08/07/06 21:01:23 T8xonZcz0
名実共に世界の頂点に上り詰めた康介。
いささか強くなり過ぎたか、もはや彼に指図する者も、逆らう者もいなくなってしまった。
そんな状況に置かれると人というものは、かくも孤高になっていくものだろうか。
事実、康介は街を歩くにしても一般の大衆に対して「無価値なゴミ」という視線で見下ろしてしまうのだった。
とはいえ、もともと勝気で高慢な康介の性格をそこまでに深化させた原因を知る人はいない。
しかして意外にも康介の住まうマンション、その一室にそれは隠されていたのだ。
そして伝説へ―