11/02/01 19:34:49 WNmqO2P10
「……脱いで……」
「ひいっ! わ……わかった……」
逆らっても仕方ないので素直にジャージの下を脱ぎ、パンツを脱いだ。
手で抜いても処理出来そうなほどしか生えていない部分が露わになった。
束子は有無を言わさずベッドに寝かされ、お尻の下にタオルを敷かれた。
「……まずは……かみそり……」
「ひい!」
T字のシェーバーで智逗瑠はわざと少し毛先を残したまま剃った。
「これじゃチクチクだよう」
そこに脱毛器を当てられ、ピカピカと位置を変えながら何度も照射された。
「あ! ひ! う! い、痛くないけど…… 軽く……熱い……? あ、ちょっとチクっと」
束子がぶつぶつ騒いでいるうちに照射が終わった。
濡れたタオルで拭うと、短くなった毛が、面白いようにスルリと毛根から抜けた。
「わ。ツルッツル! でもなにこれ、恥ずかし過ぎるよー、赤ちゃんだよこれじゃ」
「……何回か……照射……すると思う……」
「わかった」
束子はだんだんお風呂場で言い訳できない身体になっていく気がしたが、もうあまり恐怖を感じなかった。
いつからアレを着せられるのかは、ついに聞けなかった。
(続)
307:名無しさん@ピンキー
11/02/01 19:49:56 bRJbYOhb0
四
308:名無しさん@ピンキー
11/02/01 20:06:15 tfrtfNYu0
4444444400000000!!!!
309:名無しさん@ピンキー
11/02/01 20:22:53 kqX4oLGpO
智逗瑠のしゃべり方が綾波レイみたいでむちゃ萌え
④
310:名無しさん@ピンキー
11/02/02 01:07:26 7W1ezQZz0
つ④
311:(:.;゚;∀;゚;.:)
11/02/02 02:42:49 QWW0ay0l0
ハァハァ(:.;゚;∀;゚;.:)つ④
312:トルソー
11/02/02 18:10:51 qqSnhbQP0
翌日。
特に普段と変わりなかったが、今度は寄宿舎の方の受付に智逗瑠あての宅配便が届いた。
荷物を受け取った時から、智逗瑠の表情が硬くなった。
束子はずっと不安を覚えながらも、悶々としていても仕方ないので、自分の家業のことをしていた。
花瓶を何口か揃え、片っぱしから生けては携帯で写真に撮り、それを母親に送った。
生活面では普通に親として心配してくれる母親も、作品のことでは滅茶苦茶に厳しく、形ばかりで心が無いと叩いた。
その『心』のことについて質問しても、自分で考えるように言うだけで、全くヒントすらくれなかった。
束子は着々と自身の家業の事を進めてゆく智逗瑠が羨ましくなった。
そこへ包みを抱えた智逗瑠が戻って来た。
「……束子……これ……」
包みとは別に智逗瑠は手に持っていた物を束子に渡した。
それは透明な卵型をした液体入りのパックだった。
「なにこれ?」
「……浣腸……」
「ぎひいいっ!」
「……注入して……うんち出して……」
「ちょ、む、無理っ!」
「……やって……」
「うう……」
「……じゃ、いい……」
「え?」
どういう気まぐれか、浣腸は免除されたようだった。
313:トルソー
11/02/02 18:11:20 qqSnhbQP0
その夜。
「えっと…… あの…… 今日はしないの?」
「……しない……」
「え?」
首輪の代償として毎晩してもらっている手淫行為が、今日はキャンセルされた。
「あ、あ、そう…… じ、じゃっ、お、おやすみ……」
束子は自分のベッドに戻り、掛け布団を被った。
「……」
しばらくモゾモゾしていたが、首輪のことばかりが気になって益々悶々とするばかりだ。
自分でクチュクチュといじってみたが、中までは恐ろしくて指が入れられない。
どうしても智逗瑠にして欲しい。
「あのさ…… ひょっとして、お浣腸のこと……怒ってるの?」
「……うん……」
直撃の返事に束子は真っ青になった。
「あ! ご!ごめん! やっぱ、そうなんだ…… ちゃんと……言うこと聞くよ……」
「……じゃ……浣腸して……」
「ぐっ! ……うん……」
束子は、人に服従するとはどういうことなのか身に染みて実感しながら、ベッドから起きて智逗瑠からパックを受け取った。
314:トルソー
11/02/02 18:11:51 qqSnhbQP0
生理用品を入れている巾着にパックを突っ込み、消灯時間を過ぎた廊下をトイレに向かう。
途中にある鏡に自分の姿が映った。
そこに映ったのは、青白い、ちょっと困った顔をした奴隷の姿。
気丈に日常を暮らしていても、誰かに所有され、なだめすかされたり、脅されたりしながら、言うこと聞か
される存在になった人間の姿。
本物の奴隷の人も、きっとこんな表情しているのだろうと束子は思った。
仮に身の上に納得して奴隷になっていても、仮にご主人様に愛されていても、奴隷は奴隷、恥辱も拘束も不快にも、
「はい」の返事しか用意されてはいないのだ。
その時の気分の表情が、まさにこの顔なのだ。
なんとなく口元は緩んでいるのに、目は恐怖に引き攣っている顔。
でも、こんな気分の、たった今ですら、首に巻かれた首輪に、性的興奮を煽られている。
その興奮にやがて全身包まれてしまう、その準備のために、こうして今、ここに居る。
個室に入り浣腸を当てると、そのパックは先端に何かが塗ってあったのか、ヌルリと簡単にお尻に入り、5分
くらい座っていると我慢できなくなってきた。
そのまま全部出した。
きっとこの後でお尻を見られるのだと思い、お尻洗浄ノズルを何度も操作して、きれいに洗った。
パックはそのまま巾着に戻して持ち帰った。
「……お尻……出して……」
覚悟していたとは言え、いま排泄したばかりのそこを直視されるのは恥ずかしい。
しかしまた智逗瑠の機嫌を損ねるのは、感情的な意味からも肉体的な意味からも怖かったので、束子は素直に従い、
下を全部脱いでベッドにうつ伏せになった。
315:名無しさん@ピンキー
11/02/02 18:26:00 kpyFkg5r0
44444444444444444
316:トルソー
11/02/02 18:32:55 qqSnhbQP0
うつ伏せの束子を見下ろしながら、智逗瑠は手に外科用のゴム手袋をはめた。
消灯時間後の暗い部屋で、スタンドの灯りが間接照明のように仄かに照らす様子は、まるでマッドサイエンティストの
実験室のようだった。
智逗瑠は束子の身体の下にタオルを敷くと、指に薬剤のクリームを取り、束子のアヌスに塗り込んだ。
「あうっ!」
浣腸で少し解れていたとは言え、いきなり指を入れられた苦痛に束子は悲鳴を上げた。
智逗瑠は指を容赦なく回転させ、アヌス内面にまんべんなく薬を塗り込むと、一度指を抜き、再びたっぷりと薬剤
クリームを指に取り、今度はもっと奥まで塗り込んだ。
「あひぃ! 智逗瑠ちゃん許して!」
束子は懇願したが智逗瑠は手を休めるどころか、何度も何度もクリームを追加した。
二度目、三度目とクリームが塗り込められるたびに、次第に肛門は楽にはなってゆく。
「あうう…… ひ?!」
束子は呻きながら肛門の異常に気付いた。
次第に痺れて感覚が無くなった肛門に、全然力が入らないのだ。
束子のアヌスは、智逗瑠の指の動きに従い、固い蕾からだんだんとだらしなく開いた真っ赤な穴に変わってきた。
智逗瑠はそこに人差し指と中指を同時に差し込み、くぱっと3cm程も開くのを確認すると、包みを開き、中から
乳白色の砲弾型をした物が入った滅菌パッケージを取り出し、バリッと開封した。
それは巨大なアヌス栓だった。
317:トルソー
11/02/02 18:33:21 qqSnhbQP0
フッ素樹脂で出来たそのアヌス栓は、傘と基底部が大きく張り出し、途中のくびれは深かった。
傘の返しは酷く急になっていて、一度差し込むと、抜き出すのは不可能に思えた。
中心は太いパイプになっていて、基底部は鍵付きのネジ式キャップに覆われ、その脇に小さな注入口が開いていた。
注入口の先は傘の先端近くに開口していて、途中に弁が付いていた。
智逗瑠はそのアヌス栓にも何かを塗りこむと、バラ色に開いた束子の尻穴に差し込み、強引に押し込んだ。
「ぐあっ!」
しばらく無感覚の不快感と痺れだけだったところに、いきなり激痛が走り、束子は悲鳴を上げた。
しかし痛みは一瞬で過ぎ、後には肛門が重いような違和感が残った。
「何したのっ?」
束子は何をされたのか薄々分かっていたが、自分で触れて確かめるのは恐かった。
「……栓をした……。 ……排泄はできる……安心して……」
「う…… うん、わかった……」
束子は普通に返事をしてみたものの、なにか恐ろしい肉体改造をされてしまったと直感した。
が、仮にそうだとしても、もう後戻りできないと感じた。
(続)
318:名無しさん@ピンキー
11/02/02 18:34:44 lJ6Ubpb10
支援支援
319:名無しさん@ピンキー
11/02/02 19:27:53 USYDQSFH0
4444444440000000!!!!!!!!
320:名無しさん@ピンキー
11/02/03 00:57:12 xe7UdkCg0
つ④
321:名無しさん@ピンキー
11/02/03 16:47:59 OK0VU68d0
薄暗い部屋の中で女が拘束されている。
胸元、股間、両手首、両肘、両膝、両足首を鎖で縛られていた。
他にはパンティを履いているだけで、彼女の身体を覆う物はない。
足首が部屋の隅の金具に固定されており、部屋から出る事も許されない。
彼女に許されるのは、暗い部屋で芋虫のようにくねる事だけである。
両手首は股間を通る鎖に固定されていた。
「ムネを寄せて無理やり谷間を作る、って意味もあるんだけどね。」
男が女へ卑猥な言葉を投げかけるが、反論する事は出来ない。
「んー!」
言葉は出ない。野球ボールぐらいはありそうな大きさのゴム製のギャグで口が塞がれているからである。
その上から全頭マスクでしっかりと包まれ、顔の輪郭だけが浮き出て、まとめられた髪が後頭部からポニーテールのように伸びている。
彼女の抵抗の意思と言えば、呻き声と、小さな鼻の呼吸穴から荒々しく息が出入りするだけ。
目も塞がれ、次に何をされるのかわからない緊張感が彼女を付きまとう。
322:名無しさん@ピンキー
11/02/03 16:48:40 OK0VU68d0
「んっ!?」
もがいていた女の身体がごろりと仰向けに転がされ、ずしりと重みが圧し掛かった。
「さて、一発抜いてもらおうかな。」
跨った男はズボンを脱ぎ、寄せた谷間に陰茎を差し込む。所謂パイズリという奴だ。
女が呻くが、拘束された上に、大の男の体重に乗られては抵抗出来ない。
元々豊かな乳房だったが、手でさらに寄せ上げられていて、より強く男の陰茎を絞め付ける。
「んっ!んっ!んんっ!」
男の前後運動に合わせて、女の乳房は揺れ、全身の鎖が彼女の身体を締め上げた。
323:名無しさん@ピンキー
11/02/03 16:52:16 OK0VU68d0
しばらく擦った後、男は果てた。
生温かい感触が彼女の顔面に飛び、吐き気のしそうな精液の臭いが彼女の鼻孔へ襲い掛かる。
呼吸穴は鼻だけだから、臭いを嗅がざるを得ない。
「あ、ごめんごめん。」
男は笑いながら言う。謝ってこそいるが故意に違いなかった。
向きを変えた男は、素股の要領で女のパンティで陰茎を拭きとる。
不潔な感触が彼女の全身を走った。
男がふと何かに気づく。
「あ、濡れてるの?感じちゃった?」
彼女のパンティに浮かんだわずかな染み。
鎖の封印は実に巧妙だった。
手を動かすと、引っ張られた鎖がラバー越しに彼女の陰部を擦るようになっている。
324:名無しさん@ピンキー
11/02/03 16:55:46 Mrk5FhDaO
し
325:名無しさん@ピンキー
11/02/03 16:58:25 Mrk5FhDaO
しえ
326:名無しさん@ピンキー
11/02/03 16:58:43 OK0VU68d0
男が手の鎖を引っ張った。冷たい鎖が、尻の割れ目へと食い入る。
緩ませた隙間へ、何か丸い物が滑り込み陰唇に食いつく。
「んんんっ!?」
本来受け入れる物ではない、固い異物が入り込む感触に、女は身悶える。
「これはね、リモコン式なんだ。」
男の手元でカチリと鳴り、異物が振動を始めた。
「んっ!!」
びくんっ、と女の身体が弓のように張る。
「インランな君だから物足りないといけないよね。」
男の手元のカチカチ音に合わせて、異物の振動が強くなる。
女の呼吸が荒くなり、じたばたともがき始めるが、それが尚更股間の鎖を刺激し、彼女を絶頂へ押し上げてゆく。
「んんんぅ───!!!」
厳重な拘束のせいで、彼女の悲鳴は誰にも聞こえない。
しかし、彼女の絶頂の声も聞かれないのは幸いだったのかもしれなかった。
続かない
327:名無しさん@ピンキー
11/02/03 16:59:48 OK0VU68d0
男の口調がいつも気持ち悪くなってしまうのはどうにかならないものか
328:名無しさん@ピンキー
11/02/03 18:32:45 xJHrYUdZ0
GJ!
>男の口調
ですます調だからじゃない?
