10/12/27 21:50:54 BdnqiBUC0
だがしかし。
どんな事情であろうとも♂である自分がエルダーになる訳にはいかない、と。
千早は発言すべく、口を開い‥
「私、七々原薫子は‥」
「ちょっ! 薫子さん!」
千早の気配を読んだのか、そうはさせじと薫子が一歩前に進み。
壇上から学院生一同を見渡し、高らかに発言する。
「親愛なる友人 妃宮千早さんに、得票すべてを託したいと思います!」
きゃー!
先ほど以上にわき上がる大きな歓声。
これにより当代のエルダーが決まるというのだから、さもあらん。
「か、薫子さん!」
「ごめん、千早。でも私にはやっぱり無理なんだ。
それに千早に憧れているのは本当だから‥。」
そう真摯な視線で跪き。
千早の手を取り口づけをし‥かけたとき。