは大変なことになる!?」
真人「ちいっ!?」
唯湖「貴様らあぁぁぁぁ!離せぇぇぇぇぇ!このご馳走を目の前にしてお姉さんに黙っていろというのが間違いだぁぁぁ!
理樹くんはぁはぁはぁ!触りたい、犯したい、そして辱めたい~~~~!!!」
理樹「どうでもいいですけど…とりあえず服きていいですか…(恥)」
恭介「…まあ劇は取り合えず切のいい所で終わったからな、ほれ理樹お前の服だ…」(服を理樹のほうに放り投げる)
美魚「ホテルでの恭介×直枝…(ぶぶぶぶぶぶぶぶ)」
小毬「ひゃあぁぁぁぁぁぁ!美魚ちゃんしっかりして~~~~~~~~~!」
唯湖「離せ!貴様らぁ!」
理樹「ここは一旦切り上げたほうがいいね…」
恭介「…だな」
126:昔話 理樹太郎(3/14)
08/09/16 16:07:52 JYdno0v/0
小毬「…(びっくりしたよぉ)そんなこんなで16年の月日が流れました…男の子は理樹太郎と名づけられ恭介さんと唯ちゃんに
大切に育てられて立派な青年に成長しました、そんなある日のこと」
理樹「おとーさん、お母さんお話があります」
恭介「何だ理樹太郎」
唯湖「そうかそうか、その年にしてようやく出たのだなアレが、早速赤飯を炊かないとな♪お姉さんも鼻が高い、理樹くんも大人になったのだな
さっそく、大人になった証拠を見せてくれ!今すぐに!」
理樹「いやいやいや…それじゃないから…ここ最近この辺を荒らす万(マーン)鬼一味という奴らが居るでしょう。そいつを
退治しに言ってこようと思うのです。」
小毬「そう理樹太郎が提案するも2人の親は冷静でした、そしてこう続けました」
唯湖「ふ…そんなことを君がする必要はない」
恭介「そうだぞ理樹太郎、そんなことは俺たちに任せておけばいい、すでに手は打ってある、後は俺たちが行けばすべては解決する
お前は何もしなくていい」
小毬「そういうと2人はそのまま家の外に出かけていきました、しかし、理樹太郎は何日も待ちましたが2人が戻ってくることはありませんでした」
127:昔話 理樹太郎(4/14)
08/09/16 16:08:43 JYdno0v/0
理樹(やっぱり…2人は捕まっちゃったんだ…こうなったら僕が助けに行かなきゃ…)
小毬「理樹太郎が戻ってこない2人を助けに行くための旅支度を済ませました。その時です。」
真人「理樹太郎!お腰につけたカツをひとつ俺によこせ!」
小毬「真人犬が大声を上げて理樹太郎の前に現れました」
理樹「ええぇぇぇぇぇ!何で分かったの?!相変わらずそういう所だけ鼻が利くね…」
小毬「真人犬はあの後もふてぶてしく恭介さんの所にご飯を時々ご馳走になりに行っていました。特にカツの日は必ず
来ていました。今日も理樹太郎の作ったお弁当のカツの匂いにつられやってきたのでした」
真人「なあ、いいだろぉ~腹減ってんだよぉ~寄越せ!!」
理樹「仕方ないなぁ…はい」
小毬「理樹太郎はしぶしぶお弁当を真人犬にさしだしました」
真人「ひゃっほ~~~~~だから理樹好きだぜ~~~~~」
理樹「いやいやいや、素が出てますから…って全部食べちゃったの!?」
真人「ふぅ…やっぱり理樹の作ったカツは最高だぜ!」
理樹「どうしてくれるんだよ!これじゃお昼無しじゃないか!」
真人「……少しなら出るぜ」
理樹「いやいやいや、一度食べたものを食べることはしませんから…」
真人「で…これから出かけるのか?」
理樹「うん、お父さんとお母さんが鬼退治に出かけたっきり戻ってこないんだ。」
真人「はぁ!?あの最強夫婦と名高い2人がか!?そいつはありえねえ…」
理樹「だからちょっと様子を見に行こうと思うんだ」
真人「へっ、面白そうじゃねえかあの最強夫婦をコテンパンにした万鬼一族…そいつを俺が倒せばこんどは俺が最強の名を
欲しいままに出来そうだ、よし!理樹!俺も連れてけ!」
理樹「いやいやいや…真人犬は良く食べる訳で食費に困るから却下。じゃあね」
真人「うおぉぉぉぉぉぉぉ!理樹に嫌われた~~~~~~~!」
小毬「真人犬の慟哭を尻目に理樹太郎は家を後にしたのでした…」
128:昔話 理樹太郎(5/14)
08/09/16 16:09:28 JYdno0v/0
小毬「理樹太郎が家を出てすぐの所にクーちゃん犬がいました」
クド犬「わふ~理樹太郎さん理樹太郎さんお腰につけた黍団子ひとつぎぶみ~ぷり~ず♪」
理樹「うんいいよ、はい」
真人「ちょ!ちょっと待ったぁ~~~~~~~~~!」
クド「??何ですか?いのはらさん?」
真人「何で犬が2匹いるんだよ!犬役は一匹じゃなかったのかよ!?」
恭介(監督)「お前はエキストラの犬で主役は能美だ、お前はエキストラだエキストラ」
真人「駅スト等?複数の駅がストップしてしまうほどの役なんだな?成程俺らしい力強い役だな♪」
クド「駅スト等はカッコいいのです♪」
理樹「ていよくいうと脇役です」
真人「何ぃ~~~~!そ…そうだったのか…折角理樹と一緒に主役だと思ってたのによ…」
クド「え!いのはらさんは脇役だったのですか!?」
理樹「いやいやいや、クドまでそんなに驚かなくても…」
クド「井ノ原さん、元気出してください」
真人「クー公…よかったな…お前が主役だ…理樹…」
理樹「何?真人!?」
真人「…こうなったら主役を取られた「ゲロ犬真人」という人生の役で野良犬っぽくごみ箱の残飯あさりながら暮らしていきます
…街で見かけたら「ようゲロ犬」って気楽に声をかけてくれよな…」
理樹「いやいやいや…そこまで落ち込まなくても…」
恭介「はいはいはいそんな馬鹿なことをやってないで早く続きをしようぜ」
129:名無しさんだよもん
08/09/16 16:10:40 UNBl3nkR0
支援
130:名無しさんだよもん
08/09/16 16:13:55 UNBl3nkR0
最近は連投規制厳しいのかな
一応支援
131:昔話 理樹太郎(6/14)
08/09/16 16:38:33 JYdno0v/0
小毬「そんなこんなでクーちゃん犬を仲間にした理樹太郎たちは再び鬼が島に足を向けることにしました」
真人「ひゃほ~~~!筋肉鬼退治最高!」
クド「わふ~♪番犬が二匹いれば心強いのです~♪まさに小型犬と大型犬、ヴェルカとストレルカなのです~」
真人「ていうと俺が筋肉役だからストレルカか!ひゃっほ~!」
理樹(結局犬役が2人になっちゃったけど…いいのかなあ…)
小毬「そんな中こんどはネコさんが現れました」
鈴「にゃ~、理樹太郎お前の黍団子一つあたしにくれ…にゃ~」
理樹「って鈴!?サル役じゃないの!?」
鈴「何を言っている、桃太郎といえば犬、猫、雉じゃないか、もう忘れたのか…にゃ~」
理樹「いやいやいやいやいや…恭介!!」
恭介「面白いからアリだ」
理樹「いやいやいや…もはや犬役が2人いるだけで可笑しいですから…」
鈴「モンペチでもいいぞ…にゃ~」
理樹「いやいやいや、渡すものに不満があったわけではありませんから…」
鈴「…全く理樹は我侭だぞ…にゃ~」
理樹「どっちがだよ!!これじゃ劇がめちゃくちゃじゃないか!いやもうくちゃくちゃだ!」
132:名無しさんだよもん
08/09/16 16:51:49 3UUQWKQ00
支援したがいいのかね
133:名無しさんだよもん
08/09/16 16:57:10 UNBl3nkR0
かなり厳しそうっすね連投規制
支援
