07/12/27 16:37:00 kk/FPxcz0
夢と現実、欲望と理性、そして、癒やされぬ痕…。
別居中だった親父が突然の事故で死んで早一ケ月。
せめて四十九日の間くらいはと、長い大学の夏休みの終わり、俺はかねてから予定していた
旅行を取りやめ、田舎にある親父の実家へと訪れた。
幼い頃に両親を亡くし、俺の親父に扶養されていた従姉妹の姉妹達も、悲しみに明け暮れて
いた日々に決別し、徐々に明るい笑顔を取り戻しつつあった。
心に深い痕(きずあと)を残したまま、俺を優しく迎え入れてくれる彼女たち。だが事件は、
そんな彼女たちの心を、冷たく非情に引き裂いていった…。
「あ~~~~~~ん、もお~~~~~! 誰か、お願いだから
なんとかしてええぇぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!」
「だいたい、もとはといえば、あんたのせいだよっ、耕一!
あんな状況でど~しようもないスケベ心を出したりするから、
こんなことになったんだよ!」
「これは、たぶん……。うちの家系に伝わるテレパシー能力が
混線して起こった現象だと……」
「あ~ん、このまま元に戻れなかったらどうしよう~~!?」
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「痕」総合 第十一夜
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