完全拘束・超拘束に萌える 4at FETI
完全拘束・超拘束に萌える 4 - 暇つぶし2ch191:名無しさん@ピンキー
10/03/25 06:49:32 wTjBrxa80
個人的には、ティアルスちゃんと戦車隊のおねーさんたちが
一件落着後にちゃんと社会復帰できるのかが一大関心事だったり
(かんけーないヨソの話すんな! ってヤツですね スンマセン)

192:名無しさん@ピンキー
10/03/25 17:26:35 kuMiHwocO
>>191
わかってんなら黙ってるべき

193:名無しさん@ピンキー
10/03/25 20:40:01 nYYG+7+A0
>女の子を徹底的に拘束して調教しちゃう。
>そんな妄想を語るスレです。
>小説・イラスト作品も大歓迎!!

194:名無しさん@ピンキー
10/03/25 20:40:42 nYYG+7+A0
sage忘れてたごめん

195:名無しさん@ピンキー
10/03/26 23:17:36 Xnd5khhq0
作者さんが珍しく2日連続更新無いな・・・。どうしたんだろう・・・

196:名無しさん@ピンキー
10/03/26 23:33:03 Pbl+C1TF0
つ④

きっと、作者さんは、レザー拘束されて、次の展開を検討してるところだよ。

197:名無しさん@ピンキー
10/03/27 01:37:48 pS5dvVUk0
また規制にかかったんだろう

198:名無しさん@ピンキー
10/03/27 03:04:01 GyDeIgp50
そんなに毎日毎日更新するほうがどうかと思うぞ
作者さんだって生活があるんだし、時間が取れない場合だってあって当たり前だろ?


199:名無しさん@ピンキー
10/03/27 03:26:15 LFId4gNm0
年度末だしな。

200:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/03/27 10:53:46 TY9RsdEB0

 全開のモーターが発する熱で、腸の奥が焼けそうに熱かった。
 クリトリスを直接刺激する電マ程ではないにしても、「弱」で充分イク程の刺激を、最強にされてしまい、鷹美はのたうちまわっていた。
 だが、せめて普通の拘束程度の自由があれば、正体もなく泣きじゃくり、拘束の限界まで暴れ、やめてやめてと赦しを乞うところであるが、
動きも言葉もすべて奪われ、無意識に暴れる時の強大な力をもねじ伏せるだけの強度をもった殻の中で、ピクリとも動けないので、
ただ明滅する脳内電流の発光をまぶたの裏に感じつつ意識を快感の濁流にもみくちゃにされるままだった。

 内臓を直接辱められているのに、ただ突っ立ったままの自分が情け無さすぎた。
 きもちいいのに、くやしい。
 素直な気持ちでイケない。
 イカされるのが悔しい。
 でも全く抗えず、止められない痙攣の中で呻き続けた。
 途中バッテリーの限界が来て、徐々に回転数は下がっていったが、夜までずっとそのままだった。

 夜になってフッと完全に振動が止まった。
 しかし鷹美は体力と気力の限界に達していて、まるで窒息ビデオの結末のように、完全に脱力した体で白目を剥き、
精神的にもカサカサの虚無状態だった。
 ウレタンの時はセンサーによる検知とシステムによるケアが入るのでここまで疲弊することはなかった。


201:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/03/27 10:54:09 TY9RsdEB0

 校庭から土台ごと掘り出され、運ばれて来た時と同じように台車で部室に戻される。
 廊下は真っ暗だったが、部室はまだ明かりがついていた。
 金子先輩と二人の後輩は押してきた台車をアトリエに敷かれたビニールシートの上で止めると、鷹美像をシートの中心に下した。
 そして3人とも作業着を着ると、ゴーグルとマスクを着けた。
 四角四面の箱から太い蛇腹ダクトの生えた、可搬式クーラーに似た装置を置き、ダクトをこちらに向け電源を入れると、すごい勢いで空気を吸い込みはじめた。

 最初は石膏を切る小型の回転ノコだった。
 刃の深さが調節できる安全機構をもつ上に、石膏包帯の下はギプスなので、皮膚まで切り裂くことはない。
 まず制服のあちこちに切れ込みを入れ、金子が木槌で叩くと、バラバラに分割された制服は接合面から容易に剥がれ、鷹美はまた裸像に戻った。
 そして頭部に切れ込みを入れ、そこから、肩、腕、背中まで切れ込みを入れた。
 金子が木槌で丁寧に叩くと、後頭部がヘルメットのように外れ、ギプス材が見えた。
 首回りの切れ込みを確認し、石膏包帯の地がまだ絡まっている部分をハサミで切り外すと、こんどは頭部の前面もきれいに外れた。
 同様に、先に指から壊し、腕、肩と石膏を外した。
 もうもうと立ち込める石膏の白煙は、全部ダクトから吸い込まれた。

 3人の前には鷹美の石膏まみれのギプス像があった。
 そのギプス像が微妙にしなる。
「大変! 早く頭を開けて」
 肌の厚みを極力減らすため、通常より遥に薄く巻いたギプス材だけでは、石膏の下地としての強度は充分でも、完全に脱力した鷹美の体重を
完全に支えるほどの力は無かった。


202:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/03/27 10:54:44 TY9RsdEB0

 今度は電動のギプスカッターでガガガと後頭部が割り開かれた。
「(んんん……)」
 すごい振動と音で鷹美は目を覚ました。
「(んーーー! んんんんーーー!)」
 目が覚めた瞬間から工事現場の真ん中にいるような騒音と振動で、鷹美はまたパニックになった。
 しかし、側頭部まで切り裂かれたギプス材がお面のように剥がされ、包帯が剥がされ、首から上、目も口も自由になると、鷹美はようやく
解放されるのだと気付いて落ち着いた。

「口のプレートを出して」
 鷹美は口を少しだけ開け、舌で押し出すように唇の隙間からデロリと咬合プレートを吐き出した。
 それは鷹美の長いねばつく糸を引きながら、胸に当たって床に落ちた。
「どう? 気分は」
「ふ…… あふ…… おし……」
 口が震えて上手く喋れないようだった。
「無理しなくていいわ」
「う…… おし…… ぬいて……」
「あ! そうだったわね」
 金子がアナルプラグからシリコンオイルを抜きはじめる。
「ああ……!!」
 すると、粉が吹いたように涙と鼻水でガサガサぐちゃぐちゃの鷹美のやつれた顔が、輝くような歓喜と安堵に満ちた顔に変わった。
 歪み始めたギプス像を支えていた後輩二人は、その表情のエロさに股間が超勃起してしまい、支える手を離すことも出来ずにただ赤くなった。


203:名無しさん@ピンキー
10/03/27 10:56:51 w4ZOZO4r0
つ④

204:名無しさん@ピンキー
10/03/27 23:56:12 PHUD8seYO
つ④

205:名無しさん@ピンキー
10/03/28 08:08:27 ls9pRNaJO
この子、生理とかはどうしてるのかと



206:名無しさん@ピンキー
10/03/28 08:09:39 4iHnJS8A0
エロ小説に出てくる女は、生理来ません!妊娠もしません!

207:名無しさん@ピンキー
10/03/29 02:11:09 Obk/Z81z0
wktk
つ④

208:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/03/30 00:23:57 6dEvW3mL0

 金子がプラグを抜くと、自然排便の速度で汚物がゆっくりと排出されてきた。
 金子はそれを予測していたのか、ペット用のトイレシートを敷いたバケツで受け、出し終わったところで消臭剤をかけてシートを閉じると
すぐに悪臭は消えた。
 金子と後輩の一人が支える役を交代し、後輩はバケツを処理しに出ていった。
 アヌス栓の座金が消毒され、通常の鷹美の栓に戻されると、何事もなかったように作業が再開された。

「痛かったら言ってね」
「はい……」
 やっと少し喋れるようになった鷹美が返事をする。
 電動のギプスカッターでガガガと指から肩まで切り裂かれ、指先から体幹に向かって解放されてゆく。
 ギプス材と同時に下地包帯も剥がしてしまうので、鷹美は足から肩までギプスのノースリーブ状態だ。
 胸部は胸の方に空間があるので前から切り裂かれる。
 まず腰に一周切れ目を入れて、胸を縦に割り、肩にも切れ目を入れて、チョッキを脱ぐように取り外す。
 しかし、鷹美が思うように腕を背中に回せなかったため、背中も縦に切り裂いて、左右に外した。

「いやぁ……」
 下地包帯も外され、露わになった胸を隠そうとした鷹美だが、腕が思うように上がらないので情け無い声を上げた。
「大丈夫よ、普段から裸婦クロッキーで二人とも慣れてるから。そうよね?」
「はぁ……」
 二人とも前かがみで曖昧な返事をする。
 これが真面目なデッサン会なら問題はないのだろうが、先ほどの鷹美のエロい表情で鷹美個人に対するエロイメージができてしまい、
その本人の裸が眼前に現れたのだからたまらないのだろう。
 いよいよ下半身がギプスカッターで切り裂かれるにしたがい、二人の男子は寡黙で赤くなっていた。


209:名無しさん@ピンキー
10/03/30 00:33:00 rZkYIU3+O
つ④

210:名無しさん@ピンキー
10/03/31 00:59:28 kb0qetYM0
イイヨイイヨー
つ④

211:名無しさん@ピンキー
10/04/02 00:17:52 LHFE2YtA0
つ④

212:名無しさん@ピンキー
10/04/02 03:10:45 ypm5y0O00
革拘束はやくギチギチよみたいよ

213:名無しさん@ピンキー
10/04/04 06:54:59 0J0XzH0fO
つ④
作家さんどうしたんだろ?

214:名無しさん@ピンキー
10/04/04 08:58:13 rcXSezwi0
大規模規制かね、
どこも過疎すぎる・・・。

215:名無しさん@ピンキー
10/04/05 02:48:24 Uqa4e3Ys0
つ④
作者さんの早期復帰を願って!

216:名無しさん@ピンキー
10/04/06 02:05:07 RScxV8IE0
つ④

217:鷹美@携帯
10/04/06 18:25:54 /y/UGhq7O
規制のあとPC故障のダブルパンチで何も出来ず。申し訳ありません。

218:名無しさん@ピンキー
10/04/06 18:37:04 z0Qn7oFk0
つ④

219:名無しさん@ピンキー
10/04/06 20:43:26 TPwXRMs00
あやまんなくても
つ④

220:名無しさん@ピンキー
10/04/06 22:54:50 F/D65Bgn0
つ④そんな事は革に流します

221:名無しさん@ピンキー
10/04/07 00:05:53 EtbOMZi+0
カッパの革流れ

222:名無しさん@ピンキー
10/04/07 01:00:29 XIzwVGY5O
あたいもパソコンずっと規制中④

223:名無しさん@ピンキー
10/04/08 17:57:51 47Gmd+nI0
作者拘束中かw④

224:名無しさん@ピンキー
10/04/09 00:11:47 QyiTrah50
やっと規制解けた

225:名無しさん@ピンキー
10/04/09 11:52:37 bdeklkj70
鷹美作者様、いつまでも待っていますから、焦らずにね


226:名無しさん@ピンキー
10/04/12 01:40:51 1b23wADm0
保守

227:名無しさん@ピンキー
10/04/12 17:46:52 H0Za94SjO
本当にあの学園があって
あのように固められた女子が他にもいて
作者様が君臨されない間も固められたままでいて
固められた放置されててこのままタヒんじゃったらどうしよう

などと次元の狭間を行き来してしまう

ヤバイ

228:名無しさん@ピンキー
10/04/12 22:46:56 d1hEE56+O
wktk ④
でも、気長にまちますよ。

229:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/14 00:57:10 TcvRHHDH0
【PCナヲタ\(^o^)/】

 鷹美はその時点で上半身は完全に裸、腰から下がギプスに包まれ、さながらギリシャ神話のケンタウロスのようであった。
 腰から尻、太もも、ふくらはぎと一気に切り裂かれ、筒状の構造を失った薄いギプス材は容易に割り開くことが出来た。
 かかとと足首は慎重に切り開かれ、最後に金属貞操帯との接合部をスパチュラで丁寧に剥がされると、バックオープンのサイハイブーツを
脱ぐようにズボリと体が後ろに抜けた。
「……あ……れ?……」
 腰の支えを失った鷹美は、自由になって自力で立とうとしたが、間抜けなつぶやきを残してガックリと倒れかけた。
「おっと」
 金子先輩が支える。
「はふっ……すみません……」
 身体がままならないのか、鷹美は虚空を掴むような動作を繰り返しながら金子に体を預けた。
 太腿からネットリと下地包帯が引き剥がされる感触に、それまで呆けたような表情の鷹美が急に真顔になり、わたわたと暴れ始めた。
「き、きたないです、くさい、です、いやぁ!」
 上半身は汗の臭いだけだが、下半身、特にふともも付近は淫水が幾重にも染み込んでいる。
 特に男子二人には触れさせたくなかった。
「あなたたち、このくらい平気よね?」
「はい」
「別に匂わないッすよ? ねばつきがすごいだけで」
「いやあ!」
「バカね、そんなこと言わないの」
「すんません」
 ようやく鷹美は金属貞操帯部分以外、完全に自分の肌を取り戻した。


230:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/14 00:57:33 TcvRHHDH0

 寒々しいアトリエの床にペロリと一枚だけ敷かれた毛布の上に鷹美を寝かせると、金子先輩は片付けを後輩たちに任せ、温タオルを取りに行った。
「今は拭くだけ。あとで寮でお風呂に入ってね」
「はい……」
「頑張って制服だけ着てね。寮までは送って行くから」
「ありがとう……ございます」
 鷹美はうめき声に似た掛け声を掛けて上体を起こすと、金子から温タオルを受け取り、体を拭いた。
 そして体育座りから足が伸びたような姿勢で制服の上を全部着て、ヨロヨロと立ち上がりパンツとスカートを穿いて、ソックスは手に持ったまま
靴をつっかけた。

 金子先輩の肩を借りてヨロヨロと出口に向かって歩き始める。
 全身の関節が軋む。
 鷹美はスカートのポケットに手を入れて携帯を取り出した。
 今は消灯までの自由時間だから携帯に出るはず。
 ワンボタンで掛かるはずの相手なのに、指先が震えておぼつかない。
 脇からすっと金子先輩の手が割り込んで来て、鷹美の指に重ねるようにボタンを押した。
「もし…… もし…… あ、 ……うん…… 終わった…… うん…… 来て…… そう…… うん……」
 パタリと携帯を閉じてポケットに戻した。
「お疲れさまッしたぁーーッ!!」
「したぁーーッ!」
 アトリエを出る時に背後から男子の声がしたが、鷹美は振り向く余裕も体力も無かった。


231:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/14 00:57:53 TcvRHHDH0

 建物を出て、点在する夜間照明を頼りに夜の校庭を寮に向かうと、すぐに向うから寛貴がやってきた。
「大丈夫か?」
「あはは、……うん」
「じゃ、あとはよろしくおねがいしますね。妃埼さんにはまたお世話になるかも」
「先輩、お疲れさまでした」
「おやすみー」

「ふーろー ふーろー ふろふろふろふろふろ!」
「うっせぇな。 ……わ、臭っせ!」
「ぎゃーー! 言わないでよ!」
「風呂に付き合ってやりたいけど、あの歓迎会の夜と違って普通にみんな入ってるからなぁ、とりあえず鍵だけ渡しとく」
「うん、自分でなんとかするよ。着替えだけ取りに行くの手伝って」
「いいぜ」

 鷹美は寛貴の肩を借りて、身体を軋ませながら自分の部屋まで行き、着替えを取って出てきた。
 自力で動いて少し回復したのか、鷹美は動きがかなり自然になり、顔に赤みがさしてきた。
「なんだその袋」
「ごめん、もう外しちゃった。金属ぱんつ」
「死にそうに恥ずかしいけど、寛貴洗ってよ。どう考えても今の風呂場で洗う方が恥ずかしいから」
「あー、わかったわかった」
「じゃ、お風呂は自分で行くから。それ、鼻つまんで目ぇ瞑って洗うんだよ?」
「んなんで洗えるかよ。まぁ、引き受けた」
 鷹美はヨロヨロと風呂場へ向かい、寛貴は深いシンクの付いた流し台へと向かった。


232:名無しさん@ピンキー
10/04/14 01:02:47 bV+7kEut0
おかえり!つ④

233:名無しさん@ピンキー
10/04/14 02:30:26 MFClz9Ji0
復活おめ!④

234:名無しさん@ピンキー
10/04/14 20:08:22 j4JBrxGN0
GJ!④

235:名無しさん@ピンキー
10/04/15 00:29:47 5YZWgbo/0
やっと書込み規制(拘束)解けたよ!w
「鷹美」は毎日の楽しみです

236:名無しさん@ピンキー
10/04/15 01:01:07 GYA+I5C+0
祝復活!
お話の方も一段落ついたようですが、さて次は何かなwktk
 ↑
気が早い(爆

237:名無しさん@ピンキー
10/04/15 08:08:41 S8kRFyGvO
(爆

238:名無しさん@ピンキー
10/04/15 10:17:29 AgwwjqM9P
ボンバーマン

239:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/15 10:24:30 +uMM7yDw0

 翌日から鷹美は授業に復帰した。
 貞操帯もなく、全身自由だったが、尿道とアナルの栓構造はそのままだった。
 ウレタンの時よりもはるかに短い時間だったにもかかわらず、全身の管理なしの拘束は、ウレタンの時よりも体調の回復に時間が
かかりそうな様子だった。

「おはよー! 妃埼さん大変だったね。見たよ~」
「おはよー千歳さん。 えー?見たの? やぁだ、恥ずかしいよ」
「んなことないよ、すごく綺麗だったよ。あ、これ、レザーなんとか班の先輩から、渡してくれって」
 千歳 推子(ちとせ すいこ)はちょっと潤んだ目をしながらそれを取りだした。
「ひっ!」
 千歳の取り出した物は直方体の小型の筆箱だったが、それは革製で、同じく革のストラップでギチギチに締め上げられていた。
「あたしの性癖って、ノーマルに毛が生えたようなソフトSMなんだけど、妃埼さん見てると凄く感じちゃう…… あたしちゃんと彼氏いるのに」
「ちょっと、やめてよ朝っぱらから…… なによこれ」
「あたしは渡してって先輩に頼まれただけ。 ……ねぇ、妃埼さん、今度はこんな風にされちゃうの?」
「ちっ……ちが……、……って、べべべべつにこのくらいの事してる人はココならいっぱいいるでしょ?」
「そりゃ、一晩のプレイではね。でも妃埼さんなら……」
 ゴクリ、と鷹美は生唾を飲んだ。
 当然、鷹美に白羽の矢が立つのは、長期拘束に耐えられることが知れているからだ。
 そして石膏固めのようにそのスキルが実証されるにつれて、リクエストを出しているクラブや団体の期待も高まる。


240:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/15 10:24:50 +uMM7yDw0

 鷹美は千歳から筆箱を受け取って席に着いた。
 大きさは普通の封筒を縦に半分にしたくらいでやや細身、上質になめしたしなやかな革で覆われ、それに幅5mm程の少し粗めの厚手の革で出来た
ストラップが網目状に食い込ませてあった。
 ストラップは筆箱の蝶番に近い方は目が粗く、開閉側に近い方はやや細かく、小さなリングとハトメを組み合わせて、本当のボンデージストラップ
のミニチュアのように作られていた。
 まるでドール用のボンデージのようだが、本当にテンションを掛けられるように丈夫に造り込まれていた。

 鷹美は恐る恐る開閉側にある南京錠を模した2つの留め金を外し、かなりの力で重ね合わされている金具をそれぞれ外すと、その革のストラップは
弾かれたように上下に解け、革張りの本体には網目状の痕が残った。
 まだ膨らみの残る部分を鷹美が指で押すと、かなり固めの低反発ウレタンのような感触だった。
 パカッと本体を開くと、中は上質なプラスチックで出来た普通の筆箱で、それに薄いウレタンに革張りしたものを貼って作ったようだった。
「はぁ~~~」
 鷹美はわざと伏目がちのイヤーな顔をして、肩を落としておおげさにため息をついた。
 そして周囲を見渡すと、何人かのクラスメイトが奇異な目で自分を見ていた。
 いきなり振り向いた鷹美と目の合った数人は、嫌味な視線ではなく、興味津々な視線のまま驚いていた。

 鷹美は自分の使いなれた筆箱を取り出すと、必要最低限の物だけその革製の筆箱に移して蓋を閉め、ストラップを戻した。
「うーーっ!!」
 留め金を戻そうとしたら、真剣にストラップを食い込ませないと重ならない。
 ようやく2か所とも留め、鍵のない、ただパチンと嵌めるだけのミニチュアの南京錠を2か所に掛けた。
 鷹美は汗の浮いた手でその筆箱を掴んだ時、じっとり馴染む革の感覚に、またしても自分が誘(いざな)われる暗澹とした閉塞空間を見せつけ
られている気がして、胸の奥がキュッと締め付けられた。


241:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/15 10:25:14 +uMM7yDw0

「なにボーッとしてんだよ」
「あ、寛貴ぃ、これ見てよ」
「お、スゲ!」
「スゲじゃないわよ。こんなものもらっちゃってどうしよう」
「早速使ってるじゃん」
「ムキィ! そういうことでなく! ……あたしまたこんなにされるのかなぁ」
「まあそれで召喚されてるから文句言えないような」
「『召喚』言うな。だってまた授業休むのやだよ。ただでさえ付いてくの必死なのに」
「今度はそのまま受けれるんじゃねーの? 余談だけどさ、俺むか~しにさ、ネットで見た画像で忘れられないのあんだよ。ボンデージボディー
スーツに全頭マスク、編み上げのハイヒールブーツのモデルの子にセーラー服の上だけ着せて学生鞄持たせて街中で撮影したやつ。あれは
興奮したなぁ」
「へんたい。……てか、あたしそれ出典まで知ってるわ。うー、あー、なんだか見えてきちゃった、マジ? あれのもっとギチギチ版? うー」
「ちょっと? もしもし、鷹美さん?」
「うー……」
 鷹美は突然興奮に襲われたらしく、耳を真っ赤にして寡黙になってしまった。


242:名無しさん@ピンキー
10/04/15 12:26:59 Jcn2ZLeD0
革編!④

243:名無しさん@ピンキー
10/04/16 01:03:32 NJdbgzl90
wktk!
つ④

244:名無しさん@ピンキー
10/04/16 10:05:26 imBWwHMU0
なんで知ってる鷹美w つ④

245:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/16 12:58:29 cwUFjgL/0

 翌日、鷹美に先輩が面会に来た。
「こ、こんちは。い、一コ上の、つ、土山(つちやま)と言います。き、気に入って、もらえた?」
「はぁ?」
「ふ、筆箱……」
「あ! ああ! はぁ、まぁ……」
 鷹美がぞんざいに答えると、土山という男子の先輩は、あからさまにガッカリした。
「あ、い、いえ! 凄いですね! あれ! あのもっちりの革の肌にミチミチ食い込むストラップの様子が……」
「そう! そう! ミチミチでギチギチがいいよね! で、今日はこれ……」
 同じような造りの学生鞄を直接鷹美に手渡した。
「ひいいっ!!」
「だ、だ、だめ、かな?」
「そんな、とんでもない!」
 その鞄は普通に鷹美達が使っている布やビニールのバッグではなく、古風な革製の学生鞄に、今度は網目状ではなく、縦横に走る幅広ストラップ
を付加したものだった。
 これは本当にギチギチにすると機能に影響するためか、ストラップは装飾的だった。
「あ、これは昔風でカッコイイですね」
「つ、使って、くれる?」
「は、はい……」
「あ、ありがとう、ま、またね」
「はぁ……」
 土山は鷹美の教室から出て行った。


246:名無しさん@ピンキー
10/04/16 13:13:26 KTvS/OYY0
変な人キタw つ④

247:名無しさん@ピンキー
10/04/16 15:49:35 OTg9l0moO


248:名無しさん@ピンキー
10/04/16 23:14:47 mXEJjvh80
なんかえらいさがっとる。
④ついでにage。

249:名無しさん@ピンキー
10/04/17 00:41:29 xNAEvIRK0
>>248
他スレのテンプレのコピペだが

> dat落ち判定はスレの位置ではなく最終書き込み時刻が基準なので、全てのレスがsageでも問題ありません。

250:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/17 00:44:02 geF5EcMC0

 翌日、鷹美が教室に行くと椅子に革カバーが掛けられ、ギチギチに締め上げられていた。
「ひいいいいっ! もういやあ!」
「うっわ、鷹美ちゃんスゴクなーい?」
 クラスメイトの淵東 苓見(えんどう れみ)が笑いながら言った。
 もともと椅子に結んであった鷹美の自前の座布団は、きちんとデパートの紙袋に入れられて椅子の脇に置かれていた。
「土山先輩はストーカーみたいなつもりではないようね」
「最初の筆箱といい、技自慢じゃないのォ?」
「そうかもね……」
「鷹美ちゃん本人がぁギッチギチにされるまでぇ、毎日こんな感じじゃなーい?」
「まあ、毎日だとネタ尽きちゃうだろうから、さすがに毎日ってことはないだろうけど、やっぱり煽りと技自慢のようね」
「ちょこっとォ座らしてよ」
「いいけど」
 座面は最初の筆箱のように網目状に規則的な模様となっていた。
 筆箱と違うのは、網目の偏りが無く均等な斜め模様になっている点だ。
 淵東(えんどう)はニコニコ笑いながらドスンと鷹美の椅子に腰掛けた。
「はう! なにこれぇ!」
「ストラップがお尻にゴツゴツ当たらない?」
「まあ、そうだけど…… でも…… なんていうかぁ…… パツパツに高圧のものを上から押さえつけるのって、支配してる気分~!」
「えー?そうなの?」
「ねぇねぇ、鷹美ちゃんがこうなったらさぁ、ちょっとだけ座らせて?」
「……まぁ、いいけど……」
「やったぁ!」
 鷹美は言葉のやり取りが終わってから反芻し、自分が何を承諾したのかに気付いた。
「やっぱだめぇ!」


251:名無しさん@ピンキー
10/04/17 00:44:25 +NTU+npL0


252:名無しさん@ピンキー
10/04/17 00:45:13 qIVv/bFH0
特進課もここの住人もみんな変な人www
つ④

253:名無しさん@ピンキー
10/04/17 10:21:49 XoHcYzd50
革椅子になるのか…?④

254:名無しさん@ピンキー
10/04/17 16:35:41 gW7Phgdc0
革は動けるって美術部が言ってたと思うが

255:名無しさん@ピンキー
10/04/18 05:47:02 MgNnzdL30
次はギチギチ締め上げるんですよ

256:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/18 23:34:03 TCJQER3U0

 それから何日かは、鷹美にとって極めて普通といえる日常が続いた。
 校長に嵌めさせられた首輪は、石膏像のために一時的に免除されていたが、それもまだ戻されてはいなかった。
 また貞操帯も戻されなかったが、寛貴は鍵を再び校長に預けたようだった。

 校内で公然と行為に及ぶ場所が無いために実質ベッドでの性交は禁止のような不文律があるが、口でしたり触ったりを規制する校則は無い
ので、鷹美と寛貴は直接性交しないまでも極端に欲求不満が溜まる状態ではなかった。
 だが鷹美は鞄に教科書を詰めるにつけ、教室で椅子に座るにつけ、筆箱から鉛筆を取り出すにつけ、しなやかな革と頑丈な荒々しい革との
コントラストが醸し出すミチミチした圧力に心奪われるのだった。
「やっぱり気になるか」
「ばっ! ばかにしないで! …… うそ。 ……気になるよ……」
「好きだなぁ」
「ちょ、おま、寛貴がこんなんにしたんでしょ?」
「まあそうだけどさ。お前のそのうっとりした眼が好きだな」
 鷹美は急にカーッと耳まで真っ赤になった。
「お、おま、さらっと『好き』とか言うな!」
 テレ隠しとも怒りともわからないことを大声で乱暴に言うと、鷹美は急に押し黙り、寛貴の視線など気にせずに筆箱を指先で撫でた。

 数日後。
「き、妃埼さん、きょ、今日の放課後、び、美術のアトリエへ、い、いいかな」
 土山が鷹美の教室まで来た。
「あの石膏と同じとこですか?」
「そ、そう」
「はい、わかりました」
 鷹美はバクバク言う心音を呑みこんで、寛貴の方を見た。
 寛貴はただ微笑んで、グーを握って親指を立てて見せた。


257:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/18 23:34:43 TCJQER3U0

 放課後あのアトリエに行くと土山の他に金子もいた。
「またお会いしたわね。土山君が女子でないと手伝えない部分もあるっていうから。あ、誤解しないでね、土山君これでもかわいい彼女
いるんだから」
「こ、これでもは、ひどいな」
「あはは、さっそくやりましょう」
「はい」
 ガランとしたアトリエの床には青いビニールシートが敷いてあり、その上に黒い塊が沢山載っていた。
 鷹美はゴクリと唾を呑んだ。

 あのウレタンの前、最初の拘束も革だった。
 寛貴の我儘で勝手に拉致され調教され、一方的に酷いことされる理不尽な責めを呪い、勝手に性感を開発されてもうどうでも良くなり
調教に身を任せて堕ちた。
 最初は寛貴を恨んだけれど、その後偽りなくずっと愛してくれているので結果オーライなのだけど、開花したのか染み込まされたのか、
異常な性癖がすっかり身についてしまった。
 拘束・圧力・ギチギチという言葉に体の奥がジュンと反応してしまう。
 あのウレタンで完全具現化された、ギチギチに縛られ、コンパクトにまとめられ、ガチガチに固められて、人間から矮小な存在へと
貶められるのがたまらなく嬉しくなってしまった。

 目の前にまた革の塊がある。
 たっぷり予告された。
 お前はこうなるんだぞって。


258:名無しさん@ピンキー
10/04/19 00:11:40 nOeoy4sp0
津市

259:名無しさん@ピンキー
10/04/19 01:25:44 lejakpqi0
wktk
つ④

260:名無しさん@ピンキー
10/04/19 15:34:29 0rA1Mr/vP
カバンやら椅子やら革製を教室に置いてあるという事は
革衣装で授業を受けるのか授業休むの嫌だとか
ついて行くのに必死というのは前振り?

261:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/21 01:29:52 nWdRxRJf0

「ほ、ほら、これ」
 土山が一番大きな塊を持ち上げると、それは沢山の紐がからまった革製の全身スーツだった。
 上は首までで、手は5本指の手袋状、足はハイヒールブーツまで一体になったものだ。
 各部には大きな穴が明いていて、それぞれハトメ穴でかがられ、部位によって太い細いを使い分けた紐が通してあった。
 なので見た目にはただの何も無い穴ではなく、交差する紐で蓋をされたように見える穴であった。
「き、基本的には、あ、圧力を表現したいんで、な、内臓式の、え、えっちなしかけはないです」
「アハ、その方がいいですね」
「すごいわぁ……コレ。妃埼さん、さっそく着て見て」
「はい……」

 正直なところ鷹美には、現時点で具体的にどこがどなって、何がどうなるのかわからなかった。
 一見して奇異に感じるのは、しなやかそうに見えるが非常に厚い革だということだ。
 野球のグローブより厚いのではないかと思われる革で出来ているようで、普通の革の全身スーツならば革手袋の巨大版といった趣なのだが、
これはまるでストラップや首輪手枷足枷にしか使わないような硬い革そのもので全身を包むようになっている。

 土山の前だというのに、あまり羞恥も感じずスルスルと服を脱ぎ、ショーツに手を掛けると、意外なほど濡れていたので驚いて戻した。
「あ」
 鷹美はさすがに赤くなった。
 どうしようもないので下着を手早く丸め、全裸で胸と股を隠して立った。
「ま、まずは足から」
「どうせ臭くなっちゃうけど、一応拭くわね」
「うー、やだなぁ。すみません」
 金子は鷹美の足を除菌ティッシュで拭き上げながら、ゴテゴテした革の塊の中に立つ2つのブーツ部分へ片足ずつ差し入れた。
「はうぅ! やっぱ高いです~。なんでこんなにヒール高くしちゃうんですか?」
「や、やっぱ、かかかカッコイイし、た、頼りない感じが、も、萌えるのかも」
「うー。」


262:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/21 01:30:26 nWdRxRJf0

 その革の全身スーツは、首から腰までは背中が中央でばっくり開き、そこにはまだ紐は通されていなかった。
 そして腰と尻は切れ目のない予め成型されされた構造で、足は股下からくるぶしまで内股を一直線に開く構造になっていた。
 ブーツ部分は、切れ込み部分にすでに紐が通されていたいたため、膝くらいの高さで裏返しになってはいたが、革自体の硬さで自立していた。

 金子は、不安定に立つ鷹美の周囲の革の塊をごそごそと重そうに引き上げ、裏返しを丹念に戻しながら腰の部分まで鷹美に穿かせた。
 鷹美はあっという間に腰まで部厚い革に覆われたが、内股の合わせ目がまだ開いたままなので、無数に交差する紐の隙間から
鷹美の内腿の肌色が覗いていた。
「さ、さあ、こっからが、た、大変なんだ」
 スーツの股間は鍵付きのジッパーになっていて、ラビアを傷つけずに開閉するという以外は特に変わった仕掛けは無かった。
 尿道とアナルの排泄孔の蓋もこの下に隠れてしまうので、ジッパーさえ開けてもらえば金属筒経由とはいえいつも通り排泄出来る構造だ。

 金子は紐の網目から指をさし入れて、網目の裏打ちとなる革のベロを網目の真裏に引き出し、それをくるぶしから内股までずっと整えた。
 もう鷹美の肉の色は見えなくなり、そのベロがくちゃくちゃに潰れないように紐を締め上げるだけとなった。
 長い長い紐を、まずはふくらはぎ位の位置でシュルシュルと引き出し、くるぶしからふくらはぎまでを締め上げる。
 ただブーツ構造の空間に差し入れただけだった鷹美の足は、その周囲を普通より遥に厚く硬い革に密着させられ、硬い第2の皮膚をもった
身体へと造り変えられてゆく。

 一旦締め上げてから土山がギュッ、ギュッと鷹美のふくらはぎからつま先までをまんべんなく押す。
 ブーツのデザイン上、つまさきにはやや空間があるが、他の部は完全に鷹美の皮膚に密着している。
「はあっ……!!」
 鷹美はくるぶしの骨のでっぱりを土山に触れられた時、自分の骨から外界までの分厚い距離を実感して艶めかしい声を漏らしてしまった。
 鷹美は、自分がこれから、自分そっくりの形をした革製の檻に高圧で閉じ込められるのだと認識した。


263:名無しさん@ピンキー
10/04/21 02:24:22 aJY0IxL/0
つ四

264:名無しさん@ピンキー
10/04/21 10:20:54 emv7keJs0
つ④

265:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/22 11:25:44 X/AvSiVp0

 一度普通のブーツのように左右ともふくらはぎまで締め上げると、余った紐を順に送って膝から太腿の上までを締めはじめた。
 土山が慣れた手つきでシュルシュルと大量の紐を送り、送り終わった付け根を1目ずつキュッと締め上げると、鷹美にはますます足が
しなやかな檻に閉じ込められてゆくのを感じた。
 内股の付け根まで左右とも締め上げると、少し余らせて蝶結びにして、残りの紐は惜しげもなく切断して捨てた。
「いいんですか?」
「こ、これ以締め込むことはあっても、と、解くことはないから。と、解く時は、こ、この展示が、しゅ、終了する時だから」
 冒頭の言葉に、拘束慣れしている鷹美でも、重い不可逆性の決意を感じてゾクゾクと震えた。
「どう? 妃埼さん」
「アハ、足が棒みたいです」
「す、少しずつ、ゆ、ゆっくりなら、う、動けるようになるから。か、緩慢な人に、な、なるのだ」
 土山の『なるのだ』がちょっと芝居がかっていて、鷹美はクスッと笑った。

「さ、さわっても、い、いいかな」
「どうぞ。もうあんまり気にしないんです」
「さすがね」
「ちょ、あ、あんまり慣れてるみたく言わないで下さい。こういう作業にかかわる人はお医者様のようにしか思えないんです」
 土山はブーツのつま先から再度順番に指で押したり手のひらで圧迫したりしてテンションを確認してゆく。
「あ……」
 ぴったり貼りついた革の感触が心地よく、そしてそれがどこか余所余所しく遠くに感じる様子が、まるで小さな水槽に沈められて観察されている
ような不思議な感覚を鷹美に与えた。
 自分の身体から感覚が奪われ、少し離れた所からコツコツとノックされる。
 そしてその余所余所しさがやがて全身に回り、自分は世界から一歩離れた存在となり、そしてそれがずっと続くのだ。


266:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/22 11:26:31 X/AvSiVp0

 またウレタンの時の感覚が蘇る。
 石膏よりこの革の方があのウレタンに近い気もする。
 ただカッチリ固まってじっと時が過ぎるのを待つのではなく、身動きの可不可にかかわらず、生活のリズムがありそうだから。
 土山がところどころ紐を摘み出し、順に送って少し増し締めする。
「はふっ……」
「きもちいい?」
「もう、腰から下は自分のものじゃないみたいです。でも石膏の感覚とも随分違います」
「よし、と。う、うえに、いくよ?」
「はい」
 鷹美は土山の手前ずっと胸を手で隠していたが、離して前に突き出した。
「こっち持てばいいのね?」
 金子と土山で上半身の革パーツを持ち上げ、片手づつ鷹美の手を通す。
 太いの細いの大量の紐が垂れ下がる中、鷹美の肌の色が末端へと進んで行く。
 革手袋の指一本一本にも手の甲側にそれぞれ紐がついていた。
「すごい、こんなの初めて見ました」
「ちょ、ちょっとした、ギ、ギミックなんだけど、そ、それなりに、き、きくよ?」


267:名無しさん@ピンキー
10/04/22 11:26:38 2zjA+aEz0
つ4

268:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/22 11:27:36 X/AvSiVp0

 胸はただ鷹美のサイズにきちんと合ったカップになっているだけで、特に仕掛けは無かった。
 そのまま前から割烹着を羽織るように首まで着て、背中の合わせ目を土山が短い紐で仮止めした。
「重い……」
「それはそうよね。石膏は固まれば自力で支えるけど、これは全部自分に来るからね」
「す、すぐ、な、なれるよ」
「はい」
 土山は袖が鷹美の肩までしっかり入っているか確認すると、指先から締め始めた。
 締め上げると言っても、窓が明いているのは指先から甲までの部分で、甲の部分は継ぎ目が無かった。
 石膏拘束でも指を分けて拘束されたが、圧力はこれに及ばない。
 あまり圧迫されると鬱血が心配だったが、土山のテンションは絶妙だった。
「し、しばらくは、し、しびれるよ。でもそのうち、な、なじむ」
「はぁ」
 手を前に差し出し、指を丁寧に編み上げる土山の真剣な姿を見ていると、土山の革への想い入れが伝わって来る気がした。
 それぞれ締めて、やはり末端は蝶結びにして、余剰をカット。
 全部出来あがると鷹美の手はそれこそ野球のグローブのように伸びたまま固まった。
 多少閉じたり開いたりすることはできるが、今は曲げることができない。


269:名無しさん@ピンキー
10/04/22 16:06:58 +8IimJh30
雰囲気に流されやすいのが鷹美嬢の欠点だなw
つ④

270:名無しさん@ピンキー
10/04/22 18:29:50 48hJQkDvO
だがそれがいいw
てか、正直、鷹美が羨ましいw

つ④④④


271:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/23 00:03:25 JYm/Nyw50

「あはは、変な感じ」
 次に手首と肘に手を先まで通すための穴が明いているのを締め上げられる。
「うう、腕も棒みたくなりました~」
「もう脇へ下していいわよ。あと背中だけみたいだから」
「はい」
 土山が鷹美の背中に回り、尻の上、腰の少し下まで切れ込んでいる背中の開口部に最初の紐を通した。
 そして脇に埋もれていた合わせ目のベロを引き出しながら、ハトメ穴に次々と紐を通し、編み上げて行く。
「い、イメージして。い、今、て、手足が無くなって、だだだ、だるまみたい、でしょ?」
 鷹美はハッと目を剥き、四肢が無くなり、自分の身体本体だけが宙に浮いているような感覚に気付いた。
「の、残った体も、い、今から、消滅、す、するから。く、くびだけに、な、なるから」
 ドクン、と鷹美の心臓が歪に収縮した。

 背中は最初から紐を伸ばして通してあったわけではないので、通すと同時に締めながら編んでゆく。
「はうぅっ!!」
 キリキリと紐が引かれるたび鷹美が肺を潰されたような声を出し、次第に頬が赤く染まる。
 下から締め上げられる毎に、本当に身体が消滅して行く気がした。
 ずっと革を着せられることに気を取られて、性的な感情など二の次だったはずなのに、もう股間は恥ずかしい液で溢れていた。


272:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/23 00:03:56 JYm/Nyw50

「やっと私たちが見たい顔になってきたわね」
「はフッ…… ん…… ぃゃ…… みないで…… ください……」
 その間にも土山が背中を締め上げ、もう本当に胸郭すらカチカチに拘束されそうだった。
「はうっ! ふひッ! くるしぃ……」
「きもちいいのね?」
 もう鷹美は抗わず、耳まで真っ赤にした潤んだ顔でコクリと頷いた。

 ついに首の後ろまで完全に編み上げられ、余剰の紐が切断された。
「はぁっ……」
「どう? 土山くんの言うところの、『首だけ』になった気分は」
「……」
 鷹美は真っ赤な顔のまま黙っている。
「ちゃんと言って」
「き……きもちいい……」
 鷹美はつま先から首まで完全に分厚い黒革に覆われ、締め上げられていた。

 鷹美がぼーっと拘束に酔っている間にも土山はせっせと指先から手首、肘、背中の紐を増し締めしていた。
 僅かに残っていた切れ目の隙間も、潰れるほどに完全に密着し、鷹美の全身への圧力は頂点に達した。
 紐の無い部分も、他の締め上げ部のテンションが伝わり、きちんと圧力を発生させている。

 トロンと上気した顔の載った黒革の人形が、頼りない細いヒールの上で不安定に立っている。
 手も足もまだ曲げられず、指すら曲げられぬまま、全て真っ直ぐに伸ばしたままにされて、圧力に酔っている。


273:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/23 00:04:17 JYm/Nyw50

 その酔った頭部のその鼻に、ツンと異臭が届いた。
 我に返って見回すと、土山が増し締めした紐を、指先の紐に至るまですべて固結びにして接着剤で固めていた。
「ひいっ! い、いやあ!!」
「ええ? 土山くん、それ、固めちゃうの?」
「せ、石膏あやつる人に、い、言われたくない」
「あはは、これは一本とられたわ」
「やめてぇ」
 当分脱ぐことを許されないのだと鷹美は悟った。
「うう…… いやぁ…… グスッ、グス……」
「妃埼さん、泣いている場合じゃないみたいよ? どうやらその頭も、無くなっちゃうみたいよ?」

「ひ!!?」

 蕩けた鷹美の目に、革の塊を手にした土山が映った。
 それは全頭マスクだった。
 ある程度は予測していたとはいえ、ここまで煽られて締め上げられた上で、自分の存在を消滅させられるような宣言を受けると、すごい恐怖だ。

 土山は鷹美に涙も拭かせず、全頭マスクをガボリと被せた。
「(いやああ!)」
 革の奥から籠った鷹美の声が響く。
「うふふ、妃埼さんてホントに場馴れして気丈なのに、最後の最後で暴れてくれるから、関われて楽しいわぁ」
「(ひどーい!)」
「あ、ちょっとまって、土山くん」
 土山が手を止めると、金子は小さな髪留めゴムを出して鷹美の髪の毛をくるくるとまとめ、ゴムで括って後頭部の革の中へ押し込んだ。
「あ、た、たすかる」
 土山は髪の毛の塊を革の上から手で押して均(なら)すと、後頭部の切れ目にベロを被せ、頭頂部からうなじへと紐を締め上げていった。


