07/12/26 18:26:48 txG6nx0/0
AQUAPLUS『To Heart2』公式サイト
URLリンク(www.aquaplus.co.jp)
Leaf『ToHeart2 XRATED』公式サイト
URLリンク(leaf.aquaplus.co.jp)
前スレのログ、どっかにうpしようか?
Leaf『ToHeart2 AnotherDays』公式サイト
URLリンク(leaf.aquaplus.co.jp)
ToHeart2 スレッド 過去ログ置き場(仮)
URLリンク(f55.aaa.livedoor.jp)
本スレや各キャラスレはこちらから。
ToHeart2 SideStory Links
URLリンク(toheart2.ss-links.net)
各キャラの呼称相関図は
URLリンク(botan.sakura.ne.jp)
内のToHeart2呼び方相関図を参照。
ToHeart2 SS の書庫 (スレの全作品保管)
URLリンク(th2ss.hp.infoseek.co.jp)
3:名無しさんだよもん
07/12/26 19:08:10 txG6nx0/0
保守
4:名無しさんだよもん
07/12/26 20:06:28 txG6nx0/0
みんなどこへ行った
5:名無しさんだよもん
07/12/26 20:42:43 MtaCWk2z0
何か短編で書けるようなネタがあれば書きますが、そのネタが無いのが現状です、はい。
長編は完全に手詰まりだし(´・ω・`)
6:名無しさんだよもん
07/12/26 20:57:31 MW4dcB1p0
なんかまたFSM氏のパクった馬鹿が出たって?
7:名無しさんだよもん
07/12/26 21:48:48 wmGcrt9K0
ほしゅ
>>4
あんだけレスつけてる人が居たはずなのにねぇ
とはいえ、このままこのスレも維持できるかは疑問だけど
全ては嵐と運営の行動しだいか
>>6
叩きやりたいだけならどこかよそでやれ
迷惑だ
8:名無しさんだよもん
07/12/26 22:18:15 sRq39IT40
>>2
前スレのログは是非お願いしたいですね。
ってもう遅いかな?
9:白詰草 ◆Pd9gE38GCU
07/12/26 22:50:37 6MxJT9Fd0
>>8
datファイルなら持ってますが、どうしましょうか
アップします? って、もういないかな
10:名無しさんだよもん
07/12/26 23:02:59 wmGcrt9K0
結局落ちる前のレスは562で終わりなんですかね?
11:白詰草 ◆Pd9gE38GCU
07/12/26 23:04:46 6MxJT9Fd0
>>10
そです
12:名無しさんだよもん
07/12/26 23:09:37 GBtMyjU90
白詰草久しぶりに見たな
全然嬉しくないが
13:名無しさんだよもん
07/12/26 23:37:36 kLpbKJam0
相変わらずだな。
14:名無しさんだよもん
07/12/26 23:39:33 wmGcrt9K0
アホみたいなレスつけてんな
保守汁
15:白詰草 ◆Pd9gE38GCU
07/12/26 23:51:47 6MxJT9Fd0
保守保守~
16:名無しさんだよもん
07/12/27 00:01:36 kLpbKJam0
保守保守~
17:名無しさんだよもん
07/12/27 00:01:41 wmGcrt9K0
保守
18:名無しさんだよもん
07/12/27 00:57:10 cvkDsm0z0
保守
19:名無しさんだよもん
07/12/27 01:21:27 Zjt3q2NQ0
保守
20:名無しさんだよもん
07/12/27 04:13:17 KbrAuJg40
今回の騒ぎで得したのはクソコテ連中だけか…
21:名無しさんだよもん
07/12/27 09:22:41 /FAXPUJq0
ほす
22:1
07/12/27 10:14:39 I2XmAEwA0
>>8>>15
自サイトの空きスペースにうpしときました
>>563以降のレスはカットしました(コピペ爆撃のため)
ToHeart2 SS専用スレ 21
URLリンク(www2.tokai.or.jp)
23:名無しさんだよもん
07/12/27 16:05:06 p134H5eN0
>>22
消えてたの見れなかったからありがたい
しかし562の、ねぎらうってのが感想やGJレスをすることなんじゃね?
ぶっちゃけあまりにも反応少ないから驚いただけなんだけど
24:名無しさんだよもん
07/12/27 18:38:56 P8/AMN4D0
そりゃ感想つけるのは作家さんにとって最高の労いになるだろうさ
でも結局、よっぽど飛び抜けたインパクトがなければ、そうそう感想なんてもらえないわけで
反応すら少ないってーのが現状なんだよね(まあ住人そのものが減ってるんだろうけど)
つうか俺も>>23とまったく同じ感想を抱いたよ、ホントに反応少なくて驚いた
対価って言い方が適切かどうか知らんが、対価に見合わないというか、長く連載してた作品が
完結したワリにはえらくあっさりしてたよねえ
だから作家さんが少ないなりに反応してくれた人に対してレスをするってのはすげー理解できるよ
あれすら否定されたら、モチベーションを自分の中で保つしかなくなって厳しいだろ(´;ω;`)
25:名無しさんだよもん
07/12/28 00:05:00 O3zjVKTk0
住人が減ってるということは無いと思うんだがね
付くときは嫌って程レス付くし
結局レスつける気にもならんという冷たい住人が増えたんだろ
馴れ合いっぽいの嫌というのもいるし
どうせ板ごと落ちたんだからこの際道場っぽいの真剣勝負スレでも別に立てれば?
読み応えのあるしっかりした投稿とそれにちゃんとした感想をレスできる住人だけのスレ
その代わりここは馴れ合いもそこそこにOK、ライトな作品もどんどん投稿してくれというスレにすればいい
投稿が分散することで薄くなるのはある程度我慢する事になるけど
とりあえず反応が薄かったり、逆に大荒れになるのは減るんじゃないか?
26:名無しさんだよもん
07/12/28 00:13:02 jTvQyag30
>>25
過疎化してるくせにさらに分割してどうする
現状のままでいいわ
27:名無しさんだよもん
07/12/28 00:50:15 yQ5NueOe0
SSは読むの面倒だけど議論は読むの楽しいって人が多いんだろ
28:名無しさんだよもん
07/12/28 00:54:38 CI8ilvMY0
>>25
つーかそれっぽいことを目的としたSS関連スレも一応あったんだわ。
でもやっぱり過疎ってたな。騒動で今は消えてるけど。
葉鍵的 SS コンペスレとか
*9の指定したSSを*0がレビューしてみるスレとか。
感想会っていうか批評みたいなことやってた。
ちなみに消えたスレは今ならほとんどここで保管してるみたいです。
葉鍵板 2007/12/26の朝05:15頃に圧縮dat落ちしたもののdatとhtml保管庫
URLリンク(nippoudairi.2-d.jp)
興味があったらここで読んでみたら?
でも真面目な投稿、感想って言っても簡単じゃないよね。
29:名無しさんだよもん
07/12/28 01:01:39 0HTFJceG0
コンペスレはまじめに読んだこと無いですけど、レビュースレはわりと見てましたよ
確かに流行ってるとはいえなかったけど、それなりに建設的な書き込みが多かったような気がする
30:理性を超えたフェティシズム
07/12/28 03:18:22 /fTo7/3U0
10レス前後で投下しまーす。
31:理性を超えたフェティシズム 1/9
07/12/28 03:19:05 /fTo7/3U0
「俺、納得いかないんだけどよ」
ある日のある休み時間、雄二が唐突に語り始めた。
「冬になると制服のスカートの下にジャージ穿く女子いるだろ」
「……それがどうした」
「あれはすべての男に対する宣戦布告だと思うんだよ」
今さらながら確信する。こいつは馬鹿野郎だ。
「見た目の野暮ったさはもちろんだが、何より露出が減るのが頂けん。より具体的に言うと」
「―もういいから黙ってろ、な?」
同情っぽい目を向けながら、雄二の肩をぽんぽんと叩いてやる。
いくら馬鹿野郎でも、俺は幼馴染みを見捨てたりしないからな。
「いいや、言わせてもらうぜ」
ところが、雄二は俺の制止を振り切り、拳を振り上げながら、
「女の子ってのは見られることで美しくなる生き物だ。スカートを穿いてるのは、そういう意
味だってあるはずだ。しかし! スカートの下にジャージを穿くってことは、スカートを否定
していることに他ならない! そしてそれはそのまま美しくなるための努力を放棄しているこ
とに繋がる!」
「……あのな、女子がスカートを穿いてるのは、あれが制服だからだ。で、こんだけ寒けりゃ
各々で対策を立てるのは当たり前だろ。別にジャージくらい穿いたっていいじゃないか」
俺は、本人たちが納得済みなら、どんな格好をしてたって構わないと思う。確かに凄い格好
だと思わなくもないが、寒空の下で生足を晒しているのを見ていると、こっちの方が寒気を感
32:理性を超えたフェティシズム 2/9
07/12/28 03:19:37 /fTo7/3U0
じるくらいだ。女子だって、少なくとも雄二が言うみたいな勝手な理屈で文句をつけられたら
たまらないだろう。
しかし、雄二は俺の言葉にちっちっち、と人差し指を立てる。
「寒いなんてのは分かってんだよ。俺が言いたいのは、防寒と見た目を両立させる手段なんて
いくらでもあるだろってことさ。そう、例えば―」
雄二の視線が黒板の方に向けられる。
その視線を無意識のうちに追うと、視界に女子の一団が入る。
「―優季ちゃんみたいな黒ストッキングが最高だと思うだろ! お前も!」
「馬鹿野郎」
「ふごっ!?」
熱弁を振るう雄二の頭を押さえつけ、机に押しつける。
さすがにこれだけ騒げば周りの目だって集まるわけで、件の草壁さん自身も不思議そうにこ
ちらを見つめていた。
はあ……聞こえてなきゃいいけど……。
33:理性を超えたフェティシズム 3/9
07/12/28 03:20:12 /fTo7/3U0
「貴明さんって、ストッキングがお好きなんですか?」
ごちん。
あまりにもいきなりだったので、思いっきりテーブルに頭突きしてしまった。
「た、貴明さんっ!? いきなりどうしましたっ!?」
つむじに向かってかけられた声は、草壁さんのものだ。
帰りにうちに寄って夕食を作ってくれるという話になっていたのだが、その前にお茶でもど
うぞ、と湯飲みと一緒に質問が差し出されたのである。
「……一応訊くけど、どこからそういう話が出てきたの?」
「学校で向坂くんとそういう話をしていませんでした? ……あ、お好きなのは黒いストッキ
ングでしたっけ?」
俺は、がばっと顔を上げて、
「色とか関係ないからっ!」
「……色は関係なくお好きなんですか」
「そうじゃなくて……って」
必死に弁解を試みようと身を乗り出しかけたところで、草壁さんが笑いを堪えていることに
気付いた。
ひょっとして、いや、ひょっとしてなくても俺、からかわれてる?
