08/12/03 23:49:59 C6DbeCml0
ですよねー
最後のお願いをかなえるために植物人間になったあゆの首を泣きながら絞める祐一とか見たかったなあ
162:154 ◆3HQoBOk98s
08/12/04 01:52:14 zwVSumo20
ちょっと違うけど、>>161ぽいルートを思いついてしまった。
ていうか書いたんだが。
投下していいかな?
SS関連スレは見てみたけど、どうも、うまい場所がないっぽい。
163:名無しさんだよもん
08/12/04 02:09:33 C4KeEZJ10
あゆが死ぬのはやだな。
死んでしまっては、何の為にあゆが頑張っていたのか分からないし。
頑張った先に結果があって感動するんじゃないかな。
それが無いと、共通・固有シナリオがただの設定解説の意味しか
成さない気がする。
164:名無しさんだよもん
08/12/04 15:11:59 M+7P9Jqu0
どうぞ投下してくれ
そしてできればAIR残酷版のシナリオを書いてくれ
二次創作「key残酷版」を創るスレ
スレリンク(leaf板)
165:Kanonアフター その2(1/7) ◆3HQoBOk98s
08/12/04 23:04:16 zwVSumo20
>>152 二段落目のあとで分岐?
あゆの冷たいそれに包まれ、絶望的に熱く滾った俺自身が、最終戦争の原子爆弾のように思えた。
大学ノートにシャープペンシルで書かれた正円の地球と、そこに落とされた、これもまた正円の核爆発。
イメージ。
それは、ねっとりと暗く熱いマグマのような―殺意だった。
奇跡。
くそったれだ、と思った。
俺はそんなものを、微塵も望んではいなかったのだ。
普通でよかった。
ほんとうに普通でよかったのだ。
超常的で限定的な奇跡の存在が、俺をより深い絶望に陥れた。
俺が望めば、誰か一人が救われるという。
狂っている。
俺に選べと、こいつは云ったのだ。
それは、誰か一人以外の全員を、敢えて見殺しにすることだ。
救うことが出来たにもかかわらず、だ。
俺は、神でも機械でもないのだ。
そんな選択を平然と出来る人間が、どこにいるものか……!!
殺意が膨れあがった。
頭の中に、ちりちりとした電気の塊が生まれた気がした。
俺は……
>殺す
殺さない
166:Kanonアフター その2(2/7) ◆3HQoBOk98s
08/12/04 23:05:08 zwVSumo20
最初は、頸動脈を絞めるだけのつもりだった。
だが、気づくと、あゆの首はぐしゃりと潰れ、頸骨が剥き出しになって真っ二つに折れていた。
ちぎれた血管から、どくどくと赤黒いものが溢れていた。
射精も終わっていた。
凄まじいエクスタシーだった。
全身の精液をいちどきに絞りだし、吸い出されたような気がした。
だが、不思議と空虚ではなかった。
俺は、俺と俺の精神が電気に満たされていることを感じた。
ちりちり、ちりちり。
横の機械から発される電子音が、あゆの心臓が止まったことを告げていた。
バタン! と派手な音がして、看護婦が駆け込んできた。
「あなた……!」
絶句する。
続いて駆け込んできた医者も、俺達の姿を見ると言葉を失った。
俺は慌てることもなく逸物を引き抜き、シーツの端で拭うと、身だしなみを整える。
そして、一歩、ドアの方に足を踏み出す。
止まっていた時間が流れ出し、看護婦が甲高い絶叫をひりだした。
人間の限界を超えたようなキンキンした音が不快だった。
「く、来るな!」
医者が一歩後ずさろうとして、腰を抜かしてひっくり返った。
黙れ、邪魔だ、と思った。
パン……と乾いた音がして、看護婦の絶叫が止まった。
医者も立ち上がって、道を開けた。
俺は、二人のあいだを抜けて、病室を後にする。
為すべきことが何となく判った。
167:Kanonアフター その2(3/7) ◆3HQoBOk98s
08/12/04 23:05:53 zwVSumo20
水瀬家に帰り着き、2階の名雪の部屋へ行く。
一応の礼儀として、ノックをする。
相変わらず応えがない。
もういちど、ノック。
暫くすると、
「……なに?」
奥から押し殺した声が聞こえた。
俺がこのドアを二度もノックすることなど、久しくなかったことだ。
なにかある、と思ったのか、名雪が立ち上がる気配がした。
俺達は、ドアを挟んで向かい合う。
「なに?」
もう一度、名雪が問う。
俺は黙ったまま、金属製のドアノブを右手で握りしめると、そこに最大限の力を注ぎ込んだ。
スパークが奔る。
「う゛あああああああああああああああッ!!!!」
どすん、という衝撃。
それは、名雪が硬直したまま倒れた音でもあり、名雪の脳髄に叩き込まれた電気的改変作用が、存在そのものに与える衝撃でもあった。
ばさばさと、鳥たちが飛び立つ音がした。
168:Kanonアフター その2(4/7) ◆3HQoBOk98s
08/12/04 23:06:37 zwVSumo20
暫くすると、ごそごそという音ともに、名雪が立ち上がるのが感じられた。
「……あれ、なにしてたのかな、わたし」
「名雪、大丈夫か?」
俺はドア越しに声をかける。
「うん……なんだか頭が痛いけど」
「滑ってこけたんだろ、別にいつものことだ」
「うー、酷いよ、祐一……」
名雪は、ごく自然に部屋のロックを外すと、俺の前に顔を見せた。
そして、何度か瞬きをすると、