274:名無しさん@ピンキー
10/04/23 00:37:47 ZndH3WKe0
つ4

275:名無しさん@ピンキー
10/04/23 01:33:48 +nPrIwaG0
革人形完成、ですかね。
なんか、ずっと昔にあったアクリル固めの話が思い出される。

なにはともあれ
つ④

276:名無しさん@ピンキー
10/04/24 01:52:32 +MES0lTV0
つ④

277:名無しさん@ピンキー
10/04/24 14:29:26 RYRXGcC60
つ④

278:名無しさん@ピンキー
10/04/24 20:06:55 ZunDwXB3P
緩慢な人か、やっぱり授業受けそうだな。

279:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/26 02:15:32 2JYS6CJH0

 その全頭マスクは、目の穴は無く、目に相当する部分には細かな穴が規則的に明けられていて、外見は不気味なのっぺらぼうのようで
あったが鷹美の視界は一応確保されていた。
 鼻の穴に相当する部分にはハトメのついた穴があり、呼吸は普通にできた。
 口の部分は左右に金具のついた革で覆われていて、今は塞いであるが開けることもできるようだった。
「ふふふ、とうとう妃埼さんはどこにもいなくなったわね。もうどこから見てもただの革人形にしか見えないわ」
「(いやぁ!)」
 土山は一旦手を離し、全体を見て歪みを直すと、頭頂部からの紐を更に増し締めした。
 最後に首の後ろでまた固結びし、瞬間接着剤を流した。
「(うーーっ!)」
「し、しあげ」
 土山の手には、鷹美が校長室で渡された鋼鉄の首輪が握られていた。
 それをボディースーツと全頭マスクの重なった上から首に嵌められ、施錠されてしまった。
「革の厚みがあるから、実際にはあなたが最初にしたものではなくて、少しサイズの緩めな別の首輪なんだけど、意味は全く同じだから」

『檻だよ、檻。 まるまる山1つ分の巨大な檻だ。しかも歪んだ社会性を持つ目に見えない檻だ』

 あの時の校長の言った言葉が思い出された。
 そして今自分は用意された檻の中の、更に小さな檻の中に完全に収まったのだと実感した。


280:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/04/26 02:15:54 2JYS6CJH0

「土山くん、これで完成?」
「あ、あとこれ。こここれ、頼むよ、金子さん」
 土山が金子に渡したのはストラップ式のボンデージだった。
 股間に相当する部分に、市販の太いバイブが取りつけてあるのを狭い視界で見つけ、鷹美はギョッとなった。

 ストラップ全体はデザイン的にもよく見かけるような形だったが、材質は全く違っていた。
 今鷹美が押し込まれている革よりさらに厚くて硬い仕上がりのものが使われ、胸の中央にあるリングから、胸の上下を挟むように脇の
リングに集まり、ホルダネックのビキニのブラの紐のような流れで背中に回り、背中の中央のリングに集まるような構造だった。

 下半身の構造は、股間を覆う基代のような革があり、そこからハイレグ水着のようなラインで腰の左右のリングに集まり、さらに
そこから胸のパーツへと繋がっている。
 基代には穴があり、基底部の短いタイプの市販のラジコンバイブが固定されていた。
「ひ!」
 それが間近に近づき、狭い穴からの視界で捕えたその禍々しい拘束具に鷹美はまた悲鳴を上げた。

「妃埼さん興奮してるのね? これで更にトドメを刺してあげる」
 全身をパツパツに硬い革で締め上げられただけでも、鷹美は既に激しい興奮の中にいるのに、まるでこの高圧革拘束が単なるベースとでも
言いたげに更なるボンデージストラップを上から絡めようとするなど、精神がどうにかなってしまいそうだった。

 股間のジッパーに金子の指がかかると、開かれた時に、身体の籠った火照りと一緒にいやらしい蒸気が漏れそうで鷹美は悲鳴を上げた。
 ジッパーが開けられると、果たしてそこは滴る程の粘液の海だった。
 首から胸と背中まで土山によってすばやく絡められたボンデージは、股間のモノを挿入して締め上げるだけとなった。
「(くぅあああっッ!!)」
 余計なローションなど全く使わずにトロリと異物を呑みこんだ鷹美は、久々の甘きつい異物の通過感に上ずった声を上げた。
 革製の全頭マスクの中にはボーンと熱気が籠り、鷹美の思考を削いで行く。
 ストラップが完全に締め上げられた時点で、鷹美はもう考える力さえ無くし、ただ圧力の快感を享受する革人形になっていた。


281:名無しさん@ピンキー
10/04/26 02:39:48 AHeqSfGX0



282:名無しさん@ピンキー
10/04/26 03:55:25 VgoElf0p0
つ④

283:名無しさん@ピンキー
10/04/26 21:23:52 FOSiICGYO


284:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:05:10 W/6u+38rO
つ④

285:名無しさん@ピンキー
10/05/01 02:35:13 qswLt2zs0
規制かな?帰省かな?

286:名無しさん@ピンキー
10/05/01 13:59:39 PmxPmh1g0
だれうま

287:名無しさん@ピンキー
10/05/01 16:20:14 CiX9zlLc0
誰が上手い事を言えと言った

288:名無しさん@ピンキー
10/05/01 21:59:21 3L7CQLY90
うまいのか

289:名無しさん@ピンキー
10/05/01 21:59:28 VwAFXXlX0
>>287
ポニーガールか
URLリンク(tanbi.kir.jp)
URLリンク(tanbi.kir.jp)

290:名無しさん@ピンキー
10/05/01 22:32:31 m4qn45b0O
ポニーガールカワユス

291:名無しさん@ピンキー
10/05/01 23:43:16 dMP7Z1rfO
そっか
ポニーガールというネタもアリなんだな

292:名無しさん@ピンキー
10/05/02 04:25:00 /nd6MlQK0
>>289
誰が馬い子と言えと言った

293:名無しさん@ピンキー
10/05/03 01:33:18 irEaXie00
そういうSSもあったな

294:名無しさん@ピンキー
10/05/05 21:00:03 IzKgDOw/0
規制中かな?

295:名無しさん@ピンキー
10/05/05 22:07:28 62fOadsU0
連休だからだろ


296:名無しさん@ピンキー
10/05/06 09:57:40 XgfiQFRd0
さてGWも終わったが…

297:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/06 10:51:47 iG1O/Cgn0

「じゃ、ぼ、僕たちは、こここれで」
 えっ?
「(んんーーーーッ!!)」
 外側ギチギチの内部トロトロのままここに放置されると知って、濁った思考の中で鷹美は悲鳴を上げた。
 しかし鷹美の悲鳴も虚しく、金子も土山もアトリエを簡単に片づけるとスタスタと扉に向かっていった。
「あ、そうそう、先にある程度手がほぐれてから足を動かした方がいいわよ。倒れた時に手が出ないと危ないわよ」
 ドアの閉まる音がして人の気配が消えた。

「(ふー。)」
 ひとまずため息をついてみたものの、鷹美の頭の中はドロドロした快楽で支配されていた。
 原因の第一はもちろん膣に咥え込まされているバイブだった。
 動いていないとはいえ、その無機質の硬さと、表面にイボの植わったゴツゴツした性状が、肉壁の内側を絶妙に刺激していた。

『手が先よ』
 金子先輩の言葉を思い出し、指からゆっくり動かしてみる。
 着せられる時には容赦の無い硬い革だと思っていたが、特殊ななめし方なのか、同じ動作を何回か繰り返していると次第に
動かせるようになってきた。
 しかしその行為は逆に革の厚みを鷹美に意識させ、鷹美は皆の暮らす日常からその革の厚み分だけ、自分が異次元に押し込め
られていることを思い知らされた。


298:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/06 10:52:12 iG1O/Cgn0

 完全に握り込むことの出来ない拳。
 何倍も分厚い指の皮膚。
 緩慢な動作速度。
 指同士を突き合わせても何の触感も感じない、不思議な隔離感。

 次は腕だ。
 ゆっくり曲げるとギシギシと革特有の音がして、独特の抵抗感を感じる。
 編み上げ部分が軋み、固められた紐が奪われた自由を誇張する。
 やはり数回繰り返していると少し動かせるようになり、さらに続けていると緩慢ながらも実用的な範囲では動くようになった。
 肩・腰・首と同様に折り癖をつけるように同じ動作を繰り返し、やっと緩慢な自由を獲得した。

 ようやく足の番になった。
 先を焦っていきなり太ももを持ち上げたら、何も出来ないままどうっと横倒しに倒れた。
 考えてみれば当たり前で、片足を自在に運動させるためにはもう一方の足でバランスが取れなければならない。
 肝心のバランスをとるべき軸足がまだ固まったままなのだから当然倒れるわけだ。
 このことを金子は言っていたのだ。

 アトリエに仰臥したまま柔軟運動をするように、太ももを上げ、膝、足首を曲げ、何度も伸ばしては戻して緩慢な自由を得る。
 片足が終わるともう一方の足も同様に曲げ伸ばしをして、ついに全身なんとか動かせるようになった。


299:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/06 10:52:36 iG1O/Cgn0

 ゆっくりと立ち上がる。
 鷹美は何を思ったかすぐに出口に向かわず、アトリエ奥に立っている姿見に向かった。
 ガツガツと不自由な高いヒールに自分の立場を思い知らされる。
 普段からこんな高いヒールのブーツ履いてる人居るけど、やっぱり好きなのかな、と鷹美は思った。
 こんなのに慣らされたら、自分も好んで履いてしまいそうで怖い。

「(はふっ、フウッ)」
 まるで泥の中を進むように緩慢な動作で鏡の前に立ち、細かい穴越しの狭い視界で自分の奇怪な姿を目にした鷹美はハッと息を呑んだ。
 予想はしていたが、そのあまりに惨めでおぞましい姿はもちろんのことだったが、股間に差し込まれている淫具の様子が丸わかりなのだ。
 いかに基底部が短めバイブとはいえ、プラスチック製の円筒形のモノがそれらしい位置にあればこの学園の人間ましてや特進課のクラス
メイトならなおさら簡単に鷹美のソコの状態を知ってしまうだろう。
「(い、いやあ!!)」
 このまま頑張って寮に戻ったとして、いったいどうすればいいのだろう?
 おトイレは?
 このストラップボンデージを外さないとおしっこすら出来ない。

 ガツガツ、ギシギシとヒールの音と革の軋む音を撒き散らしながら、真っ黒な全頭マスクの革人形がアトリエを横切る。
 緩慢な動作で扉を開き、後ろ手に閉める動作がまだ不自由なためか、一旦扉に向き直ってから丁寧に閉めて立ち去った。


300:名無しさん@ピンキー
10/05/06 12:56:13 8WL1GMn20
待ってました~④

301:名無しさん@ピンキー
10/05/06 15:00:34 uU37jIwZ0
もしや・・・GG63様・・・!?

302:名無しさん@ピンキー
10/05/06 16:08:38 G7d+/O2q0
>301
詮索はしないのが礼儀。
てか、今の連載とあの名作を比べたらGG63氏に失礼だろ。

303:名無しさん@ピンキー
10/05/06 16:40:49 uU37jIwZ0
ああ、申し訳ない・・・。

304:GG63
10/05/06 22:26:42 eOexI7nJ0
僕じゃないですよ。
とてもこんな情感たっぷりの表現できません。
いつも楽しみの読ませて頂いてます。

305:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/06 23:16:52 iG1O/Cgn0

 細かい穴状の狭い視界に、暗い校庭が広がる。
 首を少し動かして穴から見える位置を変え、夜間照明の明かりを頼りに寮まで歩いてゆく鷹美。
 全身をギチギチに締め上げられているので、ただ歩くよりも何倍もの力が必要だ。

 そして次第に身体が慣れてくると、鷹美の頭の中心を、膣に差し込まれたバイブのことが占め始めた。
 様子からしてストラップは施錠されていないようなので、うまく外せば今ここで脱げるかもしれない。
 では、暗いとはいえこんな校庭のど真ん中で、ストラップを外してバイブを抜き去って、それをどうするのか。
 バイブだけ外してストラップを戻す?
 ストラップを手に持って、股間のチャックを閉める?
 それとも……
 どれも現実的でなかった。
 今の刺激が、腕に刺さった短剣のように、すぐに抜き去らなければ激痛で耐えられないといったものではない。
 恥ずかしくて惨めなのに、気持ちいいから、不自由な全身で強引に離脱行為に及ぶ必要性とを天秤に掛ければ、
現状維持が妥当という結論になってしまう。

 自分を辱める巧妙な仕掛けに鷹美は……    ゾクゾクと感じていた。


306:名無しさん@ピンキー
10/05/06 23:21:12 5BDPL+Vg0
礼儀云々を言うなら
>今の連載とあの名作を比べたらGG63氏に失礼だろ
これは不要。
礼儀ある人はこんな事書かないよ。

307:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/06 23:22:23 iG1O/Cgn0

 寮の入り口で寛貴が待っていた。
「お疲れさん。その様子だと思ったよりだいぶ動けるみたいだな。うわ、目立つなそのバイブ」
「(い、いきなり掛ける言葉がそれ? もっと優しく……)」
 そこまで籠った声で言って、急に涙が出て言葉が途切れた。
「えーと、先輩から鍵を預かってるんだけど、これってその口の鍵?」
 確信は無かったがストラップには鍵は無いはずなのでとりあえず頷く。
 寛貴が鷹美の全頭マスクの口を覆う革パーツの金具に鍵を差し込むと上口唇から頤までやや広めの部分を覆うカバーが外れた。
「結構広めだね。食事できるように、かな?」
「そ、そんなに、開く、かな。えい、えい」
「そんだけ開けば食べられるだろ」
「うん」
「改めてお疲れ」
 寛貴は昆虫の複眼のような顔の鷹美をバフッと抱いた。
「うん……」
「大昔の仮面ナントカにそんなの居た気がする。口だけ人間なやつ居たぜ」
「ちょ、バカぁ! ひどい!」
「あはは、寮監が雑巾貸してくれたから、これで靴底拭いて入れよ」
「うん」
「手伝おうか?」
「いい。自分で出来ないとだめだから。でもちょっと支えててね」
 鷹美は緩慢な動作で雑巾を受け取り、本当に改造されてしまったように見えるヒールと一体化した自分の足をまじまじと
見ながら靴底を拭いた。


308:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/06 23:23:01 iG1O/Cgn0

「メシは?」
「いらない」
「部屋におにぎりを置いておいたから、気が向いたら食えよ」
「ありがとう」
「あと、生活に必要な事項を伝言された。1つは、そのストラップ、下は外せれば自分でも他人でも勝手に開けていいんだと。
でも上まで脱いだらだめだって」
「よかったぁ、おしっこどうしようかと思ってた」
「でもバイブはそのたびに戻すんだぜ?」
「い、いやぁ…… 我慢して回数減らそう……」
「口も外したままでいいんだって」
「ふーん。まあ、助かるけど」
「あと、服もいいそうだぜ。ワンサイズ大きめの制服ももらった。お古みたいだけど」
「うそ! マジ? 着ていいの? 良かったぁ、あたしこのバイブ見せて歩くんだと思った」
「ああ、まるわかりだもんな。でも皆知ってるぜ?」
「ひいっ! ど、どういうこと?」
「ああ、鷹美が芸術的な実験のためにこれこれこういう姿でしばらく暮らしますからよろしくって、プリントまで配られた。
好きなやつは何か取りつけたくてウズウズしてるみたいだぜ?」
「ちょ! 『何か』って何よ!」
「滝沢はガスマスク着けてぇ!って言ってたな」
「ひいい! あたし弄(いぢ)られ役?」
「吉村は椅子にして座りてぇ!って言ってたな」
「同級生に弄られるのヤダよぅ……」
「仕方ないだろ? 俺たちそういう役目で入ったんだから」
「あう……」


309:名無しさん@ピンキー
10/05/06 23:24:11 HMe0dmoY0
つ④

310:名無しさん@ピンキー
10/05/07 00:07:36 RCHwMsu80
やっぱり授業受けるんだ

311:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/07 06:31:37 8HKHtMsB0

「俺と居るうちにトイレ行っておけよ」
「うん」
 二人でトイレの前まで来た。
 普通に夕食後の時間帯なので、多くの寮生は部屋に居るが廊下も人気が無いわけではない。
 ぽつりぽつりと通る人はみんな鷹美の姿をジロジロ見て、中には憧れの眼差しで見るものもいる。
 トイレ前で周囲に人の居ない瞬間を狙って両サイドとお尻の留め金を外してバイブを抜く。
「はあっ!!」
「バカ、声がでかい」
「だってぇ」
 ブラブラと前に垂れたバイブを握ったまま鷹美は個室に入った。

 おしっこは普通に出来た。
 アナル栓の蓋も感覚の無い指先でなんとか外し、普通どおりに排泄できた。
 お尻洗浄ボタンを押して栓の周囲を洗浄し、良く拭いてから栓を戻し、片手で握ったままだったバイブをゆっくりと
股間に沈めた。
「(んくうぅぅッ!)」
 こんな惨めな黒革人形が、こんなオモチャで突き上げられて喜んでるなんて……と鷹美は自嘲した。

「出来た?」
「うん。考えてみれば、トイレに入る前に抜かないでも、サイドと後ろの金具だけ外してもらえばいいから、部屋では
あびる先輩にもお願いできそう」
「そうだな」
「金具留めて?」
「うん」
 バイブを釣り上げている金具を3か所留めてもらい、口の革パーツを手渡され、鷹美は部屋に向かった。


312:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/07 06:32:05 8HKHtMsB0

「あら、あら、妃埼さん、素敵ねぇ」
「不気味じゃないですか」
 全頭マスクの黒革人形が口だけ露出させた状態で喋る。
「不気味よぅ」
「ひい! ひどい!」
「あらあら、褒め言葉よぅ」
「ど、どうも」
「手伝うことがあったら言って」
「はい…… 佐納先輩お気遣いありがとうごさいます。でも今日はもう寝ます」

 鷹美は明日の授業の支度をし、ベッドに置いてあったワンサイズ上の制服の古着をハンガーに掛け直して、緩慢な動作で
ベッドに横になった。
 しかしブーツのまま布団に潜り込むわけにもいかず、大判のタオルを出して、上掛けの上に寝てタオルを掛けた。
 寝冷えなど無縁と思われたが、そのまま何も上に掛けずに眠るのは、物体か犬のようでなんだか惨めに思えたのだ。

 まどろみ始めたら何やらチャリチャリと音がする。
「え?」
 ギョッとして細かい穴の視界から良く見ると、佐納あびるが鷹美の首輪に鎖を繋ぎ、その端をたっぷり腕に絡ませて
添い寝していた。


313:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/07 06:37:18 8HKHtMsB0

 部屋の電気が点けっぱなしだった。
 鷹美はあびるの腕から鎖を解くと、ジャラリと鎖を鳴らして立ち上がった。
(うわ、重ッ!)
 ベッドで眠ることへの味付けなら実用性を無視していいとあびるが思ったのか、工事現場で使われるような極太のチェーンだった。

 鎖を手で抱えて移動し、電気を消す。
 たったこれだけの動作がなんて億劫なんだろう。
 鷹美は手で鎖の首輪側の付け根を探ると、南京錠らしき大きな塊を感じた。
 触感は無いが握ると大きさがわかる。

(やれやれ)
 鷹美は自分が黒革人形のくせにあびるのフェチぶりにため息をつき、またベッドに入るとあびるの腕に鎖をたっぷり絡ませた。
(ほんとうは自分がされたいんだろうな、あびる先輩。先輩の場合はストラップでなくて黒革の上から鎖かな)
 股間のバイブをむにゅむにゅと膣の筋肉で締めている自分に気付く。
 気持ちいいけどずっと生殺しだ。

 ぼんやり考えているうちに眠った。




【規制はキツイですね。無理矢理終わらせてろだにでもうpってしまおうかと思いました。GG63様はじめ住民の皆様④感謝です】

314:名無しさん@ピンキー
10/05/07 08:32:32 XSYd33y80
つらいプロバイダなんですね。つ④

315:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/08 00:07:52 cHDNLon70

 翌日、予想はしていたが教室はすごい騒ぎだった。
「ねえっ、ねえっ、妃埼さん! 1時限目は手錠して!手錠! 鎖長いやつだから、ノートも取れるよ?」
 手錠マニアの小杉さんが潤んだ目でホンモノの手錠を持ってきた。
 鷹美は唇の表情を読まれるのと、万一声が漏れるのが嫌で口の革パーツを戻していた。
 黒革の頭でコクリと頷く。
「あ、ありがとう!」
 小杉は教室の入り口でカチカチと鷹美に手錠を嵌め、ロックピンを押し込んでダブルロックを掛けた。

 手錠を掛けられた制服姿の異様な黒革人形が自分の席に着く。
 バイブの底がゴツリと椅子に当たる。
 座面には、折り畳んだ防災頭巾を内蔵した学校指定の座布団が敷かれてはいるが、それでもかなり突き上げが来る。
 突き上げを確認するようにクチュクチュとバイブを体内に押し込む動作をして、鷹美はハッと気付き、マスクの中で
真っ赤になった。
 このままだと授業中にバイブでオナニーしてしまう。
 だがもう鷹美のぐちゃぐちゃに歪んだ今の状況に歯止めを掛けるものは何も無かった。
 理性が途絶えた瞬間にこの教室の中で、授業中にでも、あられもない嬌声を発して良がり狂いそうだった。

 教師は鷹美の立場に理解のある人ばかりだが、それはどうやら校長や教頭からの根回しが効いている様子だった。
 制服を着た異様な黒革人形が手錠を掛けられた手で、おぼつかない握力で鉛筆を握り、もたもたとノートを取る。
 鷹美は異様な状況下で、今までの経験の全スキルを使い努めて平静を装っていた。
 しかし一度着席すると立ち上がるのが億劫なほどの強圧で全身を締め上げられ、ただそれだけで全頭マスクの中で
茹ダコのように上気していた。
 荒い吐息を隠せるので、口を塞ぐパーツを装着しておいてよかったと鷹美は思った。


316:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/08 00:08:23 cHDNLon70

 歴史の授業の単調な板書をしてると、昨夜からの慌ただしい拘束儀式の記憶が整理され、自分の今居る状況が
はっきり認識されてきた。

 今、教室で、普通に生活している自分が居る。
 お情けで授業を受けさせてもらっているが、クラスメイトには弄られ役として認識されてしまっている。
 みんなの望むことは?
 私をいじり回して一体何がしたいの?
 みんなの気持ちを満たす、私にしか出来ないこと。
 ……長期拘束とその中での各人こだわりの道具との関わり。
 ……もし私だったらそんな子が居たらどうしたい?
 もし私に手錠した小杉さんが、こんな拘束に詰め込まれて手錠されてたら?
 小杉さんきっとイキたいはず。
 好きな拘束の中でめちゃくちゃになる小杉さんを見てみたい。
 でも、それが小杉さんには出来ない拘束なら?
 代わりの誰かに試してもらって、その子が滅茶苦茶になるのを見てみたい。

 ……それが……私……


317:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/08 00:08:43 cHDNLon70

 ― ガガガガ ―

 突然すごい音がして鷹美の身体が跳ねた。
 チャリーンと手錠の鎖が鳴る。
 鷹美は股間に一瞬痛みを感じたが、直後にそれは全身を貫く快感に変わった。
「(んんーーーーーッ!!!)」
 喉を突いて出る絶叫を、抑えるなんて無理だった。
 鷹美が手を無意識に引いたため、シャーペンはどっかに飛んでゆき、全頭マスクの目の網目の奥で鷹美の目玉がグリンと裏返る。

 ―ブブブブブ―

 鷹美の反応に驚いたように、急にバイブの振動が緩くなり、鷹美は浮かせた腰を元に戻した。
 だが振動は止まらない。
 一度コツを掴んだかのように、微妙に調節され始めた。

 鷹美の細かい穴から見える視界には、黙々と板書を続ける先生と、こちらを振り向いている小杉さんが映った。
 そうか……コレのリモコンって……
 鷹美は自分の体内に差し込まれている凶悪な玩具のコントロールが、クラスメイトたちに握られていることを知った。


318:名無しさん@ピンキー
10/05/08 00:23:03 4nT/e8bX0
つ④

319:名無しさん@ピンキー
10/05/08 22:45:12 DsSQ02xr0
つ④

320:名無しさん@ピンキー
10/05/10 02:47:33 ngMSqWXJ0
つ④

321:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/10 07:17:38 T/114OL+0

 もう鷹美は授業どころではなかった。
 激しくうねるバイブにこねまわされる膣は、それまでの生殺しで充分に解れていたために、簡単に臨界を超えそうだった。
「大丈夫か妃埼? でもまだ小杉だから素直で楽かもな」
 一つ後ろの席の東条がシャープペンを拾って鷹美の宙をもがく手に持たせた。
「(ハァッ…… ハァッ…… あり、ありが、東条く…… ンあッ!!)」

 鷹美は無謀にも授業に集中しようとしたが、とてもノートに向かうことなどできなかった。
全身締め上げられているだけでも被虐の快感に焙られ続けているのに、加えて手錠で自分が弄られ役だと宣言され、
クラスメイトのしかも女子の手の中にあるバイブのリモコンで快感を操られて、自分ではままならない膣内の刺激に、
教室の真ん中で絶頂を晒す処刑台への階段を登らされている。
 イク姿は転入の歓迎会の時に寮生全員に見られてはいるが、あれはお祭りのような中での別世界。
 こんな授業中では生々しさが違い過ぎる。
(やだ、イッちゃう! 皆の中で、授業中にイク!)
 鷹美は完全に居たたまれなくなり、トイレへ逃げ込むことを思いついた。

「(せ、先生! す、すみません、トイレ……)」
 ガタン、と席を立ち、小走りに教室を出た……つもりだったのは鷹美だけで、クラスメイトには、のろりと立ち上がり、
そのままつんのめるように教室の床に倒れ込んだ鷹美の姿が映った。
 ― ジャリーン! ―
 手錠の鎖が激しく床にたたきつけられた。
「(んあああああーーーーーッッ!!)」
 倒れた衝撃と、『動けるのに拘束されている』自分の身体をがんじがらめに支配している処刑の仕掛けを実感させられ、
鷹美はその被虐快感に全身を貫かれた。
 制服のスカートが捲れた黒革が光る尻や、見られたくなかったバイブを晒し、四つん這いの姿で鷹美は激しくイッた。

 ちょうど1限目が終わり、鷹美をその姿に残したまま礼をして休み時間になった。


322:名無しさん@ピンキー
10/05/10 10:32:41 AqJkc+Jc0
つ④

323:名無しさん@ピンキー
10/05/10 22:06:23 4wcLlWT6O


324:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/11 01:13:43 ORhwAnCl0

「鷹美ちゃん、逃げたらだめだよう」
「妃埼、ペナルティーじゃね?」
 数人の男子と女子に助け起こされ、立ったまま囲まれた鷹美。
「(ペラルティーとか、らんでそんなこと勝手に決めんのよぅ!!)」
「だってみんなで弄っていいって言われたんだぜ? 妃埼も好きなんだろ?こういうの。 なあ、曾根芝ぁ?」
 男子の一人が席で本を読んでいる寛貴に問いかけた。
「あー、まあな。やっと自分が着せられた革の機能に気づいたみたいだから、みんなで押さえつけて、ちょっといじると
またイクぜきっと」
「(ちょ!バカ!寛貴ぃ! うらりりものォ!!)」
「よう、滝沢、ガスマスク持ってっか? こいつうるさいからガスマスクしようぜ」
「(やらってば、いやぁ!)」
「そんなにのろい手で払ったって当たるかよ」

 鷹美はその場のノリで熱くなった数人の男子に押さえつけられた。
 簡単に身動きできなくさせられてしまった鷹美は、寛貴が言った通り、膣を貫かれながらギチギチに締め上げられて
自由のきかない自分に感じてしまい、また昇りはじめた。
「(あうっ! はひっ! ひい! はらしてぇ! イクとこみらいでぇ!)」
「ほ、ほんとにイクの?鷹美ちゃん」
 耳まで真っ赤になった女子が、まるで自分に置き換えたように上気し、潤んだ目で、誰に問うでもなく質問する。


325:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/11 01:14:42 ORhwAnCl0

「(う! んんううううう! んんんんうううううううううううッッ!!!)」
 突然歯噛みしたような唸り声に切り替わり、鷹美がガクーーンとのけぞった。
 本人はあからさまなアクメ声を聞かれまいとがんばったつもりだが、パタタッとスカートの下に潮の滴(したた)れを噴いて、
御せない身体を何度も跳ねさせれば、誰の目にもイッたのは明らかだ。
「すごい…… ただ身動きを封じられただけでイクんだ……」

