11/02/18 03:07:24
「いろいろ聞いたよ…どんなこと、してたか…
私にも、同じことしたいって、思ってるんでしょう?」
したくないわけはない。ボクだって男である。だいたい、学校内でも『とても美人で気立てがよい』と評判の女の子と
一夜を共にするなんて、男なら誰だってそれを望むものじゃないのかね…?
でも、それをストレートに曝け出していいものか…
ボクがそのことに悩んでいたら、先に彼女が口を開いた。
「分かってるよ…本当は、行きたいんでしょ?」
「…うん」
頷いてしまった。我慢しなきゃいけない、と思ってたんだけど。
「そう…○○くんは…正直だね…」
そう言うと、矢島さんはちょっとだけ空を見上げた。
…そして、呟いた。
「今日だけ、だからね。約束できる?」
「ああ…約束するよ」
はっきり、そう言えた。
「分かった…
今夜のことは、二人だけの秘密ね」
そして、ボクと矢島さん…舞美ちゃんは…意を決してそこへ入っていった…
(つづく)