生徒に調教される教師モノとすればこの口調で怒勃起。
夜の体育用具倉庫 …ハァハァ
329:名無しさん@ピンキー
11/02/03 18:41:06 qVFIAuxT0
口枷してると言葉出せずに単調になるから他で頑張らないといけんのよね・・・
330:トルソー
11/02/03 23:58:14 /PcNf0vE0
その夜、束子は眠れなかった。
筋弛緩薬の切れた束子の肛門は、元に戻ろうと悲鳴を上げていた。
しかし、肛虐に慣れた人間ですら排泄不能な程のきつい返しの傘を、全く不馴れな束子が排泄出来るわけはなかった。
くびれた部分に、しっかりと収まってしまった肛門括約筋は、どんどん平常に戻ろうと収縮してゆく。
くびれとはいっても、その太さは、排泄に苦痛を伴う極太便秘便程の直径があった。
束子は肛門に太い筒を咥えさせられたまま、無限とも思える焦燥の中で、夜明けを迎えた。
「……おはよう……眠れた……?」
「ううん……」
「……ごめん……」
「いいよ…… あたし、智逗瑠のトルソー?だもんね。 まだよくわかんないけど、全力で言うこと聞くよ……
あ、でも、おトイレの仕方だけ教えて」
「……説明書……」
「あ、そんなのあるんだ」
『TFC03型永久肛門弁取扱説明書
排泄の仕方:
初めに、蓋の脇にある注入口から浣腸液を注入します。
腹圧が高まったら、附属の管キー(筒状の鍵)を差し込み、外蓋を外すと排泄出来ます。
この時、使い捨ての内蓋が飛びます。
専用チューブの付いたペットボトルに水を入れ、注入口から水を流して内部から数回洗浄してください。
洗浄後、新しい内蓋を押し込んでから外蓋を閉めて下さい。
この内蓋により常に外蓋とネジ周りは清潔に保たれています。
内蓋は再生紙でできており、環境に優しい仕様です。内蓋は100個単位で別売しています。』
「なによこれ!」
束子は叫んだ。
331:トルソー
11/02/03 23:58:40 /PcNf0vE0
「……はい……浣腸……と、……洗浄器と……鍵と……内蓋……」
昨夜と同じパックと、ペットボトルにチューブ状キャップのついたもの、よくエレベーターの操作盤蓋などで
見かけるような管状の鍵と、紙で出来た短いコルク栓のようなものを渡された。
束子はガニ股になりながら起き上がり、制服に着替えると、食堂に向かった。
お尻の辛さが気になって、殆ど何も食べられなかった。
束子が食堂を出て鞄を取りに部屋に戻ると、ちょうど智逗瑠が部屋を出ようとするところだった。
「智逗瑠、あのさ、これ、ちょっとだけ外してくれない? もう少し細いので慣れてからっていうのダメ?」
「……ダメ…… ……そんな時間……ない……」
「ごめん、そこをなんとか。かなり辛いのよぉ……思考力奪われそう……」
「……それでいい……。 ……それに……もう……外れない……」
束子は心のどこかに押し込めた嫌な予感にヒットして、真っ青になった。
「外れないって……?!」
「……アナル訓練……してる……時間……なかった…… ……弛緩薬で……緩めて……嵌めた……
……外すには……また……内面に……塗る必要……ある…… ……もう……内面……栓に覆われて……塗れない……」
「い! いやああああ!!!」
早朝の寄宿舎に束子の絶叫が響き渡った。
332:トルソー
11/02/03 23:59:02 /PcNf0vE0
「い、一生外せないの!?」
「……手術すれば……取れる……」
「あ…… あ…… あ……」
確かにそれはそうだが、それは単に絶望を肯定する回答に過ぎなかった。
「……ごめん……束子……それが……『トルソー』。 ……奴隷用製品の……芯に……なり続ける……存在……。
……過酷な……立場の……奴隷に……全く気付かれずに……快適と……快楽を……与える……製品……
……その……実験台……。 ……奴隷より……過酷……かも……」
「ひどい! そんな! いやよ!」
「……でも……きもちいい……」
「あ…… あ…… あ……」
束子の頭の中はぐちゃぐちゃになった。
自分の立場が信じられなかった。
(いつのまに私、奴隷って人よりもすごいことになっちゃったの……?)
良く考えると、面と向かって『そうなるぞ』と宣言されただけで、その内容はこの先に待ち構えているのだった。
これから自分に課せられるだろう、奴隷より過酷な仕打ちを考え、その場にうずくまった。
股間がグチョグチョに濡れていた。
部屋を出る智逗瑠を涙目で見送ったあと、クローゼットから下着を出して穿き替えた。
(続)
333:名無しさん@ピンキー
11/02/04 00:05:45 9OWtagMN0
44444444000000!!!!!!!
334:名無しさん@ピンキー
11/02/04 02:42:09 dCNYYy9/0
つ④
335:名無しさん@ピンキー
11/02/04 21:55:01 HZrED8wO0
週末の連投に期待wktk
336:名無しさん@ピンキー
11/02/04 22:30:57 E1pLCaGX0
束子には注射の弛緩剤は内緒なんだな
337:トルソー
11/02/04 23:55:59 nGyS93EL0
学校で束子は、お尻の筋肉のきつさと、智逗瑠に言われたことのショックで、一日中ボーッとしていた。
授業中に智逗瑠を斜め後ろから睨んでみたが、もともとのキャラも手伝って、智逗瑠は普段と全く変わらないように見えた。
昼食は全く食べなかった。
結局トイレには行かず、寄宿舎に戻るまで智逗瑠に渡された排泄セットのお世話になることは無かった。
夕方、束子はお尻の辛さに集中力を削がれながら、淡々と課題を解いていた。
そこへ智逗瑠が戻って来た。
「……ただいま……」
束子は課題以外のことに神経を遣うのが恐ろしく億劫で、返事を返すのも面倒だった。
「……準備……出来た…… ……学園の……設備も……」
束子は課題帳を見つめたままクワッと目を剥き、鉛筆を固く握り締めた。
「あ、そ、そうなんだ。 ……よ、よかったね……」
束子は顔を動かさずに、努めて明るい声で返事をした。
「……あとは……束子の……準備……」
―ボキリ―
静かな部屋に鉛筆の芯が折れる音が響き、遠くの壁にパチリとそれが跳ねる音がした。
338:トルソー
11/02/04 23:57:12 nGyS93EL0
「……束子……」
「ひっ!!」
顔を上げて智逗瑠の方を向いた束子の表情は、無理に笑おうとして引き攣っていた。
「ね…… ねぇ…… ねえっ! ねえねえねえっ!! も、もう、ちちち智逗瑠の『トルソー』でいいけどさ!
最後に教えて!! あたし、もう、自分の家のこと、あきらめなきゃ、ダメなのっ!?」
「……そんなこと……ない…… ……束子は……束子のまま……変わらない……。 ……自分のこと……すればいい……」
「へ?」
「……私のこと……手伝って……生活が……少し変わる……だけ……」
「だ、だって!! 奴隷より過酷って!!」
「……立場上……私が……主人……。 ……その主人の……つまり……私の……望みは……束子が……束子のまま……」
「て言うと…… 例えば、その外国とやらの大富豪が奴隷を囲って、名目上大富豪がその子の所有者だけど、その子は
無理な奉仕も拘束もされず、外面上はまったく普通の子と変わらない生活してる、っていうような状態?」
「……そう……」
「なあんだ! じゃちょっと智逗瑠の作るもの着てみればいいだけなのね? 心配してソンしたぁ!」
「……でも……、……少し……違う……」
「え?」
「……『無理な奉仕』は……ない……。 ……でも……『拘束』は……一生……」
「ひ!」
「……『ちょっと着てみればいい』……ちがう……『一生』……着る……」
「い! いやああああ!!!」
339:トルソー
11/02/04 23:59:09 nGyS93EL0
「……準備……始める…」
いくら今まで次第に慣らされても、いくら覚悟を決めていても、いざその瞬間になると逃げ出したくなる。
束子は自分が本当に死刑台の前に立っている気分だった。
「……まず……お風呂……」
「いやぁ……」
智逗瑠は表情を変えず、束子の首輪に革のリードを付けた。
「ねえ!ねえっ! こんなのひどいよ、智逗瑠!」
「……ごめん……束子……。 ……馴れ合うと……正確な……データ……取れない……」
「ど、奴隷を演じろってこと?!」
「……演技でも……本気でも……いい……」
その時、今まで見せた事もない智逗瑠の表情を見て、束子はハッとした。
その表情や言葉遣いに、とてつもない愛情を感じた。
束子は、急にそれまでの暗澹とした気持ちが抜け、自分の人生がここで終わってしまうような予感を圧し殺し、
激しく濡れた。
リードを引かれて浴場に向かう。
既に通知が行き届いているのか、廊下で会う生徒たちは一瞥をくれただけで通り過ぎてゆく。
風呂場の脱衣場で脱いで、初めて声をかけられた。
「すごい、あのお知らせは本当だったのね」
脱衣場で叫んだのは上級生だった。
「友達のために肉体改造までされたのね?」
「ち! ちがいます、そんな……」
「……はい……引き受けて……くれました……」
「ちょ、智逗瑠!」
340:名無しさん@ピンキー
11/02/05 00:00:00 zs7G0sRE0
支援です
341:トルソー
11/02/05 00:00:59 Jtz44fbx0
無毛の恥部を手で隠し、束子は浴室に入った。
首輪はもう有名だったが、リードまで付けられているのは初めてだったので、いままで冷やかしていた友人や先輩も
さすがに生唾を呑んだ。
「……座って……」
「じ、自分で洗えるよぅ」
「……今日からは……ダメ……」
「あうー。 はい……」
シャワー台の椅子に腰かけると、束子は両手を後ろ手にされ、タオルで拘束された。
「いや……」
友達や先輩後輩の見守る中で、タオルとはいえ手の自由を奪われるのは、それまでSMや拘束に全く興味も慣れも無
かった束子にとっては、すでに最高の羞恥だった。
智逗瑠は束子の手を拘束すると首輪をリードごと外した。
智逗瑠がごく普通に束子を洗い始めたのを見て、周囲の人間は再び自分がしていた事に戻った。
「いやぁ…… くすぐったいよぅ……」
束子は羞恥に真っ赤になりながら智逗瑠に髪の毛から胸から脇から隅々まで洗われた。
立たされて股間を念入りに洗われるのが、無毛の割れ目と尻の異物を人目に晒して、真剣に恥ずかしかった。
342:トルソー
11/02/05 00:01:49 Jtz44fbx0
智逗瑠は先日届いた荷物の中から、豪華なケースを1つ風呂場に持ち込んでいた。
それを開けると中に直径2mm程、長さ5cm程の金色のパイプが入っていた。
片側はやや広めな円盤になっていて、中央に蓋がついていた。
もう片方は矢じりのように尖った傘を持ち、傘の返しは角度は急だった。
「……少し……痛いと……思う……我慢……して……」
「え?」
衆人環視の中、束子が身構えるよりも早く、智逗瑠はそのパイプを束子の尿道に通した。
「痛ッ!!」
束子が身を硬くしたが、痛みは一瞬で終わった。
「何したの? ま……まさか……」
自分の目では見えないものの、尿道の痛みで束子には薄々想像がついた。
「……尿道に……栓……必要……」
「い! いやあぁぁ!!」
「どうしたの?」
さすがに見かねた友達が声をかけた。
「ぐすっ……なんでもない、大丈夫……」
束子は今さら抗っても仕方ないと思った。
343:トルソー
11/02/05 00:04:41 Jtz44fbx0
髪の毛が拭き上げられると首輪が戻された。
改めて手首も丁寧に洗われ、束子は智逗瑠に全身を拭われた。
脱衣所の鏡の前でドライヤーを当てられる。
下着姿やTシャツでドライヤーを使う子の間で、全裸に首輪のまま籐椅子に腰かけて、虚ろな目のまま束子は髪の毛を
乾かされていた。
完全に乾くと、束子は全裸にバスローブを着せられ、使い捨てスリッパを履いて風呂場を出た。
部屋まで行く間、異様な姿にやはり注目された。
羞恥に気を失いそうになりながら、束子は風呂場での仕打ちを思い出し、もう自分の裸に自分の手で触れることも
きっと無くなったのだろうと予感していた。
ただ部屋に戻るだけの行為が、どうしてこんなに怖いのか。
束子は一歩一歩、暗黒の入口へ確実に近付いていると感じていた。
ついに部屋に戻った。
「……やっと……目的地……」
「うん……」
束子は虚ろな返事を返すのが精いっぱいだった。
(続)
344:名無しさん@ピンキー
11/02/05 00:13:41 I9NTg7UM0
wktkが止まらん!
つ④
345:名無しさん@ピンキー
11/02/05 00:16:00 E/KsLqMl0
4444444440000000000!!!!!
346:名無しさん@ピンキー
11/02/05 01:27:07 pAbaZhWO0
排泄器官の拘束完了で次は口腔の拘束かな・・
ハードな奴きぼんぬ
347:名無しさん@ピンキー
11/02/05 02:13:00 qnHaJRLE0
つ④
348:名無しさん@ピンキー
11/02/05 15:37:14 APhQwgyY0
支援です。
349:トルソー
11/02/05 22:11:07 R+unQ5i/0
智逗瑠はずっと制作物置き場に置いてあった革の全身スーツを持ってきた。
「……たいしたこと……ない……ただ……着るだけ……」
「うん……」
そんなことはわかり切ったことだった。
奴隷の衣装。
それを、着るだけ。
智逗瑠は部屋の床に新しいシーツを一枚敷くと、その上にその革製の全身スーツを寝かせた。
それは素人が見てもわかるほど、ネットなどでよく見かける全身スーツとは異なっていた。
まず、革の厚み。
首輪でのノウハウが生かされた、恐ろしく厚いのに、恐ろしくしなやかな革。
高級な革手袋のような滑らかさと追従性を持ちながら、普通の人が暮らす世界から、自分が完全に隔離されて
いることを思い知らせる程の厚みがある。
それは指先といえど容赦なく、しかしエンピツが持てるほどの繊細さを持っていた。
そして奴隷にはもったいない程の丁寧な縫製の仕上げ。
糸にかかるテンションまでもが計算され尽くした絶妙なかがり加減。
そしてその縫製糸だけを切断しても、決して脱ぐことが出来ない構造。
ファスナーは特殊な耐圧ファスナーで、エレメントは金メッキされた耐圧合金製、テープ材は布でなくケブラー繊維、
革との接合は3重縫製の上にニカワと特殊接着剤で固めるという念の入れようだ。
そしてファスナーのスライダーは当然の如く施錠できる仕様となっていた。
350:トルソー
11/02/05 22:11:38 R+unQ5i/0
ブーツ部を履くための側面開口部と、袖口の手の甲側のファスナーは、擦れを考慮して鍵のみでスライドさせる
タブの無い構造、背中と首の接合部分には見せしめのためか無骨なほど大きな南京錠で、今回は無地の南京錠だが、
いずれ誇らしげにブランド名が彫り込まれると思われる。
全頭マスクのオプション類にも小型だが無骨なタイプの南京錠が用意されていた。
智逗瑠が取り出した鍵束には、鍵が6つ付いていた。
1つは肛門の蓋の管キー、そして手錠の鍵のような細くて単純な鍵に大きめのタブが付いたもの、そしてありふれた
南京錠のキーが大1つ、中1つ、小2つの4種類。
管キーは排便のため、別なスペアが束子にも渡される予定だ。
智逗瑠はまずタブのついたキーを選び、袖を閉じてあるファスナーのスライダー部に差し込み、半回転させて解錠して
からそのタブごとスライダーを動かしてファスナーを開いた。
同様に、反対の袖とブーツ部側面の左右を開いた。
351:トルソー
11/02/05 22:12:10 R+unQ5i/0
全身を閉じ込めるメインファスナーの構成は、全頭マスクの頭頂、尻の上、首の左右からちょうど十文字に集まり、
うなじの一点で4つ全てが重なり、それを貫くピンを南京錠で施錠する構造になっていた。
今は南京錠は施錠されていなかったので、スライダーを固定している留め金からただ抜き取り、そのまま普通に
スライダーを左右に四半周させて首周りを解放し、それから全頭マスクの後頭部を縦に走るファスナーを開き、
最後に背中を縦に走るファスナーを尻のすぐ上まで下ろした。
そのスーツの股間は、袖やマスク部の緻密な構造とは逆に、パックリと大きくただ開口しているだけだった。
ただし、開口部周囲には何らかのパーツを精密に装着するための金具が並んでいた。
「……脱いで……そして……着て……」
「うん……」
「……『はい』で……お願い……」
「はい……」
首輪がリードごと外され、束子は、ほんの一瞬だけ、全裸の、完全に自由の身になった。
(続)
352:名無しさん@ピンキー
11/02/05 22:13:46 qvep/Ksn0
④
353:名無しさん@ピンキー
11/02/05 23:11:37 APhQwgyY0
支援です。
354:名無しさん@ピンキー
11/02/05 23:15:07 E/KsLqMl0
44444444444444000000000000!!!!