「今、何時?」
と訊いた。
「5時だ。風邪をひいたからって、さすがに寝過ぎじゃないのか?」
ちりちり。
ちりちり。
「本当に頭が痛かったんだよ……」
「それには同情するけどな。薬は飲んだのか?」
ちりちり。
ちりちり。
「うん。昼はちゃんと飲んだよ」
「ならいい。夕飯はおかゆでも作るから、横になってろよ」
「うん。ありがとう……」
名雪は、そこでひとつ、首をかしげた。
169:Kanonアフター その2(5/7) ◆3HQoBOk98s
08/12/04 23:07:37 zwVSumo20
「なんだか祐一、へんに優しいね? どうしたの?」
「そりゃ、名雪が風邪をひいてるんだ。少しは優しくする」
「……?」
訝しがる名雪が愛おしくて、俺は名雪の顎に手を伸ばす。
そして、強引にその唇を奪った。
名雪の目が見開かれた。
そのまま強引に唇を割って、舌を嬲る。
突然のそれに名雪は少し抵抗したが、
ちりちり。
ちりちり。
やがて、諦めたようにそれを受け入れた。
「んっ……ぅ……」
名雪の漏らす息が、熱を帯びる。
力なく垂れ下がっていた名雪の腕が、いつの間にか、俺の背中に回されていた。
ちりちり。
ちりちり。
唇を離すと、粘る液体が糸を引いてきらめいた。
名雪の目が潤んでいた。
俺は小さく頷くと、名雪をベッドに導き、その痩せた肢体に覆い被さった。
ちりちり。
ちりちり。
170:Kanonアフター その2(6/7) ◆3HQoBOk98s
08/12/04 23:10:11 zwVSumo20
翌日、学校、昼休み。
俺、名雪、北川、香里。
いつもの4人組、学食でのランチ。
香里は、名雪のA定食に「相変わらずね」と苦笑した。
その顔には、何の憂いも浮かんではいなかった。
典型的美少女。
北川も、恋敵が増えて大変だろうなと思った。
そこにやってきたのは、天野だった。
「よう」
俺は手を挙げて天野を呼ぶ。
「こんにちは、相沢さん」
「おう。天野も飯か?」
「はい。なかなか席が空いていなくて」
「なら、一緒に喰うか?」
「よろしければ」
俺達は、天野のために少しスペースをあけて、壁際に詰まれた椅子をひとつ持ってきた。
俺は、3人に、初対面となる天野の紹介をする。
「1年生の天野。『偶然』知り合ってな」
「はい。せっかくですから、みなさん、お見知りおき下さい」
そう言って天野はにっこりと笑い、頭を下げる。
3人は、口々に自己紹介をした。
昼休みが終わるころには、天野は3人とすっかりうち解けていた。
171:Kanonアフター その2(7/7) ◆3HQoBOk98s
08/12/04 23:10:56 zwVSumo20
授業が終わると、名雪と二人、夕焼けの道を行く。
「祐一」
「何だ?」
「わたし、しあわせだよ」
「突然何を藪から棒に」
「なんとなく、だよ」
「そうか」
「うん」
「ま……そりゃ、よかった」
「祐一は?」
「ああ、幸せだぞ」
名雪は、俺の言葉に少し驚いたようだった。
「祐一が素直。どうしたんだろ」
「俺にだって、そんな時くらいあるさ」
「そうかな?」
「そうだよ」
名雪は、何がおかしいのか、くすくすと笑った。
悪くないな、と思った。
夕陽が、俺達を橙色に染め上げていた。
夕陽が、俺達を橙色に染め上げていた。
ふと、台所のトースターのコンセントを抜いてきたかどうかが、気になった。
何しろ古めかしい代物で、時に勝手に電源が入ってしまうそれ。
家に帰ったら確認しなきゃな、と思った。
172: ◆3HQoBOk98s
08/12/04 23:20:35 zwVSumo20
>>161 の
>最後のお願いをかなえるために植物人間になったあゆの首を泣きながら絞める祐一
をギリギリ満たしているかいないかくらいの感じかなとw
銀色のギアにクラッシュされる祐一、というオチも考えたけど、さすがに自重しますた。
>>164 のスレは見てきた。
うーん。いちSS書きとして思うところは色々あるけど、なんだか難しそうだなぁ。
自分に出来ることがあればお手伝いしたいところだけど。
173:名無しさんだよもん
08/12/05 12:45:46 HvA330St0
イイハナシダナー
174:名無しさんだよもん
08/12/05 22:59:54 LoyvP/1s0
微妙
175:ネ右一
08/12/06 19:01:26 +wqSeGUk0
Kanosoであっさりあゆに刺し殺されてたが
あんな感じが自然 顔もあのくらい池沼が自然だろう。
176:名無しさんだよもん
09/02/14 00:08:57 fV5VXlVW0
めい作
177:名無しさんだよもん
09/02/18 06:34:06 t4K6nmjO0
× Leaf・kye最高の名作はkanon
○ Leaf・key最高の名作はkanon
最高の傑作
178:名無しさんだよもん
09/02/18 10:12:35 76C8qhN9O
このスレまだあったんだな
179:白石みのる
09/02/21 22:56:23 doPw6uTJ0
実際売り上げは北へ。をちょっと上回る程度なんだけどね。
180:名無しさんだよもん
09/03/01 02:09:37 WOA+F94g0
それは初回版だけだろ。
181:名無しさんだよもん
09/06/09 14:34:06 /i85/wjN0
Kanonサイコー!
