09/06/06 22:47:14 Z97AsLKa0
>>383 続き
着替え部屋で囚人服を着たわたしは、隣の人のやり方を見よう見まねで手錠や
くさりを持って回ってきた看守さんに
「353番、施錠願います。」
と言って、拘束具の一式を渡します。看守さんは慣れた手つきでわたしをここへ
連れて来た時と同じように拘束します。全員の拘束が終わって暫くすると、
一般囚の人達が別の入口から入ってきます。
「ふう、ここの空気の悪さはたまらないね。まぁ、あと数日辛抱だ。」
「そんな事言ったら、あいつ等に失礼だろ。あいつらは、一生ここだぜ。」
どうも、一般囚の人はわたしたちと違って、ある程度の私語は認められている
みたいです。彼女達も囚人服を着ると(わたしたちと違って一般用の囚人服です)
靴をはいて、食器を手にします。
「連中は、シャワーを使っているか少々時間がかかるんだ。」
と看守さんが教えてくれました。むしろ、わたしに惨めな思いをさせるのが目的
なんでしょう。悔しいけど、看守さんの思惑通りに惨めな気分に成って来ました。
一般囚の人が食器を用意すると、看守さんがその食器に食べ物を注ぎます。
「はぁ、また残飯ですか?もっとマシなもんが食べさせて下さい」
「文句を言うな。一応、栄養は調べているし、抗生物質も入っているから、健康状態
を保つには問題ない。味は確かに、良いとは言えないがな。ともかく、文句が有るなら、
次からはここに来ない用にするんだな。」
そんご、わたしたちの目の前にあるえさ箱の様な入れ物に残りの食べ物を注ぎます。
「食事開始。」
の号令と共に、周りの人は膝ま付いて、そのえさ箱から食事をとります。手の自由が無いので
直接顔を突っ込んで家畜の様に食事をします。わたしも空腹に負けて同じように食事をしました。
何処まで、わたしたちは辱められないと行けないのでしょうか?
一般囚の人が、蔑んだ視線で見ているのを感じて余計に惨めに成ります。