134:名無しさんだよもん
08/09/16 19:29:28 VU2YD+es0
支援
135:名無しさんだよもん
08/09/16 19:39:46 juaNzFXc0
支援
俺もSS投下したが、きついよな・・・
136:昔話 理樹太郎(7/14)
08/09/16 21:50:35 JYdno0v/0
小毬「こうしてりんちゃん猫を仲間にした一行はさらに旅を続けました」
クド「わふ~まだ鬼が島に着かないのですか…」
真人「だらしがねーぞクー公!俺の筋肉はまだまだ大丈夫だぜ!筋肉筋肉ぅ!」
鈴「うっさい!真人!暑苦しいからそれ止めろ!…にゃ~」
理樹「ああ…もうどうでもいいや…」
小毬「そんな時です…こんどは雉さんがやってきました」
葉留佳「へい!理樹太郎!その腰につけた黍団子!一つ私にくれ~!というより腹減ったから強奪じゃ~!」
理樹「えぇ~~~~~!?」
小毬「雉さんはそう言うと理樹太郎の持っていた黍団子を強奪し、木の上で一行を見下ろしています」
真人「雉!てめえ!俺の黍団子返せ!」
理樹「いやいやいや、真人犬のものじゃありませんから」
葉留佳「ひゃひゃひゃ!これは全部はるちん雉の物だ!誰にも渡さんあひゃひゃひゃ!」
クド「雉さん!独り占めは駄目なのです!」
葉留佳「ふふふふ!それじゃ頂きま…」
鈴「はるかはうるさい!…にゃ~」
小毬「はるちゃん雉が黍団子を食べようとしたその瞬間隙を見て木に登っていたりんちゃん猫がすかさずはるちゃん雉にハイキックを食らわせました」
葉留佳「ぎゃふぅ!」
鈴「どうだ!」
葉留佳「まいりました~」
鈴「それならいい、今度からはちゃんとみんなで分けるんだぞ。…にゃ~」
葉留佳「ごめんなさい…お詫びに仲間になります~だから許して~」
137:昔話 理樹太郎(8/14)
08/09/16 21:51:55 JYdno0v/0
小毬「こうして犬さんとネコさんと雉さんを仲間にした理樹太郎は鬼が島が近くにある岸までやってきました」
理樹「うーむ…これからどうしよう」
真人「俺ならあそこまで泳いで渡れるぜ!」
葉留佳「当然はるちんなら飛んでいけますヨ♪」
理樹「いやいやいや、バラバラに行くのはさすがに危険だよ、ここは慎重に行かなきゃ」
美魚「ここは私にお任せください」
小毬「理樹太郎に話しかけてきたのは川原で唯ちゃんと戦っていたテンちゃんでした」
理樹「え!?何このイカ!?」
美魚「初めましてテンタクルスのテンちゃんです。私ならば船を引っ張りながら向こうの鬼が島まで連れて行くことも可能ですが、しゃげ~」
理樹「え!?まさか一緒に来るつもり!?」
美魚「唯ちゃんとは昔からの大親友なのです…唯ちゃんとはあの川原で戦いこぶしとこぶしで語り合った戦友(とも)で
さらに唯ちゃんとはBL談義で盛り上がった仲でもあります、わたしも唯ちゃんを救うために協力させてくれませんか、しゃげ~!
私、唯ちゃんが心配で夜も眠れません。大親友ですから…ええ」
理樹「(なんていう設定だ)…理由は分かったけど…」
唯湖「美魚くん……いくら芝居とはいえ唯ちゃんを連呼するな…」
真人「感動したぜ!!やっぱり男と男が友情を確かめ合うのはこぶしだよな!!よくわかってるじゃねえか!」
クド「右に同じくなのです!任侠道なのです!同じ杯を交わしたらもう仲間なのです!」
鈴「一緒に行こう…にゃ~」
葉留佳「さあ!鬼が島にレッツゴー♪もうはるちん張り切っちゃうもんね~」
理樹「…あの…僕が主役なんだけど…わかってるよね……」
138:昔話 理樹太郎(9/14)
08/09/16 21:52:35 JYdno0v/0
小毬「ここは変わって船の上です」
真人「うお~~~~~!やっぱり海には筋肉が映えるよな!そう思わないか!」
クド「わふ~♪」
鈴「海は魚で溢れてるからな、まさに猫にとっては天国だな。にゃ~」
葉留佳「いやぁ~潮風が気持ちいいですネ♪」
美魚「…わせわせ…です」
理樹(何ていう桃太郎の家来だ…あまりにも濃すぎる…)
小毬「その頃、鬼が島では…」
謙吾「…ふぅ…で…貴様らはいつまでここに居座るつもりだ~~~!」
小毬「謙吾鬼さんはとんでもない問題を抱えていました」
恭介「相変わらずだな謙吾鬼、そんなに怒るとロマンティックデーモンキングの名が泣くぞ」
謙吾「といいながら、俺の取っておいたのりたまをかけて人のご飯を貪ってるんじゃない!」
唯湖「うむ…このキムチはいまいちだな…やはりキムチは本場韓国の物でなくては駄目だな
全く…唐辛子を沢山入れればいいってものではないだろう…」
謙吾「お前も人の食卓に駄目だしをするんじゃない!文句を言うなら食うな!」
恭介「味噌汁お代わりだ」
謙吾「…突っ込んでいいか…」
2人「どうぞ」
謙吾「何で俺がお前たちのご飯を毎日毎日つくらにゃならんのだぁぁああああ!」
唯湖「コーヒーを淹れてくれ、とびっきり濃い奴をだ」
謙吾「…ぜんっぜん聞いてないな…」
小毬「とかいいながらも2人の世話をする優しい謙吾鬼さんでした」
139:昔話 理樹太郎(10/14)
08/09/16 21:54:27 JYdno0v/0
小毬「そんなこんなで遂に理樹太郎達は鬼が島にやってきました、目の前には大きな門が立っています」
理樹「いよいよだね…」
真人「ふ…腕が…いや筋肉が鳴るぜ…」
理樹「いやいやいや、筋肉は鳴りませんから」
真人「俺を甘く見るなよ理樹…俺にかかれば上腕二等筋を鳴らすことなど造作も無いぜ、見ろ!」
小毬「そういいながらも真人犬は筋肉を鳴らそうと試みますが音は出ません」
真人「くっ…筋肉が鳴らないとは…俺の筋肉もまだまだだな…うおっしゃ~~!こうなったら鍛錬!鍛錬あるのみだぁ~~~~!」
鈴「見つかるだろ!ゲロ犬!」(ズドーーーーーン)
小毬「煩くする真人犬にりんちゃんねこはハイキックを炸裂させました」
真人「ごめんなさい」
美魚「わたしは海の生物なのでこれ以上進めません、どうか唯ちゃんを救ってくださいしゃげ~~~~~!」
クド「分かったのです…てんたくるすさんの分まで頑張って来るのです。」
葉留佳「ん?何か来たみたいだよ」
???「ふふふふふふふ、来ましたわね!棗鈴」
小毬「そこに現れたのはなんと、万鬼一族の親衛部隊長「さーちゃん鬼」でした」
佐々美「お~っほっほっほっほ♪この宮沢、いえ、謙吾鬼様をお守りする親衛隊隊長「佐々美鬼」があなた方を退治して差し上げますわ!」
連投規制がきついので、残りは明日投下します。
140:名無しさんだよもん
08/09/16 23:15:09 MzYlwdXY0
おおおおお
続きが楽しみだっぜw
141:昔話 理樹太郎(11/15)
08/09/17 20:40:25 Vwa85yyK0
鈴「相変わらず騒々しい奴だな、ざざざざわざざみ鬼!」
佐々美「さ・さ・せ・が・わ・さ・さ・みですわ!まだわたくしの名前を覚えることが出来てないようね!」
鈴「いや、わざとだ」
佐々美「きぃ~~~~!相変わらず口の減らない女!」
小毬「何だかさーちゃん鬼は鈴ちゃん猫さんと面識があるようです」
理樹「鈴猫?何だか面識があるようだけどどういうこと?」
鈴「こいつはいつもやかましくあたしをつきまとう、まあ幼馴染って奴か?いや?違うな?う~ん」
佐々美「ライバルですわ!小学校のときは運動会の徒競走では毎度毎度この女に負かされて二位どまり!