355:トルソー
11/02/06 12:21:06 vRvBv72R0
「えっと、ブーツから、だよね?」
「……そう……」
背中がバックリと大きく開いた全身スーツは、上半身部の革を無視すればブーツが一体となった革ズボンだ。
束子はそっと左足から差し込んで見た。
通常SMに用いられる革製品は相当特殊か高級なものでないかぎり、裏打ちされているものは無い。
しかし智逗瑠の作った物は、あの首輪が示す通り、皺の出ない特殊な裏打ち加工がされていた。
愛撫されるように感じたあの首輪の感覚に、これから全身を覆われると思うと束子は全身の産毛が立った。
素肌に革製品を着れば、当然不要なべたつきや引っ攣れが起こるのに、緊張の汗でやや湿っているはずの束子の
素足がウソのように裾を通り抜け、サイドのファスナー窓から一瞬顔を覗かせてブーツ部へと吸い込まれていった。
「はうっ!」
束子は、つま先からふくらはぎまで電気が走ったように感じ、思わず声を上げた。
踵までしっかりブーツに入れ、体重をその左足に移す。
ヒールは10cm以上あるが、不自然な傾斜ではなく、あまりヒールの高い靴に慣れていない束子でも不安定ながら
なんとか慣れることの出来そうな角度だった。
ヒール本体も、革巻きの華麗さと鉄芯の強度を併せ持つ極細のタイプで、視覚的な不安定さが凄まじい。
甲の角度はちょうど女性がイク時に突っ張る角度を模したようで、束子はただ立つだけで、まるでイッて背伸び
しているような姿勢のまま展示される如く、艶めかしくも危うげなヒールに載せられることになってしまった。
これも実用的に動ける安定さと、視覚上、また拘束的意味からの不安定さを絶妙なバランスで実現した智逗瑠の技だった。
356:トルソー
11/02/06 12:22:01 vRvBv72R0
ともすれば上半身の革の重みにバランスを崩しそうになるのを必死で堪え、左足の針のようなヒールに完全に
体重を移してから、束子は右足をズボンに差し入れた。
体重を支える左足のブーツのつま先が、慣れない束子の足の揺れに合わせて、微妙に膨らみを変える。
左を履いた時と同じように、素肌を全方位からゾゾゾと愛撫するような感覚に撫で上げられながら、足を奥へと進めた。
右足もファスナーの窓を通過し、奥のブーツ部に完全に呑み込まれた。
「えっと……」
完全にブーツを左右履いて立った束子が、次にどうしていいかわからず戸惑っていると、その足元に智逗瑠が屈み、
先ほどのファスナーのタブキーを差し込んで、土踏まずのすぐ脇にあったスライダーをふくらはぎの高さまで完全に閉鎖した。
タブキーを抜かれると、ファスナーのスライダーは施錠された上に掴む場所も無くなってしまうため、もう束子は
自分の意思ではこのファスナーを下ろす事ができなくなった。
智逗瑠は左右とも確実にファスナーが閉まっているかを再度確認した。
「あ…… あ…… いやぁぁぁ……」
束子が情けない声を出したのは、股間から淫汁がドロリと垂れたからだ。
智逗瑠が無言でそれを拭い、革ズボンを腰の途中まで引き上げた。
「あうっ!」
急に手伝われたのと、股間に何か異物が当たりそうに思えたので束子が驚いて声を出したが、この革スーツの股間部は
見たまま舟形の開口部となっており、お尻の栓も、尿道の栓も、クリトリスやその手前の割れ目の形すらそのまま
開口部から丸見えとなった。。
「ちょ、これ、恥ずかしいよ……」
局部が全部そのまま搾り出される光景は、なまじ周囲が分厚く堅牢な革で覆われているだけに、本当に羞恥を誘う。
「……あとで……カバー……付けるから……」
束子は少し安心したが、そのカバーもタダでは済まないのだろうと予感した。
357:トルソー
11/02/06 12:22:31 vRvBv72R0
この時点では、まだ太ももや尻は完全に密着しておらず、腰の位置も合っていなかった。
智逗瑠は屈んだまま、束子のふくらはぎから太ももまでの革を、両手で腿を丸く掴むようにしてたくし上げた。
「うッ……」
ブーツ部に限っては、実用優先のためか足を窮屈に拘束することはなかったが、腿に革を精密に合わせられるに従い、
束子はこの革スーツが微妙に小さく作られていることに気付いた。
そのテンションはあくまで絶妙で、着たばかりでの整合もさることながら本当にこの中で暮らすようになった先、
体形がスーツに馴染んだ後でもそのテンションが継続するように設定されているようだった。
「ちょ、きついよぉ……」
「……慣れる……」
「あうー」
口では冗談めかして言った束子だが、そのきつさが続くことに暗い闇に向かうような不安を覚えていた。
「……束子のお尻……きれい…… ……お別れ……」
「ちょ、やめてよ、『お別れ』なんて」
太ももまでギチギチに革で包まれるとついにお尻が完全に隠れ、同時に股間の肉は絞り出されて強調されてしまった。
束子の股間は、それまで我慢していた想いを押し出すように、ごぼりと蜜を吐いた。
「ご、ごめん」
拭いたくても自分で拭えない束子の淫蜜は、ミチミチに張りつめた太ももの真新しい革を汚しながらブーツまで垂れた。
どうせまた汚すと思っているのか、智逗瑠はそれを拭いもせず、束子のお尻周りの革を引っ張りながらファスナーの
合わせを確認している。
(続)
358:名無しさん@ピンキー
11/02/06 12:36:12 AvIbJC880
描写がエロすぎてすばらしい
超④
359:名無しさん@ピンキー
11/02/06 15:36:47 jkAARnQU0
支援です。
360:名無しさん@ピンキー
11/02/06 22:17:51 86tAluggO
つ④
361:(:.;゚;∀;゚;.:)
11/02/06 22:48:22 F83vWDWc0
ハァハァ(:.;゚;∀;゚;.:)つ④
362:名無しさん@ピンキー
11/02/07 00:03:23 jkWxsyUU0
いよいよ始まりましたか、人間革人形化!
革スーツに包まれた方は本当に幸せでしょうね。
続きが楽しみ。
363:名無しさん@ピンキー
11/02/07 02:40:11 KoEqiuOI0
つ④④④④④
364:名無しさん@ピンキー
11/02/07 17:20:21 KrxBeGv/0
何気に全身レザーは初めてじゃないか?全身ラバーは今までいくつかあったが。
365:トルソー
11/02/07 22:30:28 0WpuBNOP0
「……手……」
智逗瑠が袖の部分を持ち、上半身の革を持ち上げる。
「あ、うん…… じゃなかった、はい……」
背中にファスナーがあるタイプなので、袖を通すと結局腹や胸を覆う革も合わせていかなければならなくなる。
束子は智逗瑠に指示されるままに両袖を通し、袖をたくして手を左右ともグローブ部に入れた。
わきわきと手を開いたり閉じたりしてみると、精密に計測されたそれは、僅かの余りも詰まりもなくピッタリだった。
手での作業を邪魔しない配慮なのか、手首の開口部は手の甲側にあった。
「……手首……」
「はい……」
束子がおずおずと差し出した手首を掴み、智逗瑠は手の甲側の半ばから袖の途中まであるファスナーをタブキーで閉じた。
智逗瑠は反対側のファスナーも閉じると、束子の背中へ回った。
「……ブラ……合わせて……」
「へ? あ、はい……」
束子が既にグローブに包まれた手で、自分の胸を掴むと、ゾゾゾゾと快感の戦慄が背中を走った。
他人に乳房を掴まれたように感じたからだ。
分厚い手袋で掴むというより、手にセンサーを付けたマニピュレーターで掴んだとでも言った方がいい程の触感の遮断
を感じ、束子は胸と手、二人分の感覚を同時に別々に感じていた。
いざ掴むと不自由なほどの感覚の相違は無いのだが、指の動かし難さも手伝って、指先までギチギチに拘束されたと
いうことを束子はひしひしと感じてしまった。
366:トルソー
11/02/07 22:30:52 0WpuBNOP0
ぎこちない指遣いで、自らのおっぱいを左右のカップに分けて入れる。
手の温もりがまだ伝わらない革表面が、乳房に触れると冷たい。
普通のブラと違い、カップ周り全体に圧がかかるので、適当に押し込むと縁の肉を挟まれて痛そうだ。
「あ!」
束子はカップ部にも黒いファスナーが取り付けられているのに気付いた。
どうやらカップも左右別々に交換できるようだった。
カップ自体は美しいドーム型で、奇抜な尖りもなく、乳首の定位置のようなものも無い。
それでもなんとか乳首をカップの中心に合わせ、他人に着せられているように感じながら合わせた。
それを見て智逗瑠が左右の袖を背中側へ引き、肩を合わせるように束子に着せた。
足の時と同じく、左右の腕全体が小さめの革に圧迫されギチギチと拘束されてゆく。
おっぱいを自分の手で抱えていた束子は、二の腕がきつくなり胸のパーツが安定したところで手を離し、
腕の圧力を均一にするために手を前に突き出したり曲げたりした。
その動作に合わせ、智逗瑠が背中のファスナーをぐいぐいと引き合わせる。
「はううぅ~~」
胸板が圧迫され、肺の空気が押し出される。
自分の身体がコンパクトなサイズに押し込められるに従い、拘束感に感じて、束子は搾り出された股間から
次々と蜜を溢れさせた。
足と、腕と、お尻の圧迫感から、これで背中のファスナーを閉じられてしまったら、自分はどうなってしまうのか。
周到に準備された人型の拘束空間に、友達の手で完全に閉じ込められてしまう自分が、惨めで、気持ちよくて、
本当に頭が変になってしまいそうだった。
367:名無しさん@ピンキー
11/02/07 22:31:32 jrNvmt370
つ④
368:トルソー
11/02/07 22:33:01 0WpuBNOP0
緩く開いた背中の開放感が、まだ閉じ込められるまで余裕があることを示していた。
しかしそれは死刑執行ボタンの電気接点のミクロ的開閉差の如く、ただ行為直前というだけで、ほとんどその瞬間上に
居るのも同然だった。
下半身は股間が搾り出されている感じがなんとも落ち着かないが、既に尻の上まで密着させられた、この悪魔的快感を
発生させる革の芸術品の心地良さが、束子を炙り続けていた。
智逗瑠の指が尻の上のファスナーのタブにかかり、ギチギチと周囲の革を軋ませながらエレメントが噛み合わさって
ファスナーが閉じられて行く。
誇らしげに金メッキされた特殊鋼のエレメントは、束子の柔肌を内包しながら背中に細長い金の帯を作って行く。
「は…… はぅあぁ…… ふうぅぅぅ……」
目を細めながら自分の身体がこの世から隔絶されて行く瞬間を噛み締める束子。
成り行きでこんなことになって、この先どうなるのかわからない。
『……でも……きもちいい……』
智逗瑠の言葉が思い出された。
それだけが束子に残された最後の拠り所なのだった。
(続)
369:名無しさん@ピンキー
11/02/07 23:32:14 AoegxOwm0
いよいよ全頭マスク装着かあ
wktk④
370:名無しさん@ピンキー
11/02/08 00:50:40 Pi2dro4a0
>>364
つギチギチ革拘束
371:名無しさん@ピンキー
11/02/08 02:22:12 WKpKYiJUO
④
>>364
奇妙な洋品店とか全身レザーだったような
372:名無しさん@ピンキー
11/02/08 09:16:02 WdeJ6S+D0
懐かしいですね。
全身レザースーツに入れられてから、さらにレザーの革袋に詰められて宙に吊られるかなぁ?