182:名無しさんだよもん
09/06/17 11:22:39 yHveQFzJ0
kye
183:名無しさんだよもん
09/07/05 07:59:06 RtblsL+40
栞のかわいさはKanonの中でも群を抜いている
184:名無しさんだよもん
09/11/29 00:01:33 2v3YXRDr0
!?
185:名無しさんだよもん
09/11/29 01:22:01 hUf1kg430
,,-‐----‐、 , -'"` ̄ ̄"`''-,__, --‐‐-..,
/ 、゙ヽ、 ‐-'´ ヽ‐- / / ヽ
,/´ .., ヽ,,l_)' zェェェァ' ;rfァt ヽ ,ト/ / ヽ
/ ヽ,r' ,l′ _,,, . __,, ,l゙.-〈__r,'、 ヽ_
_.l ヽ」 ,l .イてソ` l イにj`,/ ゙‐ヽ、_,, /l >>183
,l l| -'´ll ,l rソi" ヽ じ'' f゙l .,//゙l //\ ココおかしいんじゃねえか
l`l| l|ヽ v'⌒ヽ .,ノ j/ |l // }
l \ l| ,l l_U> r‐--‐ァ ,l |,l // l
/ '\ l|`l ゝ_,´ ゙ヽ__r′ .,.' ___l ヽ // |
,l '\ l| .lヽ__lL..,,, __ ,, _イ___./ | ∨/ ,}
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ヾ ヽ ヽ ヽ / ,l
ヽ、 ヽ l } / ,r′
ヽ ヽ | /′ ,,...''
`'':..、 ___ ___,..-.. |, ,l , :..-‐'"´
 ̄ /lr‐‐‐'--、_..... l_,..-'''""'- "
186:名無しさんだよもん
09/12/27 22:42:09 IQq564pL0
kanon最高でした!
今から10年ほど前ですか?
あゆ編でマジ泣きしました!
自分が元ヲタだったことをカミサン暴露してから、隠してた反動からかkanonを懐かしく、ぶり返し思っています。
今ではPCの壁紙はkanonになっています。(カミサン公認)
187:名無しさんだよもん
10/01/31 22:47:56 qVoEwDPX0
永遠に名作
188:名無しさんだよもん
10/01/31 23:01:16 e6eME06b0
キエーーーーーーッ!!!!
189:名無しさんだよもん
10/03/23 03:37:45 O0jcrgEz0
朝霧のクォリティに感動して
ED曲の聴きたさに完結するゲーム
keyの曲は良いと思った
けど今後の作品が・・・(´;ω;`)ウッ…
190:祐一TPSの作者
10/03/23 13:09:30 7BxM2BlQ0
相沢祐一は高校卒業後、20歳であゆと結婚するが
名雪との間に子供が生まれてしまう
そのことが原因で世間から激しく非難され
逃げるようにして海外の傭兵派遣会社に就職する
191:名無しさんだよもん
10/11/05 00:03:06 5fGrM2Zq0
ky
192:名無しさんだよもん
10/11/25 12:00:17 6ncyQb/J0
なんかおっちゃんはkanonとクラナドがごちゃごちゃになってるんよ
日常のちょっと不思議な泣ける話 絵が少女漫画
これは心に残るってほど名作なんかな?狐はちょっとだけキタが
風子はヒトデひっぱりすぎで台無しだよ
193:名無しさんだよもん
11/01/08 00:47:01 5fSjre320
イクサ