中学でも体育のスポーツというスポーツでも全戦全敗……ってなんですの!この設定は!?これではまるでわたくしが棗鈴に負け続けの人生を送っているようではありませんの!」
鈴「まあ、間違ってはいないな」
佐々美「きぃ~~~~~~~!毎度毎度気に障ることをずけずけと……お前達!!やっておしまいなさい!!」
小毬「さーちゃん鬼がそう言い放つと3人の子分鬼さんがさーちゃん鬼の前に現れました」
川越「佐々美様!また棗ですかっ!」
佐々美「お~っほっほっほっほ!劇ならば思いっきりやっても神北さんにちゃちゃをいれられる心配はありませんわ!
わたくしリトルバスターズに入ってからも更なる鍛錬を続けてきましたの…貴方を倒すその時まで……棗鈴!今日こそ決着をつけて差し上げますわ」
鈴「ならば今どっちがリトルバスターズの正規ピッチャーに相応しいかここではっきりさせよう」
クド「わふ~!これでは鈴さんが不利なのです!加勢するのです!」
葉留佳「はるちんも加勢するのだ!悪い鬼を退治するのだ~!理樹くん!ここは私たちに任せて先を急ぐのだ!」
小毬「ほわあぁぁぁぁぁ!みんな劇でも喧嘩は駄目だよ~~~~!」
佐々美「ほ~っほっほっほ!これで4対4フェアな戦いが期待出来そうですわね!」
小毬「ってええっぇぇぇ!わたしも入ってるのぉ~~~~~!」
142:昔話 理樹太郎(11/15)
08/09/17 20:41:35 Vwa85yyK0
鈴「4対1でも勝てなかった奴がよく言う」
佐々美「…そうそれだった…4対1だからこそどこかに自分の心に余裕が出来てしまった…それこそが以前のわたくしの
敗北の要因になっていたのですわ…だがこれならどう!チームプレイが苦手そうな貴方にこの戦いが出来て?」
鈴「ごだくはいい…早く始めよう!」
7人「い(くぞ)(くよ!)(きますわ!)(くのです!)(きます×3)」
(ガスボゴズドゴスバキゲスガスボカ!)
小毬「ひいやぁぁぁあぁぁぁああ!」
理樹「…また収集がつかなくなってるんですけど…でまた小毬さんが巻き込まれてる…と…」
恭介「……しょうがない…収録はまた後日改めるとするか…」
小毬「(う~いたい~)…さーちゃん鬼軍団は鈴猫ちゃんたちに任せ理樹太郎と真人犬は襲い掛かってくる鬼たちを退けながら
遂に鬼のボス謙吾鬼の部屋の前にやってきました」
真人「遂にこの時が来たか…」
理樹「真人犬どこに行くのさ…」
真人「トイレさ…」
理樹「は?こんな時に?どこで?」
真人「ここ」
理樹(…緊張感の無い人だな……)
小毬「真人犬がその…しようとしたその時です、扉が勢いよく開きました」
??「きっさま~~~~~~~!人の敷地で何をしているんだ~~~~~~~~~!」
理樹「えぇ~~~~~~~~~!」
小毬「理樹太郎が驚くのも無理はありませんそこにいたのは鬼のボス謙吾鬼でした」
真人「何って…しょんべんだが…」
謙吾「便所ならここから曲がって右にある!どこでしようとしてるんだ!」
真人「あぁ!?別にいいだろうが、それともてめえは何か?うOこまでしていいっていう訳か?」
謙吾「ちが~~~~う!」
真人「別にいいじゃねえか犬なんだからよ…」
謙吾「…う…うむそうだな…」
小毬「そういうと今度は理樹太郎のほうに目を向けました」
143:昔話 理樹太郎(13/15)
08/09/17 20:45:24 Vwa85yyK0
理樹「違います」
真人「そうだぜ、俺と理樹太郎は飼い主とかそういうのを超越してだな…まあいわゆるマッスルメイト、筋肉と筋肉という
肉体的な関係を持った特別な存在さ…」
謙吾「そうだったのか!?」
理樹「いやいやいや……この人は…いやこの犬は勝手について来ただけですから…」
真人「んな冷たいことを言うなよ。俺はお前の裸を見た仲じゃねえかよ」
謙吾「なんと!?そうだったのか!?」
理樹「まあ…ある意味間違ってはいないけど…」
謙吾「ならば…こいつの責任者も同然ということか…(ちゃきっ)」
理樹「いやいやいや、それはものすごく小さい時の話で…ってえぇ!?」
小毬「謙吾鬼さんは今にも理樹太郎を攻撃してこようとする勢いです」
謙吾「ならば!勝負だ!元来不法侵入者は正当防衛で叩きのめしても良いというのが定石だ!覚悟!」
(ヒュン!バキ!)
小毬「そう言い放つと謙吾鬼さんは理樹太郎に竹刀を振りかざしました!」
理樹「わわわわわわ…」
真人「へっ…中々やるじゃねえか謙吾の鬼さんよう…」
小毬「竹刀は理樹太郎には当たらず、すかさず理樹太郎をかばった真人犬が防いでいました」
謙吾「ふ…貴様がどれ程この俺に戦いを挑もうがこの俺には勝つ事は出来ない…それを思い知らせてやる」
真人「おもしれえ…覚悟しろ!謙吾鬼!理樹!お前はそこで見ていろ!こいつは俺が倒す」
理樹「いやいやいや!竹刀を持った謙吾鬼は最強だから!真人犬だけじゃ勝てないって!」
真人「うるせぇ!これは男と男との一対一の勝負だ!」
謙吾「殊勝な心掛けだ…だがお前は自分の力を過信しすぎている…お前だけではこの俺には勝てんよ」
小毬「そう言い放つと謙吾鬼さんは再び竹刀を真人犬に振りかざしました!」
真人「ぐっ!ぐはぁ!(吐血)」
理樹「真人っ!(ってなんで血!?)」
144:昔話 理樹太郎(14/15)
08/09/17 20:45:54 Vwa85yyK0
謙吾「…ほう…俺の万殺流剣奥技~万真啓鵬壊(マンシンケイホウカイ)~を受けて立ち上がれるものがいるとはな…大概の人間は一発であの世逝きなのだがな…」
理樹「えぇぇぇ?!何その少年漫画っぽいノリの技は!?」
真人「この程度じゃ…俺の筋肉に傷をつけ…られ…」
理樹「真人っ!しっかり」
真人「謙吾の奴…本気だ……完全に切れてやがる…」
理樹「いやいやいや…芝居の方向性が可笑しいですから」
真人「だが…俺は……絶対に…」
謙吾「ふ…俺ほどの達人ならお前の筋肉を通り抜けて中に打撃を与えることぐらい定石だ…すなわち俺の前ではお前の屈強な筋肉ですら
ただの肉の塊でしかない…」
理樹「ねえ!これ芝居だよねえ!?ねえ!?」
真人「…芝居で本気たあ…奴らしいじゃねえか…おもしれえ…だりゃあああああああああ」
謙吾「ふははははは!ま~~~~~~~~ん!」
小毬「ほわぁぁぁあ!!また始まっちゃったよ~~~~」
理樹「……こうなったら仕方ないね…鈴!真人を止めて僕は謙吾を止める!」
鈴「暑苦しいわ!!ぼけ~~~~~~!」
ずが~~~~~~ん!ばき~~~~~~~ん!