「……草壁さん」
「はい」
「オデコ出して」
34:理性を超えたフェティシズム 4/9
07/12/28 03:21:32 /fTo7/3U0
「はい」
ぺしん。
「あっ」
お決まりの『おしおき』をされて、草壁さんが可愛らしい声を漏らす。
それでも、草壁さんは嫌がっているどころか、むしろ凄く嬉しそうで、
「私は別に、貴明さんがストッキングとか好きな人でも気にしないのにな」
まだ『おしおき』され足りないとでも言うように、そんなことを口にする。
これじゃあ『おしおき』じゃなくて『ごほうび』みたいだ。
俺はため息を吐き出してから、もう一度床に座り直し、
「あれは、また雄二のやつがおかしなこと言い出しただけだよ。冬場になると、女子がスカー
トの下にジャージを穿くのが嫌なんだってさ」
改めて言葉にすると、馬鹿らしすぎて涙が出てきた。
幼馴染みの脳の具合が本気で心配になってくる。
「ああ―なるほど」
しかし、草壁さんはなんだか妙に真剣な顔で頷きながら、
「男の子から見ると、あれってヘンですか?」
意外や意外、真面目に質問を返されてしまった。
「……うーん、俺は別にヘンだとは思わないけど。それにうちの制服のスカートって、ただで
さえ短いから、ああでもしなくちゃやってられないんじゃない?」
それこそ草壁さんみたいにストッキングでも穿かなければ、という最後の一言は飲み込んで
おく。
35:理性を超えたフェティシズム 5/9
07/12/28 03:22:23 /fTo7/3U0
これ以上あらぬ誤解を受けたくない。
それでも草壁さんは、俺が言わなかった内容を鋭く察したのか、くすりと微笑みをこぼし、
「私がああいう風にすると、ホントにヘンなんです。自分でも嫌になっちゃうくらい似合わな
くて。だからストッキングに……って、ダメです貴明さんっ、想像しないでくださいっ」
頭に浮かびかけた「スカートの下にジャージを穿いた草壁さん」という図が、その言葉で霧
散した。
気まずいものを感じながら鼻の頭を掻く俺の前で、草壁さんはちょっとだけ頬を膨らませて
いる。
いや、まあ、どうなんだろう。
言うほど似合わないってことはないと思うが、確かに草壁さんのイメージとはちょっとかけ
離れている気がする。
今穿いている黒いストッキングが似合いすぎてるってのもあるだろうし……いやいやいや、
何を考えてるんだ俺は。
「はあ……私も小牧さんくらい似合うといいんですけどね」
本当に落ち込んでいる声で、草壁さんが呟く。
「確かに小牧さんは似合ってるなあ」
思わずこぼれたのは、本心からの感想だったからだ。
おそらく俺と草壁さんは、頭の中で同じ絵を思い描いているだろう。
見た目のせいなのか、性格のせいなのか、はたまたその両方なのかは分からないが、「スカ
ートの下にジャージを穿いた小牧さん」というのは、良くも悪くも素朴な雰囲気で凄くいい。
36:名無しさんだよもん
07/12/28 03:23:34 3mx/pqUf0
支援ー
37:理性を超えたフェティシズム 6/9
07/12/28 03:23:58 /fTo7/3U0
本人がどう感じるかは別として、あれはかなり似合っている。
俺が見る限りでは、実際にその格好で過ごしていることが多いようだし、あれは不思議なく
らい違和感なく受け容れることのできるファッションだと思う。
「……結構大変なんですよね、ストッキングも」
そう言うと、草壁さんはテーブルの向こうで膝立ちになり、
「油断するとすぐに伝線しちゃうんです。自分の爪とか、あとはカバンの角とか危ないんです
よ」
「そうなんだ」
これぞまさに乙女の悩みというやつか。
さすがにストッキングが伝線して困る、なんて悩みは抱えようがない。
「それに自分だと気付かないことが多くて―」
「っ」
やばい。
今、お茶を飲んでなくてよかった。
お茶を口に含んでいたら、吹き出すか、間違いなく気管の方にいってたと思う。
「どうでしょう? もう伝線しちゃってたりしませんよね?」
膝立ちの格好のまま、不安げに自分の身体を見下ろす草壁さんは、どれだけ無防備なことし
ているのか分かっていないようだった。
ありていに言うと、短いスカートの裾に手をかけ、ちらちらとめくりあげながら、しきりに
ふともものあたりを気にしている。
38:理性を超えたフェティシズム 7/9
07/12/28 03:24:38 /fTo7/3U0
きっと、そのあたりが気付かないうちに伝線してしまうことが多い場所なのだろう。
これまでの話の流れで、それくらいは予想がつく。
「…………」
だからといって、こんな魅惑的な光景を目にして心穏やかでいられるかといえばそんなこと
はなく、草壁さんって細身に見えるけど着痩せするタイプなんだよなあ、とかいらんことが頭
の大部分を占めていくのは避けられない。
何だか黙って見ているのも悪い気がして、何と言って教えればいいだろうかと頭を抱えてい
たそのとき、
「―あれ」
視界の隅に、不意に違和感を覚えた。
「草壁さん、そこんとこ」
「えっ?」
「うん、そう、左足のふとももの裏……伝線しちゃってない?」
「……あ、しちゃってますね……」
俺が指さした先を探し当てた草壁さんは、自分でも確認してから、がっくりと肩を落とした。
そして、ようやくスカートの裾から手を放し、ゆっくり立ち上がる。
「すみません、貴明さん。洗面所お借りしてもいいですか?」
「それは構わないけど、どうしたの?」
「伝線しちゃったのをいつまでも穿いているわけにもいかないので、ちょっと脱いできます」
草壁さんは、傍らに置いてあったカバンを拾い上げて、
39:理性を超えたフェティシズム 8/9
07/12/28 03:25:14 /fTo7/3U0
「こういうときのために、予備のを持ち歩いてるんですよ」
カバンを軽く掲げて見せてから、得意気な笑みだけを残して廊下に出て行った。
「……すっげー」
心の底から感心する。
準備が良すぎるというか、そんなことまでしなくちゃいけないのかというか、とにかく女の
子は大変らしい。
「お待たせしました」
そして、一分も経たないうちに草壁さんは戻ってきた。
「早かった、ねっ!?」
「ストッキングを脱いだだけですから……どうしました? 貴明さん?」
「い、いや、なんでもないよ、うん、なんでも」
「そうですか……?」
首をかしげた草壁さんが、怪訝な顔をしながら近づいてくる。
「あ、あの、草壁さん」
「はい?」
「えっと……新しいのに穿き替えるんじゃなかったの……?」
そうなのだ。
俺が狼狽したのには理由があって、その理由というのは草壁さんがストッキングを穿いてい
ないことだった。
さっきまで黒いストッキングに見慣れていたせいか、突然白い足をばーんと見せつけられる
と、とんでもなく驚く。
40:理性を超えたフェティシズム 9/9
07/12/28 03:25:51 /fTo7/3U0
靴下すら穿いていない、いわゆるその、生足というやつでして。
今さらという気がしないでもないんですが、その、ギャップによるインパクトというのは大
したものでして。
「あ、はい。室内は暖かいですから、予備のストッキングは帰るときに穿こうと思ったんです
けど」
「な、なるほど」
「……何かいけなかったですか? やっぱり貴明さんはストッキングが……」
「いやいやいやいや! そうじゃないから! それは絶対に違うから!」
むしろ、どちらかというとストッキングを脱いだという事実の方に困ってます。
草壁さんは俺の内心を知ってか知らずか、少しだけいたずらっぽく微笑んで、
「じゃあ、晩ごはんの支度はじめちゃいますね。台所お借りします」
抱えたままだったカバンの中から、今度はエプロンを取りだして、慣れた手つきで身にまと
った。
これもやばい。
制服+生足+エプロン。
しかもスカートが短いせいで、前から見ると下半身はエプロンしか見えない。
雄二だったら一瞬で理性を吹き飛ばしているであろう、何とも恐ろしい組み合わせなのだ。
草壁さんは、こみ上げてくる衝動を必死で抑えている俺の目の前で、くるりと一回転して、
「貴明さん、かなりお腹ぺこぺこみたいですね」
そこで、ぽっと頬を染めて、こう言った。
「……今日はデザートも用意しておきますから、楽しみにしておいてくださいね」
その日は、夕食もデザートも大変おいしゅうございましたとさ。
41:名無しさんだよもん
07/12/28 03:27:15 /fTo7/3U0
以上です。
支援ありがとうございました。>>36
貴方に黒ストと生足の加護があらんことを。
おやすみなさい。
42:名無しさんだよもん
07/12/28 05:57:38 3Ae1PRT30
>41
乙~
南東北人の俺の周囲は生orジャージが殆どなんだが、
北(盛岡市あたりから)に行くと黒ストがデフォで新鮮だったりするなぁw
43:名無しさんだよもん
07/12/28 06:30:03 tLRXlzuf0
乙
>>42
そのとうり by 北東北人
44:名無しさんだよもん
07/12/28 06:30:38 tLRXlzuf0
下げ忘れた
45:名無しさんだよもん
07/12/28 08:02:48 ICiU5fcU0
>>41乙
デザートはやっぱあれですか?
46:名無しさんだよもん
07/12/28 11:06:48 0HTFJceG0
乙
東鳩の制服はスカートが短いからジャージ履くと目立つよなあ
現実では北海道でもはいてる奴は結構居る
体育会系がほとんどだし裾を折って隠してるけど
47:名無しさんだよもん
07/12/28 17:56:49 Xe7v1Jvn0
>>41乙
草壁さんのストッキングで漉した紅茶なら何杯でも飲める
48:名無しさんだよもん
07/12/29 02:40:52 cpPrAjtu0
さてコミケ当日になったわけだが
俺の他にSS作家見学コースを回る奴はいないかw
49:名無しさんだよもん
07/12/29 14:27:10 wESnscyMO
>>48
何日目に誰がいるんだ?
50:名無しさんだよもん
07/12/29 18:36:39 cpPrAjtu0
葉鍵は三日目だろ・・jk・・
とりあえず白詰草さん見てくるよ
本は買わないけどw
wkwkが止まらないwww
51:名無しさんだよもん
07/12/29 20:00:46 ZW3xxQXS0
>>50
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
52:名無しさんだよもん
07/12/30 03:23:45 i69Nj2590
ToHeart2SS置き場の人も寄稿してるみたいだね。
53:名無しさんだよもん
07/12/31 18:54:33 TBCLKEHj0
hosu
54:このみへのお年玉 【1833円】
08/01/01 05:56:29 f1yQb7ZI0
あけおめ
55:名無しさんだよもん
08/01/01 07:49:20 gb4NRzzd0
ことよろ
56:名無しさんだよもん
08/01/04 20:47:48 y6ZvVCAG0
ことよろ
57:名無しさんだよもん
08/01/05 00:09:55 DLZDe2fK0
ええい、新年だというのに、巫女さんコスプレSS書く猛者はおらんのかっ!
できれば草壁さんでお願いします
58:名無しさんだよもん
08/01/05 09:56:27 QZAbdxQu0
>>57
優季スレにあるよ
59:名無しさんだよもん
08/01/05 13:05:13 mRxOjbcc0
優季スレで空気読まずにSS投下してるのって、どう見ても物書き修行中氏だよなあ…w
60:名無しさんだよもん
08/01/05 13:07:33 mRxOjbcc0
こっちに戻ってきてくれればいいのになあ…
途中で送信しちまった、スマン
61:おみくじとお守りと交通安全 1/9
08/01/05 13:41:31 d8wkp1Lz0
「うわー」
このみが間の抜けた声を出す。
「凄い人だなあ」
俺も口をぽかん。
このみと初詣、今年はちょっと足を伸ばして地元で一番大きな神社に来てみたんだけど。
……人、人、人。
「あっ、タカくん! わたあめだよっ!」
の群れに、さっそく突撃しようとする幼馴染み。
「こらこらちょっと待て」
出店の方も凄い混雑。見失ったら大変なので、首根っこつかんで連れ戻す。
「お参りとおみくじとお守りが先だろ。破魔矢も頼まれてるし」
「わたあめ、売り切れない?」
「だいじょうぶ。後でゆっくりな」
「たこやきも? やきそばも買っていい?」
「ああ」
「やたー♪」
春夏さんからのお小遣いは、俺が預かってる。このみに預けると、速攻で食べ物に化けるから。
ともかく、先にするべきことを済ませることにして、俺達は本殿に向かった。
「こっちも人がいっぱいだねえ」
キョロキョロと人の列を見回すこのみ。
「はぐれないでよ」
そう注意すると。
「うんっ!」
このみはやたら元気に応えて、親に甘える子供みたいに腕に飛びついてきた。
……ちょっと恥ずかしい。けど、お正月だし、まあ、いいか。
62:おみくじとお守りと交通安全 2/9
08/01/05 13:43:25 d8wkp1Lz0
<凶>
「あちゃー、やっちゃった」
神社のおみくじってのは吉と末吉が多いんだそうだが、数少ない凶を喰らってしまった俺。
<中吉>
「<ちゅうよし>?」
「読み方違う」
「うーん、あっ、わかったっ! <なかよし>、だねっ! タカくんとも、タマお姉ちゃんとも、みんな仲良し!」
……うん、このみは、それでいいんじゃないかな。でも雄二も入れてやれよ。
「それで、タカくんは」
「凶だってさ……。身辺に怪我の元多し。特に交通事故に気を付けられたし」
「ええっ!」
このみが俺の服をつかむ。
「タカくん、交通事故で死んじゃうの~っ!」
がくがくがくがくがくがくがくがく。
「し、死なない死なない、というか、このみ揺するのやめて、って、チョーク、チョークっ!」
「そんなのやだぁ~っ!」
齧り付かれて首が死ぬ。あと、周囲の目が恥ずかしい。
と、
「凶のおみくじは、利き腕と反対の手で結べば大丈夫ですよ」
涼やかな声がした。
振り向くと、真っ黒な長髪が綺麗な、若い巫女さん。
「あっ、すみません、うるさくして。ほら、このみ、離れて」
「うん……」
見られていたことにはちょっと照れて、顔を赤くするこのみ。
「いいえ、もう十分賑やかですから」
微笑んだ巫女さんは、よく見ると俺達と同い年くらい。バイトにしては、はまってるなあ。
63:おみくじとお守りと交通安全 3/9
08/01/05 13:45:03 d8wkp1Lz0
「これで大丈夫かな?」
巫女さんが案内してくれた木の枝に、左手で籤を結んで俺。
ぱん、ぱんと手を叩いて拝んだのがこのみ。
「いや、おみくじ拝んでも」
「心配だもん」
「籤ひとつで大袈裟だって」
子供をあやしてる気分になった俺、だけど、
「そうですね。私も心配です」
あのー、巫女さんに同意されちゃうと、俺も不安になるんですが。
「心配なので、これを差し上げます」
こそっと袂……ではなく何故か胸元から……う、結構おっきい……ぐ、このみに足踏まれた……小さなお守りを取り出す巫女さん。
「う、お幾らですか?」
「これは、私の気持ちですから、無料です」
なんだか申し訳なく思う俺の手に、巫女さんはお守りを押しつける……あ、まだあったかい……痛っ! このみにつねられた。
「破魔矢買って、わたあめ食べるのっ!」
急に何を怒ってるんだよ。
「ふふっ、破魔矢はあっちで売っていますよ」
巫女さんが楽しそうに指さした方向を見ると、神社の拝殿の脇の売店。
「うし、行くか。俺も早く焼きそば食いたいしな」
「うんっ」
食べ物の話ひとつで機嫌を直すこのみ。
「色々、ありがと……あれ?」
礼を言おうと振り返ったら、もう巫女さんはいなかった。
「いついなくなったんだ?」
「? ? ?」
このみも首を傾げる。ひゅうっと一陣の風が吹いた。
64:おみくじとお守りと交通安全 4/9
08/01/05 13:47:39 d8wkp1Lz0
拝殿の方に歩きながら、さっき貰ったお守りを眺める。
紫色の布地に金文字の、典型的なタイプだけど。
「交通安全……yuuki?」
裏側にローマ字が刺繍してあるお守りってのも珍しい。
「あの巫女さんの名前かな? 自分のお守りだったんじゃ?」
だとしたら、悪いことしたような。
「うー、いつまで見てるのっ」
そんなことを考えていると、なんだかまたこのみの機嫌が悪くなる。
「あっ、ほら、あったよ破魔矢」
咄嗟に発見した目標物を指さして注意を逸らす。
「ホントだっ」
とととっと、さっそく駆け出すこのみ。加速度∞。
その横から、別な巫女さんが飛び出してきた。
「あっ、このみ危ないっ!」
「へっ? うわあっ!」
「きゃあ?」
このみと共に、妙に聞き覚えのある悲鳴。ちょっと間が抜けているような。で、激突。
どんがらがっしゃーん。
「はらほれひろふれ~」
「大丈夫か、すみません」
渦巻きお目々でひっくり返ってるこのみを抱き起こしながら、転んだ巫女さんに謝る、て、あれ?
