09/06/08 19:00:27 dk55B0ka0
>>387 続き
ただ、地下で何の変化もない光景の中、単に10時間以上も力を入れて輪を
回し続けるだけの作業は、地獄以外責め以外に形容の使用が有りません。
何度、電気ショックや鞭を打たれたか途中から解らなくなりました。
何時に成ったら、終わるのか全く予想の付かない状況は、疲労を余計に
増しているように思います。この一周で終わってと何度も祈りながら
回し続けます。
遠くの方でホイッスルの音が聞こえて来ます。もう、意識も朦朧としていますが、
何とか終わったみたいです。こんな事を毎日続けるんですか?酷すぎます。
昨日と同じ屈辱的な、洗浄の後、囚人服を着て拘束具を施錠された後、
わたしの前に立った看守さんがわたしの頬をビンタしました。
「おまえは、今日は作業後の飯抜きで懲罰だろ。何故、申告しない。」
「す、すいません。353番、懲罰ねがいます。」
直ぐに、頬をはたかれます。
「おまえは、バカか。懲罰場への連行ねがいますだろ。」
そんな事、今知りました。初めから教えてくれれば良いのに
「353番、懲罰場への連行ねがいます。」
囚人用のエレベーターで地上に上がると、空気が甘く感じました。地下の
空気が如何に淀んでいてカビ臭かったか解ります。昨日、看守さんが
言っていたのはこの事なんですね。もっとも、わたしは、ここで鞭打たれるので
楽しい気分には成れません。
長時間、輪を回したお陰で膝が震えている上に、足かせのお陰で上手く
歩けませんが看守さんはそんな事は、お構いなしに、背中を小突きながら
「もたもた、するな。」
と怒鳴ります。これでも自分では一生懸命歩いているんです。