真人「ぎぃゃああああああ!」
謙吾「ぐぅゅあああああ!」
理樹「ふう…念のためにMY釘バット持ってきてよかったよ…」
鈴「ちなみに今日のあたしの靴はスパイクだ」
小毬「ひいやぁああああああああああ!血ぃ~~~~~~~~!」
恭介「強くなったな……2人とも…(目を反らす)」
沙耶「いやいや、(現実から)目をそらすなよ」
恭介「ん?(後ろを見る)誰もいないか?確かに突っ込まれたはずだか…」
145:昔話 理樹太郎(15/15)
08/09/17 20:47:49 Vwa85yyK0
恭介「ふう…助けに来てくれたか…ありがとな」
理樹「お父さん!お母さん!」
唯湖「理樹太郎!お母さんと再会の抱擁を!」
理樹「いやいやいや…」
謙吾「全くだ!早く連れて帰ってくれ!」
理樹「??」
謙吾「そいつは俺の城で飲んだり食ったりの生活を続けてたんだ!もううんざりだ!早く連れ帰ってくれ!」
小毬「2人はさんざん謙吾鬼さんの世話になって謙吾鬼さんを手足のごとく使っていたのでした」
理樹「え?」
恭介「まあそういうこと、お前の成長した姿が見たかったのでわざと捕まったんだ」
唯湖「お姉さんも理樹太郎のおもしろ…いやいや成長した姿が見れて満足さ」
理樹「ええ?ええ?」
恭介「村人たちにも困ってるって芝居を打ってもらった、つまりこれはドッキリってことさ」
唯湖「少年が必死こいている姿は滑稽だったな」
理樹「えぇ~~~~!」
恭介「どれも等しくミッションさ」
小毬「え…えと…めでたしめでたし…でいいんだよね…」
鈴「全くくちゃくちゃ変な芝居だったな」
理樹「君がそれを言いますか…」
おしまい
以上、スレ汚しスマソ、暇つぶしになれたら幸いです。
146:名無しさんだよもん
08/09/17 21:55:19 2FCaqk4VO
めちゃくちゃGJだ。いや、くちゃくちゃGJだ!
147:昔話 理樹太郎(13/15)修正
08/09/17 22:17:55 Vwa85yyK0
謙吾「お前がこいつの飼い主か?」
理樹「違います。」
真人「そうだぜ、俺と理樹太郎は飼い主とかそういうのを超越してだな…まあいわゆるマッスルメイト、筋肉と筋肉という
肉体的な関係を持った特別な存在さ…」
謙吾「そうだったのか!?」
理樹「いやいやいや……この人は…いやこの犬は勝手について来ただけですから…」
真人「んな冷たいことを言うなよ。俺はお前の裸を見た仲じゃねえかよ」
謙吾「なんと!?そうだったのか!?」
理樹「まあ…ある意味間違ってはいないけど…」
謙吾「ならば…こいつの責任者も同然ということか…(ちゃきっ)」
理樹「いやいやいや、それはものすごく小さい時の話で…ってえぇ!?」
小毬「謙吾鬼さんは今にも理樹太郎を攻撃してこようとする勢いです」
謙吾「ならば!勝負だ!元来不法侵入者は正当防衛で叩きのめしても良いというのが定石だ!覚悟!」
(ヒュン!バキ!)
小毬「そう言い放つと謙吾鬼さんは理樹太郎に竹刀を振りかざしました!」
理樹「わわわわわわ…」
真人「へっ…中々やるじゃねえか謙吾の鬼さんよう…」
小毬「竹刀は理樹太郎には当たらず、すかさず理樹太郎をかばった真人犬が防いでいました」
謙吾「ふ…貴様がどれ程この俺に戦いを挑もうがこの俺には勝つ事は出来ない…それを思い知らせてやる」
真人「おもしれえ…覚悟しろ!謙吾鬼!理樹!お前はそこで見ていろ!こいつは俺が倒す」
理樹「いやいやいや!竹刀を持った謙吾鬼は最強だから!真人犬だけじゃ勝てないって!」
真人「うるせぇ!これは男と男との一対一の勝負だ!」
謙吾「殊勝な心掛けだ…だがお前は自分の力を過信しすぎている…お前だけではこの俺には勝てんよ」
小毬「そう言い放つと謙吾鬼さんは再び竹刀を真人犬に振りかざしました!」
真人「ぐっ!ぐはぁ!(吐血)」
理樹「真人っ!(ってなんで血!?)」
間違えた…こっちが正しい…すみません…これで補完は出来たはずです。
148:名無しさんだよもん
08/09/17 23:29:19 OC7q/zLo0
地味に沙耶がいるw
149:丸ゴシック体の人 ◆GothicfNhE
08/09/18 04:20:56 q+3R5MKt0
以前から何度か出てきていた「恭介×鈴」、どうにか形になりました。
前に書いた「傷心旅行」では松任谷由実「リフレインが叫んでる」を下敷きにしましたが、
今回は小田和正「さよなら」を下敷きにしています。ええ、所謂「おっさんホイホイ」です。
というわけで、今夜、投下します。お楽しみに。
↓ 「3月の雨 (19/19)」
150:3月の雨 1/19
08/09/19 00:24:26 ZvRAfi+q0
暦の上では春を迎えようかという、季節の境目。
それでも夜はまだ長く、深夜を迎えた住宅地はたまに通る車の音だけを響かせて、静かに眠りについていた。
そんな深夜0時半。ベッドの中で恭介は、眠れずに苦しんでいた。
明日も朝早くから、新米雑誌編集者としての仕事が待っている。だからさっさと眠ってしまえばよかったのだが─
──
“……また俺は、繰り返してしまったのか”
“…あんなに鈴を傷つけてしまったのに、また俺は同じ事をしてしまったのか”
鈴を泣かせてしまった事を、苦しませてしまった事を、恭介は悔やんでいた。
リトルバスターズ全員に、恭介は伝えていた。
もし鈴から電話があっても、出ないでくれ。着信拒否リストに入れておいてくれ、と。
これから鈴は、俺と、ねこしかいない、リトルバスターズとは隔絶された世界へと、漕ぎ出していく。
そんな時に今までのつながりを残したままでは、きっと過去を振り返ってしまう。
みんなにも迷惑がかかるし、携帯電話の通話料がかかりすぎる。
“……俺はまた、間違えてしまったのか…”
今日は、鈴が学園の寮を引き払う、期限の日だった。
リトルバスターズのメンバーはすでに、それぞれの進路へと散らばっていった。
真人と西園、それに笹瀬川は地元に帰り、大学へ通う。謙吾は実家に戻り、地元の警察に就職した。
小毬・来ヶ谷・理樹・能美は東京へと移り住み、大学へ通う。
そして三枝と二木は、誰にも何も言わず、忽然と姿を消していた。
だが鈴は、進学も就職も、何もしなかった。楽しいこと以外、何もしたくなかった。
そして恭介は、そんな鈴の言い分を、受け入れた。
卒業したら俺の所へ来い。飯ぐらいは食わせてやる。と伝えていた。
151:3月の雨 2/19
08/09/19 00:26:05 ZvRAfi+q0
鈴を学園まで迎えに行く道すがら、恭介は鈴がどんな顔をしているのか、ずっと不安でいた。
皆と離れることを悲しんではいないだろうか。ちゃんとお別れはできたのだろうか。そもそも、俺が鈴を支え
ることを、鈴は快く思ってくれているのだろうか。
思考を巡らせつつ一年ぶりに学園を訪れると、正門の前に、鈴が立っていた。
大きなボストンバッグをひとつ、肩から提げたその表情は、いつも通りの堂々とした物だった。
「恭介」
「よう、久しぶり」
