09/08/12 00:46:57
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「お疲れさまでした。連絡ノート、ここに置いておきますね。お先に失礼します」
8月某日・晴
事件・事故・トラブル等特になし。定時発進・定時発着。
1両目、車内清掃しましたが、まだ臭います。(嘔吐物?)
次回運行前に確認のこと。
駅北側男子トイレ・故障中。
水漏れのため、乗客の立入を禁止しています。
修繕作業が終わるまで使用しないでください。
今日も一日、無事に仕事を終えた。ようやく業務から開放される。
これからのことを考えると、自然と唇の端が上がってしまう。
俺は立入禁止の赤い看板を無視して、北側男子トイレの扉を開けた。
「出すぞ出すぞ!全部飲めよ!!」「吐き出したらおかわりだぞ!」「もっと腰振れ!」
罵声と嘲笑。卑猥な水音と、肉のぶつかる音。くぐもった悲鳴。
「あ、シャッショーさん、いらっしゃーい」
ふざけた呼び方で輪の中に招かれた。
「待ってたよ!」「俺ら義理堅いからね」「ちゃんと慣らしておいたよ」
場所を譲る男達に促された先には、俺らの公衆便所があった。
大きく脚を広げられ、便器に縛り付けられていた。全部丸見えだ。
上の口も下の口も、すべての穴という穴が乱暴に使われて汚れている。
壊れた口からは、ねっとりとした白い液体が止め処なく溢れていた。
けしからん。まったくもって肉便器に相応しい姿に興奮した。
俺の痴漢電車はこれからだ!!
【車掌END】