想像するだけで幸せな気分になります。
373:名無しさん@ピンキー
11/02/08 16:49:31 OIH1ZFKg0
支援です。
374:トルソー
11/02/08 23:17:45 pff/4nXq0
「うーーっ!」
艶(なまめ)かしさの混じった呻き声を上げているのは、胸板が締め付けられ、自分の身体の容積が革の外郭によって
ギッチリと思い知らされたからだ。
首輪の時に感じた拘束快感のテンションは、全身規模となると思った以上にきつかった。
れが仮に快感だとしても。
ついにうなじの部分までファスナーのスライダーが上がり、そのタブは先端に南京錠を通するピンを頂く基盤となった。
束子はついに首から下がギッチリ革に包まれてしまった。
全頭マスクは、革が繋がっている首の前半分の方へ垂れたままだ。
「はぅ……」
ようやく全身を包まれると、その作業そのものの緊張感が消え、とうとう自分が首までを完全に革でギチギチに拘束された
存在になったと実感した。
「うごかない……」
革全体が締め付けているので、少し気合いを入れて力を込めないと、四肢が圧が均等になるニュートラルポジションで
突っ張ったままだった
「……束子は……明日から……授業免除……」
「ちょ、ええっ? あたし勉強したいよぅ!」
「……形式上のこと……。 ……遅れないよう……配慮する……」
「そ、そういえば、そうね、この指じゃ……」
「……そうじゃない……。 ……手が……自由なら……ノート……平気……」
「あ、そうなんだ」
「……『免除』は……完全拘束……された時の……時の……話……」
「ひっ? 『完全拘束』って……?」
「……明日……わかる……」
「いやあああぁ!」
375:トルソー
11/02/08 23:19:04 pff/4nXq0
「……マスク……」
智逗瑠はついに促すように前に垂れたままの全頭マスクに手を掛けた。
束子の顔は今にも泣きそうだった。
「……はい……」
素足ならスレンダーな智逗瑠の方が少しだけ背が高いのだが、今はヒールの分、完全に束子の方が上だった。
智逗瑠はまだ僅かに湿り気の残る束子の髪にブラシを掛け、頭頂部の見えづらさに苦労しながら、分厚く、しなやかな
革のマスクを被せた。
「えへへへへ、プロレスラー?」
SM知識など人並み以下の束子が、笑いを取ろうと必死にもがく。
だがその悲壮感漂う歪んだ笑顔は、人間から表情を奪い、哀願する自由すら剥奪してしまう機能を持つ、大小5つの
穴の明いた黒革の閉鎖空間の奥へと消えた。
目の穴は最小限の大きさしかなく、普段なら楽しげにきょろんと見開かれている束子の大きな目を飾る瞼や、愛らしい
長い睫毛が、丁寧に縫製された穴の縁に痛々しく擦れる。
鼻の穴は、左右独立した小さな穴で、金の縁金具がそれぞれ付いていて、金具は左右の鼻の穴へ浅く入り込むようになっていた。
この仕組みは拘束的な意味よりむしろ鼻の穴の位置がずれにくいという配慮のようだった。
しかし穴の直径は平静な呼吸に最小限必要なサイズしかなく、いつも軽い呼吸制限に悩まされる仕掛けだった。
376:トルソー
11/02/08 23:19:46 pff/4nXq0
被せられて束子はおやっと思った。
耳の周囲だけ革の質が違う。
これも、外見上は鼻以外の凹凸を減らすことで人間らしからぬ異様で惨めな姿に仕立てる目的を達成しながら、この
全頭マスクを長期装着しても鬱血を起こりにくくするという智逗瑠の技だった。
「……口……開けて……」
智逗瑠に言われるまま口を開けると、まだ後頭部のファスナーが開いているのも手伝って、思った以上に楽に開いた。
しかし、丁度ゴルフボール1個分ほどの開口量で革がギギギと硬くなり、それ以上は開かなかった。
また、開口部の外周はちょうどその時の唇の外周に合わせてあるようで、ボソボソと喋るに限っては、はあまり
不自由は無かった。
「……開口量確認……閉める……」
束子はギクッと身を硬くしたが、多くの言葉を全て呑み込んで、力を抜いた。
「はい……」
智逗瑠が頭頂部で光っている大きめのファスナータブをつまみ、両側から革を寄せながらジジジと下ろしてゆく。
いきなり孫悟空のように額の全周が締まり、まぶたが突っ張った。
「きっつういい!」
束子が叫ぶと、智逗瑠は手を止め、束子の顔を後方へマッサージするように革の位置を直した。
少し緩かった鼻の金具が食い込み、眉間の革が目の間を押してクラクラした。
鼻の下から唇までの間が押されて、上の前歯がきつくなった。
しかし額に集中していた過剰な圧力は分散し、均等な締め付けに変わった。
377:トルソー
11/02/08 23:20:25 pff/4nXq0
それを確認すると、智逗瑠は再びファスナーを下ろした。
「あ…… あ…… あ……」
ジジジという音が響くに従い、魂を消滅させられるような束子の声が上がる。
全頭マスクの目の穴から覗く束子の瞳は、まるで強姦凌辱されているような淫らな輝きで潤み、カッと見開かれていた。
ファスナーがうなじ近くまで下りると、束子の声が少し歪んだ。
やがて声が弱くなり、首を水平に取り巻く左右のファスナーが閉じられると、何かに感じ入ったように声がしなくなった。
智逗瑠は束子の首の後ろで、束子の自由を全て呑み込んだ黒い革スーツのファスナーのタブを一つにまとめた。
お尻から上げたタブは広い基台となっていて、中央に太い棒状の構造が付いていた。
その棒に左右から締めた首のファスナーのタブを重ねて通し、更に全頭マスクのタブを上から重ねるて通すと、南京錠を
通すための棒の先端の穴が覗いた。
「……束子の……自由……、……預かるね……」
そう言うと智逗瑠は、いとおしそうに両手で包んだ南京錠を開き、その穴に通した。
「えっと…… いつ、脱げる、かな……? なーんて。アハ」
― カチリ ―
その問いに答えたのは、部屋に響く南京錠の施錠の音だった。
(続)
378:名無しさん@ピンキー
11/02/08 23:35:07 GT9Q6w+z0
④
379:(:.;゚;∀;゚;.:)
11/02/08 23:37:07 ODmo0vhD0
ハァハァ(:.;゚;∀;゚;.:)つ④
380:名無しさん@ピンキー
11/02/08 23:41:00 0lXSuqmO0
股間の処理はどうなるんだろうか・・・
④
381:名無しさん@ピンキー
11/02/09 02:59:50 LBL9NoVg0
つ④
382:名無しさん@ピンキー
11/02/09 18:30:01 rFKEkM290
支援です。
383:トルソー
11/02/09 23:40:39 1Zt/xgO40
いつもと変わらぬ寄宿舎の部屋の中、中央に敷かれたシーツの上に、信じられない程に奇怪な黒い物体が立っている。
伝統ある学園の、古風な女子寄宿舎とは全く相容れない異質な存在。
革素材の彫像。
素材にされてしまった束子の、若々しさに溢れたメリハリのある曲線を、更に強調し、そして圧縮し、激しい卑猥さを
際立たせている。
わざと足首の自由度を減らしてあるブーツ部は、太ももからやや開いたつま先までの流れ落ちるような光沢を湛えた
ラインをそのままの形で固定し、歩くのに必要な最小限の可動しか許さない。
束子はつま先までをぴいんと伸ばしたまま固定され、裸足の時のような角度に戻して休むことを許されない。
革の光沢でさらに美しさを増した束子の太ももは、その外見とは裏腹に、恐怖と快感とでピクピクと震えていた。
まだ剥き出しの無毛の股間は、小さめながら必要十分な開口部から顔をのぞかせ、全身の圧力を一身に受けて、
その圧力を逃がすかのようにぷっくりと盛り出ている。
その股間からは、大量の愛液が内股を伝ってブーツの下まで垂れ、床に敷かれたシーツを汚していた。
開口部周囲にある金具に何が付くのか、何かで覆われるのか、あるいはこのままパンツでも穿かされるのか、
束子には想像もつかなかった
384:トルソー
11/02/09 23:41:12 1Zt/xgO40
束子は腕や手全体を圧迫されるのが、こんなに心地よい拘束感を与えてくれるとは思ってもいなかった。
それは、身体の中で一番よく可動する部分が、常に全方向に圧迫されることで、自分がずっと拘束を受け、誰かに支配
されていることを思い知らせてくれるからだった。
今はただ立っているだけなので、脇から少し離れた空間に、ただ棒のように下したままだ。
腹部の革の密着度は、うっすらとヘソの凹みが浮き出る程強烈だ。
この厚みでも浮き出るのは、革の柔軟性と圧力の成せる技なのか。
腰はコルセット程ではないが、束子の身体のラインを裸体の時よりは、きつく括れさせいる。
しかしその量はあくまで美的なラインを出すためで、何世紀か前の流行のような、過剰な括れを強要するものではなかった。
外見から、この革人形が生きていることをはっきり示す部分がある。
それは、胸の動きだ。
切なそうに、息苦しそうに、許された僅かな拡大量のなかで、浅く呼吸を繰り返している。
本当は、この胸の部分こそがこの革拘束スーツの最大の拘束点なのかもしれない。
生死にかかわる呼吸を、この先一生制限されて生きてゆくことで、何か少しでも主人に逆らったら、いとも簡単に
命を奪われてしまう存在。
そんな儚(はかな)げな自分の存在を24時間実感することで、常に自分の弱い立場を認識するためなのかもしれない。
385:トルソー
11/02/09 23:41:58 1Zt/xgO40
左右きっちりと分けて収められた乳房は、もう誰にも触れることの出来ない存在となってしまった。
束子は、乳首が尖っているのをはっきり感じていたが、もうこの分厚い革の奥では、それを確認することも、位置を直すことも
ましてや刺激して気持ち良くなることも出来なくなってしまった。
あるいは、この革ブラカップの周囲に隠されたファスナーで、解放してもらえる時が来るのかもしれない。
だがそれは新たな別の責めに交換されるだけのような気がした。
首はあの首輪そのものの感触だった。
当然、ファスナーの分の違和感はあるが、首を取り巻く圧力は、首を舌でベロリと舐め巻かれているような気さえする。
ゾゾゾと、快とも不快ともわからない戦慄が走る。
首の正面には金色に輝く金属の広いプレートがあって、そこにはD字の金属金具が突き出ていた。
この金具は外したり交換したりできそうだった。
うなじで光る大きな南京錠が、束子の自由を全て奪いつくしている象徴だった。
全頭マスクは、束子の人格を完全に剥奪し、黒いマネキンの頭のようにしてしまっている。
開口のための若干の余裕が唇周囲にあるため、股間以外で束子の肌色が覗くのはこの唇の周りだけだ。
(続)
386:名無しさん@ピンキー
11/02/10 00:18:32 lTfB2amT0
④!④!
387:名無しさん@ピンキー
11/02/10 01:02:01 xt2lM+140
つ④
388:(:.;゚;∀;゚;.:)
11/02/10 07:30:54 YVj9mH0g0
ハァハァハァハァ(:.;゚;∀;゚;.:)つ④④④④
389:名無しさん@ピンキー
11/02/10 08:01:27 STap8cPrO
うーん…つ④
390:トルソー
11/02/10 09:46:13 AnlEsq+S0
「……最後に……これ……」
棒立ちのまましばらく全身の圧力に呆けていた束子は、智逗瑠の差し出した物を見てギョッとした。
それは金属製の貞操帯だった。
最近ネットで見る本格的な貞操帯の形をしていたが、機能的というよりもややデザインが重視されていて、金属部の
角の仕上げや研磨などはやはりブランド品を彷彿とさせる繊細で上品な仕上げだった。
全体の形は腰の低い位置で留まる、身体を動かしやすいタイプで、腰ベルトは常識を無視した3mmほどの厚みのある
金属板の組み合わせで出来ていた。
当然板は曲がらないので、左右3か所、計6か所の蝶番があり、ベルトの裏打ちは普通ゴムなのが革で裏打ちされていた。
これは完全にこの革スーツの上から装着するためだけに作られているということだ。
蝶番の精度やヒンジの軸の仕上げも、著名な実用的金属貞操帯と比べてすら格段にハイレベルで、まるで高級ブランドバッグ
の留め金を見ているようだった。
股間の構造は見た目はよく見かけるしゃもじ状の形をしていたが、性器を挟み出すスリットを覆う排尿用の金属版には
すでに束子に装着されてしまった排尿筒に接続する穴が明いていた。
結果、通常排尿に使われる金属版は、束子の愛液排出用となっていた。
お尻の部分は腰ベルトと同じ金属版で出来ていて、排便プラグを固定する穴が明いていた。
391:トルソー
11/02/10 09:46:41 AnlEsq+S0
智逗瑠が、美しいカーブを描きながら蝶番でしなやかに折れ曲がらる腰ベルトを束子の腰に巻き、前方で鍵穴を重ねると、
腰ベルトは腰というより尻の上半分と腰骨を覆うようなローライズ位置で留まった。
そこへお尻方向から性器を覆うベルトを回してきて、まずお尻のプラグの上から穴を合わせて被せ、性器をスリットから
絞り出すように被せ、先程腰ベルトを合わせた部分に重ねて南京錠を掛けた。
「い、いやああぁぁ」
束子は自分の小陰唇がスリットからはみ出ているをみて死ぬほど恥ずかしがった。
智逗瑠はそこへ更に細かな穴の明いた縦長の排尿板を重ね、陰唇を丁寧に開いてから、中から突き出ている尿道筒の先端を
排尿板に明いた穴に合わせて板を閉じた。
その排尿版自体も小さな南京錠で施錠されてしまったので、束子は膣内はおろか、陰唇や陰核にすら自力で触れることが
出来なくなった。
最後に智逗瑠は尿道筒の栓に少し大きな金属のリングを取り付けた。
束子はずっと開いていた股間を、金色に輝く黒い縁取りの残酷な拘束具で塞がれてしまった。
束子は全身をくまなく圧迫された上に、性器まで、まるで標本にされた虫のように固定されて絶望した。
392:トルソー
11/02/10 09:47:04 AnlEsq+S0
「あ…… あ…… あ……」
「……もう……夕食…… ……行く……?」
「む、無理ぃ!!」
束子は半分涙声だった。
「……でも……昨日から……ぜんぜん……食べてない……」
「こんなんでご飯なんて入んないよう!」
「……スープ……だけでも……」
「うう…… じゃぁ、行く……」
「……よかった……」
「ねえっ、ねぇねぇねえっ! 智逗瑠っ! あ、あたし、ペラペラ喋っても、いい? ねぇ。 な、なるべくフツーに
してないと、頭へんななりそうなんだけどっ!」
「……いい…… ……普通でいい…… ……そうして欲しくない時は……そうさせない……から……」
「良かったぁ…… って、ひいいっ!! 『そうさせない』って?!」
「……そうさせない……」
智逗瑠は表情を変えずに繰り返した。
「あうー、わかったわよ。 ちょ、鏡見せて……」
束子はシーツの上から姿見の前に移動した。
「……拭く……」
そこで初めて智逗瑠が慌てて束子のブーツから股間までを拭き上げた。
(続)
393:名無しさん@ピンキー
11/02/10 10:33:07 3GE/QZiS0
朝からお疲れさまです
支援です
394:名無しさん@ピンキー
11/02/10 10:33:31 3GE/QZiS0
朝からお疲れさまです
支援です
395:名無しさん@ピンキー
11/02/10 10:34:41 +P9HPMRv0
最終的こうなるかなぁ?