「…これから、よろしく」
「おう」
普段よりも少しか細い、それでも普段どおりの堂々とした鈴の口調が聞けて、少し安心した。
扉を開く音が聞こえる。続いて、たしたし、と廊下を歩く音が聞こえる。
トイレに起きて来たのだろうか。目を閉じてベッドに横たわる恭介には、鈴の姿が見えなかった。
しかし足音は途切れることなく、どんどん大きくなっていく。
そして、恭介の部屋の前で、止まった。
部屋のドアノブが回り、ぎぎ、と軽く音を立てて扉が開く。
閉じた瞼にも、廊下の明かり入り込んできた事がわかる。
「……恭介」
そして、鈴の声が聞こえる。
それはとても弱々しく、途切れがちなものだった。
「…さっきは、ごめん」
予想外のしおらしい言葉に、恭介は拍子抜けした。
「これからは恭介が、あたしのことを守ってくれるのに」
「あたりちらしちゃって、………ごめん」
そんなことはどうでも良かった。
恭介にとって一番大事なのは、鈴がひとりでも、生きていけるようになること。それだけだった。
リトルバスターズのみんなと一緒に居続けて、確かに鈴は成長したが、まだ不十分だった。
人見知りもあまり直っていないし、ひとりで買い物に行くのにも、まだまだ難儀する。
「みんなとおわかれするとき、あたしは、約束したんだ」
「強くなる、って」
「みんなとあえなくても、がんばって生きていくんだ、って」
152:3月の雨 3/19
08/09/19 00:28:10 ZvRAfi+q0
学園を出て近くの駅まで移動し、ローカル線から新幹線に乗り換えて東京の少し手前で降りる。
市営地下鉄に乗り換えて家のそばの駅で降りるまで、鈴は言葉を発することもなく、ただ恭介の後ろをついていくばかりだった。
家のそばに猫好きなおばさんがいるから、その人と仲良くなれば、猫を連れて帰れるかもしれないぞ、と恭介が言ったが、一匹ずつじゃそいつがあとからいじめられるから、駄目だ、と拒んだ。
それが、鈴が学園から恭介の家に向かう途中で、初めて発した言葉だった。
恭介が暮らすマンションに鈴を招き入れ、この日のために冬のボーナスをはたいて誂えた部屋を見せた。
しかし、ベッドにも、テレビにも、そして無数に用意したねこのぬいぐるみにも、鈴は興味を示さなかった。
すっかり何をしていいかわからなくなった恭介は、時間も早かったが、夕食を用意した。
スーパーで買った出来合いの料理を並べただけだったが、一品だけ、麻婆豆腐を自分で作って食卓に並べた。
久しぶりに、ふたりだけで食卓を囲む。
いただきます、と手を合わせる。
「鈴は辛いの、大丈夫だったよな」
「…ん」
恭介の言葉に促されて、麻婆豆腐をひとつ口に入れると、少し顔をしかめたが、そのままもぐもぐ、と口を動かした。
それから水を一口飲んで飲み下すと、意を決したように鈴が口を開いた。
「恭介」
「ん?」
「教えてくれ」
全く意図しなかった返事が返ってきた。
「さいきんあたしは、ずっと胸がもやもやしてるんだ」
「別に恭介と暮らすことがイヤなんじゃない。それはむしろ、楽しみだ」
「部屋だって用意してくれて、ねこだっていっぱい用意してくれた。それはうれしかった」
恭介は安堵した。
俺がやってきたことは、鈴に届いていたんだ。無駄じゃなかったんだ……と思った。
それでも鈴の話は続いていく。
「時間はかかるけど、あたしは前にすすんでいける」
「こまりちゃんやリトルバスターズのみんなから、いっぱい勇気をもらったから」
153:3月の雨 4/19
08/09/19 00:30:14 ZvRAfi+q0
「なのになんでずっと、あたしはもやもやしてるんだ? もやもや病なのか?」
それは脳疾患の一種だったが敢えてツッコまなかった。そんな場合ではなかった。
代わりに、鈴の悩みをほぐそうと、言葉を選んで、話を始めた。
「何が原因なのか、わからないのか?」
「うん……あんまし、わからん」
「みんながいなくなって、寂しいのか?」
「それ……も、ある」
鈴の声がくぐもった。それを察した恭介は、さらに詳しく訊いた。
「まぁでも、会いに行こうと思えば会いにいけるからな、来ヶ谷とか」
「それはいやだ」
かぶりを振る鈴の表情が、その嫌さ加減を物語っていた。
「小毬だって電車一本乗り継げば、遊びにいけるぞ」
「こまりちゃんなら、ここにいるから」
そう言って鈴は、ポニーテールの根元につけている『願い星』にそっと触れた。
別れ際に『いちばんのなかよしさんの証』として、小毬が鈴にくれたものだった。
「ちょっと骨が折れるが、会いに行けないこともないしな。能美や、理樹も」
「!………」
理樹の名前を聞いたとたん、鈴が息を呑んだ。
そしてその表情が、今までに見たことのない変化を始めた。
「そうだ……今、恭介に言われて、はじめてわかった……」
「あたし……」
「……理樹のことが、ずっと、ずっと好きだった」
あまりにも近くに居過ぎて気づけなかった恋心に、鈴は今日、初めて気がついた。
「でも……もう遅いんだ」
そして、気づいた時には、全てが手遅れだった。
「だってもう……理樹は、クドのものだから」
理樹とクドリャフカは高校在学中に交際を始め、ふたりで宇宙飛行士を目指す為、茨城の大学へと進学した。
今頃新しいアパートで荷物の整理も終え、ふたりともぐっすりと休んでいる頃だろう。
「あたしは理樹に、もう………好きだってゆえないんだ」
ここから電車で行くにしても、ゆうに2時間以上かかる。簡単に行ける距離ではない。
心理的にも、距離的にも、鈴と理樹は遠く離れてしまっていた。
154:3月の雨 5/19
08/09/19 00:31:44 ZvRAfi+q0
「……あたしは、理樹がいないとだめなんだ」
「ずっとちいさい頃から、あたしが恭介のうしろばっかりついていた時も、理樹はそばにいてくれたんだ」
「女の子みたいな外見だったから、馬鹿ふたりにくらべて安心できた」
「だから理樹にだけは、こころの底から安心して、はなしができたんだ」
鈴は自分が思っていた事を、全て並べ立てようとしていた。
それが結果として鈴を傷つけ、奈落の底へと叩き落としてしまう事になるのに。
「あたしは人見知りだし、人がおおぜいいるところにも行きづらい」
それでも鈴は、坂道を転げ落ちるようにあふれ出る言葉を止めなかった。
「だからリトルバスターズといっしょにいられた高校時代は、とってもたのしかったし、あたしがいちばん落ち着けるばしょだった、でも」
段々と、声が震えだす。
鈴の向かいに座っていた恭介は、席を立って鈴のそばに移動した。
「もう……ないんだ」
「リトルバスターズは、ちりぢりになってしまったんだ………」
鼻をすすり上げる音が聞こえる。鈴の感情が決壊するのは、時間の問題だった。
「ささみ、くるがや、みお、はるか、ふたき、クド、こまりちゃん、それから馬鹿ふたりに……理樹」
最後の名前を口にすると、鈴の言葉はさらに勢いを増した。
「あたし、やっぱりばかだ」
「こんなときになって、じぶんの気持ちに気づくなんて…あたしばかだ」
