11/02/10 21:29:40
二人でいろんな話をした。そこでボクは徳永さんが最近このチームの試合を見に来るようになったこと、初めて見た試合で
逆転勝ちを見て、それ以来すっかりハマってしまったこと、観戦に来るうちに矢島さんと出会ったこと、そしてアンドレのファンで
あることなどを聞かされた。
「へー、ボクもアンドレはすごいなぁ、って今日思ったんだよ」
「でしょでしょ!すごいんですよー」
ボクにあれこれいろんなことを話す徳永さんは本当に楽しそうだ…いや、楽しそうなんだけど…何かがおかしい。
「ん?」
ボクは彼女に対して、妙な違和感を感じていた。ただ、その違和感の正体が何であるかはまだ分からなかった。
(つづく)