09/12/14 22:03:09 TDp+g4QM0
ガキの頃の話。
級友とすれ違いざまに軽~く挨拶代りに鳩尾に蹴りを入れてやったんだ。
そのとき爪先には何かふんわりしたような軽い感触はあった。
そいつは「うぅ~っ」と、ちょっと前のめりになったようではあったが気にもせず通り過ぎた。
ところが、他の級友達が騒ぎ出し「大変なことになってるぜ!、何したんか?」と言ってきた。
戻ってみるとそいつが海老のように丸くなり腹を押さえ涙とよだれで顔をぐしゃぐしゃにして泣きながらのたうち回ってる。
俺は別にそいつが憎たらしかったとかいじめてやろうとかいう気持ちは全くなかったので、とにかく心底謝り倒したよ。
そいつは気心も知れたとても良い奴だったので一言の文句も言わず許してくれた。
軽い悪ふざけのつもりが、不本意乍たいへんな苦痛を与えてしまいとても後悔した出来ごとであった。
鳩尾への一発がこんなに効くものとは知らなかった。
それ以降、他人の腹を殴る気がしねー。