08/03/25 07:25:22 sazrxoNE0
それにBメロの最初の和音はF#M7なので、伴奏部分でもドのナチュラルを一切含みません。
なので直前までシとド#に挟まれていても、半音階的な違和感がなく転調できます。
このように二つのスケールを結びつける手段として、MTLは和声を作るためだけの理論ではなく、
メロディの運びとして使っても、時として和声そのものを支配するほど強力なスパイスとして
作用する、と言えるのではないでしょうか。
後付け加えるならば、
最初の部分のノイズ(たぶんピンクノイズ?)上行での風の表現については>>275に書いたとおりですが、
サビの部分では3度下に加えて4度上にもヴォーカルが重なったり、
ストリングスの高音域での伸音(まるで澄んだ空を感じさせるようなオーケストレーション!)、
Bメロからサビに戻るときの、実演ではまず無理なシーケンサーならではの細かいキックドラム
(これはこの手の曲では常套手段だろうと思いますが、入れるタイミングが絶妙)など、
メロディや和音の音程関係以外にもあちこちに目を見張るテクニックが多いことも
この曲をますます良いものにしていると思います。