URLリンク(board.sweetnote.com)
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396:名無しさん@ピンキー
11/02/10 13:04:11 SnXRyX980
誰かトルソーの現状のイラスト化頼む
つ④
397:名無しさん@ピンキー
11/02/11 06:38:27 YabEFJtj0
>>395
3枚目はふたなりか?
398:トルソー
11/02/11 23:45:53 TbOMIcBt0
智逗瑠の制作物置き場に置いてあった時の形から想像して、だいたいの様子は予想していた束子だが、鏡の前に立って
目を剥いた。
本当に黒い革のマネキンが、金色の貞操帯を嵌めて立っていた。
束子が手を挙げると、黒革のマネキンも手を挙げた。
貞操帯の真ん中を指で触れ、束子はゴクリとつばを呑んだ。
自分の一番やりたいことが、遥か大河の対岸まで離れてしまったのに気付いたからだ。
「……行こう……食堂……」
「えっ? う、うん…… えっとさ…… あのさ……」
束子の頭の中がぐるぐると回る。
今までの経緯から、きっとどこかでご褒美のようにきもちいいことしてもられるのでは、という淡い期待があった。
そして智逗瑠もこの黒革スーツは拘束されるかわりに快感を得られるような口ぶりだった。
だが、今の自分は、本当に何もかも剥奪されてしまっていて、どうお願いしたら自分の望むことがあたえられるのか
束子には全くわからなかった。
部屋を出ると、すれ違った数人の生徒の好奇の目に晒された。
今までの経緯は皆知っているものの、いざこの異常にビッザールな格好の人間を目の当たりにすれば、当然の反応だった。
黒革の全頭マスクの中で真っ赤になりながら、動きに制限のある足首を最大限動かして、カツリ、カツリと寄宿舎の
廊下を食堂に向かって歩く。
399:トルソー
11/02/11 23:46:26 TbOMIcBt0
食堂に着くともう夕食の時間は終わっていて、クラブ活動など、特別な事情のある数人がトレーを運んでいるだけだった。
束子を見るなり全員目を丸くして、数人のグループはひそひそと話を始めた。
「……どうする……?……量……」
「やっぱ、スープだけで」
束子は目を合わせられないので、俯いたまま答えた。
「……わかった……座ってて……」
人もまばらなテーブルに席を取り、束子に座るよう促すと、智逗瑠は配膳カウンターへ向かった。
「ふッ! ふんんんん!!」
この革スーツを着せられてから初めて、一番大きな動きをすることになる束子は、全身をギチギチと軋ませながら、
ゆっくりと古めかしい木の椅子に腰掛けた。
「あッ!!」
予想していなかったのは、貞操帯の厚みと、尿道の栓の飛び出しだった。
どちらも革スーツに関係なくゴツンと直接内臓の肉に衝撃を与えた。
すぐ腰を上げて、ゆっくりと座り直すと、貞操帯の下面の一部平らになったところで上手く座れた。
「ふー。」
「……おまたせ……」
智逗瑠はトレーを2枚重ね、上に自分の夕食一式と束子用のスーブを載せて来た。
それを一旦束子の前に置くと、上のトレー1枚に持ち直し、束子の前に空の下トレーを置いたまま、上トレーを自分の
前に置いた。
そして自分のトレーの上からスープの小さな皿だけ束子のトレーに戻し、スプーンを並べた。
「ありがとう」
智逗瑠は束子に紙ナプキンを数枚渡した。
束子は受け取ったが、うまく指で掴めずに取り落としてしまった。
400:トルソー
11/02/11 23:46:47 TbOMIcBt0
「アハハ、まだ慣れないや」
「……すぐ慣れる……」
「うん、がんばるよ」
束子はスプーンを握った。
スープは業務用ポタージュのような素っ気無いものにクルトンを落としただけだったが、束子の腹には温かく染み込んだ。
周囲のテンションの影響で、どうしても食べこぼしが出てしまう。
それを束子は紙ナプキンで拭った。
いつもはかなりゆっくり食事をする智逗瑠が、束子に合わせるようにテキパキと食べている。
ちょうど束子がスープを飲み終ったところで智逗瑠も食事を終えた。
「……返してくる……」
「あ、ちょ、やらしてくんない? 早く慣れたい」
「……どうぞ……」
束子は智逗瑠が持ってきた時のように、2枚のトレーを重ね、そこに全ての器を戻すと、ゆっくりと立ち上がった。
腕の革の反発を食らい、トレーが傾く。
「おっとォ!!」
「……無理しないで……」
「大丈夫だってば」
他の生徒たちが手を止めて呆然と見送る中、束子はガクリガクリと歩いて返却カウンターにトレーを戻した。
「へへへ、大丈夫でしょ?」
束子は照れ笑いしながら戻ったつもりだったが、黒革人形の口が不気味に歪んだようにしか見えなかった。
またギシギシと歩いて部屋に戻った。
「……もう寝て……」
「う、うん、そだね。ちょっと疲れたわ」
歯ブラシを掴んで洗面台に行く。
開口量の範囲で充分歯を磨くことはできた。
束子は口の周りに散る水が気になったが、あの首輪のように水に濡れても平気なのだろうと思った。
(続)
401:名無しさん@ピンキー
11/02/11 23:49:15 tDXR395U0
④
402:名無しさん@ピンキー
11/02/12 00:07:46 Re6nebFH0
④
403:(:.;゚;∀;゚;.:)
11/02/12 08:14:08 LKy0F+1m0
ハァハァハァ!(:.;゚;∀;゚;.:)つ④
404:名無しさん@ピンキー
11/02/12 10:38:14 +kGy8dWY0
>トルソー
非常に気になった表記が1点
「ビッザール」
(一般的に使われているのは「ビザール」:ぐぐるでも「もしかして:”ビザール”」と出る)
なぜ「ビッザール」という表記を選んだのかわからんけど、
軽い気持ちで一般的じゃないほうの表記を使いつづけると
後々作者自身の首をしめる結果になりかねんじょ
④
405:トルソー
11/02/12 11:30:10 yFXaxn5T0
>404 ご指摘ありがとうございました。bizarreは語源各説ありますが、ずっとフランス語語源だと思っていたもので(本当はイタリア語らしい)
フランスでもかなり変なモノ表現する時に使いますし、昔見たフランス映画で「ビッザール!」と連呼するシーンが頭に残っていたので
奇妙さをさらに強調する意味で使いました。今読み返すと一般的ではないですね。申し訳ありません。お手数ですが「ビザール」に置き換えてお読み下さい。
―――――――
『寝て』と言われても、いざベッドを前にするとどう寝ていいかわからない。
「えへへへ、智逗瑠ってば、これ、どうやって寝んの?」
「……掛け布団……取って……そのまま……」
「シーツ汚さない?」
「……なら……革シート……敷く…………どいて……」
智逗瑠は束子のベッドから掛け布団と枕を外しクローゼットに押し込むと、自分のクローゼットから革のシーツと小ぶりな
革のクッションを持ってきて、束子のベッドに被せた。
革シーツは天然皮革でこのサイズは取れないので、人工皮革のようであったが、質感はそっくりだった、
束子は自分の寝床が真っ黒にカバーされたのを見て、本当に自分の居所が無くなってしまった気分になって震えた。
「あは、す、凄いね、こんなのあるんだ。ヒ、ヒールで傷つけそう」
「……そのためのものだから……かまわない……」
「あ、じゃ、じゃぁ、遠慮なく……」
かまわないとは言われたものの、全身ブランドレベルの芸術品で包まれている実感のある束子は、病人のようにまず
そっと尻を落として、足を滑らすように載せてから身体を倒した。
「ふーーぅ。 うふふふ、すんごいヘンな感じ」
406:トルソー
11/02/12 11:31:10 yFXaxn5T0
まず横になって軋む身体を伸ばし、小振りなクッションを枕にしてみると、存外具合よかった。
続いて仰向けになってみようと身体を捻ったら、いきなり正面に智逗瑠の顔があった。
「え?」
前触れもなく智逗瑠が顔を近づけたのにも驚いたが、束子はその智逗瑠の表情にギョッとした。
長いこと一緒に生活してきた束子が初めて目にした、智逗瑠がくしゃくしゃに泣きそうな顔。
「ちょ、ちず……ンムッ!」
横向きに覗き込んだ智逗瑠に、真上から唇を重ねられた。
唇と唇が直角に重なる。
一瞬激しく驚いたあと、束子が緊張を緩めると、とたんに熱い塊が押し込まれた。
「おぼっ?」
口の空気が押し出され、ぼってりとその熱い塊で満たされた。
そのザラザラは、ぬむぬむと蠢き、縮こまった束子の舌を絡め引く。
ドロリと引き伸ばされた束子の舌は、螺旋状に絡められ、ゾロリゾロリと擦り上げられた。
目を剥いたまま固まっていた束子の瞳が、切なく閉じた智逗瑠の目と、智逗瑠の頭の動きに合わせてサラサラとこぼれ
落ちて来る真っ直ぐな黒髪を捉えると、束子は感情の昂りに襲われ、全身に火が点いたように熱くなった。
頭からつま先までをギチギチに締め上げられた身体から、拘束の緊張が抜け、戒められることの快感が全身を焙る。
唯一露出を許されている触感を持つ器官が、切ない快感に晒されている。
口をキュウウと吸われる度に、黄金の貞操帯の網目から、蜜の塊が溢れ出す。
革のカップの奥で切なく尖った乳首を、智逗瑠が指先で遠くなぞるのがもどかしい。
407:トルソー
11/02/12 11:32:20 yFXaxn5T0
次第に昇り詰める束子。
集中すべき刺激がただ口だけなのが、かえって快感を高める。
とうとう、全身を満たす快感の終点を求めて、自ら舌を絡めた。
智逗瑠がぷっと口を離した。
「……きもちいい……?」
「うん」
智逗瑠はギシッとベッドに上がり、束子の身体を跨いで膝立ちになった。
「……束子……好き……」
「えっ?! そうなの?」
「……同室に……なってから……ずっと……」
「そうだったんだ…… あたしも嬉しい。智逗瑠みたいな子に想われて」
「……ずっと……こうしたかった……」
束子には、無表情な智逗瑠が、こんなに切ない顔で自分の気持ちを剥き出しにするのに驚いた。
「なし崩しにこんなんなっちゃったけど、智逗瑠がご主人様ならいいや。へへへ、この革ごとあたしを外国に売り
飛ばしたりする?」
智逗瑠はびっくりするぐらい大振りに顔を横にブンブンと振った。
「……しない!……一生大事に……する……!」
「アハハ、冗談冗談。……あ……」
智逗瑠は目に涙を浮かべていた。
「ごめん……」
束子の方が謝った。
「……でも……私の『大事』は……束子が……苦しむ……」
「あはは、お手柔らかに。 でも、今のでふっ切れたよ。智逗瑠が打算であたしをこんな風にしたんじゃないって解ったから」
「……ありがとう…… ……なら……儀式……受けて……」
「儀式?」
「……最初に……知っておいて……欲しい……」
「はーいはい、お任せしまーす。 お好きにどーぞ」
「……うん……」
(続)
408:名無しさん@ピンキー
11/02/12 12:08:41 OkstWUnN0
④
409:(:.;゚;∀;゚;.:)
11/02/12 15:45:07 LKy0F+1m0
ハァハァ(:.;゚;∀;゚;.:)つ④
「お好きにどーぞ」なんて軽口叩いたことを死ぬほど後悔するんだろうなーハァハァ(:.;゚;∀;゚;.:)
410:名無しさん@ピンキー
11/02/12 17:04:43 m3bYtGY10
支援です。
411:トルソー
11/02/12 23:12:58 G3cKPfyk0
智逗瑠は束子の頭の脇に手を突いて、再び今度は正面からその真っ黒い革の頭部に口を近付けた。
束子も口の端をニコリと持ち上げてから目を閉じ、智逗瑠を待った。
柔らかな湿り気がチュッと触れ、直ぐに捩じ込まれた。
通じ合えた嬉さが舌の動きからビンビン伝わって来る。
束子の任せた舌を、智逗瑠がこねる。
ちゅむちゅむと何度も繰り返されると、圧力に押し込められた束子の全身がまたカッカと火照ってきた。
さっきの会話を交わす前の切なさが再燃する。
会話の前は、心の何処かにチクチクと引っ掛かりを感じながらの切なさだったが、智逗瑠の本心を知った今、雑味のない
切なさに全身を預けることができる。
同時に、大切にされているという想いが、痺れるように甘えた気分を惹き起こし、心臓は激しく拍動をくりかえす。
束子は何かを求めるように両手を天井に向けて伸ばし、馬乗りになってキスをしている智逗瑠を抱いた。
皮膚から遠くに感じる触感が、束子に自分の姿を思い知らせた。
412:トルソー
11/02/12 23:13:47 G3cKPfyk0
ゴクリと呑まされた唾液の分だけ、股間からゴボリと愛液が吹き出る。
愛液の溢れ出す貞操帯の排尿板の奥で、分厚い金属のスリットに挟まれた陰唇が、切なく膨らみ、刺激を求めるように蠢く。
だがその蠢きは排尿板に完全に覆われ、悲しい程の切なさすら表面には伝わらない。
無限とも思える時間、束子は智逗瑠のキスと胸の軽い愛撫を受け続けた。
束子の全身を狂おしい欲求が駆け巡る。
高められた性欲が限界に達し、束子は直接口に出すのは恥ずかし過ぎて出来なかったが、切なく太ももを擦り合わせて、
なんとかして欲しいと願った。
智逗瑠が名残惜しげに口を離し、ベッドから降りた。
束子は首輪の時のご褒美を思い出し、その時よりも何倍も凄まじい拘束の中での絶頂を想い、秘かに期待した。
「……束子……ありがとう……これが……儀式……」
「へ?」
やり場の無い快感の昂りに朦朧とした束子の目に映ったのは、黒い顔面ハーネスだった。
413:トルソー
11/02/12 23:14:24 G3cKPfyk0
仰向けの束子に向かってダラリと下がった黒革の球体。
それはゴルフボール大のゴム球を革で包んだギャグだった。
それが口を覆う小さいマスクから下がっていた。
前歯部分の革は薄くなっているので、ボールは噛むというより口に押し込み、前歯より奥に含むタイプの口枷だった。
ハーネスは頭頂部から下顎まで、縦横に逃げ場無く締めるタイプのもので、円盤状の革製の目隠しが左右に付いていた。
革の目隠し円盤の裏には、厚手の真っ黒な低反発ウレタンの円盤が貼り付けられていた。
「ちょ! 智逗瑠? 何こ……ムッ!」
束子の唇を割り開いて革のボールが侵入してきた。
仕方なく受け入れると、全部が口のなかに収まり、前歯と唇は革2枚分の厚みを残して閉じた。
それと同時に最後まで皮膚の露出していた口周りも革マスクで覆われ、目も奇異な2つの円形アイパッドで視界を奪われた。
智逗瑠は手際よくハーネスを束子の黒い頭に回し、ベルトを締め上げた。
「んーーーーーッ!?」
縦のベルトが締め込まれると、ゴム球を内包した革の球が、舌を完全に喉奥に縮めて圧迫し、舌の動きを封じてしまった。
下顎が縦ベルトで固定されてしまったので、革球を押し出すことも、隙間から無理矢理喋ることも出来ない。
アイパッドも締め上げられ、漆黒の低反発ウレタンが眼窩の凹凸を完全に埋めて、まぶたの裏で眼球が左右するのも
抑制されるほどだ。
顔の周囲で何か所か、南京錠を施錠する小さな音が響いた。
視界を奪われ、ハーネスに気を取られていると、手首を捕まれ、革製の手枷を嵌められ、首の前にある金具に繋がれた。
その上、足首も短い鎖で繋がった足枷を嵌められ、太ももをモゾモゾ合わせるくらいしか出来なくなった。
「ンンーーーーーッ!!」
(続)
414:名無しさん@ピンキー
11/02/12 23:37:15 FIcPaA5m0
④
415:(:.;゚;∀;゚;.:)
11/02/12 23:37:49 LKy0F+1m0
ハァハァハァハァ(:.;゚;∀;゚;.:)つ④④④④
416:名無しさん@ピンキー
11/02/13 18:25:40 SPQnwr9k0
支援です。
417:トルソー
11/02/13 23:40:48 I4xHrOWQ0
合成皮革を敷いたベッドの上で、手枷足枷の鎖がカチャカチャ言う音と、黒い革人形の全身が軋む音が響く。
束子は一瞬何が起きたか分からなかった。
これも自分が望む快感への1ステップなのかと思った。
しかし、ベッドのすぐ傍から智逗瑠の気配が消えた時、このまま放置されるのだと悟った。
パァンと音を立てて自分が弾けそうだった。
ただでさえあの首輪と同じ魔力を持つ革に全身包まれているというのに、絶妙の舌技で極限まで性感を高められてしまった。
そしてあとは絶頂を極めるだけだったのに、その高みのまま放置されてしまった。
切ない……
切な過ぎる……
甘い智逗瑠の舌はいつのまにか革球に置換され、舌の戻し所もないほど口中を占領されてしまった。
未だに絶頂を求めてもがく束子の陰唇は、超分厚い貞操帯の金具の奥で虚しくヒクついて蜜を流している。
クリトリスはそれこそ排尿板に届きそうな位に尖り、淫水に塗れていながら、絶望的に孤立している。
破裂しそうな絶頂飢餓の連続。
これこそが『儀式』なのだった。
束子は『お好きにどーぞ』などと軽口を叩いたことを死ぬほど後悔した。
418:トルソー
11/02/13 23:42:04 I4xHrOWQ0
慰めたい慰めたい慰めたい慰めたい慰めたい慰めたい慰めたい慰めたい慰めたい!
