09/06/06 05:40:57 Z97AsLKa0
>>360 続き
小一時間も走ると、別の拘置所に入り新しい女囚を乗せて行く。
重犯罪者に相応しい面構えの女だ。それを繰り返しながら、
十人近い女囚を乗せて行く。
しばらくすると、一人の女囚が佳織の横を通り簡易便器の方へ行く。
如何にも犯罪者と言う女囚とは違い、檻の中に入っているのは、
何処にでも居るような女子大生とも見えるような清楚な若い女である
好奇心の視線を痛いほど感じた佳織は、必死に窓の方へ不自由で
少しでも大きくねじりながら、窓へと視線を向ける。
仕切りも無いので、用を足す音が聞こえてくる。それと同時に強力な
アンモニア臭が漂い、履きそうな位な不快感を覚えた。同時に刑務官
が隣に居ない理由も解った。