11/01/18 00:45:35 EYEaEF8i0
■素晴らしき日々■+1CM
まず最初にこれだけは言っておきたい。
今作は欝電波ゲーでもなければ哲学ゲーでもない、キャラゲーである。
電波哲学意味フとかそんな小難しいことを考える必要はなく、
登場人物一人一人をしっかり追いかけるだけで十分に楽しめる。
何故なら哲学鬱電波と言われている要素は「っぽい」というだけで、
実際はキャラの魅力と音楽演出でゴリ押しする今風のエロゲだから。
このリメイクの手腕は見事と言う他ないが、それは一旦置いておこう。
今作について、鬱(電波)ゲーを愛する人達は言うだろう。
何か違うんじゃないか、と。私は終ノ空の方が好きだよ、と。
我々を馬鹿にしているのか、と。
彼らの言いたいことは良く分かる…私も鬱(電波)ゲーを愛する人である。
だがしかし…つまり何が言いたいのか。
イタリア人が何と言おうとナポリタンは美味い。
ナポリタンは美味い。
■信天翁航海録■+1SC
2010年、数ある作品達が過去作に苦しめられていた。
そんな作品達を尻目に颯爽と登場したrail三作目、その内容は酷すぎた。
まず何が酷いって登場人物が酷い。
覚醒タイム以外全く必要とされない何をやってもダメな少女。
犯罪万歳で好き勝手大暴れする癖に、少し離れると精神崩壊起こす双子。
近づいただけで痴情のもつれによる死を覚悟しなければいけない美女。
普段は双子みたいなのに、本を読めなくなると幼児退行するおっさん。
たまに意味不明な事言ったりするけど、一番常識人っぽい殺し屋。
簀巻き状態のまま海にダイブしちゃうけど、何度も密航を続ける密航者。
彼らに巻き込まれる、覚醒タイムすら許されないダメ過ぎる主人公。
最早酷いと言うより惨いと言った方が正確である。
そんな登場人物達が何かを求めて好き勝手に暴れ回る物語。
もう何でもありのクソッタレな内容である。
しかしその根本にある面白さは全く揺らがない、振れない。
一本芯の通っている嘘屋(の姉妹)さんを応援しています。