09/06/10 19:06:01 j8k63DeI0
>>406 続き
こんどの牢屋は、もう檻と言って良い様な作りです。
広さは、4~5畳位で今までに比べると広く、しかも粗末ですがベット
もあるのは良いのですが、壁は一方だけがコンクリートであとは鉄格子で、
どこからも丸見えです。隣の人は言うに及ばず、全ての人の様子が見えます。
当然、わたしも見えます。
しかも広い部屋を動き回れるかと言えばそうでも有りません。鍵の付いた腕輪と首輪
が付けられていて、鎖が取り付けられています。しかも、必要以上に大きく、少し動かす
だけでもジャラジャラと音を立てます。腕輪の方はベットに繋がり5mぐらいは有り、付けた
ままでも、外にでれる位に長いですが、首輪の方は出入口に取り付けられて居てしかも、
2mほどしか有りません。つまり、首輪の鎖の範囲でしか動けないのです。必要以上に
大きな鎖は拘束の為と言うより、付けられている者に自分の立場を解らせる
為のものなんでしょうね。
プラグは、トイレ代りのバケツの上で外して貰えました。全く、隠れる場所の無い排泄は
屈辱的ですが、自分の意志で出来るのは正直有り難いです。
わたしは、ベットでシーツにくるまって渡された冊子を読んで居ます。そこには、起床や
消灯時間に始まり、看守さんには様を付けて呼ぶと言った細かい作法に至るまで、
事細かにわたし達が守らないと行けない決まりが書かれています。その中に、独房内では
基本的にベットから離れては成らないと書いてあります。その理由は周りを見回せば
直ぐに解りました。大きな監視カメラが真正面に捕えられる位置だからです。独房内の
何処に手も多分、死角は無いように見えるので、これも中にいる人間が常に自分の
立場を理解するためなんでしょうね。