09/01/25 03:52:00
>>52の少し続きっぽいもの
7話目を語り終えたアルトは、自室で続きの構想を練りつつ、悶々としている。
溜まっているのだ、性欲が。
つい、妄想が走る。シェリルのことを考えてはいけない。
使うなら他のにしろ、自分。今後困るのは自分だ。
しかし、妄想は止まらない。
今日も端正で無防備な寝顔を見てきてしまった。
薄い寝間着であらわな肢体も、弧を描くやわらかそうな唇も、
ふわりとした肌も全て目に焼き付けてきてしまった。
近づいた時の甘い香りや澄んだ声も、忘れられない。
気の強い生意気な女王が、自分を求めて体をくねらせる。
いつもの凛とした空気が和らぎ、優しくも情熱的に包み込んでくる。
いつも谷間が覗いていた豊かな乳房揺れる。
華奢な四肢を伸ばし、絡みついてくる。
その気性を映した太い眉を悩ましげによせ、
いつもは真摯な瞳を震わせている。
見てきた光景をつなぎ合わせると、なんとも扇情的で、
そこに持ち前の想像力を加えるとそれは立派な…。
精を放ったアルトはその満足感とともに
翌夜、女王に逢う時のことを思い遣り、後悔したのだった。
(やっぱり、我慢させて楽しんでるんじゃないのか?)
昨夜、悪戯をした時の女王の顔の自慢げなを思い出し、
明日も振り回されるのだろうと、眠りについた。
おわり