「委……小牧?」
「痛ぁぃ……って、へっ、こ、河野くん~っ?」
地面の上で意味もなくわたわたと慌てふためく巫女さんは、見紛うことなく我らがクラスの委員長小牧愛佳その人だった。
「ところで、今あたしのこと委員長って言いませんでした?」
混乱しててもそこだけは突っ込むのか小牧。
65:おみくじとお守りと交通安全 5/9
08/01/05 13:50:26 d8wkp1Lz0
「ごめんね、拾って貰っちゃって」
小牧が抱えていたのは、お守りとか絵馬とか売り物の小品類。
「いやこっちこそ悪い。しかしこんな所で小牧に会うとは思わなかったな」
「あははは、ちょっとバイトで売り子さんを……」
照れ照れで笑う小牧。
あっ、そうだ。
「巫女さんのバイトでさ、ユキさんかユウキさんって子いる?」
さっきお礼言いそびれたので、会ったら伝えて貰おうかと。
でも、小牧は首を傾げる。
「ユウキさん……うーん、わかんないなぁ」
「髪が長くて、すらっとして……」
胸がおっきかったとは、言わないでおこう。
「ごめんなさい、人も多いから、もし会ったら、伝言しておくね」
腕を組んで首を捻りつつ、申し訳なさそうな小牧。
う、胸と言えば小牧もかなり。
さっきの巫女さんはすらっとして正しく幽玄な巫女さんという雰囲気だったけど、
少しぽちゃっとした小牧の巫女服姿は、いかにも不慣れな感じでこれもまた……
「な、なんですかあ、そんなに見ないでくださ……ないでよぉ」
いかん、思わず凝視しちまった。
俺の視線にわたふたと腕を振り回す小牧、と、その腕が商品にヒット。
ちゃりーん。
絵馬の鈴がころころ、すっころりんと転がって、
「あっ、いけない」
小牧は慌てて立ち上がって追いかけかけて、
「ふぎゃっ」
小物拾いを手伝ってそのまま座ってたこのみと、二度目の激突をした。
66:おみくじとお守りと交通安全 6/9
08/01/05 13:53:03 d8wkp1Lz0
「きゅう」
「わわわっ、ご、ごめんなさいっ」
このみともつれてひっくり返った小牧。立ち上がる、けど。
「こ、小牧っ、袴袴っ」
「はい? へ? きゃああああっ!」
転んだ時に、このみが裾を踏んづけてしまったのか、着付けが悪かったのか、
いや、まあ、その、なんだ、緋袴がするりと抜けちゃってさ。
★★★しばらくお待ち下さい★★★
「み、見えて、なかったよね……」
巫女服を直して、初日の出よりも真っ赤になって、小牧は消え入りそうな声。
「う、うん」
嘘じゃないぞ。巫女装束の白衣ってのは、ずいぶんと裾が長いので、袴が脱げても下着は見えない。
ただ、小牧の場合は、バイトさんが動ききやすいようにか、
本来は足首まである白衣が膝下くらいだったから、じたばたした時にちらちらと柔らかそうな脚とか。
あと、その、当然ながら下着は洋式だったから、この、白衣の上からラインとか……言えん言えん。
こほん。まあ、そんなわけで。
「ありがとうございましたぁ」
せっかくなので小牧から破魔矢とか頼まれモノを買って、
「うし、じゃあお店っ!」
「やたーい!」
洒落なのかなんなのか、とにかく元気に走り出すこのみ。
あ、木の根につまづいた。
「ととととーっ!」
「大丈夫かおい」
豪快によろめいた所を、なんとか腕をつかんで回収成功。
67:おみくじとお守りと交通安全 7/9
08/01/05 13:55:33 d8wkp1Lz0
「えへへ、ごめんね」
ちろっと舌を出して、ちょっと恥ずかしそうだけどまったく反省の色はない回収物。
「ったく、俺よりこのみの方が事故に遭いそうだな」
ぼやいてから、ふとさっきのお守りが目に留まる。
……普通に確率高そうだし、な。
「このみ、ほれ」
「?」
俺はお守りの紐を広げて、このみの首にかけてやった。
「でも、これ、タカくんの」
「俺は大丈夫だから、さっきおみくじ結んだし」
「うん……」
ちょっと考え込みそうな幼馴染みの頭を、ぽんと叩く。
「このみが持ってた方が、俺も安心だからさ」
なでなで。
「うー、うんっ、へへっ、ありがとうっ!」
それで、このみもにこーと笑うと、くるくる回ってあたりを駆けだした。
うん、心配してくれた巫女さんには悪いけど、俺は自分とこのみのどっちかって迫られたら、自分が事故に遭う方を選ぶと思う。
笑うなら笑え、俺は、このみには甘いのだ。
「じゃあ、れっつごーっ!」
「おいっ、だから走るなって」
「お守りあるから大丈夫だよ~っ! わたあめ~っ!」
今日はやけに機嫌の変動が激しいこのみ。あっというまに人混みに消えていく。かえって危険だったか。
まあ、目的地は判ってるからな。そう思ってのんびり出店の方に歩いていたら、
「あ、たかあきや~☆」
また、見知った顔にあった。
68:おみくじとお守りと交通安全 8/9
08/01/05 13:57:43 d8wkp1Lz0
「あけましておめでとう、珊瑚ちゃん」
「おめー☆」
俺の挨拶に両手を挙げて応えてくれたのは、一年生の姫百合珊瑚ちゃん。
ひょんな事で知り合った子だけど、ぽわんとした見かけによらない超天才児だ。
「瑠璃ちゃんも。おめでとう」
「ふんっ、新年そうそうたかあきに会うなんて、今年は最悪の年やなあ」
珊瑚ちゃんとは対照的に膨れっ面をしたのは、双子の瑠璃ちゃん。
いつも態度はこうだけど、心根は優しい子だって俺は知ってるから平気。
「瑠璃様、そういう事は、心になくともおっしゃるものではありませんよ」
注意したのは、二人といつも一緒のルックスも性格も素敵なメイドロボ、イルファさん。
「イルファさんも、あけましておめでとう」
「はい、今年もよろしくお願い致しますね」
イルファさんによろしくお願いされたらどんな事でも聞いてしまいそうだけど、
お願いされなくたってこの子達とは仲良くしていきたい。
ただ、最近は問題がひとつあって。
「……あと二人は?」
俺はこっそりイルファさんに尋ねる。
そう、こっそり。できれば、問題は避けて通りたい。
が、
「来てますよ」
う、凶兆。
「さきほど、屋台の方を見に行ったんですけど……」
案の定、イルファさんが答えを言い終わる前に、
「あっ、いたあ~っっっっっっ!!!」
大音量で、問題の方が俺を発見してしまった。
69:おみくじとお守りと交通安全 9/9
08/01/05 13:59:15 d8wkp1Lz0
「たかあき、あけおめことよろーっ!」
どこで覚えたのか妙な省略語を叫びながら、迫り来る問題その1。
正式名称は忘れたけど通称ミルファ。イルファさんの姉妹機である、来栖川製メイドロボ。
イルファさんに良く似てるけど、ピンクの髪と悪戯っぽい瞳と、あと一回り大きな胸が特徴。
なんで大きな胸ってわかるかっていうと、よく抱きつかれるから。
羨ましいとかいうなかれ、確かにミルファは可愛いし性格も(無茶苦茶だけど)明るくていい娘だけど、加減ってもんを知らないので。
「今年の初だっこーーーーーっっ!」
激突したら絶対にただではすまない速度と加速度で突撃してくる、推定1000万パワーの元気球。
だが、奴の攻撃は直線的だ! 焦るな河野貴明! コースを見切って、身をかわすっ!
「……。」
「のわあっ!?」
しかし、俺が避けようとした先に、気配も感じさせずに待っていた問題その2。
「……ジッ。」
問題その2。通称シルファ。ミルファのさらに妹ともいうべき機体で、無口。
金髪を編んだ尻尾みたいな髪がトレードマークで、ミルファみたいに暴れはしないんだけど……いや、詳細は語るまい。
というか、既に語ってる場合じゃなかった。
「うわっ、急に止まっちゃちゃちゃちゃちゃああああああっっっ!」
目の前に出現したシルファから身をかわそうとした俺は、ノーブレーキで爆走してきたミルファと、
どっかーん。
「はぁ……だから、お守りを差し上げましたのに」
5メートルほどぶっ飛ぶ途上、なぜか眼前に現れた巫女さんの幻を見ながら、俺はこう思った。
メイドロボに轢かれるのも、交通事故っていうのかな……。
70:名無しさんだよもん
08/01/05 14:00:51 d8wkp1Lz0
以上。6/9の15行目「動ききやすいように」→「動きやすいように」。ほか誤字脱字御免
>57を見てから約3時間で衝動的に書いてしまいました。タイトルも適当です。今は反省していない。後でするかも
71:名無しさんだよもん
08/01/05 14:04:57 mRxOjbcc0
>>70
新年一発目おつかれさまです
リアルタイムで見れたのはよかったなあ
このみ中吉が読めないってところで思わず突っ込んだw
なんてゆとり? でも中の人ホントに読めなそうです(´;ω;`)
てか面白いっすね、この話
オチもほのぼのって感じだったし、最後まで楽しめました
たしかに交通事故っちゃー交通事故だもんなあw
72:名無しさんだよもん
08/01/05 14:14:28 3vgyU7oX0
>>70
乙です
最後ミルファとシルファに挟まれてぱらいそなんじゃないかと思った俺はダメ人間 orz
>>60
あんだけボコボコにされたんだし戻ってこないんじゃね?
向こうでもけっこうフルボッコだしw
73:名無しさんだよもん
08/01/05 14:19:56 QZAbdxQu0
>>70
新年早々乙
交通事故にはやられたぜ
まさかこういうオチでくるとは思わなかったわw
74:名無しさんだよもん
08/01/05 14:22:10 jmXXwUOL0
先にこのみにお守りあげておけば、愛佳と事故れたのに~
75:名無しさんだよもん
08/01/05 14:33:35 D+15sK8E0
歩行者と走行者(?)の激突も一応は交通事故扱いなのかなぁ?w
何にしても乙。最後をメイドロボでしめるとは思わなかったんだぜ。
76:名無しさんだよもん
08/01/05 14:37:56 d8wkp1Lz0
シルミルサンドイッチは考えたけど、>74の発想はなかったわw
確かに少年/少女漫画で「交通事故」といえば突発キス/胸触りの隠語だし...
77:名無しさんだよもん
08/01/05 19:19:47 DLZDe2fK0
>>70
リクエストしたらホントにキタ━━(゚∀゚)━━!!
お礼にちーをやろう つi
その代わりに、そこの草壁さんはもらっていく!
>草壁さんスレのSS
彼はもうホームページでも持てばいいと思うんだ
78:名無しさんだよもん
08/01/05 20:01:11 XHSvQmXT0
しかし、メイドロボが人に怪我させたら主が払うんだろうが、自賠責とかあんのかなw
あと(多分)シルファみたいに所有者と御主人様が違う場合はどうなるんだ?
79:名無しさんだよもん
08/01/05 23:37:43 a0+7EO5XO
>>78
> あと(多分)シルファみたいに所有者と御主人様が違う場合はどうなるんだ?
どういうこと?どっちも珊瑚じゃないの?
80:夕飯の準備と洗濯物と 1/15
08/01/06 00:06:30 bvC3213N0
お昼も過ぎて。
そろそろ瑠璃様に珊瑚様、それに、貴明さんが帰ってくる時間。
今日のお夕食は、いつも行く八百屋さんに良いおナスが売っていましたし、マーボーナ
スにしましょうか。それだけではお口も飽きてしまいますし、さっぱりとした冬瓜のスー
プも一緒に。副菜にもう一品、中華風冷奴もお付けして。
鼻唄を歌いながら、買い物カゴの中から出した野菜を洗っていく。
脱衣所の奥からは、さっき回し始めた洗濯機がまるで伴奏するように音を立てている。
ニンジンに付いた泥を丁寧に洗い落としながら、夕飯の時のことを考える。
瑠璃様は褒めてくださいますでしょうか。家庭用のコンロでは、どうしても火力が低く
なってしまいますし。
珊瑚様はあまり辛いお料理が得意ではありませんし、調味料の使い方を気をつけて。
貴明さん、どれくらいお召し上がりになりますでしょうか。おナス、もう少し用意した
方が良かったかも。
自分の料理を食べてくれた人が、喜んでくれることを考えながら準備に取り掛かる。鼻
歌は、いつの間にか体でリズムを取るようになってきて。
だからそれも、けして手を抜いていたせいではなくて。
つい3人のことを考えていると、野菜を洗っていた時のまま水道の蛇口を閉め忘れてし
まって。水につけていたナスがボウルの外へ流れてしまいそうになる。
「あ、いけな─
蛇口を閉めようと、慌てて伸ばした手は蛇口のレバーではなく水道の先に触れてしまっ
て。
「ひゃっ、ひゃぁぁぁ・・・・・・
81:夕飯の準備と洗濯物と 2/15
08/01/06 00:08:40 bvC3213N0
学校が終わって、いつものように俺は珊瑚ちゃん瑠璃ちゃんと一緒に、珊瑚ちゃんのマ
ンションへと帰ってくる。
玄関の扉を開けて、真っ先に中に駆け込んでいくのが珊瑚ちゃんで、その次が瑠璃ちゃ
ん。一番最後に俺の順番で中に入って行った。
中に入って漂ってきたのが、食欲をそそるような辛い臭い。きっと今日の晩御マーボー
豆腐に違いない。
「イルファ、ただいまー」
「イルファさん、ただいま」
ただ今日は中の様子がおかしい。いつもなら俺たちが帰ってきたところで、イルファさ
んが玄関まで迎えに来てくれるのに。
リビングの方から物音はするから、いない訳じゃ無さそうなんだけど。料理か何かで、
手でも放せないんだろうか。
「いっちゃん、どうしたん?」
俺たちより一足先に中に入って行く珊瑚ちゃん。
82:夕飯の準備と洗濯物と 3/15
08/01/06 00:10:19 bvC3213N0
「さ、珊瑚様!? 少し、少しお待ちください!」
けれど中からは、慌てふためいたようなイルファさんの声が聞こえてきて。
「うわぁー、いっちゃんすごいなー。趣味?」
「いえ、けして趣味などでは! こ、これには深いわけが」
はしゃぐ珊瑚ちゃん。
俺と瑠璃ちゃんは目を合わせて『なんかあったん?』『いや、わからない』アメリカ人み
たいな仕草で肩を竦めあう。
「イルファさん、何かあったの?」
「あ、た、貴明さんも、まだ心の準備が─
イルファさんの制止の声が聞こえたのは、俺がリビングの扉をくぐったのとほぼ同時だ
った。
83:名無しさんだよもん
08/01/06 00:13:32 OKlQZLq10
しえん
84:名無しさんだよもん
08/01/06 00:56:55 1nJNUSO90
おろ? 規制にでも巻き込まれた?