鈴の両目から流れる涙は、もう止められなかった。
「理樹にないて、すがりついて止めればよかったんだ」
「でもそうしたら理樹はゆーじゅーふだんだから、理樹をこまらせることになる」
「クドもこまらせることになる。だから、だめだ」
「だから、あたしががまんするしかないんだ」
「でも、いやだ……みんないなくなっちゃうなんて、いやだ……いやだ…よぉ………」
流れる涙を抑えも拭いもせずに、椅子に座ったそのままの体勢で、いやだ、いやだと鈴は泣き続けた。
恭介が鈴の肩に手をかける。
心配するな。お前がひとりでも生きていけるようになるまで、俺が面倒を見てやるから。
そんな思いを、込めながら。
155:3月の雨 6/19
08/09/19 00:34:22 ZvRAfi+q0
やがて鈴は携帯を手にすると、理樹に電話をかけた。
理樹と直接、話をしたかったらしいが、恭介は黙って見ていた。
電話がつながらない事がわかると、登録されている電話番号へと片っ端からかけまくった。
小毬からクドリャフカ、美魚に葉留佳、二木や笹瀬川、そして来ヶ谷。果ては真人や謙吾にまで。
でも、応答は全て同じ『おかけになった番号は、お客様のご都合により、かかりません』だった。
みんなが、恭介の言うとおりにしていた。
恭介は全員に感謝すると同時に、鈴がこの事に対してどうリアクションをとるのか、瞠っていた。
「おかしいだろ!」
鈴は、噛み付いてきた。
「ひとりだけならまだわかる。全員おなじ理由で電話がつながらないなんて、ぜったいにおかしいっ」
いくら鈴がそう言っても、恭介はとぼけた顔で鈴を見るばかりだった。
やがて鈴にいくら言っても無駄であると分かると、鈴は「恭介のばかっ」と泣き叫びながら、部屋に閉じこもってしまった。
そして、今ここに至っている。
いつまでも鈴と一緒にいられればいいのに、と思ったこともある。
でもその先には、闇しかない。
そんな中にいつまでも、大切な妹を置いておけるわけがない。
俺は鈴がひとりになっても歩けるように、鈴を強くする義務がある。
永遠に繰り返される6月20日の中、何度も何度も繰り返した、あの出来事のように。
俺の生半可な想像で生み出された世界なんて、かわいいもんだ。現実は想像以上に多様で、過酷だ。
鈴と衝突することも何度となくあるだろう。家出だってするかもしれない。生傷だってきっと、絶えない。
「恭介、もうねてるんだろ?」
「………だから、ねたままでかまわないから、お願いがある」
156:3月の雨 7/19
08/09/19 00:35:36 ZvRAfi+q0
“ ひとばんだけでいいから、理樹……理樹の、かわりになってくれ ”
157:3月の雨 8/19
08/09/19 00:40:56 ZvRAfi+q0
鈴の言っていることが、一瞬、理解できなかった。
朧気になり始めた意識が、不安げにさざめきだす。
五感を研ぎ澄まし、鈴の様子を窺う。
………乾いた雨の音………ベランダの柵をぱらぱらと叩く、金属的な雨の音………風にたなびく公園の木………
そして、鈴が動く音。
でもその音には、何かが足りなかった。
「そうしたらあたしは、ずっと強くいきていく」
フローリングの上を歩く、ぺたぺた、という音だけが恭介の耳に届いていた。
「みんないなくっても、猫といっしょに、ずっとずっと、いきていく」
音がベッドの横まで来て、そこで止まる。
太陽と、猫の匂い。恭介が知っている、いつもの鈴の匂いが、そこにあった。
ただ、恭介はその匂いに違和感を覚えていた。
「……『理樹』」
鈴の声に、ねっとりとした質感が加わった。
そしていつも慣れていた鈴の匂いに、心を躍らせる何かが加わっていた。
もしかしたら。と恭介は一瞬思ったが、それを形にすれば取り返しがつかなくなるような気がして、押し留めた。
「…そっち、いくぞ」
鈴が恭介の掛け布団をめくる。
恭介の体が、外気に晒される。
一瞬身を震わせた恭介の体に、鈴の体が寄り添う。
そして、ふたりの体はひとつの布団に、おさまった。
その瞬間、恭介は、ずっと感じていた違和感の正体を、理解した。
鈴は、服を着ていなかった。
パジャマの上からでも感じられる肌の感触で、それを理解した。
「『理樹』………おまえはずっと、いいにおいがしてた」
「おかあさんみたいな匂いが、してた」
鈴にとって今、自分の隣に寝ている人は『理樹』だった。
偽りでもなんでも良かった。理樹に自分の思いが遂げられれば、それを糧にして自分はずっと生きていける。
そう鈴は、強く思っていた。
158:3月の雨 9/19
08/09/19 00:42:43 ZvRAfi+q0
「男なのにおかあさんっていうのも、ヘンだけどな」
「でもにおいがしたから、しょうがないんだ」
ベッドの中だけで聞こえる、小さな、小さな声で、鈴は言った。
「だから、安心できる」
鈴は『理樹』の体に手を伸ばして、もたれかかるような体勢をとった。
「んぁ…………」
溜め息のような声が、鈴の口から漏れる。
それは安堵の溜め息のようでもあり、恍惚とした吐息のようでもあった。
「『理樹』………」
鈴が鼻先で『理樹』のパジャマの合わせ目をなぞる。
ボタンとボタンの間から覗く素肌から、やさしい匂いが鈴の鼻腔に届いていた。
「『理樹』………すきだ」
鈴の動きが、大胆になってくる。
「もっと『理樹』のにおい、あたしにもくれ」
手を伸ばして『理樹』に覆いかぶさる。
鈴はもっともっと『理樹』にくっつきたいと思った。
「………ねてるから、いいよな?」
「パジャマの前、開けるぞ?」
胸のボタンをおずおずと、でもいそいそと、はずしにかかる。
ぽろ、ぽろ、とボタンが外れていく。
そして『理樹』の胸板が露になると、鈴はその匂いを夢中で嗅いだ。
「んぁ………やっぱり、いい匂いだ」
「『理樹』………『理樹』………」
鈴と『理樹』の肌が、直接触れ合う。
鈴は『理樹』の胸に鼻を押し当てたり、頬ずりしたり、いとおしそうに戯れていた。
恭介は、襲いかかる様々な出来事に翻弄され、全く動けずにいた。
兄として鈴を守る義務感と、初めての体験への不安。そしてその相手が血を分け合った妹だという、背徳感。
鈴と恭介、ふたりはその微妙なバランスの上に、不安定な形で存在していた。
そしてこの特別な空間が、今の鈴にとって唯一の心の支えであるということも、恭介は理解していた。
159:3月の雨 10/19
08/09/19 00:44:27 ZvRAfi+q0
「『理樹』……けっこうガタイいいんだよな」
頬を紅潮させながら、鈴は『理樹』の胸の上で、夢見心地につぶやいた。
「…ほかの馬鹿どもがデカすぎるからわからなかったけど、『理樹』も男にしては、背が高いほうだもんな」
「肩幅もあるんだな、『理樹』」
鈴の顔が、無遠慮に『理樹』の胸をのぼっていく。
鎖骨のあたりに、鈴の舌が這わされた。
ぴくっ、と『理樹』の体が反応する。
「……んゃ?」
だらしなく開いた鈴の口から、言葉にならない声が漏れる。