 二度も皆の前でイッて頭の中が蕩けて弾けそうな鷹美に、追い打ちをかけるように滝沢がガスマスクを着けようとする。
「俺、ひとにマスク着けるだけでこんなに興奮したの初めてだ。妃埼さんエロすぎるよ」
 快感の霞がかかったままの鷹美の視界が、丸い二つのガラス窓で覆われる。
 鼻と口が圧迫され、さらに顔の縦一周が圧迫され、息が苦しくなった。
「(シュコーーーッ シュコーーーォォーーッ)」
 またこれか、と鷹美は思ったが、後頭部に回されたベルトが締め込まれると、イッて少し下がっていた快感ゲージが簡単に
閾値を超え、絞るような声を出しながらまたイッた。
「(シュシュゥゥーーーーーーッ!!)」

「曾根芝ぁ、コイツどうすんよ? グダグダだぜ?」
「自分の席に後ろ手に縛っとけば?」
「お、俺、縄掛けてもいいかな」
 縄好きの男子がすでにロープを握りしめている。
「いんじゃね?」
 その男子は周囲の男子に手伝ってもらい、鷹美の硬い腕を後ろ手に持ってゆくと、鷹美を黒革を包む制服の上から高小手に縛り上げた。
「(シュコオオーーーッ)」

 鷹美がガスマスクの奥で何か叫んだが、全く聞き取れなかった。


326:名無しさん@ピンキー
10/05/11 01:17:42 XzO8KN8e0
支援

327:名無しさん@ピンキー
10/05/11 08:53:46 o85uhn3J0
規制の度に不安になる


328:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/12 01:24:19 gR6gfOJ90

 荒縄ででなく綿ロープではあるが、制服姿のまま罪人のように縛り上げられ、ガスマスクまで被せられた姿は特進課の
中でも異様さが際立っていた。
 男子数人の手で抱えられ、自席に座らされた鷹美は、革の硬さとストラップのテンションと高小手の縄の張力で辛うじて
倒れずにいた。
 椅子の背もたれと一括りになるように腹に縄が何周か巻かれると、やっと安定した姿勢になった。
 椅子の脚に左右の足それぞれが結ばれてしまい、鷹美はもうノートを取るどころか席を立つことも出来ない状態になってしまった。
 二限目の授業からは鷹美に手を出したクラスメイトたちが手分けして鷹美の分のノートを取った。

「(シュコーーッ! シュコッ! シュウウゥゥゥ……)」
 リモコンは今、縄掛けした男子が持っている。
「(インウウゥッッ!!)」
 激しく身を捻り、椅子から腰だけ浮かせてガクガク痙攣する鷹美。
 上半身を括り付けられているので椅子から立ち上がることはできない。
 腹を突き出すように何度も身体を震わせ、やがてパタッと脱力して元の姿勢に戻った。


329:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/12 01:24:48 gR6gfOJ90

 当の鷹美は完全に天国に居た。
 全ての事の始まりは寛貴の差し金による強引な拉致からだったが、自分の中に眠るマゾを完全に引き出されて、とうとう
皆に押さえられただけでもイク身体にされてしまった。
 止む事の無い革の圧力は自分の肉体が作り変えられてしまったことを思わせ、何をされてもまともに抵抗できない分厚い革の仕掛けは、
日常の中で完全に自由を失ったことを思い知らせていた。
 そして何より、単に自分だけが自由を失う快感ということより、自分が拘束されることで心から喜ぶ人たちが居ることが鷹美に
奉仕の満足を与えていた。
 まるでウレタンの時に寛貴のモノに奉仕するだけのフェラマシーンにされた時のような嬉しさだった。
 ウレタンの時、自分の存在が消滅するほどの超拘束の中にあっても、自分の口で寛貴が射精すると、それだけでイキそうなほど嬉しかった。
 今、形は違っても自分の存在が誰かを気持ち良くしていることを鷹美はひしひしと感じていた。

 寛貴に対する愛情とはまた別腹の愛しさで鷹美の膣はキュンキュンと締まる。
 性器周りが締まると、おもちゃに貫かれている自分を意識し、それがまた被虐の快感となって下腹部に蓄積する。
 鷹美は今、そうやってため込んだ快感燃料に一気に点火されてしまったのだ。
 消火活動など意味を成さないほどの業火に焼かれ続ける鷹美は、それでも一片の理性で今が授業中だと認識していた。
 そしてそれがまた鷹美の性感を高めてしまう。


330:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/12 01:25:34 gR6gfOJ90

 自分の身体が支配され、犯される時にのみ緩む筋肉が、無機質な器具によってこじ開けられている。
 そして隷属を受け入れるほど脱力せねば緩まないアナルの筋肉は、とうの昔に金属筒をねじ込まれ、緩みきったまま固定され、
排泄のコントロールを取り上げられてしまっている。

 膣を意識する。
 気が遠くなるほどイッてもまだヒダで無機質の表面を味わい、体腔が無残に広げられている被虐をまた味わう。
 従属・隷属・蹂躙・辱めの証。
 それが震え、うねり、枯れ果てた快感を強引に掘り起こす。
 そしてまた昇る。
 こうなるともう止められない。
 またイクとこ見られてしまう。
 噛み殺す。
 無理。
 イク。
 毎度目の裏が真っ白に光って、声を出してるかどうかとか、体の姿勢すらもわからなくなる。
 大丈夫だよ、声、漏れてないよ、身体、跳ねてないよ、きっとみんな、気づいてないよ。
 授業中だし、これだけギチギチに縛られてるし、もう教室の中の置き物みたいなもんだから、あたし。
 遠のく意識の中で、ガスマスクのフィルターの先端に向けて、ありったけの声を流し込んだ。


331:名無しさん@ピンキー
10/05/12 01:26:13 lqWeEV4d0
つ④

332:名無しさん@ピンキー
10/05/12 05:39:47 NktHz3xN0
保険の先生がこんなんだったらイヤすぎる(スレチっぽいけど、ここのような気もしたので)
The Human Centipede
URLリンク(trailers.apple.com)
URLリンク(www.youtube.com)
グロ映画というか人体改造モノ?です。一応ご注意を。

333:名無しさん@ピンキー
10/05/12 15:55:56 wwQX3xXYO
333!

334:名無しさん@ピンキー
10/05/13 05:04:42 zLdBNer90
>>332

ルール
・人体改造やグロネタは控えましょう。

335:名無しさん@ピンキー
10/05/14 09:22:09 xrQRn6zYO
>>332
よく見つけてくるね、そんな映画
拘束じゃなくて改造だからスレ違うけど

つか予告で人間ムカデ完成してるの見せて良いのかね?

336:名無しさん@ピンキー
10/05/14 11:32:53 9fq9ZgHA0
人間ムカデというアイデア自体は否定しないがね

レザーかラバーで複数の人間を連結する拘束スーツか何かであれば、
けっこう面白いとは思うよ


337:名無しさん@ピンキー
10/05/14 11:49:49 IJupmXsL0
株式会社ムカデの吉岡君を思い出したじゃないかw

338:名無しさん@ピンキー
10/05/14 18:55:17 V8VGsIik0
>>336

なんてこと言い出すんだ
読みたくなってきたじゃないか

339:名無しさん@ピンキー
10/05/14 21:22:19 9fq9ZgHA0
>>338

スマン!
実は昔みた月刊SM小説誌の巻頭特集頁で、いろいろな空想的責め具を
毎月3、4点、説明書きの添えられたイラストで掲載していた中に、
前の人物の腰と大腿部に装着した革製のハーネスを、後ろの人物の
首と頭部に装着したハーネスで連結させるってのがあってね。
それは人間ムカデみたいに直列ではなく、先頭と最後尾を連結させる
ことによって環状に繋いでしまうので、最低人数が3人でそれ以上なら
いくらでも連結させられるって設定だった。
もちろん、好きなところで切り離すことが出来るわけだ。
>>332でその事をすぐに思い出したのだが、たしかまだそのSM小説誌、
部屋のどこかにあると思うのだが・・・見つかったらスキャンして
公開するよ。


340:名無しさん@ピンキー
10/05/15 18:36:49 F2667WVU0
保護区 またか

341:名無しさん@ピンキー
10/05/18 07:58:43 AeMGIwb00
妄想設定思いついたんですが、鷹実が完結するまで待った方が良いですか?

342:名無しさん@ピンキー
10/05/18 08:01:39 +1+g1vNa0
いつ終わるのか分からないのに、待てないでしょ

343:名無しさん@ピンキー
10/05/18 08:45:42 AeMGIwb00
それでは投下します。

対象は二人の女性AとB(仮)
Aの装備
・細部まで採寸して首から足の爪先、お尻と秘所のクレバスまで完全に密着する
透明のラバースーツ 。
・乳首とクリトリスを常に立たせる擬似ピアス。
・その上に黒いラバースーツ(乳首と股は開いてる)と紫色のラバーロンググローブと
ラバーストッキング。
・胸には乳首や胸を振動したりして激しく責め立てる多機能金属製ビスチェ
・尿道には導尿カテーテル付きバイブ・膣内には多機能のバイブ・肛門に浣腸機能付き
アナルプラグバイブ。
・カテーテルの先は太股に付けるタンクの中に。性器をカバーする愛液ポンプを付け、
ポンプとアナルバイブを繋げて浣腸。
・クリトリス全体を覆うローターを付け、金属の貞操帯で封印。
・口に媚薬入り擬似精液を約数十人分圧縮保存した特殊バイブ付き口枷・その上に鼻の上
から下全体を覆うラバーマスクを装着。
・黒い頑丈な首輪と紫色のブーツ。


344:名無しさん@ピンキー
10/05/18 08:47:05 AeMGIwb00
Bの装備
・細部まで採寸して首から足の爪先、お尻と秘所のクレバスまで完全に密着する
透明のラバースーツ 。
・乳首とクリトリスを常に立たせる擬似ピアス。
・その上に黒いラバースーツ(乳首と股は開いてる)と青色のラバーロンググローブと
ラバーストッキング。
・胸を絞り出し腰を厳しく括れさせるコルセットと腕枷が一体となる革ベルトの集合体
で構成された拘束衣。
・尿道には導尿カテーテル付きバイブ・膣内には多機能のバイブ・肛門に浣腸機能付き
アナルプラグバイブ。拘束衣に繋がるベルトが股に固定する。
・乳首とクリトリスにローター。三箇所の擬似ピアスを細い鎖で逆三角形に繋ぐ。
・乳首とクリトリスにミニ電気パッドを装着。(電流責め)
・カテーテルの先をアナルバイブに付けて浣腸。性器をカバーする愛液ポンプ(透明)
を装着。Aと違いバイブらを咥え込む様子が丸見え。
・口に開口マスクを付け、その上から愛液ポンプを繋げたガスマスク(表情がはっきり
とわかるタイプ)を装着して自分の愛液を強制的に飲ませる。
・両腕を手首から肘までを覆う手枷で後ろ手をコの字に拘束。
・ガスマスクに催淫ガスの入ったカートリッジを接続。
・黒い頑丈な首輪と青色のブーツ。

この二人の首輪を鎖で繋いで深夜の町に露出プレイさせる、というシチュエーションです。


345:名無しさん@ピンキー
10/05/18 08:48:46 AeMGIwb00
どうでしょうか?

346:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/18 09:27:06 +ezyI7CZ0
>345
規制でなかなか投稿できないので是非お願いします

347:名無しさん@ピンキー
10/05/18 12:26:39 ibHPmqlg0
是非! 支援

348:名無しさん@ピンキー
10/05/18 20:55:19 RhdKmbnD0


349:名無しさん@ピンキー
10/05/19 12:45:08 ioGm744Z0
>>343
ブーツの形状についてもっと詳しく聞きたいです。
編み上げタイプなのか筒丈はどれくらいかヒールはどれくらいか
バレットブーツなのかポニーブーツなのかなどなど


350:名無しさん@ピンキー
10/05/19 16:28:58 BmAiucBm0


351:名無しさん@ピンキー
10/05/19 18:49:52 dqt5DAgQ0
>>349
そこはご想像にお任せします。

352:名無しさん@ピンキー
10/05/20 00:08:11 WqN081HbO
支援。
でもその二人が好きでやってるのか、それとも誰かに強制されてるのかが気になる。

353:名無しさん@ピンキー
10/05/20 10:34:09 3vNasD8f0
藤林丈司

354:名無しさん@ピンキー
10/05/20 18:24:03 fRUn1oV20
きっと双子の姉妹で片方は好きでしていて、もう片方は秘密知って無理やりに違いない。


355:名無しさん@ピンキー
10/05/20 19:32:57 mesynXdz0
ネタ投下

・首から下の体全体に完全密着する透明のラバースーツ(乳首と股間は露出)
・乳首とクリにバイブ機能付きピアスとバイブ機能付きキャップ
・導尿カテーテル付きバイブ、子宮ローター、
・子宮頚まで完全密着するバイブ(肉襞をかき分けて根元まで刺激可能。疑似精液型の媚薬を射精可能)
・浣腸機能付きアナルバイブ(自動排便も可能)
・股間部分に密着するローター、愛液吸引装置
・これらの上に黒いラバースーツ(内側にはマッサージ機能付きの襞付き)
・馬蹄付きの革製サイハイブーツ
・革製のロンググローブ
・金属または革製のマッサージ機能付きコルセット
・30cmの金属製男性器付き貞操帯(興奮と羞恥の度合いによって愛液を射精)
・金属フレームのみのセーラー服(両肩に膀胱と直腸用の浣腸液タンクをつるす)
・両手にミトンをはめて手の先に尿と排便用のタンクを吊るす
・精液味の媚薬を射精できるバイブ付きのガスマスク

356:名無しさん@ピンキー
10/05/21 00:38:35 WT5q/Av60
絵師さんがいればのう・・・最高なんだが

357:名無しさん@ピンキー
10/05/22 08:35:49 J6bMAd3d0
愛液ポンプってかなり昔の振袖で拘束するやつにあったよな

358:名無しさん@ピンキー
10/05/22 12:42:52 BUhmMHaN0
一件普通の服装だけど中はガチガチの拘束がというところがいいね

359:名無しさん@ピンキー
10/05/22 12:44:29 xmqDIIxN0
みんなも理想の拘束法を書いていこうぜ


360:名無しさん@ピンキー
10/05/22 14:04:11 BNO4VYzq0
ずいぶん昔の話で恐縮だが・・・ポニーガールの人カモーン

361:名無しさん@ピンキー
10/05/22 15:57:25 u2tsQz2CO
完全拘束 超拘束 を施してみたい女性は
皆様にとって どのような女性なのでしょうか?