85:夕飯の準備と洗濯物作者知人より
08/01/06 00:57:32 bqiKoZ/d0
え~ すいません作者の知人ですが
投稿中に作者PCがご臨終したそうで
投稿を一時中断するとのことです
関係各位の皆様には大変ご迷惑をおかけしますとのことです
86:夕飯作者知人
08/01/06 01:01:12 bqiKoZ/d0
すいませんsage忘れました・・・
HDいかれたみたいなんで、今復旧のアドバイスしてますんで
明日ノートでどうにかするとのことです
87:名無しさんだよもん
08/01/06 01:02:55 1nJNUSO90
(ノ∀`) アチャー
そりはご愁傷様。復活お待ちしております。バックアップが取ってあるといいんですけどね
88:名無しさんだよもん
08/01/06 01:05:37 1nJNUSO90
連投ゴメソ
>79
ソースは知らない(G's?)が
スレリンク(leaf板:14番)
89:名無しさんだよもん
08/01/06 01:21:29 6JEfguOd0
いつものイルファさんの人だよね。
復旧がんばってください。楽しみにしてます。
>>78
エロゲで語る法理論(笑)は、がっつりやると面白くなるかもしれんが
そこまでやるつもりがないならKYっぽくなるからやめとけw
90:名無しさんだよもん
08/01/06 01:33:16 BGnY4UI+0
作者(´・ω・`)カワイソス
91:名無しさんだよもん
08/01/06 01:35:37 Dta5LHHw0
変なところでこの合いの手
珊瑚ちゃんの知り合いが出てきて、イルファさんが壊れたってオチなのかと思ってしまったじゃないか
92:夕飯作者知人
08/01/06 01:39:08 bqiKoZ/d0
おそらくウィンドウズの破損か、HDの不良セクタだと思うので
データの吸出しは機材さえあればなんとか。
こんな時間ではどうにもならんので、しばしお待ちくだされ。
93:書庫の中の人
08/01/06 23:56:52 eYj9gegP0
あけおめです
新年一発目の更新しました。
今年も遅れ気味の更新になってしまうかと思いますが
生暖かく見守っていただけるとありがたいです
>>80-82
間が悪かった
申し訳ありませんが次回の更新で・・・
94:名無しさんだよもん
08/01/07 00:24:18 qoBRleMV0
>>93
乙です。いつもご苦労さまです
95:名無しさんだよもん
08/01/07 16:33:19 phA5haXp0
>>93
おお!何気に書庫が更新されている、いつもありがとうございます。
貴方がいないとマジで困ります。
96:名無しさんだよもん
08/01/07 19:37:10 BGNj3Afr0
>93
書庫の人いつも乙
>92
友人の人乙
イルファさんSSの人カワイソス。だが自分でインスコくらいできるようになった方がいいかモナーw
なに? データが飛んだ? 逆に考えるんだ
「もっと良く書き直すチャンスが出来た」と考えるんだ
97:名無しさんだよもん
08/01/07 20:40:14 Ndrzhrdq0
>>96
システムのインスコなんてなれりゃどうって事ないけど
HDDが飛んで一番がっかりするのは
部品代がかかることでもシステムインスコがマンドクサい事でもなく
プライベートなデータが飛んで取り戻せない事実に対する精神的ダメージだからなぁ…
書き直すにしてもそんな前向きには考えられんぜ俺なら
98:名無しさんだよもん
08/01/07 20:47:46 HF7Sauxe0
あと無駄に疑心暗鬼になるな。
またデータ飛んだらどうしようかとか思い始めると止まらない。
ちょっと異音がしただけでディスクチェックをかけバックアップも過剰に取るようになる。
特に再インスコ直後は神経過敏になってるから筆も進まんのではないかと勝手に予想
99:夕飯の準備と洗濯物と
08/01/07 20:50:55 x4xNH8Ue0
>>82 です。
先だっては大変お騒がせいたしました。
ようやく復旧作業もひと段落つき、SSのデータもバックアップがあったため
最悪の事態だけは避けることができました。
ご迷惑をおかけしたこと、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
また、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
100:夕飯の準備と洗濯物と 4/15
08/01/07 20:52:18 x4xNH8Ue0
リビングの中は、イルファさんが慌てる様な特に変わった様子は無くて。
テーブルの上には、山盛りのマーボーナス。ああ、この良い臭いはこれの臭いだったん
だ。
夕飯の献立が並んでいて。
そして今度は、イルファさんの声のするキッチンの方に目を移す。
こちらも、パッと見には別に変な部分は見当たらない。イルファさんが、お鍋を持った
まま右往左往しているくらいだ。
そう、パッと見ただけなら。
「え、えっと・・・イルファさん? どうしたの、その格好」
ちゃんと見ていれば、おかしなところ。いや、おかしな格好のことはすぐわかった。た
だ脳の方がそのことをなかなか認識してくれなかっただけで。
キッチンの中では、裸のイルファさんが夕飯の支度をしていて。
正確には裸じゃなくて。いつもイルファさんが料理をするときに付ける、エプロン"だ
け"を身に着けて。
イルファさんがキッチンを歩くたびにその裾の部分がひらひらと舞い上がって、もう、
ちょっとで、その中が見えそうっ・・・・・・
瑠璃ちゃんに頭を叩かれた。
101:夕飯の準備と洗濯物と 5/15
08/01/07 20:55:36 x4xNH8Ue0
「何いやらしい目つきしとんのや! イルファも!! なに家の中裸で歩いてるの」
「いっちゃんせくしーやなぁ。悩殺?」
「さんちゃんは黙っといて・・・」
「裸じゃありません!」
必死に反論するイルファさん。
確かにイルファさん、エプロンはしてるけれど。
むしろその格好じゃ、裸でいるよりもなんと言うか、目のやり場に困ると言うか。
「違います! ほら、ちゃんとご覧になってください」
と、後ろを振り向くイルファさん。あまりに急に振り向くものだから、視線を逸らすこ
とも、目を隠すことも間に合わずに。
けして、見たくて見た訳じゃないからな。
けれど俺の目に飛び込んできた物は、イルファさんの可愛らしいお尻ではなくて。
102:夕飯の準備と洗濯物と 6/15
08/01/07 20:57:48 x4xNH8Ue0
「下着?」
「はい」
エプロンの下には、白のショーツとブラ。
が、がっかりなんて、してないからな。
と、最初は下着だけでいたのですが。とイルファさん。
「さすがに皆様の帰りを、下着だけでお迎えするわけには参りませんから」
一応は、考えてその格好をしてたらしいんだけど。
でも、それじゃああんまり意味ないんじゃないかな・・・
俺が「ねえ」と振り向くと、瑠璃ちゃんも不承不承といった風に頷いてくれた。
だって、もう一度、俺たちの方を向くイルファさん。いくらその下に下着を付けている
って言われても、エプロンの上からじゃそんなことはわからないし。
今にもその中が見えてしまいそうなエプロンの裾とか。却ってその下のことを想像して
しまいそうな胸の部分だとか。
今ここで、イルファさんがお辞儀なんてしちゃったら、一体エプロンはどんなことにな
ってしまうのだろう! なんて考えが、いけないいけないとは思いつつ頭に浮かんでしま
う。
103:夕飯の準備と洗濯物と 7/15
08/01/07 21:00:38 x4xNH8Ue0
恐るべし、裸エプロ─
思いっきり、瑠璃ちゃんに足を踏まれた。
「イルファーっ!! このアホが変な気起こす前に、さっさと服着て来ぃ!」
「た、貴明さん大丈夫ですか?」
慌てて駆け寄ろうとするイルファさんに、何でも無いからと手で制する。本当は悲鳴も
あげられないくらい痛いんだけど。
それよりも、瑠璃ちゃんの白い目が痛い。
「あの、私でしたら構いませんので。その、多少はやはり恥ずかしいですが、貴明さんで
したら私・・・あ、下着も脱いだ方がよろしければそういたしま─ひっ!?」
瑠璃ちゃんに睨まれて、今度はイルファさんまで身を竦ませる。
そろそろ瑠璃ちゃんの我慢も限界っぽい。
104:夕飯の準備と洗濯物と 8/15
08/01/07 21:05:02 x4xNH8Ue0
「あー、イルファさん。気持ちはありがたいんだけど。やっぱり落ち着かないしさ、いつ
もの服に着替えてきて欲しいんだけど」
と、申し訳無さそうな顔をするイルファさん。
「着替えたいのはやまやまなのですが、実は服を全て洗濯してしまっておりまして」
イルファさんの視線の先には洗濯機置き場。そういえば、さっきから洗濯機の回る音が。
「今日はお洗濯物も少なかったですし、良い機会でしたので一度きちんと糊付けからと思
ったのですが・・・着ていた服まで、お夕食の準備中に汚してしまって。まさかお出かけ用の
お洋服で家事はできませんし」
それで考えた結果が、この裸エプロン(みたいな)格好らしいんだけど。
「もう1時間もすれば洗濯も終わりますし、そうすればすぐに着替えますので」
あと1時間か・・・ま、まあ、1時間くらいだったら何とか我慢することも出来るかな? 何の我慢かはわからないけど。
でも、他に服が無いって言うんじゃ仕方ないし。
105:名無しさんだよもん
08/01/07 21:08:15 GrntNVc8O
支援
106:夕飯の準備と洗濯物と 9/15
08/01/07 21:08:57 x4xNH8Ue0
ん、まてよ?
「イルファさん、珊瑚ちゃんか瑠璃ちゃんの服を着れば良いんじゃないの? 3人とも、
身長だって同じくらいだしさ」
どう? って、瑠璃ちゃんをみる。瑠璃ちゃんと珊瑚ちゃんさえ嫌でなかったら、いい
アイデアだと思うんだけど。
「まあ、仕方ないやろ。こんな格好で家の中うろうろされるよりはましやし」
「じゃ、うち服とってくるな。 なーなーいっちゃん、どの服着たい?」
「あ、あの珊瑚様」
洋服を取りに行こうとする珊瑚ちゃんを、イルファさんが引き止める。
「お二人のお申し出は嬉しいのですが」
「いっちゃん、遠慮することないよー」
107:夕飯の準備と洗濯物と 10/15
08/01/07 21:12:51 x4xNH8Ue0
「い、いえ、遠慮しているわけではなくて、その、実は先ほど、瑠璃様のお洋服をお借り
しようとしたのですが」
「なんだ、そのまま来てればよかったのに。そんな破廉恥な格好せんでも」
はい、ですが。とイルファさん。はたしてこの先を言って良いのでしょうか、なんて表
情で固まってしまう。
「確かに基本的なサイズに問題は無かったのですが、その、部分的にサイズの足りない部
分がございまして・・・む、無理に着ることができなかったわけではないのですが」
首を傾げる。
部分的に?
イルファさんの体を、足の先から眺めていく。身長は同じくらいだし、手や足の長さが
イルファさんと瑠璃ちゃんでそんなに違うようなことも無いと思うんだけど。
そして目に入った、エプロンで覆われた、イルファさんの二つの膨らみ。
「あ゛ーっ!!」
「貴明、どこ見とるんや!」
108:夕飯の準備と洗濯物と 11/15
08/01/07 21:16:07 x4xNH8Ue0
瑠璃ちゃんに、また、思いっきり足を踏まれた。それどころか、珊瑚ちゃんまで俺のこ
とを睨んできて。
俺!? 俺のせいなの!?
けれど確かに理解できた。
瑠璃ちゃんの服を着るイルファさんは、きっと今以上に目のやり場に困ることになって
いただろう。まして珊瑚ちゃんの服だったりした日には、俺は一体どうなってしまってい
たんだろう。
「仕方ない。そんな格好でうろつかれるのは嫌やけど、あと1時間我慢したるわ」
「はい、申し訳ございません」
結局、洗濯が終わるまではイルファさん、今のままエプロンだけの格好でいることにな
って。困ったような残念なような・・・・・・ちょっとだけほっとしたような。
「あ」
「さんちゃん、どうしたん?」
「いっちゃん、貴明の服だったら着れるんとちがう?」
109:名無しさんだよもん
08/01/07 21:22:44 BGNj3Afr0
支援。
110:夕飯の準備と洗濯物と 12/15
08/01/07 21:25:35 x4xNH8Ue0
「大変お騒がせいたしました」
結局、目の前には俺の服を着たイルファさん。
さすがにズボンの裾やスウェットの袖の部分が余ってしまったけれど、それ以外は特に
問題なく着ることが出来てるみたいだ。
まあ、そうだよな。イルファさんと俺とじゃ、そもそも体格が違う訳だし。
いや、別に、着ることが出来くったって、何がどうなる訳でもないけれど。
「あの、貴明さん。私、どこかおかしいでしょうか。先ほどからじっとご覧になられてい
ますが」
「え、あ、いやー、いつも自分で着ている服でも、イルファさんが着ると随分と雰囲気が
変わるなーと思ってさ」
イルファさんに聞かれて、慌ててそう答える。
イルファさんが着ただけで、俺の服とは思えないくらい雰囲気が変わるのは確かだし。
嘘は言ってないよな、嘘は。
「いっちゃん、似合っとるよ。貴明と一緒やー」
111:夕飯の準備と洗濯物と 13/15
08/01/07 21:28:39 x4xNH8Ue0
「そう、ですか?」
「似合ってますか?」なんて言って自分の様子を見るイルファさんに、ちょっとだけ良
心が痛んでしまったのも確かだけど。
「ほら、イルファ。着替えたんならさっさと夕飯の支度、済ませてしまうで。服も乾いた
ら、アイロン掛け手伝うから」
「は、はい」
そうしてキッチンに向かう瑠璃ちゃんとイルファさん。
まあ、いろいろあったけど。ようやく一件落着かな。珊瑚ちゃんも手伝いたいのか、一
緒にキッチンについていった。
一人残ったリビング。テーブルの上には、少し冷めてしまったのが勿体無いマーボーナ
スと、さっきまでイルファさんが付けていた・・・エプロン。
料理の続きをするのなら、これが無いと拙い、よな。い、イルファさーん。エプロン、
忘れてるよ・・・・・・
112:夕飯の準備と洗濯物と 14/15
08/01/07 21:32:08 x4xNH8Ue0
「あの、貴明さん」
「ち、違うんだなにもやましいことなんか考えてないし俺はただこれをイルファさんに渡
そうと思っただけで」
キッチンからひょっこり戻ってきたイルファさん。視線は、俺の手に握られたエプロン
に。
「あの・・・貴明さん」
「イルファさん料理するんだったらエプロン必要だよね良かったなー始まる前に渡すこと
ができて」
けれどイルファさん。俺の必死の弁解にもかかわらず顔を赤く染めて。
キッチンの方を向いて、瑠璃ちゃんも珊瑚ちゃんもこっちに来ないことを確認すると。そっと、俺の方に近寄ってくる。
「は、はい、イルファさん。エプロン」
「ありがとうございます」
113:夕飯の準備と洗濯物と 15/15
08/01/07 21:37:53 x4xNH8Ue0
俺は慌ててイルファさんにエプロンを渡して。でもイルファさん、エプロンを受け取っ
た後も、俺の耳元に顔を近づけて。
「二人っきりの時でしたら」
「い、イルファさん!?」
ありえない言葉に俺が声をあげると。そのころにはイルファさん、もうキッチンのとこ
ろまで向かってしまっていて。
くるりと振り向くと、イルファさん、ちょっとだけ照れた表情で。
「今度は、エプロンだけで」
終
114:夕飯の準備と洗濯物と あとがき
08/01/07 21:39:32 x4xNH8Ue0
本来は、イルファさんのキャストオフ見てたらムラムラときただけのSS
だったのに、大変お騒がせいたしました。
最後の台詞は最後の最後まで悩んだなぁ。
115:名無しさんだよもん
08/01/07 21:45:15 GrntNVc8O
>>114
乙です。
確かに、イルファさんには裸エプロン異常に似合いそうですな。
ついでにミルファには裸Tシャツ、シルファには裸ワイシャツが似合うような気がしてきましたw
116:名無しさんだよもん
08/01/07 21:49:52 BGNj3Afr0
>114
とても乙&GJ
「今度は、エプロンだけで」も楽しみだが、イルファさんの白下着姿は妄想すると素晴らしい。裸エプより趣があるやもしれん
個人的に他人の服を着せる醍醐味はだぶだぶとぴちぴちだと思うので、貴明服でうぇすとゆるゆるとか、珊瑚服が胸の差でちびT化とかも見たかったかも
117:名無しさんだよもん
08/01/07 21:50:40 Ndrzhrdq0
>>114
いや、本当に乙でした
バックアップがあって何より
アレは健康保険と一緒で普段価値を感じられないものなのでついつい滞りがちになる
ちなみに俺はこのイルファさんの台詞を聞いた瑠璃ちゃんが怒りながら裸エプで対抗とか想像したw
>>115
俺はミルファは裸セーター(だぼだぼざっくり編みでうっすらと肌が見えるやつ)がええな
118:名無しさんだよもん
08/01/07 23:42:41 IW1mbjnd0
裸エプロンより下着エプロンの方が100倍好きな俺には最後の言葉は頂けない
119:名無しさんだよもん
08/01/08 00:44:15 m0DNZiaU0
>>114
乙ですた
臭いと匂いって意味が違うんだぜ
前者は悪いにおい、後者はいいにおいに使うんだぜ
120:名無しさんだよもん
08/01/08 05:42:12 OFcUx9OI0
>117
あ、ミルファの裸セーターいいな。「チクチクするよぉ~」とか言って貴明に身体を擦りつけたりするんだな
121:名無しさんだよもん
08/01/08 09:44:34 UkMzlapZO
ここはやはり珊瑚ちゃんも対抗して裸エプロンをし、瑠璃ちゃんをも巻き込んで行くところだと思うんだ
122:名無し
08/01/09 00:15:35 YKd0ne7wO
書庫さん更新お疲れ様でした。m(_ _)m
123:名無しさんだよもん
08/01/09 11:38:25 St5MN8vC0
>>114
災難でしたね、そして乙&GJでした。
書庫の人も乙です。
>>115
あれ、俺がいる…
124:名無しさんだよもん
08/01/09 21:00:22 FHx9O0iR0
>>114
非常によかったです。
イルファさんには確かにエプロン姿が似合いますな。
>>115
ミルファとシルファは逆じゃないかと。
胸元はだけた裸ワイシャツのミルファと、ダボダボの裸Tシャツのシルファの方が個人的には好き。
125:名無しさんだよもん
08/01/09 21:47:00 0+coEQ6+0
>>124
もちろんミルファにはだワイ、シルファにはだTも似合うと思うんだ。
だがあまりに普通過ぎないかね??
