10/11/28 00:14:43 yiGibP3q0
感覚の薄れた手で苦労しながらジッパーを上げる。腹、胸に圧力がどんどん加わっていく。
「ハァ…」
自分でも顔が紅潮しているのがわかる。
息をするのも少し苦しいくらいのキツさで締め付けられていく。
同時に身体中がゴムに汚染されていく。
「はぁ…ん」
自分でもよくわからない何かが高まってくる…。
そう感じている時だった。
うなじまで上げていったジッパーの滑りが突然良くなり、
力を入れていたせいかその勢いが止まらずジッパーが外れてしまった。
恍惚の中でドロッとした脳内細胞が一斉に凝固したのが自分でもわかった。
「えっ?」
そう口から洩れた時には、外れたジッパー金具が摩擦力の無い手袋から離れてしまった後だった。