散々自室でのオナニーを続けていた束子は、もちろん手や身体が自由なら、少なくとも自分で、たった今の
絶頂飢餓を解消できた。
智逗瑠の指技程でなくても、この地獄から自力で充分天国に逝ける。
だが、肝心の手は首の前で手首を拘束され、股間に届かせることはおろか、胸を自力で愛撫することすらできない。
足も、もっと開ければ間接的に貞操帯を揺すり、逝けなくとも今以上の快感刺激を強引に発生できたかも知れないし、
ベッドから降りて、目は見えずとも、机の角にでも貞操帯を押し付けられたかもしれない。
しかし、今はただ仰向けの芋虫のように、もぞもぞと全身をくねらせるくらいしか出来ないのだ。
間接的な刺激でなんとかなるのは、スリットに挟まれた陰唇の側方の直線状のごく一部で、他の敏感な部は、刺激から
隔絶された空間に、残酷なまでにガードされている。
(智逗瑠ーーーー!!)
もちろん、絶叫してみた。
だがここまで舌を喉奥に畳み込まれてしまうと、鼻に抜ける音しか出せない。
「ンンーーーーー!!」
まったくこれがせいいっぱいであった。
ドロドロの身体をくねらせ、完全に自由を剥奪され、きもちいい部分は刺激から完全隔離されている。
煮え切った身体には、1秒が1時間にも思われた。
性への渇望がすごすぎて、智逗瑠を恨む余裕すらない。
419:トルソー
11/02/13 23:42:54 I4xHrOWQ0
そして、激しい切なさが全身を一巡すると、束子は突然あることに気付き、ハッと身を震わせた。
それまで心のどこかに『所詮、友達との慣れ合い』という余裕を押し隠していた。
智逗瑠の気持ちを知って、束子の心の奥で、むしろその甘えは拡がった。
しかし、智逗瑠にとっては、仮に家業のことを抜きにしても、真剣勝負で束子に接することこそ愛情なのだった。
束子は、雷に撃たれたように、自分の自由がどれだけ剥奪されているのか、心の底から理解した。
その一撃は、なりゆきで奴隷にされたという、束子のお客様的甘えを一蹴した。
智逗瑠の気持ちを知ったからこそ、真の奴隷になる心を束子に植え付けた。
接し方は、多分今までと変わらない。
わがままも言うし、ふざけてはしゃぐこともあるだろう。
でも、おつきあいじゃない。
身も心も、本当に智逗瑠のもの。
『……死んで……』と言われれば、多分、死ねる。
420:トルソー
11/02/13 23:52:45 I4xHrOWQ0
束子の脳は、思考を一点に絞り始める。
全身を戒める、うなじで留められた南京錠、そして貞操帯、そして排便の蓋。
全ての鍵を握る人間こそが、自分の完璧な所有者。
智逗瑠、智逗瑠、智逗瑠、智逗瑠、
智逗瑠こそが自分の生殺与奪、全てを握るご主人様。
この渇望地獄に落とすのも、地獄を続けるのも、地獄から救うのも、すべてその意思次第。
渇望地獄の一部が、ドロリ、と未経験の甘さを持った多幸感に変わる。
でも、地獄そのものは変わらない。
「ンンーーーーッ!!」
― カチャカチャ ―
「ンンーーーーッ!!」
― カチャカチャ ―
「ンンーーーーッ!!」
― カチャカチャ ―
時折思い詰めたような遠い絶叫と、手枷足枷の擦れる音が響く。
薄暗がりの中で、当の智逗瑠は、この切なく蠢く黒革の芋虫を、隣のベッドでまんじりともせず眺めながら、
股間をいじり続けていた。
(続)
421:名無しさん@ピンキー
11/02/14 00:05:00 LcOVrpRJ0
④
422:名無しさん@ピンキー
11/02/14 00:07:44 hXtjTl3R0
④
423:名無しさん@ピンキー
11/02/14 02:38:11 4KxniBFz0
つ④
424:名無しさん@ピンキー
11/02/14 03:10:11 6H0q3Sff0
④
425:名無しさん@ピンキー
11/02/14 06:00:26 tVwHgPmxO
堕チタ
つ④
426:(:.;゚;∀;゚;.:)
11/02/14 07:33:58 NXz9R7P50
ハァハァハァハァ(:.;゚;∀;゚;.:)つ④④④④
427:名無しさん@ピンキー
11/02/14 08:47:51 8+YNlBma0
智逗瑠なら自分用のものも作れるはずだ
428:名無しさん@ピンキー
11/02/14 20:42:02 CVDdAsBY0
支援です。
429:名無しさん@ピンキー
11/02/14 21:47:08 ZR6D/CFb0
④
430:トルソー
11/02/14 23:47:13 3lCnytKB0
翌朝。
智逗瑠が仮眠程度の浅い眠りから覚めると、黒革の芋虫も動かなくなっていた。
顔面を拘束するハーネスの南京錠を解錠し、アイパッドを外す。
疲れ果てて眠っている束子の目の周りは、乾いた涙でザラザラになっていた。
完全に食い縛って口中に収まっている革球を引っ張る。
「……おはよう……束子……口開いて……」
「ンン……? ほは……しるる……プ、らぁっ!」
しゃべりかけの束子から智逗瑠が口枷を無理矢理引っ張り出す。
「プあッと…… はふっ……智逗瑠ぅ……」
智逗瑠は目ヤニでベタベタになった束子の目を濡れたタオルで拭った。
束子は昨晩のまま、眠りから醒めても、まだドロドロの欲求不満地獄の中に居た。
「もう……『儀式』って……終りで……いいの?」
弱弱しい声で束子が尋ねた。
「……がんばった……ありがとう……束子……」
束子の眼前にチャラリと鍵束を出す。
束子はクワッと目を剥いた。
それは性欲本能剥き出しの、野獣のようなギラギラした目だった。
物凄い眼光で鍵束を凝視してから、フッと視線を智逗瑠に移し、ぽろぽろと涙をこぼした。
「私の……すべてを……智逗瑠が握ってる……のね……」
束子はそう言いながら、未知の快感にガクガクと全身を震わせていた。
「……うん……」
「なら…… …… ぃ …… ヵ …… せ …… テ ……」
束子は力なく哀願し、繰り返す。
「なんでもする…… なにしてもいい…… だから、今だけ…… お願い…… ……ぃ ヵ せ テ……」
心の底から屈服して、哀願する快感を、束子は初めて知り、イクことはできないくせに、気を失いそうなほど感じていた。
431:トルソー
11/02/14 23:47:35 3lCnytKB0
智逗瑠はパジャマの下も下着も脱ぎ、束子の革ベッドに上り、束子の顔を跨いだ。
「……先に……お願い……」
「うん……そだね。 ……そっちが先だよね」
智逗瑠は、全頭マスクの下で微笑む束子の口に、自分の性器を押し付けた。
束子は他人の性器に口を付けるのも初めてなら、クリニングスも初めてだった。
ぎこちない舌遣いでも、自分の快感をもらうためというより、智逗瑠に奉仕したいという想いだけで舌を動かした。
陶器のような真っ白い双丘は、束子と同じく無毛だった。
あの脱毛器をまず自分で試したのかも知れなかった。
真っ白柔らかな膨らみの中心に、智逗瑠の外見からは想像もできない、真っ赤で辺縁不規則な唇が縦に見えた。
それは智逗瑠の本当の口が口紅など引かずとも真っ赤なのと同じく、肌の色との驚くべき対比をもって赤く光っていた。
縁から透明な露が滴りかけていて、僅かに開いた陰唇の隙からは、エッチな気持ちに押し出されたように白濁した
淫汁も溢れていた。
清楚で大人しい智逗瑠の、本当に人間らしい部分。
『好き』と偽り、自分の家業の目的を達するためだけに束子を虜にしたのなら、こんな反応はありえない。
束子は喜んでその淫らな汁の海に自分の舌を差し入れた。
「……んンあッ!!……」
こんなの智逗瑠の声じゃない。
こんな動物っぽい叫びなんて。
本当に剥き出しの智逗瑠を知って、それを自分だけが手にしているのが嬉しくなり、束子は更に舌を進めた。
432:トルソー
11/02/14 23:48:44 3lCnytKB0
束子が舌を溝に沿って舐め上げると、大きめなフードに押し込められていた、智逗瑠の小ぶりなクリトリスが芽を出した。
束子は自分のと比べると随分小さく感じたが、この慎ましさこそ智逗瑠だと微笑み、自分のは遠慮ない
大きさである気がして少し恥ずかしくなった。
自分が行っている舌技そのもので自分も感じ、今なら、それこそ、その恥ずかしげもない大きめクリトリスを一舐め
されただけでイクと思った。
クリ周囲の溝に舌先を這わせ、円を描くように舐めると、下唇前に当たっている智逗瑠の膣口がキュウキュウと収縮し、
全頭マスクの左右を挟んでいる智逗瑠の足がビクビクと痙攣する。
嬌声は最初の一声だけで、今は抑えた鼻声しか聞こえない。
束子からは視界が遮られて見えないが、智逗瑠は必死で口を押さえているようだった。
膣口、尿道口、クリトリスと、周期的に舐め上げると、ただでさえ熱い智逗瑠の性器が、口を付けていられないほど
カアッと赤熱してきた。
全頭マスクの左右を挟む足が周期的に上下し、上昇する快感の波に乗っているのがわかる。
クリを吸うと、少しだけ余分に飛び出した。
同時に顔面上の智逗瑠がビクーンと跳ねる。
より出たクリトリスをねぶるように舌先でいじり回すと、全頭マスクの左右からメリメリと太腿で締め付けられた。
智逗瑠がイキそうなのが束子にもはっきりと分かった。
調子にのって舌先を筒状にしてクリを包み、スポスポと吸ったり離したりしたら、目玉が飛び出るほど左右から締められた。
「……アアアアーーーーーーーッッ!!!……」
聞いたことも無い智逗瑠の絶叫。
かんべんしてくださいよというほど、まだ左右から締められ、微妙に頭を捻られている。
智逗瑠自身も自分のコントロールを失っている。
それでも舌先を離さず、レロレロとクリを舐め上げたら、透明な液がピュピュッと舌の下に当たり、口の中に飛び込んで来た。
「……やああああ!!……」
(あは、あたしと同じ反応)
束子はおあいこでちょっと嬉しくなった。
それを味わうように舌を戻すと、薄い塩気しか感じなかった。
口の周りに溜まった愛液といっしょにゴクリと飲んだ。
433:名無しさん@ピンキー
11/02/14 23:50:02 bSqGNzkO0
④
434:トルソー
11/02/14 23:58:11 3lCnytKB0
束子はふと思いついて、ご主人様の局部を清めるように、智逗瑠の性器全体を舌で拭った。
智逗瑠はビクビクと痙攣しながら、少しずつ醒めてきた。
「……束子の番……」
鍵束から南京錠の鍵を一つ選び、尿道筒の栓に付けられた大振りのリングを外してから、貞操帯の排尿板の鍵だけを解錠した。
排出された愛液が幾重にも乾いて、ガビガビした白い粉が周囲にこびりついている排尿板を外すと、この金属枷にやや
押し潰されながらも嫌らしく膨らむ二つの唇と、カチカチに尖ったクリトリスが現れた。
股間を覆う貞操帯の金属枷の縦に明けられた幅1cmほどのスリットから絞り出されているので、膣口にはアクセス不能で、
陰唇の縁と陰核にしか触れることは出来ない。
智逗瑠は束子の股に顔を近づけた。
束子は発狂しそうな期待感で目玉がケイレンしている。
「あ…… あ…… あ……」
本当に黄金の一撃を食らいそうな予感が全身を貫く。
一晩中の火照り焦らし生殺し責めの始末を、私を大切に虜にしてくれたご主人様がつけてくれる。
何度も煮返したスープのように、それこそ精液にも似た白濁したゼリーがこびりついている陰唇の谷間に、智逗瑠の舌が触れる。
普通なら洗い流してしまいたいようなその白い煮こごりを舌先ですくいながらゾゾゾと舐め上げる。
「アアッ!!」
束子はたったそれだけで、一瞬で絶頂寸前に追い込まれた。
ズキズキと熱を持つ真っ赤な核にその熱い舌が近付く。
束子の反応をいちいち確かめながら、智逗瑠はついに舌先で陰核を舐め上げ、更に容赦無く口に含んで吸った。
「アアーーーーーーーーーッッ!!」
黒革の棒状の全身が、バッタンと大きく跳ねた。
束子は自分の尿道がキリキリ収縮し、また潮を吹いたと思ったが、栓をされているので外面上は何も起こらなかった。
束子の重く、太く、短い、強烈な絶頂を確認すると、智逗瑠はスッと冷静な目になり、本来余韻を楽しむはずの、まだヒクつく束子の
ソコに排尿板を重ね、カチリと施錠して尿道筒のリングを戻してしまった。
(続)
435:名無しさん@ピンキー
11/02/15 00:03:41 4KxniBFz0
つ④
436:名無しさん@ピンキー
11/02/15 00:05:25 i5/M49K10
栓したままで排尿させてあげないんでしょうか
だいぶたまってるはずですが
437:トルソー
11/02/15 00:10:54 6CpntP6C0
>436
エロくないパートなので、本日(15日)分先渡し。
_______________________
かなり早朝だったので、まだ朝食までは間がある。