んで、「裸ワイシャツに恥らうシルファ」とか「特に意識せず今着ているメイド服も一緒に洗濯機に放り込み、
裸にパンツ+Tシャツ一枚で元気に家事に励むナチュラルお色気全開のミルファ」もいいかなと。
おお、なんかネタになりそうだw
んでも貴明のTシャツだとダボTまでいかなそうだから、単なるズボラメイドに見える気がしてきた……orz
126:名無しさんだよもん
08/01/09 22:33:44 AknvjNfB0
好みすら普通ではいけないのか。SS作家は大変ですね
127:名無しさんだよもん
08/01/09 22:57:40 aiWatwTv0
いや、あまり特殊だと読者が引くと思うが…
128:名無しさんだよもん
08/01/09 23:12:41 FVlOulBo0
つーか124の考えてることも125の考えてることも大差ないwwww
突っ込み待ちだろ? なんでボケ倒してるんだよw
129:名無しさんだよもん
08/01/10 01:40:27 slULh9y2O
裸ワイシャツは大好物じゃが、裸エプロンの良さがわからん
アレの翌朝に「腹減った」→「じゃあ何か作ったげる」でも裸って訳にもいかないから→裸エプロン
→Yes!! チラリズム!!……みたいなシチュ萌的なものなのですか?
130:名無しさんだよもん
08/01/10 06:21:44 qv2CtHUi0
前からみると一瞬普通→背中は全開、というコンボと、
正面からめくるのも後ろから襲うのも自由、上下左右どこからでも手が入るという、
「布地の面積に比例しない無防備さ」が裸エプロンの魅力かと
131:名無しさんだよもん
08/01/10 11:07:34 i2SwWEqB0
>背中全開
びんぼっちゃま君の事か
裸エプロンは衛生的に悪そうだと夢も希望もない事を書いてみる
つ「ノーパンしゃぶしゃぶ」
132:名無しさんだよもん
08/01/10 20:58:05 Xroqavq10
>>129
裸エプロンでキッチンに立ってる姿を後ろから愛でる
これが至福の時だと、お主何故分からん!
133:名無しさんだよもん
08/01/10 23:54:16 yxPAfkNL0
To heart オルタネイティブを書こうかとおもうが
ひどいことになりそう
134:名無しさんだよもん
08/01/11 17:34:01 ZIveGbwB0
まぁ、裸エプロンの破壊力は現物を見るとよくわかるんだがな。
正面だと普通、でも後ろを向かれると理性メルトダウンっていう恐ろしい代物だかんね~。
だぼだぼ裸ワイシャツの破壊力も異常。特に乳のデカイ女がやると。
だぼだぼ裸Tシャツは色気はそんなにない気もしないでもない。
個人的には裸Tシャツ好きだけどねw出来ればパンツ付きで。
135:129
08/01/13 00:01:32 X2BTokkhO
皆の集ありがとう。裸エプロンの良さが判るまで精進して参ります
P.S―裸ワイシャツはぱんちゅ履いてる方が嬉しひ
136:名無しさんだよもん
08/01/13 01:20:01 3ZZsEZs00
俺もパンツあり派だなw
その際は白が望ましい。
137:名無しさんだよもん
08/01/13 10:31:23 5X9YNRKwO
裸なんとかじゃなくてもパンツは白がいいと思うのは俺だけだろーか???
138:名無しさんだよもん
08/01/13 12:58:39 rVfu5Nhz0
パンツは白だろ…常識的に考えて
139:名無しさんだよもん
08/01/13 16:23:18 7j9rPE8/0
パンツと言えば、今日はまーりゃん先輩の誕生日だが
SS投下する勇者はおるのだろうか…
140:名無しさんだよもん
08/01/13 16:45:38 7j9rPE8/0
間違えた orz
明日だったよ…
141:名無しさんだよもん
08/01/13 17:54:14 io4t3LMs0
>137-138
俺はこのみには主として水色のぱんちゅを履いて欲しいと思っています
142:名無しさんだよもん
08/01/13 20:08:11 ZhgzsfSQ0
まーりゃん先輩なら明日丁度成人式だし何かしらのネタ作れなくもなさそうだよな。
それはそうと、携帯の公式サイトのまーりゃん先輩の誕生日に欲しいもの全く分からなかったw
143:名無しさんだよもん
08/01/13 21:07:53 x38vk6ZnO
永遠の14歳だろ
144:せいじんの日
08/01/14 21:29:16 rfLVoZD40
「たかりゃん君!よもや今日は何の日だか知らぬとは言わんだろうな。」
「成人の日ですが、何か。」
「ばかものぉっ!ドリルまーりゃーんキィィック!!」
「ぐはぁっ」
抜く手も見せないドリルまーりゃんキックが貴明のバディに炸裂した。
「知らぬならば聞いて驚けっ!今日は尊くもあちし、まーの誕生日だぞ!…というわけで」
まーりゃん先輩はズバッ、と右手を突き出して言った。
「何かくれ。」
「…いや、何もありませんけど。っていうか、普段から先輩にいろいろ虐げられている俺が何でそんなものを」
「いいか、たかりゃん…まーの物はまーの物、たかりゃんの物はまーの物、それがこの世の摂理なのだっ!」
「うわ…言い切ったよこの人は。」
「ふふーん…差し出すものが無いというなら、たかりゃんのその若鮎のような肉体であちしを満足させてもらおうかのう。」
ぐふぐふ、と笑みを浮かべながら貴明弄りをおっぱじめようとしたまーりゃん先輩だったが、
「…わかりました。」
「へ?」
予想外の返答に出鼻をくじかれたまーりゃん先輩をよそに、貴明はずばっと着衣を脱ぎ捨てた。
「ベッドヤクザとの呼び声も高いこの俺のテクニックで、まーりゃん先輩をこの世ならざる快楽の世界へと誘って見せます!」
「え?あ、いや…さっきのは冗談と言うかなんと言うか…間違いって言うか」
「いざ!」
「ひぃぃぃぃ!らめぇぇぇぇ!」
腰の引けたまーりゃん先輩めがけて、貴明のビッグマグナムが火を噴いた。
そして数刻後…
散らばったピンクのセーラーと縞々のパンティ、そして、全裸で貴明にいとおしそうに寄り添うまーりゃん先輩の姿が。
「たかりゃん…ううん、貴明。あたしはもう身も心も貴明の物…どこまでもついてゆくわ。」
「…ちがう」
「え?」
「違う!ちがうちがうちがう!ちっがーう!」
貴明はすがりつくまーりゃん先輩の体を振り落とすと男泣きに泣き出した。
「下品な言葉で俺を罵倒しない素直なまーりゃん先輩なんて、俺のまーりゃん先輩じゃないぃぃぃぃ!」
貴明は絶叫しながら、全裸のまーりゃん先輩を置き去りにして逃亡した。
「もしかして…犯られ損?…ぬぉぉぉ!たかりゃんのばか~!訴えてやる~!」
全裸で叫びながら復讐を誓うまーりゃん先輩であった。
145:名無しさんだよもん
08/01/14 21:30:16 rfLVoZD40
構想5分 執筆15分
ついカッとなってやった
反省する気は無い
146:名無しさんだよもん
08/01/14 21:55:32 0WpB4Xes0
こういうまーりゃん先輩ありだな
147:名無しさんだよもん
08/01/14 21:59:24 X2bVxfhA0
ありだが、エロパロ板のドクロちゃんスレあたりに投下されてそうなSSだw もしくは葱板の朝妹スレとかww
148:名無しさんだよもん
08/01/15 03:05:47 7/4YdS2/0
なんというリビドー
これは敬意を表さざるを得ない
149:名無しさんだよもん
08/01/15 13:04:09 hKTyrCsD0
>>134
実際やってもらった時はあんまり興奮しなかったな。
チャイナもいまいちだった。
セーラー服やチアリーダーの制服はかなり萌えたw
150:名無しさんだよもん
08/01/15 14:26:29 rU0eV5fv0
>>149
どうやらお前は全国の童貞を敵に回したようだ
151:名無しさんだよもん
08/01/15 14:33:02 DFjdM/4T0
>>149
そんな事誰も聞いてねえよカス
152:名無しさんだよもん
08/01/15 18:23:54 G3xh9AZe0
投下させて頂きます
長さは3レスほど
153:人の日記を勝手に読んではいけません(1/3)
08/01/15 18:24:57 G3xh9AZe0
ガタン、バサバサ。
「うわ、やっちまった…」
とある休日、部屋で掃除機をかけていた所、力の入れ方を誤ってしまいそれの被害をまともに受けてしまった本棚は
惜しみなくその中身を床にプレゼントしてくれやがった。
やれやれ、慣れない事はする物じゃないな。
そう思いながら散らばってしまった本を一つ一つ拾っていくと、見慣れぬ本が一つ混じっていた。
いや本じゃない、汚れてボロボロだったけどソレはコンビニとかで売っている学生御用達のノートだった。
そのノートが背表紙を晒しながら床に転がっている。
「あれ、こんなのあったっけ?」
ソレを拾い上げ表表紙を見てみる。そこに書いてあったのは…。
「るーこのうー調査日誌…?」
突如出てきた同居人兼許婚兼恋人の名に俺はしばらくその題名に目が釘付けになった。
つまりこれはアレか、るーこが持ち込んだ物だったのか。
しかしこんな物何処に持っていたんだ…。いつだったかるーこの鞄を覗いた時にはこんな物なかったはずだ。
いや、それは後でるーこに聞けばどうとでもなることだ。俺の今の興味は別の事に向いている。
「この場合のうーてのは…」
どっちの意味なのだろう。
るーこが使う『うー』には二つの意味がある。
一つは地球の事を指す場合。そしてもう一つは俺を指す場合。
るーことは、長いとは言えないが濃い内容の付き合いであると自負している俺は、るーことの会話する上で出てくる
『るー』や『うー』がどのようなニュアンスで使われているかは大体理解しているつもりだった。
しかし今回は、なんと言うかどっちの意味で使われているのかわからなかった。
地球調査日誌なのか。それとも俺、貴明調査日誌なのか。
以前俺の事を調査対象に認定すると言っていたるーこだ、後者でも不思議ではない。
仮に、もし後者なのだとしたら…。
「読んでみたい…」
他ならぬ恋人が自分の事をどう見てどう考えそれをどう表現しているのか。
それでなくとも恋人の書いた日記、いや日誌。興味の対象にするには充分すぎる理由だった。
……ちょっとだけなら。
154:人の日記を勝手に読んではいけません(2/3)
08/01/15 18:26:38 G3xh9AZe0
「はっ!?俺は何を考えてたんだ!」
そこで貴明は気づいた。自分がしている事は人の日記を覗き見しようとしていることじゃないか。
人とズレている所があるとは言えるーこも女の子だ。許婚で恋人とは言え、女の子の日記を勝手に見るなんて失礼じゃないか。
いや、それ以前に誰の日記でも勝手に見ちゃ失礼だけど。
「うん、ダメだよな、るーこの日記を見るなんて!るーこの日記…るーこの…」
………
……
…
い、一ページくらいなら…。
「うー、さっきから何を騒いでいるのだ?」
「わああああああああああああああああああああああ!」
貴明が慌てて振り向くと、ソコに立っていたのは両手を挙げてきょとんとしていたるーこであった。
「何を驚いている?先ほどから一人で騒いでいるから様子を見に来ただけではないか…ん?」
そこでるーこはようやく貴明の持っているものに気づいた。
貴明は慌てて日記を後ろに廻して隠すが、もう遅い。
日記に気づいたるーこはなるほど、と言った顔で口を開いた。
「なるほどな、それを見つけたのかうー。読みたいのか?」
「い、いや、別にそんな人の日記を読もうなんて…」
「別に読むなとは言ってないぞ?」
「……え?」
155:人の日記を勝手に読んではいけません(3/3)
08/01/15 18:27:54 G3xh9AZe0
るーこの一言で貴明はポカンとマヌケな顔になってしまった。
さっきまで散々悩んでいた問題を、るーこはあっさり一言で解決してしまったのだから。
「え、いや、その。い、いいのか?」
「別に構わないぞ。それにうーには既に毎晩もっと恥ずかしい物を見せているではないか」
その一言に貴明は、ここ毎晩している事を思い出して軽く赤面する。
いや、今の問題はそこではない。
「そ、それじゃあ遠慮なく…」
「うむ、遠慮なく見ろ。そしてるーの事をもっと好きになるが良い」
貴明はドキドキしながら最初のページを捲る。
そして驚愕した。
『ж/▽д
⊥∑ω〇$Ю#И#
∴Ω∑ω〇●▽⊿ψ⊂≡ΠΨ☆
≡〇⊥【А<и凹(∪<
ω∪⊂Ψψ∑
ω〇▽≡ψー▽?+*{‘!”』
……パタン。
「るーこ、これ何?」
「るーの文字だが」
それがどうしたと言わんばかりの顔で見つめてくるるーこ。
どうやら日記を読んでの感想を期待しているようだ。
「何でタイトルだけ日本語なの?」
「タイトルを書いて気づいた、不届きなうーに読まれたら大変な事になる。しかしノートがそれしか無かったから止む無くそのままにした」