本命彼女 奥様 セフレ…
奴隷とは、皆様にとってどのような立場の女性が相応しいと思われますか?
教えて下さい

362:名無しさん@ピンキー
10/05/22 17:46:00 q8j+gbHO0
>>360
レスをコピペしてほしい

363:名無しさん@ピンキー
10/05/23 01:17:23 t4G841Lr0
女性もいいが、男もこんな風に完全拘束されたい奴っているのだろうか・・・。

俺もその中の一人だが・・・。

364:名無しさん@ピンキー
10/05/23 05:53:05 fl7gX1E10
>363
私も…

365:名無しさん@ピンキー
10/05/23 06:09:58 xDWM71IB0
>363
攻めも受けも性別は問わないな・・・自身を含め

366:名無しさん@ピンキー
10/05/23 14:48:47 d7LgscjNP
>>363
拘束されたいされたいされたいされたい

女しかダメってんなら性転換考えるレベル

367:名無しさん@ピンキー
10/05/23 14:51:36 xiJmOKHf0
個人的な嗜好では受けはないなー
男性より女性
ただ痛いのとグロは完全アウト
だからこその拘束


それより鷹美さんと343と360期待きたい

368:名無しさん@ピンキー
10/05/23 15:55:22 b35rvPgP0
昔からふと頭に浮かぶのだが・・・拘束されている女性の話を読んでいる時、
果たして読んでいる自分は誰に感情移入しているのだろうと。
拘束している側なのか、それとも拘束されている側なのか
今でも答えが出せずにいるが、俺は絶対にこっちだと明言出来る人はいる?



369:名無しさん@ピンキー
10/05/23 17:40:02 A5Eh61YD0
またスレ違いの馬鹿が出たか
荒らそうとして必死だね

370:名無しさん@ピンキー
10/05/23 17:42:51 GeBkjHEf0
芸術って名目で粘着テープで頭の天辺から爪先まで容赦なくぐるぐる巻きにされたり、石膏?で固められたことならある

371:名無しさん@ピンキー
10/05/23 21:16:09 GoOCA9M1P
だれか画像化しろよ。
ネタ。

372:名無しさん@ピンキー
10/05/23 22:01:31 7l2UI8sf0
絵師カモ~ン

373:名無しさん@ピンキー
10/05/23 22:09:28 YOEr/j1X0
絵心があれば自分のネタをイラスト化できるのにな・・・・・・。

374:名無しさん@ピンキー
10/05/24 04:31:08 LXEaT3zK0
一日1時間絵の練習すれば、一年後くらいには見れるレベルにはなるぜ

375:名無しさん@ピンキー
10/05/24 04:44:45 LXEaT3zK0
ところでこのスレ、前に存在していた全身拘束スレとはどんな関係だったん?
単に関連スレってだけなのかな?

376:名無しさん@ピンキー
10/05/24 08:16:52 olpkHl+OO
>375
地雷ネタサンクス

377:名無しさん@ピンキー
10/05/24 10:19:30 Hlplnuey0
>>376
あー…デリケートな話題だったのか
スマン

378:名無しさん@ピンキー
10/05/24 10:25:36 zvBlR33l0
先週、店で全身拘束体験してきた

379:名無しさん@ピンキー
10/05/24 18:16:44 e6KAaUTX0
>>374
それは手書き?それともパソコンで?

380:名無しさん@ピンキー
10/05/24 19:53:23 bwQYsNfpO
>>378
くわしく

381:名無しさん@ピンキー
10/05/24 22:47:55 45FZq4NR0
>>363
たしか、そんな小説書いてる人いたでしょ。
ドイツ製のラバースーツに潜り込んで女装してたら、
強盗に進入されて・・・。

あとは、人体改造が入るバージョンだったかな。
作者も作品名もサイト名も忘れた。

このスレで呼びかければ、誰かがリンク貼ってくれると思われ。

382:名無しさん@ピンキー
10/05/24 23:11:31 XaEp8cwz0
完全拘束の女性を酸素供給しながらスーツケースに詰めて街中をごろごろ
そんなSSないかのう

383:名無しさん@ピンキー
10/05/25 00:27:07 2QY+VGBA0
双頭バイブつけて勃起状態にして露出プレイってどうよ

384:名無しさん@ピンキー
10/05/25 00:31:56 AEaqtp7S0
>382
SSは無いが海外ロダに近い画像が結構あるよ。
URLリンク(fetish.iiichan.net)
URLリンク(fetish.iiichan.net)
URLリンク(fetish.iiichan.net)
URLリンク(fetish.iiichan.net)
URLリンク(fetish.iiichan.net)
URLリンク(fetish.iiichan.net)
URLリンク(fetish.iiichan.net)


385:名無しさん@ピンキー
10/05/25 02:42:18 L8sdocb60
>>381
玲さんだな
あの人の作品また読みたいな・・・。

386:名無しさん@ピンキー
10/05/25 09:05:04 q3aOqYoE0
>>381
URLリンク(seitennoyakata.x.fc2.com)

387:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/25 13:54:13 AEaqtp7S0
【規制の隙を縫ってうp。規制だらけでとても連載維持できないので、鷹美固めエンドで一旦終わらせます。】


 声はガスマスクに届く前に口を覆う分厚い革マスクをピリピリと振動させ、その殆どが吸収されて消えた。
 足りない酸素を吸うために、ありったけの鼻呼吸をすると、小さな金属の輪を通過する空気がひゅうひゅうと鳴る。
 過呼吸が過呼吸を呼び、頭がクラクラして思考が鈍る。
 その中を突き抜けてまた快感が駆け上がる。
 またイク。
 機械的に全身が痙攣する。
 イク周期が短くなっている。
 もう力が入らず、グダグダに溶けてしまいそう。
 まぶたの裏がピカピカと明滅を繰り返し、次第に鷹美は意識を失っていった。

 しばらくして鷹美が意識を取り戻すと、網目状の視界の目の前に寛貴が居て、ほか教室には誰も居なかった。
「鷹美、鷹美ってば、聞こえるか?」
「……あ、ひろきぃ…… って、あれ?ガスマスクは?」
「昼休み前に取ったよ」
 ガバッと身を起こそうとして、ロープの拘束にガクンと引き戻された。
「い! いったい、今何時?!」
「もう放課後だよバーカ」
「う、うそお! え? 何が起きたの?」


388:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/25 13:55:07 AEaqtp7S0

「おまえ、呼吸制限で連続でイッたあと、真剣に失神したんだよ。呼吸が浅くなったんで危険だからガスマスク外したら、
そのままのカッコでグーグー言って寝ちまって」
「ひいい~ 恥ずかしい~」
 鷹美は教室の椅子にロープで縛られた姿のままだった。

「よっぽど疲れてたんだな。そのあと何しても起きなかったぜ」
「何してもって、何したのよっ?」
「バイブいきなりMAXとか。眠っててもイクのな」
「ぎゃーー! なんてことすんのよっ!」
「だって、その革じゃ、叩いて起こそうにもコッチが痛いぜ」
「ひっどーい!」
「まあまあ、今ロープ外すから…… 立てるか?」
「うん…… や! はあんっ!」
 鷹美は刺さったままのバイブがどろんと位置を変えたので、妙な声がでて真っ赤になった。
「バ、バカ、何て声出してんだよ」
「だってぇ……」


389:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/25 13:55:48 AEaqtp7S0

「ほら、寮に戻るぞ。トイレの準備してあるから」
「うん」
 鷹美はゆっくりと異様な制服姿のまま歩き出した。

「はふっ…… はあっ……」
 鷹美のノロノロした歩みに合わせて歩く寛貴が覗き込んだ。
「大丈夫か? きついのか? って、それは当たり前か」

「寛貴っ、あたし、やっぱ、もうだめ……」
「急にどうしたんだよ」
「あたし…… 気持ち良くて狂いそうなのぉ…… みんなの役に立ちながら一人動けない姿にされて…… アソコにおもちゃ
入れられてるのも、いじめれてる感じがたまんないのぉ」
「そ、そりゃ良かったな」
「ねえっ、ねえっ、もっと皆に見られながら、皆に役立つコトってないかなぁ。イスとか?」
 寛貴はしばらく口篭っていたが、ちょっと困った顔をして口を開いた。

「そりゃ、便器だろ」

 鷹美はマスクの奥で息を呑んだ。



390:名無しさん@ピンキー
10/05/25 14:10:47 3n5hi0h70
紫煙

391:名無しさん@ピンキー
10/05/25 17:50:38 ggne+laa0
これだけのものを中途半端に終わらせるのはもったいない。ブログでも借りてそこで続けるのはどうでしょう。
ぜひ最後まで読みたいですし。

392:名無しさん@ピンキー
10/05/25 21:28:17 6pyZIkY40
中の人の思うままになさって下さい つ④

393:名無しさん@ピンキー
10/05/25 23:12:56 cK5+G0qs0
つ④
まあ、これだけは作者さんの考えるようにですね。

>>382さんのネタのSSを、鷹美の方の戻るまでのお茶濁しと思って書いてたけど
戻って来られたので、鷹美の終了後にぽちぽちと投下しようかと思います。
書き上げてからの方が確実ですし。
なんて言ってたら今度は俺が規制で死んだりして。plalaだから不安だ

394:名無しさん@ピンキー
10/05/25 23:51:27 5zvJOz5P0
>>391
書き上がったテキストファイルを、適当なロダにあげてもらった方が、お互い楽だと思う。

395:名無しさん@ピンキー
10/05/26 07:40:43 w5gfZPq/0
>>394
楽ではあるが、作者さんは反応が分からないよ。


396:名無しさん@ピンキー
10/05/26 20:56:53 14OG9ehP0
ブログ連載にすれば随所にコメントとか出来るから感想をかけたり出来るしいいと思うけどな・・・。

とりあえず、たかみ作者さん、今まで乙でしちゃ。

397:名無しさん@ピンキー
10/05/26 23:55:06 It5vyY5r0
ブログなんて小説の連載には全く向かないし、感想だってここより少なくなるよ。
だからブログだけはやめてほしい。

398:名無しさん@ピンキー
10/05/27 08:43:57 UHejlELR0
>>397
なら代案を出したまえ。

399:名無しさん@ピンキー
10/05/27 09:39:37 ZciCvPA/0
勝手に俺らが提案したり代案したりするようなものじゃないと思うなー

400:名無しさん@ピンキー
10/05/27 11:34:02 859395sXP
会社員みたいだな会社では糞提案でも代案がないと通ってしまうものなんですか

401:鷹美 ◆iIo5f1RC12
10/05/27 13:24:20 tdMDBwGw0
【お騒がせして本当に済みません。
住人の皆様のお気づかいに感謝します。
しかし、スレのまったりとした維持のために始めたことですので、
他所で継続するのは申し訳ありませんがあまり意味のないことになってしまいます。
正直ここまで引っ張ると思わなかったので鷹美自身のキャラも破綻しはじめていますから、
そろそろ潮時かと思います。
便器編もまったりと投稿させていただきますので、
他の方が先に何かお書きになっても何ら問題ありません】

402:名無しさん@ピンキー
10/05/27 14:01:06 AT2xg2ol0
作者氏の意図を尊重。最終章楽しみにしてます つ④

403:名無しさん@ピンキー
10/05/27 20:37:10 BI+Tz6Wz0
④ 

404:名無しさん@ピンキー
10/05/27 21:23:29 xagQl+JR0
便器編って、スカトロですか・・・

405:名無しさん@ピンキー
10/05/27 23:00:36 81OX7Z7/0
ゴム編はないのか…  orz

406:名無しさん@ピンキー
10/05/27 23:17:31 HE9IXQn70
スカトロはまずい・・・。

407:名無しさん@ピンキー
10/05/27 23:26:51 859395sXP
グロに近い

408:名無しさん@ピンキー
10/05/27 23:39:40 +z6+ZM/G0
便器扱いって萌えるシチュだから期待してたけどやっぱり受け入れられない人多いよね… つ④

409:名無しさん@ピンキー
10/05/28 00:09:10 TmJVaBVw0
つーか、自分の彼女で便器プレイやろうと思いつくのは変だろ。

410:名無しさん@ピンキー
10/05/28 01:12:40 QIIDLPNh0
つーか今更変もクソも無いだろ

411:393
10/05/28 01:47:00 wADYpwB10
では、こちらもまったりと載させていただきますねー。>>382が元ネタで、スーツケース(トランク)詰めの話
―*―
「まだかなあ……」
独り言。
だって、実際、遅いんだから仕方ない。約束の時間は30分前なのに。
あの人はよく遅れてくる。
わたしの居るのはベッド以外の家具も何も置いていない、マンションの一室。
彼がよく【遊び】の待ち合わせに使う部屋の一つ。
「…忘れてんじゃない、よね」
ケータイを取り出して、彼に電話をかける。
コール音5回で繋がった。
『ああ、悪い。渋滞』
「……そうですかー」
『あと10分ぐらいだから、下で待っててくれよ』
「りょうかーい」
渋滞ねえ。
本当か嘘かは知らないけど、遅れる時点で電話ぐらいほしいものだ。

いくら、わたしが彼の玩具だからって。

―【遊び】の時以外に全然気を使ってる様子が見えないのは如何なものかと
わたしは思うのよね、センセイ。
「……」
誰に言ってるんだか。

412:393
10/05/28 01:50:23 wADYpwB10
携帯を弄って少し時間を潰した後、部屋を出てマンションの入り口に向かう。
ちょうど、彼がマンションの入り口に車をつけたところだった。
「どうだこれ」
「でか!」
彼が乗ってきた、ワンボックスのレンタカー。
そのバックドアを開けると、かなり大きな旅行用のスーツケースが鎮座していた。
「まず、これ降ろさないとなっと…重!ちょ、手伝ってくれ」
「あ、はいはい」
「割とデリケートなんだこれ。積む時もレンタカー屋の人に手伝ってもらってさ」
彼に言われて、スーツケースを一緒に持とうとすると、
「重!」
わたしも同じ台詞を言ってしまった。何入ってんのこれ!
二人でやっと、アスファルトの上に降ろす。
「よーし。んじゃ、俺は車置いてくるからそれ、部屋まで運んどいてくれよ」
「重いじゃないですかー!」
「頑張れ」
あーもう。
仕方なく持ち手を引っ張り出して、マンションのロビーに入って、
エレベータを呼んで待つ。それにしても、引っ張るだけでも重いなあ。
こんなの、女の子に運ばせるんじゃないわよー。

413:393
10/05/28 01:52:40 wADYpwB10
このスーツケース…っていうより、トランクって感じなぐらい大きいの、
もしかして、この中に【遊び】用の道具満載してるんじゃないわよね。
「……あー」
有りそう。でもこれだけ沢山あるんなら、一体何日かかる……。

ぞくっと来た。

待て待て、わたしはちゃんと、今回の【遊び】は長くて二日って伝えてたはず。
その辺りはメリハリつけないと、色んな方面で支障が出るっていうのは、
今回、初めて長時間の【遊び】をしてもらう上で話し合った時、
彼が言っていた事。
それこそ、彼が完全にわたしを彼の所有物にするとかそんな事を
決めたりでもしない限りは、やらないはず……。
わたしがずっとモノ扱い。年中、今までの生活ぜんぶかなぐり捨てて。

あー。考えてるだけで……。
我ながら難儀な性癖!