束子はそのまま10分ほど寝入っていた。
ハッと目覚めてボソリと言った。
「おトイレ……」
智逗瑠は軽く束子を一瞥しておトイレセットを持ってきた。
「……はい……」
以前肛門栓をされた時に使うチャンスの無かったセットをそのまま渡された。
束子は、目覚めた瞬間からギチギチに圧縮されている全身を起こし、そのセットを持って早朝の寄宿舎のトイレへ向かった。
けだるさと革スーツの快感とで、起き抜けからボーッとしたままだ。
誰もいないまだ薄暗いトイレで、身に着けたものを何も取ることなく便座に座り、いきなりお尻の栓の注入口に浣腸パックの
チューブを手探りで差し込んだ。
ゆっくりとパックを潰すと、お尻の奥に冷たい液が溜まる。
膨らむ余裕など全く無い腹が、すぐに激しく張ってきた。
「うう……」
強い違和感に、今は自由な口から呻き声が漏れた。
ゴロゴロと激しい音で腹が鳴り、内容物が整理されて、少し圧力が去った。
浣腸液が残った部分に染みわたり、更にガスを発生させる。
そしてまたすぐ圧力が高くなり、真剣に苦しくなってきた。
別に排泄を我慢する調教を受けている訳ではないので、束子は渡された鍵を尻の蓋に差し込み、回しながら蓋を取った。
438:トルソー
11/02/15 00:11:21 6CpntP6C0
内蓋のおかげか、すぐに便が飛び散ることはなく、一瞬間を置いてから、ボフッという低い破裂音を伴ってからドロドロと出た。
束子は文字どおり腹が軽くなる解放感を味わってホッとしたが、排泄の肛門快感は完全に栓に奪われてしまっていて、
激しい物足りなさを感じた。
まるでロボットが廃油を棄てるように、事務的に排泄をさせられた気分だった。
ペットボトルにチューブが付いたものを浣腸液と同じ注入口に差し込み、水を送り込むと、チョロチョロと頼り無い感じ
ではあったが、中の奥から洗浄出来ている様子だった。
チューブを抜いて、便座のお尻洗浄器を操作し、栓全体を洗う。
ペーパーで拭ってみると栓の内側も外側もきれいになっていたので、新しい内蓋をキュッと押し込んでから外蓋を戻し、
鍵を抜いた。
「ふーー」
たかがうんち出すだけでもうクタクタだった。
「あ。」
全頭マスクの下で、しかめ面をしていた束子が、トイレの個室で照れくさそうに一人で笑った。
おしっこのことをすっかり忘れていたのだ。
もともと朝起きてこっちがパンパンな気がしてトイレを要求したのに。
何の解説もされていないことに戸惑いながら、束子は貞操帯の排尿板から突き出た尿道筒の栓のリングを引っ張った。
キュポッとシリコンの栓が抜けた、と思ったら、それは長くて、入口1cm程が太く、途中はやや細くて柔軟性があり、
ニューッと3cmほど細い部分が続いてから、最後にまた太い部分が0.5cm程ついていた。
その5mmの太く短い部分部分が本当の栓で、栓の柄が長いおかげで飛沫が指に掛からないようになっているのだった。
栓が抜けるや否や、栓の先を追い掛けるようにして、色の濃い尿がチョロチョロと出た。
尿意がみるみる解消され、束子は再び安堵のため息をついたが、やはり尿道を液体が駆け抜ける快感は奪われてしまっていた。
パンパンだった膀胱は収縮すのに時間がかかる。
チョロチョロと永く続いた放尿は、しばらくしてやっと雫になった。
束子はペーパーで管の口を拭き、刀を鞘に納めるように、細長いシリコンの栓を戻した。
439:トルソー
11/02/15 00:11:42 6CpntP6C0
部屋に戻ると智逗瑠はもう制服を着ていた。
「あー、ずるーい! ねえ、ちょっとマジであたしこのまま授業に出んの?」
「……そう……」
「えっとさ、あのさ、さすがにここから何か垂れたらまずくない?」
「……拭けばいい……」
「ちょおおお、皆の前では無理だよう!」
「……この上から……パンツはく奴隷……いない……」
「そこをなんとかー。だっていくらなんでも先生とか怒るでしょ」
「……言ってある……」
「身体の線が晒されるのはもう覚悟したよう! 皆から何言われても耐えられるぅ! だけどエッチなお汁で教室汚すの嫌ぁあ!」
束子は泣きだした。
「……環境が……クライアントと……違うか…… ……わかった……」
智逗瑠はクローゼットから革パンツを出してきた。
材質は束子が着せられている革スーツと同一だが、特に過激にハイレグでもない形の、一般のSMショップでも手に入りそうな
型の革製のパンツだった。
「……ナプキン……ある……?」
「え? うん……」
束子が自分のクローゼットから生理用品のストックを出すと、智逗瑠はナプキンを1枚取り出し、そのパンツの股部分の
2重構造をパチンパチンと外して、ナプキンを貼り付け、またパチンパチンと戻してから束子に渡した。
もともとローライズ型の貞操帯は水着にも隠れるのが特徴として売られているので、それを穿くとちょうど貞操帯の形に重なる。
ただ、排尿板のあたりからお尻の栓までは充分隠れるが、サイドはヒモに近かったので貞操帯のベルトの上に巻きついてるだけの
ような状態だった。
隠しきれない部分からは、ブランド製品の高級金具のような貞操帯の鮮やかな金色が覗いていた。
「すごい! これ、ナプキンの羽が外に見えないんだね。これならがんばれるよ。ありがとう」
束子は早速生理用品を入れている巾着に、排泄キットとナプキンの替えを詰め込んだ。
(続)
440:名無しさん@ピンキー
11/02/15 00:25:47 i5/M49K10
よかった排泄は制限されていないんだ
441:名無しさん@ピンキー
11/02/15 01:29:43 EO1bU6waO
支援
442:(:.;゚;∀;゚;.:)
11/02/15 01:47:53 CUZP1b1w0
ハァハァ(:.;゚;∀;゚;.:)つ④
443:名無しさん@ピンキー
11/02/15 20:09:31 81iPXY7R0
糞する時、絶対小便も一緒にでる
444:名無しさん@ピンキー
11/02/15 22:09:43 GgzkyOka0
支援です。
445:名無しさん@ピンキー
11/02/16 01:11:30 DK3uEX7p0
つ④
446:トルソー
11/02/16 23:32:13 nUwayFCl0
鞄の支度をしているうちに、朝食のチャイムが流れた。
昨晩の夕食と違い、今朝は寮生全員に晒されるのだ。
束子は覚悟を新たにして、智逗瑠と一緒に部屋を出た。
もう既にナプキンのポリマーは1/4くらいが水分を吸っていた。
食堂に姿を現すと、座っている者もトレーを持つ者も、全員が束子を見て、食堂全体が低くどよめいた。
昨晩束子の姿を見たグループは、顔を寄せてヒソヒソと話している。
クラスメイトになら照れ笑いとともにペラペラ話しかける束子だが、ここまで大勢相手にはただ寡黙にしているしかなかった。
トレーを取って、長い配膳カウンターに並ぶ束子の所へ、見根岸 肇女(みねぎし はじめ)が飛んできた。
「凄っ! 束子?」
「アハハ、はじめちゃん、おはよ」
「うわ、ほんとに束子だ」
バイキング形式の配膳カウンターを、トレーを滑らせながら進む。
「あんたまさか、授業もこのまんま?」
「うー、そうだってさ。ほんとはパンツもなしだったんだけど、なんとかパンツは穿かせてもらった」
喋りながら束子はサラダバーのものだけちょいちょいと取り皿に取った。
「なにあんたそれ、貞操帯?」
「そうみたい。ま、でもプロテクターみたいな感じだよ?」
「ふーん。 ね、ちょっと身体、触らして?」
肇女は無遠慮に束子の肩をグニグニといじった。
「はうっ!」
束子は触れられた瞬間、電流が走ったように感じた。
「え?! あ! ごめん!!」
「平気……」
447:トルソー
11/02/16 23:32:46 nUwayFCl0
「でもすごーい! これ、キルトっぽくステッチ入れたら、まるで○ャネルの革じゃん」
「アハハ、そうかもね。 あ、私、結構です」
肇女に相槌を打ちながら、束子は目を丸くしている配膳のおばちゃんに、主菜の焼き魚を断った。
「食べないの?」
「アハハ、まだ慣れないから無理ぃ。すんごいキッツいのよ、これ」
「うんうん、外から見ててもそう見えるよ」
「え?…… そう?…… ……ぁふっ……」
束子は急に言葉に詰まって、ドロリと濡れた。
自分がギチギチに革に詰め込まれて、ずっと緩く発情しているのがバレバレなのかもしれないと思ったらからだ。
でも不思議なことに、自分が気持ち良くなっているのを他人に知られるのが、そんなに嫌なことではないと思った。
サラダ少しと味噌汁だけ流し込んで、束子は智逗瑠とともに部屋に戻った。
「あー汗かいた」
「……平気……?」
「うん、いい慣らしになったよ」
「……行こう……」
早めに教室に行っていた方が騒ぎになりにくいと考えたのか、智逗瑠は束子を促して早めに部屋を出た。
人もまばらな教室のいつもの自分の席に座っていると、皆が教室に入ってくるなり束子を見つけ、一瞬ギョッとしてから、
無理にいつもと同じような顔に戻る。
これは学校側の通達のせいなのか。
448:トルソー
11/02/16 23:34:02 nUwayFCl0
「お、おっす」
如月 多寡氏(きさらぎ たかし)だ。
家が有名洋菓子店なのでパティシエを目指している。
束子と普段バカ言い合う男子のクラスメイトだが、この姿になってから初めて口をきく男子。
「おはよ」
「ひょおお、エロいな拘堂」
「うっさい、見んな。 あははは、やっぱ変?」
「変、変、ちょー変。……おっと」
如月は慌てて口をパシイと手で押さえた。
「あまり関わると俺もそうなっちゃうからな」
「なによそれ!」
「あ? 来たろ、クラスメール。書いてあったじゃん」
「ちょ、見せて」
束子は如月から携帯をもぎ取るように受け取ると、学内掲示板代わりに学校が発信するメールを見た。
『……以上の如く、2A拘堂束子さんについては各人格別の配慮をお願いします。 尚、不必要に普段と違う対応をしたり、
冷やかした場合、立華智逗瑠さんが他の協力者も求めていますので、同様の装具の実験のお手伝いをお願いすることになります』
「俺もそんなにされたらたまんねぇからな。いつも通りで、っと」
「なによこれぇ!」
「……あたしが……学校に……頼んだ……」
「ち、智逗瑠ゥ!」
束子は一瞬智逗瑠を恨んだが、いざ授業が始まってみると、あのメールのおかげで、束子の『親友の協力者』というスタンスが
強調され、自分専用のブランド品質の装具を羨ましがられはしたものの、性的な意味での勘ぐりは皆無だった。
むしろ束子の献身的協力に、皆感心すらしていた。
体育に参加できないのは束子は不満だったが、授業は普通に受けることができた。
(続)
449:名無しさん@ピンキー
11/02/16 23:40:23 hlIxLDmj0
束子さんはこのような全身革スーツで包まれてるかなぁ?
URLリンク(userimg.teacup.com)
450:名無しさん@ピンキー
11/02/17 01:21:48 HbjKnfX20
ハァハァ(:.;゚;∀;゚;.:)つ④
451:名無しさん@ピンキー
11/02/17 01:22:25 ohR8T3Fg0
環境がクライアントと違う
つまり束子は衣装を作るときの土台で
この後もいろいろ着せられるわけですね
452:トルソー
11/02/17 01:29:12 Prm+y3Rc0
訂正
>447 バレバレなのかもしれないと思ったらからだ。
×思ったらからだ→○思ったからだ。
スマソ。
453:名無しさん@ピンキー
11/02/17 01:29:53 xK61RQwh0
ええぞもっとやれー(笑
つ④
454:名無しさん@ピンキー
11/02/17 05:42:54 MlP1NPohO
さら④もの
455:名無しさん@ピンキー
11/02/17 20:45:52 cYmK/wm+0
こういうのってこのスレ的にアリなんだろうか
若干TF入ってるけど個人的にドストライクだった
URLリンク(purple-rubber.deviantart.com)
URLリンク(purple-rubber.deviantart.com)
URLリンク(purple-rubber.deviantart.com)
URLリンク(purple-rubber.deviantart.com)
456:名無しさん@ピンキー
11/02/17 21:12:53 2OGGfqje0
見えないんだけど
457:名無しさん@ピンキー
11/02/17 21:52:01 HbjKnfX20
>>455
ログインが必要な画像に誘導してどうする?