「きもちいいのか?『理樹』」
鈴がいたずらっぽく言う。
そして自分の胸を、『理樹』の胸にこすりつける。
「んゃ………っっ」
鈴の背骨に、快楽の電流が流れる。
「……ふにゃ………んっ………ゃ……」
胸と胸を合わせる行為に、鈴は没頭していく。
「ひゃ………にゃっ………はにゃ…っ……っ!」
見た目以上に、鈴の胸は柔らかなふくらみを持っていた。
それを知覚した瞬間、恭介は理解した。
鈴は、最後まで行こうとしている、ということを。
恭介も自分の乳首が硬くなっていくのを、鈴の乳首で認識した。
俺はこのまま流されていってしまえばいいのか、それとも止めるべきなのか。
そして止めるなら、それは今すぐなのか、ある一線で止めればいいのか。
恭介は今まで読んだ漫画の知識を総動員して、その答えを出そうとしていた。
160:名無しさんだよもん
08/09/19 00:54:59 ySpjhgGd0
支援
161:3月の雨 11/19
08/09/19 01:19:34 ZvRAfi+q0
「……んっ………ひゃっ……あっ……はにゃぁ…」
鈴の嬌声は段々大きく、強くなっていく。
足がもぞもぞと『理樹』の体にからみつく。
そして『理樹』の太腿に跨った。
そこから何かが生まれてきそうなほど、熱くなっていた。
「『理樹』………『理樹』ぃ………」
鈴が今まで出したこともない、甘い声を出す。
「んっ、んんっ、ひゃっ、うゃ、にゃ、はにゃ…」
見たことも聞いたこともない鈴の姿を見て、恭介は態度を決めた。
『このまま、鈴を受け止めよう』
『今、俺が鈴にしてやれることは、これくらいしかない』
そう、理解していた。
『今ここで鈴を拒んだら、それこそ鈴は落ち込んで、支えの全くない世界で生きていかなくちゃいけなくなる』
『もし俺を理樹と思ってこういうことをして、それが鈴にとって、少しでも生きるための糧になるのなら…』
『…俺は迷わず、そうする。そうするべきなんだ』
『俺が鈴を、守ってやらなきゃいけないんだからな』
『たとえどんな形でも、俺が、鈴を………』
162:3月の雨 12/19
08/09/19 01:28:09 ZvRAfi+q0
ひときわ高い声ではにゃぁ、と鳴くと、鈴は糸が切れたように『理樹』にもたれかかった。
「ふぅ…、ふぅ………」
荒い息を吐きながら、体をもぞもぞ、と動かし続ける鈴。
「ん?」
ふともものあたりで、何かがあたっている事に気づく。
「……………」
違和感の正体を探ろうと、手を、さわさわと動かす。
『理樹』の体の、固い部分に触れた。
「……?」
鈴はとろっとした目でそれを掴むと、無意識に弄び始めた。
さすってみたり、握ってみたり、握ったまま手を動かしてみたり。
そして鈴にはそれが何なのか、そして何をするための物なのか、分かっていた。
「………思ったより、おっきくないんだな……」
小さくつぶやいて、『理樹』のパジャマから握っていたものを、引っ張り出す。
『理樹』は拒むでもなく腰を浮かせるでもなく、寝たふりを続けていた。
「………こわい…」
その形を初めて目の当たりにして、鈴は素直な感情を口にした。
「こんなのが………あたしの中にはいっちゃうのか……」
「……でも………ひとりじゃつらい……だから……」
「………………『理樹』…………」
鈴は腰を浮かせて、『理樹』の先端に鈴の熱い部分をあてがった。
『理樹』のふとももに、膝に、腰に、鈴の長い髪が撒き散らされていた。
それはまるで、鈴が『理樹』を覆い尽くしているようだった。
「………痛く、して、ほしい…」
「あたしの体に、心に、胸に、だいじなところに………」
「『理樹』を、刻み付けたい………」
「…もう……二度と、忘れたくても忘れられないくらいに………」
「あたしに………『理樹』を………刻み付けてくれっ…」
搾り出すようにそう言うと、鈴は『理樹』のそれを自分の中に突き刺した。
163:3月の雨 13/19
08/09/19 01:34:26 ZvRAfi+q0
「───っっ!!」
細い叫び声が、深夜0時半の闇に反射する。
鈴の中で、何かが突き破られる感触が、した。
そして『理樹』がぐいぐい、と無理に押し込まれていく。
「はぁ………はぁ…………」
途中まではいった所で、鈴が止まる。
ゆっくりと、ゆっくりと。少しずつ、鈴は腰を沈めていく。
本人の意思に反して、鈴の体は『理樹』を拒もうと蠕動を繰り返していた。
「……ぐ…………」
その度に鈴の両手は『理樹』の腰を、ぎりり、と強く握り締める。
いうことをきけ、あたしの体、と念じながら。
「……たい………、……いたい………」
「………いたい……よぉ………りき………」
いじわるしないでくれ、とでも哀願する風で、鈴は言った。
「………でも………、でも……うれしい………」
「………うれしくて、かなしい………」
鈴は『理樹』に跨ったまま、自分の胸に去来する思いを、そのまま口にした。
「あはは……あたし、なにいってんだろ……」
「でも……かなしいんだ」
「…ほんとうに……うれしくて、かなしくて……」
「かなしいんだ………。なんでだろ………」
涙交じりの声で、鈴は続ける。
「『りき』とひとつになれたのに、ないてたら、『りき』におこられちゃうな…」
「でも、ねてるから、いいよな……」
「ねてるから、かなしいっていっても、だいじょうぶだな………」
「あたし、『りき』のがぜんぶ、にゃっ、ほしい…」
「それだけ、もらったら…あたし…あしたか…ら…ずっとがんばるから………」
「リトルバスターズが…んっ、いなくっ…ても……がんばる、にゃっ、か…ら………」
「おね……がい……ひぐっ」
鈴の声は、しゃくりあげるように、そして、何かに突き上げられるように、何度も止まった。
あたしのからだ、言うことをきいてくれ。『理樹』とのたいせつな時間を、じゃましないでくれ。
そうやって鈴は、自分の体に言い聞かせることしか、できなかった。
164:3月の雨 14/19
08/09/19 01:37:23 ZvRAfi+q0
『………ちくしょう!』
恭介は、泣いていた。
無力感だけが、この時の恭介を支配していた。
『こんなに鈴が悲しんでいるのに………』
どうしてこんな形でしか、俺は鈴を支えてやれないんだ。
どうしてこんな反倫理的な行為でしか、俺は鈴を癒してやれないんだ。
『俺は……』
そもそも俺が変なことを、してしまったからこういう事になっちまってるんじゃないか……!
『…俺には、何も出来ないじゃないか!!』
『兄妹で交わるなんて、こんな人の道に外れたことをして………!!』
『俺がもっとちゃんと対処していれば……こんな事にはならなかったはずなのに……!!』
『くそっ……! くそぅっ………!!』
恭介は、ずっと後悔していた。
リトルバスターズ全員に、鈴からの着信を拒否するように言い渡していたことを。
そんなことをしてしまったから、鈴がこんなことを始めてしまったんだ………!!
でも俺には、それを止める事も、資格すらも、ない………!!