「……」
結論、やはりるーこは何処かズレている。
156:名無しさんだよもん
08/01/15 18:29:57 G3xh9AZe0
以上です
ちなみに初投稿だったりしました
157:名無しさんだよもん
08/01/15 18:45:34 kbWY1HbN0
GJ。
サクサク読める感じがいいな。
あと初投稿乙。これからも良作を投下していってくれ
158:名無しさんだよもん
08/01/15 22:11:10 wiZHwWSnO
乙
読みやすくていい感じネ
159:名無しさんだよもん
08/01/15 23:05:42 kynHnQ6Q0
なんか日記最後2行の意味がわかったような気がした
気がしただけだった
160:名無しさんだよもん
08/01/16 23:27:15 95ch/4wQ0
乙。日記が暗号なのか適当なのか気になる
161:152-156
08/01/16 23:38:33 jD/c74oz0
適当です、はい
162:名無しさんだよもん
08/01/16 23:49:39 GsXmT34x0
なんとなくマクロス放送当時にゼントラーディ文字打つおもちゃがあったのを思い出したw
あれはアルファベットに対応してたんだったか
163:名無しさんだよもん
08/01/17 18:22:53 rxOCX2Df0
誰かお題plz
164:名無しさんだよもん
08/01/17 18:39:21 BWWUUXUZ0
セックス
165:名無しさんだよもん
08/01/17 18:42:34 rxOCX2Df0
ちょwwwそれ18禁書けて事じゃねえかwwww
でもエロは書けないからエロネタ無しでお題通りやってやんよ
166:名無しさんだよもん
08/01/17 18:54:03 rY3WIJKm0
ではお望みどおり
出演は小牧姉妹で
キーワードは姉妹丼 ただし非エロで
167:名無しさんだよもん
08/01/17 18:56:54 rxOCX2Df0
小牧姉妹の姉妹丼把握
168:名無しさんだよもん
08/01/17 19:02:04 BWWUUXUZ0
wktk
169:名無しさんだよもん
08/01/18 14:30:38 hjpuUysH0
初音丼を思い出した
170:名無しさんだよもん
08/01/18 23:18:11 KZSev/drO
初めてリトライっていうミルファのSS読もうとしたけど無い
消されたの?なんかあった?
171:名無しさんだよもん
08/01/18 23:38:21 zb61/ulv0
>>170
なにも言うことはない。うざい。
172:名無しさんだよもん
08/01/18 23:40:32 Xh85MDDa0
KGBとCIAとDGSEの陰謀で消されたらしいよ
173:名無しさんだよもん
08/01/19 03:11:43 x+3FIAJz0
前にもいくつか消えたことなかった?
174:名無しさんだよもん
08/01/19 04:56:12 cGmqFUft0
あら本当。知らんかったわ。
175:名無しさんだよもん
08/01/19 08:37:30 Qac5Z/3o0
>>170
たしかリンク先のサイト主の人の方針でAD発表直後ぐらいに封印されたとオモタ
RE-try~リトライ と Raison d'etre と 神の居ぬ間の祭り唄 は連作の長編なので
一緒に封印されたはず
176:名無しさんだよもん
08/01/19 09:14:08 Ja7+O/KCO
>>175
ありがとうございます
177:名無しさんだよもん
08/01/20 02:32:34 et0wRj/n0
お題もう少し待ってくれ
オチが思いつかない
178:名無しさんだよもん
08/01/20 08:52:20 WX+nOoQ80
落ち予想してみよう。
勘違い落ち
夢落ち
妄想落ち
179:名無しさんだよもん
08/01/20 09:22:27 PG+Ah71X0
うおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!!
カカロットーーーーーーーー!!!!!!
180:小牧姉妹布団 0/10
08/01/20 17:04:06 xyYaeGoK0
>167じゃないけど>166とADの記事とOPにインスパイアされたので逝きます
181:小牧姉妹布団 1/10
08/01/20 17:09:16 xyYaeGoK0
目が覚めたら、郁乃が俺の隣で寝ていた。
「のわっ!?」
驚いて跳ね起きる。
改めて見下ろしても、間違いなく郁乃だ。愛佳じゃない。
「な、なんでお前がこんなところにっ!」
思わず声を挙げると、生意気そうな顔がうるさそうに歪む。
「ん……うるさいなぁ……ん……う?」
あ、目が開いた。
「うー……まだ夜じゃない……くぅ」
「いやまて寝るな眠るな寝ぼけるな、なんでお前が俺の隣で寝てんだよ」
横になったまま目を閉じる郁乃を揺する。
「うー、寝ぼけてんのはアンタでしょ。ここはアタシのベッド」
「え?」
きょろきょろ。周囲を見回すと、あれ? ここ、郁乃の病室?
「……そうか、お見舞いにきてたんだっけ」
夜の病院に突撃して郁乃と晩飯を食おう、という企画は、俺じゃなくて愛佳が立てたものだった。
「郁乃、いつも帰るとき寂しそうだから」
そういう表情が出てくるようになったのは郁乃との関係として大いに進歩だろうが、
甘えを見せられるとなんとかしたくなるのが愛佳の姉としての性格でもあり。
「たかあきくんも一緒に来てくれる?」
やっぱり妹と二人っきりはやや苦手っぽい彼女の意向は聞いてあげるのが俺の役目でもあり。
「こんな時間に、何しに来たのよ」
憎まれ口を叩いた郁乃も、眼前に姉お手製のお弁当が並ぶと、姉に似た大きな目を丸くしていたりして、夕食会は無事成功を収めた、その後。
「じゃあ、そろそろ帰ろっか」
ちょっと寂しそうな愛佳の呟きに。
「……泊まっていけば?」
ぼそっと郁乃が、思わぬ台詞を口にした。
182:小牧姉妹布団 2/10
08/01/20 17:11:09 xyYaeGoK0
「いや、そういうわけにもいかんだろ、俺は男だし」
「誰がアンタに言ってんのよ」
俺の言は即座に否定した郁乃。まあ、そうだろうな。しかしそうだとしても。
「あっ、あたし、泊まって、いいの?」
動揺著しかった愛佳。
なんだか、俺の家に泊まった時よりも焦って……ゲフンゲフン、いや、なんでもない。
こくっ。
郁乃は、もう言わないとばかりに黙って頷いた。くくく、頬が赤かったぜ。
「ぱ、ぱじゃま取ってくるねっ、家に帰って、あたしっ!」
「あ、途中まで送って」
バタン。バタバタドタドタドタッタッタタ。
凄い勢いで飛び出して行った。たぶん、凄い勢いで戻ってくるんだろう。
「……」
取り残された俺は、郁乃の顔を見た。
「……なによ」
頬が膨らんだ。
「別に」
思いっきりニタニタ笑いで返してやった。
「っ! こっちは検査があるから、勝手に帰って、じゃ」
こんな夜に本当に検査なんてあるのか、単に照れメーターが限界値を突破したのか。
どっちにしろ、郁乃はさっさと部屋を出て行った。
「……ありがと」
退室際に、返答できない速度でぼそっとお礼を言ってたっけ。
「ふああ、疲れたな」
本当は仲がよい癖に素直でない小牧姉妹の同席は、楽しくも多少気を遣った。
気が抜けた俺は、腰を下ろしていた郁乃のベッドに、つい引っくり返って身体を伸ばし。
どうもそのまま、寝入ってしまったらしい。
183:小牧姉妹布団 3/10
08/01/20 17:12:25 xyYaeGoK0
「う……すまん。眠っちまった」
回想を終了して、俺が謝ると、
「別にいいけど、んーっ」
郁乃は俺の横で身を起こして、緊張感のない伸びをした。
しかし、自分のベッドだからって男が寝てる隣に平気で横になれるってのは大物だな。ま、突き落とされなかった事を感謝しよう。
「ふひゅう」
長い伸びを終えて、すとん、と腕を下ろす郁乃。
すとん。
「へ?」
その勢いで、肩からパジャマが外れて。まあ郁乃のだから大したもんじゃ……
「★○×△~っ!」
突き落とされた。
「っ痛ぅ。今は何もしてねえだろ」
身体見えたの(事故だよ事故)なんて初めてじゃないし。
「うっさいっ!」
両腕で自分の肩を抱いてむくれる郁乃。顔真っ赤。
事故の原因は、細い身体を包んでいるピンクのパジャマが、盛大にゆるゆるしていた事だろう。
「随分だぼだぼなパジャマだな……あれ? それ、愛佳の?」
サイズが合ってないのも当然、今、郁乃が着ているのは、たぶん愛佳のパジャマだ。
身長は大差ないのに、肩幅違うんだなあ。
「お姉ちゃんが間違って持ってきたのよね……ウエストも緩い」
ズボンの腰ゴムを引っ張ってぼやく郁乃。だからさあ、俺の目を気にしてるんだかしてないんだか。
「ところで、なんでアンタがお姉ちゃんのパジャマ知ってるのよ」
う、唐突にそのツッコミは厳しい。
「えーと、なんだ、その、なんというか、流れで?」
苦しい言い訳になりつつ、その時。
「ごめん郁乃っ、遅くなっちゃって~っ!」
バタンと賑やかに、病室の扉が開いた。
184:小牧姉妹布団 4/10
08/01/20 17:13:45 xyYaeGoK0
「お泊まりセットがまとまらなくなっちゃって」
病院に一泊するだけなのに、妙に大きな紙袋を抱えてやってきたのは当然に愛佳。
「なんだかパジャマも見つからなくって……あれ、たかあきくん?」
今はベッド脇の椅子に腰掛けている俺を見つけて怪訝顔。
「いや、なんかあの後居眠りしちゃってさ」
もう帰るよ、と席を立つ。
が、
「でも……もう玄関閉まっちゃったよ?」
「う、看護婦さんに開けて貰うか」
しかし、
「すみませー……」
「急患でーす、2名応援お願いしまーす!」
「はーいっ、あっ、ナースコール誰か出てー」
戦場。
「……声を掛けられる状況じゃないな」
撤退。
「夜も遅いし、たかあきくんも泊まっていけばいいよ」
愛佳はニコニコとそういうが、郁乃の仏頂面を見るに、
「……別に、いいわよ」
「なんだ、寂しいなら最初からそう言えば」
「5秒で帰れっ!」
冗談はともかく、許可が下りた。
「付き添い用の寝間着があるから、持ってきてあげる」
病院でも委員ちょ技能を発揮した愛佳が備品を調達してくれて、カーテンを利用して俺もお着替え。
「もーいーよー」
OKが出て郁乃のベッド周辺エリアに戻ると、愛佳も着替えを完了していて。
「あれ? ところでパジャマがなかったって……ぶっ!」
185:名無しさんだよもん
08/01/20 17:14:31 rSdGsWe50
支援
186:小牧姉妹布団 5/10
08/01/20 17:16:35 xyYaeGoK0
自分のが見つからなかったという愛佳は、郁乃のパジャマを着ていた。
「えへへ、郁乃にあたしのを持ってきちゃったんだね」
いや、それはいいんだけど。
サイズが、さ。
「身長はあまり変わらない筈なんだけど……」
どう言い訳したところで、妹が姉のを着てだぶだぶって事は、姉が妹のを着ればぴちぴちなわけで。
「なんだか、腕が回らないような……とやっ、んっ」
腕を天井に向けて背伸びをすると、
「……あまり伸びるなよ」
おへそが見える。
「えっ? あ、うん。うーん、ちょっと苦しい」
腕を下ろして裾を直して、今度は肘を前後に動かして背を逸らすと、
うん。外から見てもかなり。
胸が。
「ズボンも、裾はいいのに」
身体をくの字に折ると腰が、というか、お尻が。
とにかく、愛佳が違和感に耐えかねてもぞもぞと身体を動かす度に、
布地の下から突き上げる内容物の動きが予測できて、なんというか、
ぷるぷると形容すべきか、ぽよんぽよんと形容すべきか、うーん、目の毒です。
ばほっと、布団に人が倒れ込む音。
「……寝る」
ベッドに転がった郁乃。どうやら自分の体型的コンプレックスを思い切り刺激されたらしく、膨れっ面。
勢いよく横になった拍子に、緩い左肩がまた脱げている。
「肩隠せ肩」
「……」
郁乃は指摘されても服の乱れも直さず、何故か黙って俺を見上げた。
187:小牧姉妹布団 6/10
08/01/20 17:18:01 xyYaeGoK0
その視線に、俺は不覚にもドキリとする。
細身というより痩身の郁乃は、年齢よりも幼く見えて、
いっぽうで身体も表情も、要所要所にはそれなりの女っぽさが身に付いていたりして、
なんだか小中学生が無理して彼氏をベッドに誘っているような、って、いや、良く判らないけど。
「……スケベ」
ぐ、今回は反論できん。
「あははは、ね、寝よっか」
ちょっと笑いが乾いている愛佳。
今の郁乃の行動は、あるいは愛佳へのお返しだったのかもな。
「あ、毛布かなんかある? 俺、そっちで寝るから」
此処は相部屋なんだけど、今は郁乃一人しか入院していないからベッドが空いている。
だが、愛佳は妙にニッコリと笑った。
