08/07/31 23:29:00 5Ltc5y3A0
理樹「だ、大丈夫ですか!?」
ワゴン車から飛び出して、一直線に駆けていく。
海水に浸かってぐちゃぐちゃになってる綺麗な髪。
理樹「あ」
そこへ、一回り大きな波がざぱんと打ち寄せた。
あや「うわっぷ、うえっ、ゲボ、ボ、ボドドドゥドオー」
理樹「ええええー」
低音の利いた吐瀉音と共に、口から海水を吐き出す。どこかその仕草を
懐かしいと思う自分がいる。
あや「り、りきくん……理樹くん!」
理樹「うわっ!」
立ち上がった彼女に、首元をがしっとホールドされる。そしてそのまま
あや「あっ」
理樹「えっ」
自転車であんな無茶をしたせいか。女の子のふらついた足腰はがくんと折れ、
僕と彼女は水面に叩きつけられた。
真人「なんだあいつら、波打ち際でフリーフォールしてやがるぞ。って誰だ?」
健吾「さぁな」
恭介「新メンバーさ。さて、海だぜひゃっほーーーぅ!」
健吾「ふっ子供だな」
真人「ひゃっほーーーぅ!」
健吾「あ、……ひゃっほーーーぅ!」