《チーン》
……あ、エレベータ来た。
このエレベータ、なんか床と段差あるなあ。
ケーブルとか危ない事になってるんじゃないのかな。
そんな事を思いながら、トランクを力いっぱい引っ張って段差を越えさせると。
『ンフンッ!』

414:名無しさん@ピンキー
10/05/28 01:56:24 mBEKy05t0
つ④

415:393
10/05/28 02:00:23 wADYpwB10
女の人の、くぐもった声がした。
「……って」
それだけ聞けば十分、わたしには察しがつくわけで。
人、女の人、トランクに入れられてる。
「わ…わ…」

【遊び】の最中だ……この人!

「って事は……」
多分、この中に閉じ込められて、色々仕込まれてるんだろうなあ……凄い。
でも、わたしの【遊び】なのに、この人連れて来てどうするつもりなんだろう。
言っては悪いけれど、わたしはSっ気みたいなのは全然無いから、
間違っても彼の調教助手みたいなコトは出来ない。
だって人が気持ち良さそうな事してると、まずわたしにやらせろって思っちゃうから。
要するに。
今のこの人みたいなコトだって、してくれるなら、真っ先に手を挙げたいぐらいで。
してほしい、なあ。

「あ」
エレベータ、動かすのすっかり忘れてた。

416:393
10/05/28 02:27:09 wADYpwB10
―*―
「お。気付いたなその顔」
トランクさん(仮称)と一緒に部屋で待っていると、間もなく彼がやってきた。
「……うん。これ、凄い、ですね」
「イイでしょうー。ちなみに結構大声で話してるけど、中の子には全然聞こえてないから」
「うえー……」
勿論、外なんか見えないだろうし、聞こえもしないって。ただの荷物扱い……。
「で、率直な感想を聞かせてほしいね」
「……わかってる癖に。わたしもされたいですよぅ……」
「だろうなあ。だけど、さすがにこんなケースをもう1個用意して運ぶのはきついよな」
「難しいですよねー…」
彼は一人なんだし。
「どうやっても二人も入れないからな。いや、もう二……三回り大きいのがありゃ……ふむ?」
うわ、何かすっごく良からぬ事を思いついた顔だ。
「ん、まあ、今は予算無いからな。ともかく。交代してもらいなさい、入りたかったら。
 その子は朝からだから……ま、四半日ってところか?
 どっちにしろ実験で入ってもらってたから、用意がちょっと悪くてね。一度出ないと、ヤバい」
「そんな、危険なプレイなんですか…」
「んー、まあ色々な。でも反省点はしっかり洗ってあるから、少しは安心していい。
 これからやるなら―そうだな。12時間から1日」
「いち……にち」
つまり、【遊び】の間、フルでこれの中に入っていられるって事。
わたしの顔を見て、にやにやしながらトランクの鍵を開ける彼。
蓋を開けると、中には灰色の保護材らしいものが、一面みっちりと詰まっていた。
息を呑む。

417:393
10/05/28 02:31:43 wADYpwB10
どうしてって、確かにトランク詰めになっているのはわかってたけど……、
ここまで大袈裟なものだなんて、思ってなかったから。
だってこんなの……動く隙なんて全く無いのが、ガワを見てるだけでわかる。
みちみちで、ぎゅうぎゅうで―人が入ってるのさえ、信じられないくらいで。
これ、『トランク詰め』なんかじゃない。
トランクと一つの、塊だよ。

「はふ…」

思わず、溜め息が漏れていた。
彼はそんなわたしの様子を見て笑うと、保護材のへこんだ部分を掴んで持ち上げた。
トランクの、ちょうど半分ぐらいの厚みの保護材が飛び出す。
むわっと、汗と、愛液と、その他色々―とにかく身体からこぼれおちるものの匂いが広がった。
その匂いの元は、もちろん―。
『ふっ……ふっ……』
【荷物】になりきっている、彼女。
座椅子の上で、腕を前に伸ばしながら体育座りをするような姿勢で彼女は納まっていた。
半身はまだ、保護材に埋もれたまま。
解放されつつあるのがわかったのか、『んむう?』なんて言って、自由になった手をぱたぱたさせる。
体つきと声で『彼女』っていうのはわかるけれど、それ以上はわからない。
なにせ、首から頭の部分はぎっちりと保護材を詰められていて、
そこだけ保護材が半球状に盛り上がっている。
そこの部分だけは別のパーツになっているみたい。

まるで、彼女が彼女である事の個性を消し去るため、みたいに。(今日はここまで)

418:名無しさん@ピンキー
10/05/28 03:54:13 TmJVaBVw0
お疲れ様。

419:名無しさん@ピンキー
10/05/28 08:02:56 Tih8b4ZY0
>>418
sageよろ
>>417
つ④ 新作ktkr

420:名無しさん@ピンキー
10/05/28 09:01:25 Kwzepewn0
神北!


421:名無しさん@ピンキー
10/05/28 14:42:22 7aFvVxNY0
>>410
>つーか今更変もクソも無いだろ

スカだけにな!!

422:名無しさん@ピンキー
10/05/28 15:28:05 fCz3nL0g0
さっさと書けやチンスコー

423:名無しさん@ピンキー
10/05/28 19:44:06 URmd0tyn0
>>417


424:名無しさん@ピンキー
10/05/28 22:28:37 wA7OC9hZ0
鷹美の作者さんお疲れ様でした。大変楽しかったです。
続き、楽しみにしてますので。

そして新作支援

425:393
10/05/29 00:21:53 v+o2iKji0
のっぺらぼうの半球の、鼻口にあたる部分からチューブが何本か延びていて、先はいくつかに分かれていた。
一番目立っているのは……体育座りの、膝の間の空間にある、埋まっているボックスに延びているそれ。
チューブの中を通る液体が、黄色いせいだ。
実はビタミンウォーターとか、そんなタチの悪いギャグじゃなければ―彼女が出した、おしっこ。
自分で出したものを自分で飲まされるだけ、とはいえ。
いっそう、モノめいて見える仕掛けだった。

「ほれ、そんな嬉しそうな顔してないで手伝ってくれ」
彼は、彼女の頭に繋がるチューブを外しながら言った。
「うれっ……ち、違いますー!それはっ、怖くてっ」
「止めるの?」
「やめま、せんけど……」
普段、軽い【遊び】の時ならもっとふざけた口も、きけるんだけど。
さっきからゾクゾクし過ぎて、言葉が上手くまとまってくれない。
遊び程度の言葉の範疇じゃ、収まらないよ、これ……。
「ここまでやるのは初めてだからな。仕方ないか」
「……そ、そうですよお」
「怖がらないでいいよ」
彼はわたしの頭を軽く撫でる。
「よし、そこの箱だけ持っててくれ」
彼は彼女の身体をお姫様だっこにすると、持ち上げる。彼が指したのはさっき目立っていたチューブの行き先。
つまり、おしっこを貯めているだろうボックス。

426:393
10/05/29 00:24:00 v+o2iKji0
……そこからは更に、彼女が唯一履いているラバー製の下着の大事なところへ、短いチューブが延びていた。
間違っても引っ張り過ぎないように、彼の動くスピードに合わせて持っていく。
「……よ、しっと」
彼女はベッドに寝かされると、思い切り伸びをした。
あまり長くない時間でも、身体は凝り固まるみたい。
『ん~、んふあ~!』
伸びをしながらの唸り声。
―顔だけがまん丸の玉になった、奇妙なひとがたが吼える。
ああ、人間じゃない。ヒトじゃない。
「さて」
彼はわたしに向き直った。
「ま、顔を合わす必要も無いと思うから―このまま交渉してくれるか?」
「えっと……何も聞こえないんじゃ……」
「大声でも聞こえるだろうけど、まあ指文字でなんとかなるだろ」
「……あ、そっか」
わたしはおそるおそると彼女に近づいて、そのお腹に指を立てた。
ぴくり、と彼女の身体が震える。
ゆっくりと、一文字ずつ、彼女の汗でべとべとの肌に字を描く。

427:393
10/05/29 00:25:50 v+o2iKji0
『こ・ん・に・ち・わ』
『……こんいひあ』
わかったらしく、彼女がもごもごと返してくれる。
次は―。
『こ・う・た・い  し・て・く・れ・ま・せ・ん・か・?』
『おーあい?』
『は・い  か・わ・つ・て・く・だ・さ・い』
『……んー』
彼女は少し考え込むそぶりをする。
『ん。あんあっへね』
頑張ってね。
そう、言ってくれた。
「……OK、決まったみたいだな」
彼は言って、わたしの肩をぽんと叩く。
「それじゃ、彼女の方を綺麗にしなきゃいけないんだけど、まあ子一時間かかると思うから」
彼女の抜け殻になっていたトランクに近寄って、残っていた半分の保護材も抜き出してしまった。
これで、トランクは空になる。
「そこで、予行演習。―この中でちょっと待っててくれるか?」
「……!」

428:名無しさん@ピンキー
10/05/29 00:29:42 7IMfFUCW0
つ④

429:393
10/05/29 00:31:53 v+o2iKji0
「なにもしないからさ。いや、本当」
彼の言う『なにもしない』っていうのは全く逆の意味にしかならない。
わたしが、気持ちよくなりたい…そんな時に限って、大事なところには何も仕込んでくれない。
それが彼の『なにもしない』だ。焦らすのが大好きで……困る。
「―わかりました、よう」
わたしは頷いて、身体をトランクの中に収めた。
「十分入れるだろ?」
「うん。大っきいですね」
しっかりと身体を伸ばすには全然足りないけど、彼女と同じ体育座りの姿勢なら、
首も脚もそれほど苦しくない。
横幅はそこまで大きくないから、蓋を閉められてしまうと腕は窮屈かも。
「それからこれ」
彼は、ポケットからカナル式イヤホンのついた、ipodを出す。
「ま、別に外の会話が聞こえていてもいいけれどな。御自由に、ってところ」
「……うん」
大人しくイヤホンをつけると、大半の音がシャットダウンされてしまった。
彼はにこやかに手を振ると―トランクの蓋を、閉めた。
「……ぁ」

トランクにしみついている、雌の匂い。彼女の匂い。

頭がとろける……。

430:393
10/05/29 00:34:33 v+o2iKji0
でも、それを塗りこめてしまうほどの暗闇。
「うあっ」
トランクに力がかかったかと思うと、寝かされていた体が、縦になる。
彼が持ち上げたのだろう。
ごろごろごろ、と地面からの振動が伝わって……
ガタン!と大きな段差を乗り越える。
振動が大きくなる……。
あれ?
もしかして、外―。
「ええ!?」
わたしは声を上げた。
保護材もなにも無いので、自由の利く手で方耳のイヤホンを外す。
トランクに遮られて判り辛いけれど、確かに外だった。
『馬鹿。人がいたらどうするんだ』
彼の声がした。
「だ、だって」
『俺はよく落とし物するからな。
 ま、玄関だからすぐ気づくと思うが―拾いに来るまでしばらく待っててくれ』
「…ひどい」
その呟きに彼はこたえず、遠ざかる足音がした。
「ひどいですよー……もー」
仕方なく、わたしはipodに入っている曲を適当に選び始めた。
洋楽とクラシックと、ゲームミュージック……全然わたしの趣味じゃないなー。
時間つぶしぐらいにはなるかな。(ここまで)

431:名無しさん@ピンキー
10/05/29 01:21:37 BHnAYZNR0
目の前にこれから自分がされてしまう姿があるのってハァハァしますね。



432:393
10/05/29 23:55:18 v+o2iKji0
―*―
40分経った。「もう」じゃなくて、「やっと」。体感時間は1時間半か、2時間ぐらい。
―せまい。くらい。
少しは体が動かせるだけに、余裕が無かった。
中途半端な自由なんて、完全な不自由に比べられるものじゃない。
―こわい。
40分の間、何度かトランクの傍を人が通る気配がした。
幸い誰もわたしの前で脚を止める事は無かったけれど……。
さっきまで、彼女の姿を見てかなり昂ぶっていたのが嘘みたいに、身体が怖がっていた。
だって、いつ誰がこのトランクを見つけて、持ち去るかもしれないんだから。
彼の目がある状況ならともかく、それがさっぱりわからないから―。
ワガママなもので、一人でリスクの高い事に手を出して、そのスリルでたっぷり感じる勇気なんて、
わたしには無かったりする。
……こういう性格だからこそ、彼の庇護のもと、過激な【遊び】に手を出しちゃっているんだけど。
でももし、このトランクを誰かが目につけたらどうしよう。中で騒げば逃げてくれるかな。
トランクの中に入ってる女なんて、いかにもロクでもないもんねー。
だから、手なんて出すのは怖いよね……?
無理かなあ。
もしかしてこの恐怖に先に慣らしておくために、彼はこんな予行演習をしてるんだろうか。
だとしたら、本格的にトランク詰めされた後で―。
あー、いけない。怖い方にもっていくよりも、何か良い事、良い事。
……慰めようかな。
そんな事を思って、狭い中で無理矢理手を動かす。
足の間をなんとかすり抜けて、大事なところに辿り着こうとしたとき。

ドン、とトランクの横が叩かれた。

「ひっ!」
『もしもーし。俺だよ俺俺』
……振込め詐欺だった。

433:393
10/05/29 23:59:21 v+o2iKji0
慌ててイヤホンを外す。
「意地悪。―おわったんですか?」
『ああ、彼女は帰った。次だな』
トランクが再び動き始めて、最初と逆順を辿った。
大きな段差。がたがた。……寝かされて、蓋を開けられる。
「久しぶり」
「……うん」
起きて、彼の前に立つ。
部屋の様子は大きくは変わっていなかった。
ただ、ベッドの上には例の保護材パーツと、色々な部品か固まっている。
「えっと、準備は―どうするんですか?」
あれだけ大がかりな仕掛けだし、きっと準備も結構な手間がかかるんだろう。
「その前に、確認しておかないとな。お腹は?」
「空っぽです」
彼に事前に言われていたこと。
……家で、一人でお腹の中キレイにしたりするのは、正直言ってちょっとむなしい。
お風呂場に行ってシャワーでぬるま湯を入れて、トイレに行って出す往復。
だからって彼に任せたりすると【遊び】に絡ませて、とんでもなく恥ずかしいシチュで
排泄させられる羽目になりそう―というか、なる。
そういう羞恥プレイな事は、彼の庇護下ならどんとこいって言っても良いんだけど。
でも、だからって他の目的があるのに、そう色々やってると……どうにかなっちゃいそうで。
自己弁護。
「それじゃ、下準備といこうか。最初は、彼女のあの状態にするんだが」
「あの、頭が玉になってた?」
「他、見てなかったか?下にも色々仕込んでたよ」
「……あー」
あのボックスと、ラバー下着……か。


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