「ダメですよー。たかあきくんも、こっちです」
ぱんぱん、とシーツを叩く、寝っ転がった郁乃の横30cmくらいの位置。
……マジですか。
「親子三人、川の字、やってみたかったんですよねー」
親子じゃないです。ていうか、なんで丁寧語なんですか愛佳さん。
「おい、なんか言わなくていいのか」
部屋とベッドの主に声を掛けると、
「……勝手にすれば」
郁乃はめんどくさそうに服を直して寝返りを打ってそっぽを向く。
結局、どこまで偶然でどこまで意図的だったのか、
意図的って誰が何を意図してなんでこうなったのか、全然不明なんだけど。
三人ひとつのベッドで寝る事になりました。
188:名無しさんだよもん
08/01/20 17:19:26 et0wRj/n0
支援
189:名無しさんだよもん
08/01/20 17:22:03 QSayBf2T0
支援
190:小牧姉妹布団 7/10
08/01/20 17:25:04 xyYaeGoK0
並び順は、愛佳、俺、郁乃。
……川の字にならないと思うんだが。サイズ的にも、役割的な意味でも。
「あのー、郁乃さん、もうちょっとそっちに寄ってくれませんか?」
「……」
中央からやや窓側寄りという位置をキープしている郁乃は俺の懇願を無視で、
ベッドの空きスペースは、俺と愛佳の二人で寝るに絶妙のギリギリ具合。
「枕はたかあきくんが使っていいよ」
「いや、でも」
「いいからいいから♪」
やたらハイテンションな愛佳に押し込められるように、郁乃の隣に俺。
「代わりに、これを借りますね」
その隣に滑り込んできた愛佳は、俺の右腕を取って自分の頭を乗せた。
うでまくら。
「愛佳はそれでもいいけど」
実を言えば、腕枕するのも初めてじゃないし。
「郁乃は……」
ぐい。
言ってる途中で、左腕が持って行かれた。
どか。
痛い痛い痛い。
手首を引っ張られて伸びきった二の腕に、頭蓋骨の一番硬い側頭部が直撃する。
「あらら、ふふふっ」
愛佳の楽しそうな笑い声に、ぎゅうっと左腕の感触が強まった。
体勢落ち着いて、布団を被って。やっと落ち着いた俺は溜息なんぞついたりして。
「……迷惑だった?」
こそっと耳元で、愛佳が聞いてくる。少しテンションが戻ったらしい。
「そんなわけないだろ」
「ふふっ、良かった」
他に答えようがない答えを、予期してたとは思うんだけど、それでも愛佳はほっと息を吐いて、更に身を寄せてきた。
191:小牧姉妹布団 8/10
08/01/20 17:28:21 xyYaeGoK0
見慣れない天井、普段と感触の違うベッド。
身体の右側に、ぴっとり寄り添う愛佳の感触。左腕には郁乃の頭。
この状況で眠れる方がおかしい気もするんだけど、
案外俺はうつらうつらし始めて、そうなると二人の体温が素直に暖かくて心地良くて。
ああ、なんかありがたい……
ガチャリ。
「っ!?」
ドアノブの音がして、俺は急に現実に引き戻される。
ギーッ、カツカツ。
あ、此処じゃない、隣の病室みたいだ。
ホッとしたのも束の間。俺はあることに思い当たる。
「愛佳、愛佳」
「うーんぅ、だめだよぉたかあきくん、こんなところでぇ~」
お約束ありがとう、そーゆう事はまた今度、ね。
「そうじゃなくて、此処の病院って夜の見回りとかあるんじゃないのか?」
「ん、う? ああっ!」
愛佳の目が丸くなる。やっぱり失念していたらしい。
「と、とりあえずベッドを抜ければ隠れられる」
んだけど、左腕が。
「郁乃~っ」
がっしりと抱えたまま寝入っている郁乃。
と、
カツカツカツ。ガラガラガラ。
足音と、例の何が載ってるか不明な台車の音が、病室の前で止まる。
「と、とりあえず中にっ」
愛佳の指示に脊髄反射で従って、俺は掛け布団の中に潜り込んだ。
192:小牧姉妹布団 9/10
08/01/20 17:30:06 xyYaeGoK0
間一髪、カチャリとドアが開いて、看護婦さんが入ってくる。
「……小牧さーん、寝てますかー」
懐中電灯の光が、顔に当たらないように布団を照らす。
「うん? なんかおっきい?」
体積が明らかに一人前でない掛け布団に、看護婦さんが寄ってくる気配。
やばい。
と、愛佳が思い切り身体をくっつけて、郁乃も引き寄せる。うし、俺の左腕も抜けた。
「あらら、お姉ちゃんと一緒なんだ」
なんとか二人分に見てくれたようで、くすくす笑いを漏らすと看護婦さんは去っていった。
それはとても良かったけど、この状態。
俺は愛佳と郁乃にサンドイッチされてるわけで。おまけに、俺の顔は掛け布団の内部。
愛佳の身体は郁乃の方を向いていて、郁乃もさっき愛佳が抱き寄せた時に愛佳の方を。
イコール二人とも俺にぴったりと、その、色々な部位が。
「も、もう出てきてもいいよっ」
顔色が容易の想像できる声色で愛佳。
といわれても、その、頭が蓋をされていて、何でってあの、アナタの御山の膨らみで。
「ごめんね郁乃~」
それに気がついたのか、小声で断って妹から手を離そうとした愛佳だったけど。
「……お姉ちゃん」
ぼそっと寝言を漏らして、なんと、郁乃の方が愛佳に抱きついた。
郁乃も俺と会った頃より数段ストレートに愛佳に甘えるようになっていたけど、
こういうのは珍しい。普段ヒネてるぶん、寝ぼけてると素直になるんだろうか。
「……郁乃ぉ~っ」
で、俺が思った以上に、愛佳は感慨深かったようで。
ぎゅうううううっっっ。
郁乃の頭だか肩だか背中だかわからないけど、とにかく手を伸ばして抱きしめる。
何年ぶりかもしかして初めてか、しっかり抱き合う小牧の姉妹。
あのー、間に俺を挟んで、なんですけど。
193:小牧姉妹布団 10/10
08/01/20 17:37:15 xyYaeGoK0
終始一貫して寝ぼけてた郁乃はともかく、愛佳は一度は覚醒した筈なのに、
二人は結局お互いに腕を伸ばしたまま、再び寝入ってしまった。
ええ、間に俺を挟んで、です。しつこいけど。
一言で言えば、愛佳と郁乃に抱き枕にされてます、俺。
ちなみに腕だけじゃなく、脚も伸ばしてるこいつら。俺の両膝あたりで、二人の脚が交差してる。
細かく言うと、俺の両膝の上と下。つまり、俺の左右の太股が、それぞれ郁乃と愛佳の両脚に挟まれている。
……細かく言わない方が良かったかも知れない。意識してしまうと、下半身がちとヤバい。
そして、ちとヤバいのは下半身だけでなく、柔らかな感触に包まれまくっている頭の方も酸欠状態。そもそも布団の中だし。
「ちょっと、失礼、しまーす」
思わず小声で謝りながら外気への出口を求めて上方に移動すると、
むにっ。
う、愛佳の最近ますますおっきくなってきたような気がするアレの感触が。
やや回避して逆方向に活路を求めるに、
ふにっ。
こっちの方が抵抗は少ないものの、普段外から見ては判別し難かった郁乃の女らしさがしっかりと。
ぐに、ぐに、ひょこ。
ともかく、どうにか両側からの圧迫を逃れて頭を出すと、枕は二人に占領されていて、
これまで見たことがなく、これからも滅多に見ないだろう、顎の下から見上げるアングルの姉妹の寝顔。
お二人の安らかな寝息の間を突破するなんて俺にはできない。その位置で酸素だけ補給。
すぅ、すぅ、すや、すや。
しかしまあ、なんとも幸せそうに、姉妹は眠りに就いている。
そのリズムに誘われて、俺も次第にぼんやり。
どこがどことか、そういう意識が消えてきて、ただただ、体じゅうが柔らかくて温かい。
(……俺って今、世界一幸せな人間なんじゃないかな……)
そんなことを思いながら、俺は本日三度目くらいの睡魔に吸い込まれていった。
翌朝、見回りの看護婦さんに見つかって、黙秘の代償に差し入れをする羽目になったのは、結構シャレにならなかった余談だった。
194:名無しさんだよもん
08/01/20 17:38:34 xyYaeGoK0
以上です。オチがなくてゴメンナサイ
支援ありがとうございました。今日は連投規制がきつかったです
あと、最初の行が改行だけだと書き込みできなくなってるような
195:167
08/01/20 17:42:12 et0wRj/n0
乙&GJ
どうしよう、先にこんな良作を出されたら俺のみたいな駄文投下できなくなってしまう…
まだできてないけど
196:名無しさんだよもん
08/01/20 17:52:19 xyYaeGoK0
あ、>180でインスパイア元に>114-136を挙げるのを忘れたので追加
それと>195さん楽しみにしてますので私の駄文なんぞ気にせずGoです
197:名無しさんだよもん
08/01/20 18:03:56 BqjnxAbl0
>>194
乙です
貴明を呪い殺したくなったよ
198:名無しさんだよもん
08/01/20 18:37:36 et0wRj/n0
完成、これより投下作業に入る
時間かけた割には3レスと短いので支援はいりません
199:郁乃出汁丼(1/3)
08/01/20 18:39:20 et0wRj/n0
郁乃が学校に通うようになって少し経った日の事であった。
本日の作業が終わり書庫で寛いで居た所、飲んでいた紅茶を置いた郁乃によりその爆弾は投げ込まれた。
「ねぇ貴明」
「ん、何?」
「姉妹丼って何?」
「!?」
突然の爆弾発言に赤くなったり青くなったりする貴明と愛佳。
きょとんとしている辺り郁乃は意味もわからず聞いてきたのだろう。だから質問したのだろうし。
「い、郁乃。何処でそんな言葉覚えてきたの…?」
郁乃は昔から病院と家を往復する生活を続けてきた。なので世間の事には少し疎い所があるのである
なのに姉妹丼という、所謂破廉恥な言葉何処で覚えたのだろうか。
「えっと…」
―数時間前
『ほう、君が郁乃ちゃんか』
『誰?』
『君のお姉ちゃんとその彼氏のクラスメイト』
『ふーん。で、何か用?』
『んー用があるってわけでもないけどさ』
『用が無いなら話し掛けないで』
『ひゅー、話に聞いたとおりの口の悪さ』
『……』
『羨ましいな貴明はよ、委員長に飽き足らずその妹で姉妹丼とは』
『…?』
200:郁乃出汁丼(2/3)
08/01/20 18:40:01 et0wRj/n0
「アイツか…」
貴明は某幼馴染の事を考えながら心の中で舌打ちする。後で殴ってその後タマ姉にチクるか、うん。
「貴明君…」
見ると、愛佳は軽く涙目になりながら此方を見ているではないか。
え、俺何かした?貴明は恋人の突然の変貌に焦ってしまう。
「ど、如何したのさ愛佳」
「まさか…郁乃に手を出したの?」
「えぇ!?」
「…あの、質問の答えは?」
焦る貴明。軽く無視される、というか眼中に入れてもらえない郁乃。
素直な愛佳の事だ、おそらくあのバカの言葉を真に受けてしまったのだろう。
「お、落ち着いて愛佳。そんなわけないだろ!?」
「だ、だって…」
火の無い所に煙は経たない。昔の人はよく言った物である。
最も、今回の犯人は火の無い所でも煙を出すようなとんでもない奴なのだが。
しかし、その犯人とはあまり長い付き合いでは無い愛佳にはそれがわからないのであろう。
「愛佳、女が苦手な俺が愛佳以外に靡くと思うか?」
愛佳の肩を抱きながら言う貴明。
微妙に矛盾した会話だが事実ではある。実際愛佳と親密な関係になったのもこの性格が切欠であるわけで。
201:郁乃出汁丼(3/3)
08/01/20 18:40:33 et0wRj/n0
「あの、ちょっと、意味は…?」
「ほ、本当に?」
またもや無視される郁乃。ダメだ、完全に二人の世界に入ってしまっているようだ。
「当たり前だろ、俺は愛佳じゃないとダメなんだから」
聞くとすっごい臭いセリフだが、貴明は本心を言ったまでである。
それに、どのエンディングでも臭いセリフを平気で吐く貴明にとってはそんな事気にしないのである。
「た、貴明君…」
「…姉妹丼」
今度は別の意味で目を潤ませる愛佳。そして蚊帳の外の郁乃。
もう二人は郁乃がこの場に居る事すら忘れているのかもしれない。
「じゃあ証拠見せて」
「しょ、証拠?」
貴明がそう言うと愛佳は目を閉じて唇をつい、と突き出す。つまり、まぁアレをしろと言うのである。
貴明はしばらく唸った後、観念したように目を瞑る。
「……」
完全に存在を忘れ去られた郁乃はそんな二人の様子を見て一人考える。
「(ま、こんなラブラブなようじゃ本当にお姉ちゃん以外に靡きそうにないわね)」
質問に答えないのと無視したのとダシにされたお返しに、後でタップリからかってやろう。
郁乃はそう決めると、すっかり冷めた紅茶をズズッと啜るのであった。
202:名無しさんだよもん
08/01/20 18:41:36 et0wRj/n0
以上、散々考えたくせにこんなオチですんまそん
203:名無しさんだよもん
08/01/20 19:30:51 xyYaeGoK0
>202
乙です。予想外に真面目なSSでびっくりしましたw
204:名無しさんだよもん
08/01/21 08:55:21 JN6f8LMn0
>>202
>>194
GJ!いくのん袋充填完了!!