458:名無しさん@ピンキー
11/02/17 23:46:31 2OGGfqje0
なんだ宣伝か
459:トルソー
11/02/17 23:58:00 Prm+y3Rc0
束子はずっと発情していた。
周囲が平静であればあるほど、自分の異常な姿が惨めに思えた。
みんなのびのびと暮らしているのに、自分だけ全身圧迫されている。
みんな自由なのに、自分だけ肉体に鍵を掛けられている。
あのメールは、クラスにとっては騒ぎを起こさないという意味で有意義だったし、束子にとってもそれまでの日常関係をそのまま
維持できたのは非常に有難かった。
しかし、あのメールは、束子にとってもっと決定的な意味を持っていた。
それは、日常の中で発情していることを、クラスの皆にバレないようにしなければならなくなったということ。
例えば、絵画教室でクロッキーのモデルが、仕事として裸や水着になり、皆がそれをデッサンする。
浜辺の水着と同じく、仮に裸に近い格好でも、皆がそれを日常あるいは仕事と認識している限り、そこに卑猥な空気はない。
あのメールのおかげで、今の束子は、まさにその状況を得た。
しかし、そのモデルが股間を濡らし始めたらどうか。
エロ漫画やAVのネタではないが、そのモデルを見る皆の眼つきは一変し、そのモデルは心の中を蔑(さげす)まれてしまうだろう。
束子はそのことに気付き、絶望に目が眩んだ。
460:トルソー
11/02/17 23:58:26 Prm+y3Rc0
浅く、速く、濃く、繰り返す今の呼吸音も、自分の興奮を皆に告げている気がする。
小さく覗いた瞳なんか、淫らな色に染まりっぱなしな気がする。
今は露出を許されている唇も、嫌らしく濡れている気がする。
自分の吐く息にエッチな気分を表す物質が含まれていて、どんどん教室の空気を汚染してる気がする。
黒板の字は性興奮の潤みで歪み、キツイ指先は板書もままならない。
それでも、普通にしなければ、と黒板を睨みつけてノートに鉛筆を走らせる。
束子は本当にこれを着せられる予定の奴隷の人が羨ましくなった。
たった今、この興奮に耐えかねて、絶叫しながら股間の貞操帯をげんこつで叩いても許されるのだろうから。
あんなメールわざわざ出さなくて、みんなにもうエッチな子ってバレちゃって、授業中も貞操帯の排尿板をガリガリ掻きむしって
いたかった。
この地獄はいつまで続くのだろう。
『……奴隷より……過酷……かも……』
本当にそうだった。
461:トルソー
11/02/17 23:59:04 Prm+y3Rc0
最初の休み時間に、巾着を持ってトイレへ駆け込んだ。
あとちょっとでアウトというほどナプキンは淫汁を吸っていた。
ナプキンを交換してほっと一息ついた。
個室を出ると皆にジロジロ見られた。
「ヘヘヘ。どーもすいません」
笑いながら後頭部を手でペチペチを叩くと、その場の皆から笑い声が漏れた。
束子はエッチな気分で濡らしたナプキンのことしか頭になかったので、淫らな自分に言い訳するつもりで、つい口にしたのだが、
周囲の子たちは、水着のまま気にせず校内をうろつく水泳部の子が、教師に注意されて弁解した時のような印象を得て笑ったのだ。
焦りながらトイレを出る束子を、皆同情の気分で見送った。
「……大丈夫……?」
教室の椅子に座ってぐったりしている束子を見て、智逗瑠が声をかけた。
「まあね。がんばるよ」
束子の心の底には、一応ご褒美の期待もあった。
昼休みには智逗瑠の姿が見えないので、仕方なく他の子と食事をした。
皆、大変だね、位の関わりで、その他スーツのことは一切口にしなかった。
午後の授業もなんとかこなし、やっと放課後になった。
智逗瑠と一緒に寄宿舎に戻ると束子のベッドが無くなっていて、代わりに工事現場で見かけるパイプとジョイントを使った、
各辺2m程の立方体のフレームが出来ていた。
その上部に対角線状に渡してあるパイプの交点から、鎖で巨大な革袋が下がっていた。
(続)
462:名無しさん@ピンキー
11/02/18 00:01:54 IfGW9sy/0
支援です。
463:名無しさん@ピンキー
11/02/18 00:32:25 N9OloF590
>>457
すまん、完全に失念してた
URLリンク(viploader.net)
URLリンク(viploader.net)
URLリンク(viploader.net)
URLリンク(viploader.net)
464:(:.;゚;∀;゚;.:)
11/02/18 07:42:55 DtnjE0Hf0
ハァハァ(:.;゚;∀;゚;.:)つ④
465:名無しさん@ピンキー
11/02/18 09:52:15 rm2hp6c80
全身革スーツに覆われた束子に次の展開を望みます:
見知らぬ男数人が強盗目的で寮に浸入し、拘束された束子を発見。
彼女の口に詰め物をして、鼻の穴しか空いていないツルッとした全頭本革マスクを被せ、
人の形をした革袋に詰めて誘拐する。
466:名無しさん@ピンキー
11/02/18 16:53:03 LKEEga0C0
④
467:名無しさん@ピンキー
11/02/18 20:17:55 jvOEE2lN0
ストーリにまで影響出るような詳細なリクはちょっと勘弁して欲しいなあ・・
今の時点は作者さんのオリジナルを読みたい
468:名無しさん@ピンキー
11/02/18 22:12:28 LshJ0RTY0
この作者さん、スルーせずにレスしちゃったりしますからねぇ(苦笑
画像があげられてきてますが、せめて補助イメージはこのおねーさんたちで…
URLリンク(kousokubdsm.blog40.fc2.com)
(ページ中盤の動画を参照)あ、画も作品のジャマしちゃうかなぁ?(^^;)
469:468(自己レス
11/02/18 22:58:32 LshJ0RTY0
レスがいかんというわけじゃなくてですね、
レスひとつでも気を使ってそうだなーと思ったので、
気を使わせちゃイカンだろーと思ったので…… ボロボロだし>自分 orz
470:トルソー
11/02/18 23:13:49 9wh+RIba0
「……おトイレ……行って……」
「はい……」
鞄を置くなり、束子はトイレセットを持ってトイレに行き、大小とも出した。
「……飲んで……」
渡されたのはカロリー食品のドリンク。
束子がそれを飲み干すと、水も少し飲まされた。
「……入って……」
「え? うん、あ、はい…… わかってる…… こーゆーの、覚悟してた……」
智逗瑠は、束子の手にあの最初の夜と同じ革手枷を、今回は後ろ手に嵌めた。
そして同じくあのギャグ付きのブラインドハーネスを出した。
「はふっ…… それ、きついよ……」
「……あーん……」
淡々と開口を促す智逗瑠に、泣きそうな顔で従う束子。
革ボールを口に含み、舌が圧迫される。
口をきっちり閉じると、容赦なくアイパッドや下顎のベルトが締め込まれる。
「ンンーーーッ!」
もう拒否する手段は完全に奪われた。
471:トルソー
11/02/18 23:14:14 9wh+RIba0
革袋を背にして、まだ束子は自分の足で立っていた。
智逗瑠はその前に屈み、束子のパンツを脱がせ、排尿栓リングを外し、貞操帯の排尿板を外した。
一日中発情していたソコは、板の表にも裏にもたっぷりと蜜が絡みついていた。
智逗瑠は新しい排尿板を持ってきた。
それにはなんと細長い棒が取り付けられていた。
棒は根元が完全に排尿板を貫くように固定されていて、断面が長径1cm、短径5mmほどの楕円形だった。
長さは10cmほどもあり、材質はゴムのようであったが、中心に芯があるのか、しっかり自立していた。
排尿板の外に出ている部分は、根元は細く、その先は次第に太くなっていて、3つのコネクターが付いていた。
1つは空気用、残り2つは電線のコネクターだった。
智逗瑠は空気用のコネクターに手で握るポンプを繋ぐと、その状態のまま、濡れそぼる束子の膣口に差し込んだ。
トロトロに濡れたソコは苦もなくその棒を飲み込んだ。
「ンーーーーッ!!?」
予期せぬ刺激に束子は身を硬くしたが、その細い棒は処女膜を傷つけることなく束子の体奥へと侵入し、
排尿板はその棒部分以外まったく元通りに戻った。
智逗瑠は排尿板を施錠し、排尿栓のリングを戻した。
そこまで準備すると、革パンツは戻さず、束子のハイヒールの足を左右一まとめにして短い革の袋に入れて、
口のベルトを絞った。
これは革袋の中でヒールが引っかからないためのようだった。
472:トルソー
11/02/18 23:14:48 9wh+RIba0
そのまま背後の袋を開け、束子を後ろに倒すように押し込む。
背もたれの深い椅子に座る時のように、仰向けになりそうに倒れてから、身体が海老のように曲がって止まる。
そこへ足を持ち上げられ、全身を押し込まれた。
束子は、手だけは後ろ手のまま、胎児のような姿勢で袋詰めにされた。
手足を突っ張ると微妙に姿勢を直せるが、窮屈な胎児姿勢からは逃れられなかった。
それより、漆黒の闇の中で、体内に異物を突っ込まれたのが死ぬほど怖かった。
袋がユラユラと揺れ、このまま放置なのかどうなるのかさえさっぱりわからなかった。
息苦しさからの感覚としては、まだ袋の口は開いているようだった。
智逗瑠は袋の口から手を入れ、束子の股間から伸びるポンプを掴んだ。
― シュコッ! ―
― シュコッ! ―
― シュコッ! ―
最初は何の音か束子にはわからなかったが、やがて恐ろしさに全身を貫かれて絶叫した。
「ンンーーーーーッ!!!」
(続)
473:名無しさん@ピンキー
11/02/18 23:57:54 8Xhe5ZaC0
④
474:名無しさん@ピンキー
11/02/19 00:54:12 /7FSKmtI0
つ④
475:名無しさん@ピンキー
11/02/19 02:31:00 SFzwmU1cO
つ④
476:(:.;゚;∀;゚;.:)
11/02/19 07:40:14 Kdg+NX5M0
ハァハァ(:.;゚;∀;゚;.:)つ④④④
477:名無しさん@ピンキー
11/02/20 02:11:41.12 4i8dSi5JO
つ④
478:名無しさん@ピンキー
11/02/20 06:28:22.22 +whzR4qq0
処女のまま膣内を膨らまされるのかな?
束子の反応にwktk
479:名無しさん@ピンキー
11/02/20 15:23:29.90 gaRgwhGy0
テスト
480:トルソー
11/02/20 15:29:49.96 gaRgwhGy0
智逗瑠の指で性感ポイントを測り尽くされた束子の膣が、その処女責め専用のバルーンプラグで犯された。
処女膜の奥で膣内いっぱいに広がったそれは、ゴムの厚みの絶妙の加減と浅いイボとで、束子の感じる所を加圧する。
過剰にグロテスクなイボなど無くても、未経験の膣にはそれでも充分な刺激だった。
束子は黒革の中でドクドクと汗を噴き出していた。
自分の膣が無意識に動き、風船の表面に植えられたコリコリしたゴムの塊を擦っている。
智逗瑠の指ほどではないが、充分な刺激が下腹部を満たし、ずっと授業中張りつめていた快感のお預けが、今、まさに
解消されそうだった。
束子は皮袋を見た時、こんどはこれに詰められて、イケない地獄を味わうのかと思ったが、これならご褒美に近いので
嬉しくなった。
束子の膣内のまだ未熟な性感ポイントが、コリコリしたゴムを恐々と締め、そしてその快感にハッと気付き、こんどは自ら
求めるように、そのコリコリを締め付ける。
きもちいい……
大きなうねりの海原に、くじらの尾で水柱が立つ如く、ずっと発情のうねりが続いていた束子の身体に、快感の水柱が
あちこち立ち始めた。
リズムに乗ってくると水柱は高さを増し、ついにはこの細長いゴム風船を締め付けただけでイケそうな高みまで達した。
束子は自分が袋詰めにされて吊られているのも忘れるほど、この新しい快感に夢中になった。
481:トルソー
11/02/20 15:31:50.02 gaRgwhGy0
規制がひどくて、やっと携帯から。
ちょっとペース落ちます。
482:名無しさん@ピンキー
11/02/20 17:50:57.85 qDqxKJ960
④
483:名無しさん@ピンキー
11/02/20 18:00:30.41 4i8dSi5JO
乙④
484:名無しさん@ピンキー
11/02/20 19:08:12.06 +whzR4qq0
体内加圧ktkr
口腔と腸内の加圧もキボンヌ④
485:名無しさん@ピンキー
11/02/21 00:24:47.75 Kccym/DA0
しえん
486:名無しさん@ピンキー
11/02/21 02:18:19.37 jkCmXh5k0
つ④
487:(:.;゚;∀;゚;.:)
11/02/21 07:27:19.58 AYxtoKvw0
ハァハァ(:.;゚;∀;゚;.:)つ④
488:トルソー
11/02/21 14:47:59.70 o7CciNBa0
皮袋の中の、汗まみれの革人形の、さらにその腹腔の奥で、ピカピカと快感の発光が続く。
やがてそれは光の束となり、小爆発へと収束し始める。
(……………………!!)
ある閾値(いきち)を超えると、信じられないくらい簡単にイケそうな状態になってきた。
突然、暗闇の奥から大きな光球が盛り上がった。
「ンンンンーーーーーーーー!!!!!」
キュキュキュっと突然イッた。
束子はアイパッドの奥で目を剥いて、その快感を享受した。
気持ち良かった。
「ンン…… ……」
明るさがだんだんと落ち、快感の波は、再び灰色のうねりへと戻る。
薄明るい余韻に、ドロドロと浸る。
膣の力が抜け、安堵が訪れたのも束の間、性感ポイントが安静位に復帰すると、また最初に刺激された快感点がゴムで突かれた。
「んーーーー?!」
膣が蠢き、勝手に締め付ける。
と、また光の点が盛り上がって来た。
そうしてるうちに、また、キュキュキュと締まって、ビクビクとイッた。
これはきもちいいいいい!!
拘束最高!
束子は勝手に脳内で盛りあがっていた。
「んーーーー!!」
予期せず、また快感の波が来た。
遠慮なく乗ると、明るく突き抜ける感じで、またイッた。
「んーーーー!??」
さすがに呼吸が追いつかなくなりはじめた。
智逗瑠は束子の痙攣する様子を確かめると、巨大革袋のファスナー閉じ、自分は食堂に向かった。