09/06/09 22:37:26 VCet/+bO0
>>404 続き
「お願いです。ここで聞いた事は、誰にも言いません。だから、わたしを返してください。もう十分でしょ?わたしを弄ぶのは、
もう止めてください。二度と、あの重労働はしたくない。鞭で打たれるのも辛すぎます。」
「そいうい訳にも行かんのだ。特に、懲罰に関しては、おまえの懲罰は非常に評判が良くてな。傷が、回復したらまた
理由を付けて、近いうちに新しい趣向で懲罰を行う予定だ。」
「酷い!鬼、悪魔、あなたは人間じゃない!それに、酷い目に有った後の重労働をやったら今度こそ死んでしまいます。」
「そうだな。確かに、強制労働は止めても良いかも知れんな。あれは、あくまでも囚人を殺す事を目的にして居るから、
あれをやらせると回復が遅れて懲罰の間隔が伸びるしな。」
そう言うと、所長さんは鍵取り出しわたしの手足の拘束具を一瞬で外しました。
そして、何処かに電話をします。暫くすると、看守さんが今着ているのと違うタイプの囚人服を持って来ました。
それは、ガウンにも和服にも見えるタイプの服です。色は灰色でえりの所に「参伍参番」と書かれた布が縫い付けて
有ります。
「ただ、条件が有る。今の立場を認めて堕ちて行く事を認める事だ。そうすれば、そう言う連中を集めた房に移してやる。」
「これに着替えれば、認めたって事に成るんですか?」
「そう言う事だな。ただし、認めなければ認めるまで、また地下に戻して、自分の立場が理解できるまで何度も死の恐怖
を味あわせてやるのみだ。」
わたしの負けです。いいえ、最初からこうなる事は決まって居たのです。わたしは、今の囚人服を脱ぎ、目の前に置かれた
囚人服を着ました。