205:名無しさんだよもん
08/01/21 19:02:37 AR8Ythp20
……袋?
206:166
08/01/21 21:12:56 Mq0zbq/L0
昨日は規制食らってますた
荒らしは氏ねmjd
>>167氏
乙
俺は愛佳が雄二に吹き込まれてと言う展開を予想していたが、逆で来たかw
確かに落ちて無いけどこれはこれで(・∀・)イイ!!
>>180氏も乙
なかなかの良作だた
ちゃんと最後は落ちてると思う
あと最初の1行が空行だとダメなのは前からじゃなかったか?
荒らし対策だと思うけど
ついでに、
エロ要求が>>164にあったから、俺のお題と合わせて書いてみたんで置いてく
色々捏造してるとか、エロたまにしか書かんのでエロが下手とか、そもそも小牧姉妹でなくても良いんじゃ?
とかのあたりは見なかったことに…
207:胡蝶の夢 1/5
08/01/21 21:14:02 Mq0zbq/L0
愛佳の小さな唇が、俺の敏感な部分をなぞりあげていく。
そして先端までなぞり上げたあと、俺の分身をその唇でくわえ込んで、そのまま飲み込んだ。
だけどそれを見ることは叶わない。俺の目の前、焦点が合わないほどの距離に郁乃の顔があって、
俺と舌を絡ませあっているからだ。
郁乃の、愛佳と同じ髪の香りと舌の感覚、そして下半身で奉仕する愛佳の愛撫にくらくらしながら、
俺は二人と暮らし始めた頃のことを思い返していた。
その日、愛佳と郁乃の両親は仕事に出かけたまま帰ってこなかった。
帰宅したのはその次の日、棺に入れられてだった。
親戚が二人の身元を引き取ろうと申し出たが、両親と言う最も深い絆を持つ二人を失ったばかりの愛佳には、
さらに恋人や友人という絆を捨てて親戚の下に身を寄せることは受け入れられなかった。
そしてそれは郁乃も同じだった。親を失い、その上姉と離れて暮らすなど論外だった。
2人にとって失われた物は大きすぎた。
そして、小牧家の自宅もまた、そのときの二人には日々暮らす場所としては両親との思い出が多すぎた。
その結果、二人が取った選択は…俺を頼ることだった。
その日から俺と愛佳と郁乃の歪な関係は始まった。
「たかあきくんの…もらうね…」
昼間の、貞淑で純朴な小牧愛佳とは違う艶のある声色でそう言うと、愛佳は寝そべったままの俺の腰の上に跨った。
愛佳の両足の間には痛いほどに張り詰めた俺の分身が屹立している。
そして愛佳の秘裂からは、すでに何度も胎内に放った俺の精液がタラタラと滴り落ちてくる。
滴り落ちる体液にまみれた俺のペニスの上に、愛佳はゆっくりと腰を落として行った。
208:胡蝶の夢 2/5
08/01/21 21:16:20 Mq0zbq/L0
「ん…ふ…ああ…たかあきくぅん…」
恍惚とした表情の愛佳の口から、甘ったるい吐息と、俺の名が漏れた。
自分の中に滑り込んでくる異物がもたらす感触に、愛佳の腹筋がぴくぴくと痙攣する。
同時に俺の分身が締め上げられる。
すでに何度か放っているのでいきなり果てたりはしないが、愛佳の中は激しく蠢きぬめって、
とてつもない快感が俺を襲った。
俺のペニスは蠢く襞のトンネルを潜り抜け、やがて先端が奥に行き当たる。
硬い筋肉質の感触が敏感な先端に触れる。
俺が快感に堪えている間、愛佳は恍惚とした表情でその感触に身をゆだねていた。
そうして異物が胎内を押し広げる感触を暫し味わった後、愛佳の白くすべらかな、
肉付きの良い腰がゆっくりと…俺のペニスが中をこね回すように、粘っこく動き始めた。
俺たちは、2人がこの家にやってきたその日から、こんな夜を幾度と無く重ねていた。
まるで足りなくなった何かを、俺と交わることで補おうとでも言うかのように。
「貴明…」
不意に視界が暗くなる。見上げると逆さまに、紅潮した郁乃の顔が見えた。
郁乃は潤んだ瞳で俺を見つめて一度口づけすると無言のままに俺の顔の上に跨った。
「…あたしも…して。」
…目の前には郁乃の淡い茂みと秘部があった。
「お姉ちゃん…」
「郁乃…ん…ちゅ…」
二人が顔を寄せる。
続けてくちゅくちゅという、愛佳と郁乃が舌を絡めあう湿った音が上から落ちてきた。
209:名無しさんだよもん
08/01/21 21:17:13 wsqYSKHk0
支援
210:胡蝶の夢 3/5
08/01/21 21:18:26 Mq0zbq/L0
そしてそれにあわせて、俺のペニスをなで上げる湿った感触が、
先ほどのようなねちっこい、こね回すような動きではなく上下運動へと変わった。
愛佳とのディープキスで興奮を増した郁乃の秘部から、体液があふれ出す。
滴り落ちた雫は俺の顔に落ちて、その香りに俺は思考の全てを奪われた。
無意識のうちに、肉付きの薄い、しかし最近艶っぽさの増してきた郁乃の腰を引き寄せ、
中心のピンクに舌を這わせた。
「ん、はぁっ!」
鼻に抜けるような甘い声が、愛佳と触れ合わせたままの郁乃の口元から零れた。
そして、それに刺激されたのか、愛佳の腰使いが激しさ増した。
先ほどまでは感触を味わうかのようなゆったりした動きだったのに、
今はただひたすら力任せに、尻を俺の腰に打ち付けるような動きだ。
ぎりぎりまで抜いて、そして奥に打ち当たるまで…いや、それを超えて、
俺のモノを奥まで飲み込むかのように素早く、激しく打ち下ろす。
肉のぶつかる音と、愛佳と郁乃の漏らすあえぎだけが部屋の中に満ちていた。
「あふ…あふっ…ああ…あああっ」
甘い吐息は、すでにいつもの愛佳の物ではない。
焦点を失ってぼうっとした瞳も、ただ快楽だけに意識を奪われていることを示していた。
俺もまた、今にも果ててしまいそうな快感に翻弄されていた。
ぎりぎりまで抜かれて先端だけが咥えられた状態から、一気に奥の子宮口にぶち当たるまで
ぬめった襞に飲み込まれ、その後、先端がその筋肉の壁の綻びを穿ち、
さらにきつい部分にわずかに飲み込まれる。
まるで唇で吸い付かれるような…どこまでも飲み込まれてしまいそうなその感触に、
意識が真っ白になる。
211:胡蝶の夢 4/5
08/01/21 21:19:32 Mq0zbq/L0
ただひたすらに、目の前の、媚薬の如き愛液の溢れる郁乃の秘裂をなめ上げ、ペニスで愛佳の秘部を、
膣を…その奥の子宮までを犯し、犯される。
だけどいつまでもは続かない。続けられない。
気の狂いそうな快楽の中で限界が近いことを知る。
「ん…はっ、は!お、お姉ちゃん…」「はん…ああん!い、いくのぉ…」
二人の苦しげな、あえぎに似た嬌声がいくつも落ちてくる。
「ぐ…あああっ!」
そして、俺も限界。
愛佳が打ち下ろす腰の動きに合わせて、俺は本能的に腰を付き上げた。
ペニスの先端が愛佳の奥にめり込む感触…そしてその快感の一押しが、俺の中の我慢を決壊させた。
精液を愛佳の胎内の奥深くに思う様ぶちまけると同時に郁乃の秘部にに吸い付く。
「「あああああっ」」
2人のユニソンの嬌声が響いた。
俺の上で、二人の体が弓なりにのけぞるのと同時に、郁乃の秘部から大量の体液が撒き散らされ、
俺の顔に降り注いだ。
3人が3人とも魂を絞りつくすような強烈なオルガズムを得て、狭いベッドの上に倒れこんだ。
同時に意識が遠のき始める。
「…大好き…たかあきくん…あなたは決して…居なくならないで…」
襲ってくる疲労感に意識を手放す寸前…そんな愛佳の涙声が聞こえたような気がした。
窓から差し込む日の光で目を覚ました。
ベッドには自分ひとりだけ。だけど昨日のあれは夢じゃない。
その証拠に、ベッドは乱れに乱れ、部屋には昨夜の情事の残り香がまだ残っていた。
212:胡蝶の夢 5/5
08/01/21 21:20:42 Mq0zbq/L0
俺は落ちていた下着を見につけて風呂場に向かい、シャワーで体を洗い流す。
風呂を出て、あらかじめ持ってきていた新しい下着と制服を身につけてダイニングに向かうと、
眠そうな顔でテーブルに着いた郁乃と、制服の上にエプロン姿で朝食の用意をする愛佳の姿があった。
「おはよう、郁乃。」
「んあ…おはよ、貴明…ってあんたが一番最後じゃないの。」
いつもの寝ぼけ眼で皮肉屋の、いつもの郁乃だった。
郁乃に挨拶したことで俺に気が付いた愛佳が振り向いた。
「愛佳もおはよう。」
俺がそう言うと…いつもの、陽だまりの笑顔で、愛佳は答えた。
「おはよう、たかあきくん。」
まるで胡蝶の夢のような日々。
いつか覚めると知りながら、俺たちは未だまどろみの中に居る。
213:名無しさんだよもん
08/01/21 21:28:32 blP6he+N0
ジャンクションの人っぽい文体のクセを感じたな
とりあえずsageると幸せになれるかもしれない、うん
214:名無しさんだよもん
08/01/21 21:31:36 3sCaXS3E0
殺すのは春夏さんの旦那までにしておけ
215:名無しさんだよもん
08/01/21 21:59:02 MkqZSZLc0
暗いのも嫌いじゃない俺にはGJ。姉妹が死んだら許さんが親ならいくらでもw
216:名無しさんだよもん
08/01/21 22:34:04 tuCgKgfE0
なんか知らんが活気付いてきたな?
217:名無しさんだよもん
08/01/21 22:48:11 Mq0zbq/L0
今回の活気の功労者は>>167かと思われ
あとさっきsage忘れたw スマソ
専ブラのsageが外れたままだったわ
218:名無しさんだよもん
08/01/21 23:12:09 e7P4ko8a0
じゃあこの流れをもう一度引き寄せるべくもう一度お題募集してみるか
219:名無しさんだよもん
08/01/22 00:22:50 BnI2wMxt0
>>218
今日はカレーの日らしいんで、カレー料理対決で。
220:名無しさんだよもん
08/01/22 01:10:06 vOMFitxP0
>>218 嫉妬でおねがいします
221:嫉妬 1/1
08/01/22 06:24:59 SGcsnVFN0
「おし、ゲンジ丸、sit(お座り)! ……なんでこのみが俺の膝に座るんだよ」
「だってタカくん、さっきからゲンジ丸とばっかり遊んでるんだもんっ!」
222:名無しさんだよもん
08/01/22 06:38:50 V8t/ectm0
タマ姉とタカ坊のラブラブがいいな
223:名無しさんだよもん
08/01/22 18:11:46 EfllC53A0
多いなw
じゃあ各自気に入ったお題でやるってことで
224:名無しさんだよもん
08/01/22 19:06:23 V8t/ectm0
>>221
短いけど萌えた
225:名無しさんだよもん
08/01/22 22:07:48 D3kxm55S0
ほんじゃま、カレーでも書いてみるかのう
期待しないで待っててくれ
3日しても音沙汰が無かったら必殺カレー食わされて死んだと思ってくれ
226:名無しさんだよもん
08/01/22 22:14:49 62xlM20A0
ふじゅーけんのカレーは出るのか出ないのか
227:名無しさんだよもん
08/01/23 01:57:19 i5/2SOcuO
>>225
を。実は漏れもカレー対決に着手してるねん。
お互いがんばろーな。
一日二日で書けると思うんだけど、春夏さん対ミルファのカレー対決にチャレンジしてるトコ。
がんばるから生暖かく見守ってくだい。
228:『必殺!VS』 1/13
08/01/25 14:05:54 Ksra8PQC0
「いい国作ろうジンギスカ~ン♪ 鳴くよウグイスジンギスカ~~ン♪ ひつじっ、ひっつじっ、ひつ
じ肉ぅ~~♪」
リズミカルに息をはきながらその少女は楽しそうに、けれど少々調子っぱずれに歌っていた。
もっとも、スキップを踏みながら上手に歌える人間は、そう多いわけではないのだろうが。
そう、少女は……柚原このみは、笑顔でくるくると踊りながら歌っていたのだ。
幼馴染のそんな姿は、昔から本当に子犬のようだ……そんなことを考えながら、河野貴明はともすれ
ば遅れがちの毛むくじゃらの大型犬、ゲンジ丸のリードを曳いていた。
「なに笑ってるの~~? タカくぅ~~ん!」
楽しそうなこのみの姿につい、微笑みが浮かんでいたのであろう。
冬の空気の中にあってもなお、軽やかにこのみは歌っていたから。楽しそうに。
「いや、なんでもないって。……このみ、そろそろ帰らないか? ゲンジ丸の息も上がってきたし、家
に着く頃には日も暮れ始めるだろうし」
日が暮れれば冷え始めるだろうし……貴明はそうも思ったが、その言葉は寸での所で飲み込んだ。
そんな事を言えば、間違いなく「寒いから暖めてあげるでありますよ~~、てりゃ♪」などと言いな
がら襲い掛かってくるこのみを背負って帰る羽目になる予感があったからだ。
「え~~? もう? せっかく久しぶりにタカくんと二人でお散歩なのに……」
案の定むくれるこのみではあったが……黙って貴明がいかにもダルそうなゲンジ丸を指差すと、しぶ
しぶと首肯した。
「じゃあ、また一緒にお散歩してくれる??」
「……わかっ……」
「もちろん二人でだよっ??」
ゲンジ丸の散歩くらい、時間があったらつきあうよ……とは言わせてもらえなかった。
(このみのヤツ、最近妙に強引だよな~~。 もしかしてタマ姉の影響でも受けてる? あんまり考え
ていなそうな気もするからタマ姉というよりはミルファの方か?)
そんな貴明の葛藤を知ってか知らずか、このみは邪気のない笑顔ですりすりと貴明に寄って来た。
「ね? ゲンジ丸の散歩とかなら、いいでしょ?」
やっぱり、妹分には見透かされているようだ……と、貴明は苦笑せずにはいられなかった。