08/02/23 05:47:31
>>70
ききみみ頭巾は話がわからなかったので、マッチ売りでいかせてもらう
『マッチ売りの少年』
おやすみのじかんだね。
おっさんがごほんをよんであげるよ。
おおみそかの夜、ひとりの少年が、マッチをうっていました。
いてつくような風、あしもとにはつもった雪、こごえそうにさむい夜です。
なのにまずしい少年は、コートもきることができず、ふるえながらマッチをうっていました。
かえりたくてたまりませんでしたが、このマッチをうりきらないと、おやかたにおこられるのです。
性的な意味で。
『ま、マッチ、マッチは、いりま、せんか…』
少年のちいさな声は、としのせのあわただしい空気に、かき消されてしまうばかり。
マッチはぜんぜん、うれません。
そのうちに夜はふけ、さむさはいっそうきびしくなりました。
少年は、すこしでもあたたまりたくて、うりものとは知りながら、マッチに手をだしました。