『うぐっ………んんっ……!』
その思いとは裏腹に、鈴の体は蠕動をやめ、徐々に動きやすくなるように潤いを持ち始めてきた。
165:3月の雨 15/19
08/09/19 01:39:55 ZvRAfi+q0
そして、鈴が腰をゆっくりと浮かせると、体中に快感が駆け抜けた。
一度それを感じてしまえば、あとはもう、転げ落ちていくだけだった。
「んにゃっ、はにゃっ、ふにゃぁ……」
そして恭介の腰の上では、髪を振り乱して嬌声をあげる鈴の姿があった。
「……『理樹』……きもち、っ、にゃぁ!」
「……いたく………なくな……くっ……て、にゃ、きた……はにゃっ、ゃ、ひゃっ…」
木の葉のように、鈴の体は、恭介の腰の上で舞い踊っていた。
「……『り』………『理樹』……『理樹』っ、『理樹』っ!」
『……ぐっ、んんっ、鈴、鈴っ、鈴!』
恭介は自分の中に爆ぜそうな快感が迫ってきたことを認識すると、強引に腰をひねって鈴を突き飛ばした。
鈴がベッドの横に落ちるのと同時に、恭介も腰を引き、自分自身を鈴から遠ざける。
恭介もベッドから転げ落ちる。
行き場を失った恭介の白い思いは、あらぬ方向へ飛び、壁に無残な姿を晒した。
ベッドを挟んで、互いはまた離れてしまった。
しばらくしてから鈴は、ふわふわと部屋を出て行った。
恭介も壁に残った自分の欠片をティッシュで拭うと、ゴミ箱に葬った。
そして、鈴の匂いが残るベッドに潜り込み、眠ろうと努めた。
166:3月の雨 16/19
08/09/19 01:45:06 ZvRAfi+q0
それからしばらくして。
鈴はひとり、リビングの窓の前に佇み、外を眺めていた。
部屋に戻り、パジャマに着替えてベッドに入ろうとしたが、全然寝付けなかった。
体に欠けた『何か』を埋めたくて、ずっと外を見続けていた。
「…鈴」
背後から恭介の声が聞こえたが、鈴は振り返らなかった。
「まだ、起きてたのか?」
「……ん」
小さく頷く鈴。
「…ねむれなかった」
そうか、とだけ声をかけて、恭介は鈴のすぐ後ろに立った。
「……恭介」
「なんだ?」
まるで何事もなかったかのように、ふたりはいつもどおりの会話を始めた。
「……この雨…」
「……雪だったら、よかったのに…」
「……ん?」
鈴の意味するところが、恭介にはわからなかった。
「雪だったら、あたしの心の中に降り積もって、あたしを全部、まっしろに埋めてくれたのに……」
「……………」
その言葉に応える代わりに、恭介は猫柄の半纏を鈴の背中にかけた。
「そんな所に立ってたら、風邪ひくぞ」
「これを着ろ」
「………うん」
鈴は黙って、袖を通した。
丸の中にいろんな猫の表情がある、ピンク色の半纏。
この日の為に、恭介が用意したものだった。
それからしばらく、ふたりはずっとそのままの格好で、佇んでいた。
167:3月の雨 17/19
08/09/19 01:47:05 ZvRAfi+q0
「……恭介、そろそろねないで大丈夫か?」
「ああ」
「明日また、会社いくんだろ」
「あたしはいいから、寝ろ」
「俺のことはいい」
「いいから、寝ろっ」
鈴が反駁する。
そして鈴は、うつむきがちになって、言った。
「あたしは………だいじょうぶだから………」
「……もう………泣かないから………」
「…………ひとりに………して、くれ………」
恭介はその言葉で、鈴の状況を理解した。
そして鈴の両肩に手を軽く当てると、鈴のそばを離れた。
「…恭介」
恭介には聞こえない大きさで、鈴はつぶやいた。
「……………ありがとう」
そして、恭介の部屋の扉が開き、静かに閉じられた。
鈴は誰へともなく、でも、はっきりとした口調で、つぶやいた。
“………さよなら、理樹”
168:3月の雨 18/19
08/09/19 01:50:45 ZvRAfi+q0
「………で、鈴。なんだこれは?」
「あさごはんだ」
朝7時半。
恭介は鈴に、目の前の丼に注がれた物体について、尋ねた。
「きのうの残りものであたしが作った、とくせいの料理だ」
目の前にあったのは、昨日恭介が冷蔵庫に入れたおかずの全てが、ごはんと一緒に味噌汁にぶち込まれて、煮込ま
れた物だった。
恭介は顔を引きつらせながらも、嬉しかった。
鈴が自発的に家事をしてくれたこと。何よりも、鈴が自分で考えて料理を作ってくれた事が嬉しかった。
「……………」
恭介は台所かられんげを持ってきて、それで鈴の料理をひとすくいすると、口に運んだ。
紛れもない、ねこまんまだった。
「……どうだ?」
「三千世界のねこたちが、この料理めがけて飛んでくるはずだぞ」
「このあたりからねこがいなくなって、あたしの部屋にあつまるんだ」
「そう、まさに『ハーメルンの笛吹き』ならぬ『鈴のねこまんま』だ」
ねこまんまであることは自覚しているらしい。
「……………鈴」
「ん?」
「今度一緒に、料理の作り方を教えてやろう」
「うん」
あまり乗り気ではない返事が、返ってきた。
「落ち着いたら、小毬も呼んでやるから」
「………!」
鈴の表情が、ぱっと輝いた。
「ほんとかっ」
「……ただ、あいつにお菓子以外の料理が出来るかどうかは、分からないがな」
「大丈夫だ、こまりちゃんは料理もすごいうまいんだぞ」
一番の親友である鈴が言うのなら、間違いはないだろう。
恭介は、満足げにうなずいた。
「なら、安心だな」
169:3月の雨 19/19
08/09/19 01:52:52 ZvRAfi+q0
「こまりちゃんに、あたしの部屋をみせてあげるんだ」
「ねこがいっぱいで、きっとびっくりするだろうな」
「でも、大学があるから、来月だな」
「たのしみ」
すっかり鈴は、笑顔に戻ってくれていた。
『………たまにはみんなで集まるのも、悪くないかもしれないな』
月に一度くらいは、俺が車を回してみんなを集めてもいいかな、と恭介は思った。
俺だって完璧じゃない。ほんの少しだけ鈴より先にいるだけで、俺がやる事の全てが正しいだなんて、思っちゃいない。
俺も鈴と一緒に成長する。いつか家庭を持ったら、頼れるパパになれるように。
「じゃ、鈴。休憩がとれたら携帯に電話するから、出るんだぞ」
「うん」
「それまでは部屋で、テレビでも見ていてくれ」
「誰が来ても、居留守使ってくれてかまわないから」
「わかった。いるす中です、って答えるから」
「それじゃ意味ないだろっ」
そう言って恭介は、じゃあな、と出て行った。
リビングに戻って、自分で作った自慢の料理を、ひとくち食べてみる。
ただの、ねこまんまだった。
「うーん………これじゃあ三千世界のねこは、よびあつめられないな………」
「……なにがいけなかったんだろう………」
恭介がかえってきたら、教えてもらおう。
それから、こまりちゃんにも教えてもらうんだ。いろいろ。
部屋のそうじのしかたとか、洗濯のしかたとか。
あたしは、前に進むんだ。
もうリトルバスターズは散り散りになって、なくなってしまったと思ってたけど、ちがった。
リトルバスターズは、永遠になくならない。
こうしてこまりちゃんとも、また会えるから。
みんなからもらった勇気、むだにしないで、強くなるんだ。
強く、いきていくんだ。
170:名無しさんだよもん
08/09/19 02:18:26 Z/f74yam0
めちゃくちゃGJだいやもうくちゃくちゃだ
くちゃくちゃGJだ!
泣いた(TT)
171:名無しさんだよもん
08/09/19 02:22:01 eq05a6Hq0
得ろげーゲット
URLリンク(goodlife.homeip.net)
172:名無しさんだよもん
08/09/19 10:54:07 16LmSWHR0
タイミング悪いの作ってしまった……。
169の読後感を壊したくない人は飛ばしてください。
以下、コメディー。
173:『ロマンSheehan!』16/16
08/09/19 10:55:27 16LmSWHR0
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『ロマンSheehan!』
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俺はロープと共に窓へと体を滑り込ませ、理樹たちのクラスへと鮮やかに着地した。
「……ふぅ」
してやったぜという顔は断じてしていない。いつものことだからだ。
立ち上がった俺に、早速のことながらかすれ気味の声が降りかかる。
「きやがったーーっ!! おい、どうにかしてくれよっっ!!」
真人は助けを求めて……いる?
教室をくるっと見回すも三枝の姿はない。
あいつの不在を確認した俺は上の空な気持ちとはいえ真面目な顔を作った。
真人を邪慳に扱うつもりはなかったので、
「どうした真人。また随分と慌ててるじゃないか」と訊いた。
何かされたんだろうか。そんな感じだった。
「なぁ、これ……ひどくねぇか!」
「ん?」