10/06/03 00:46:16 GCLL8UfW0
>>460あるよー。夜に投下するけど時間帯指定は出来ないのであしからず
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「……!んん……」
一瞬、大きな布団が落ちてくる錯覚をしてしまうぐらいの、ろくに声も出せない圧迫……感。
リモコンを触るために、握るだけのスペースがある、右手以外、一切動かなくなった。
動こうとすれば、保護材のしっかりした弾力が押し返してきて。
ううん。
押し返すだけじゃない。身体に、全体的に圧力がかかる。
ああ。
わたし、ただのトランクの一部に、なっちゃった。
モノだ。ヒトじゃないよお。
「ああ……はあぁ」
溜め息とも喘ぎともついかない吐息。
動かせない体が痙攣して、軽くイく。
上の方から、さらに圧力がかかった。
『今、蓋を閉めた』
「んん……ぁんん……」
言葉にもなっていない声が、喉からもれる。彼にはたぶん、聞こえてない。
……聞こえてないよね?
『立てるぞ』
「ん……ん~~~?」
重力の方向が変わって……トランクが、直立した。
「……あえはぁ…」
座り心地は、一切動けないことを除けば自然で無理の無い形なんだけれど。
重力のかかったアナルプラグが、お尻を突き上げる。
今や、わたしは。
リモコンを握ったり離したりするだけの右手と、アナルプラグに貫かれるお尻と、蕩けかける脳。
それだけで存在する、へんな生き物になっていた。