09/06/08 22:58:49 dk55B0ka0
>>397 続き
「結構、良い部屋だろ。」
「はい、でも、わたしの格好では惨めに成るだけです。」
そう、わたしが来ているのは惨めな囚人服に手手錠と足かせをされて
それらを鎖で繋がれているのです。
「そうか?中々、似合ってるがな。お前に相応しいアクセサリーだ。」
「聞きたい事は有るか?」
「一つだけ、何でわたしを助けたのですか?」
「言ったろ。おまえは特別待遇だと。簡単に死んでは困るんだよ。」
その言葉を聞いて、わたしの目からは大粒の涙が流れ出て、手錠を
された手の上に落ちます。
「やっぱり、先生はわたしの事をお怒りなんですね。無理も有りません、
恩をあだで返したんですから。」
「はぁ?何の事を言ってるんだ?」
所長さんはわたしが意外な事をいったので驚いた様です。