10/01/10 16:28:56 4nSVUJhi0
■死神の接吻は別離の味■C,H3
小さくまとまった無難な作品。
安価で買いやすくそこそこ楽しめるが、絶大な評価は得難い。
■きっと、澄みわたる朝色よりも■G,H1
ある意味ひどく名をあげた、エロイッカイダケ。
いつ空が面白かったので期待していたが、あいにくと方向性は違っていた。
しかしシナリオの出来は高水準なので、雰囲気に惹かれたのなら一押し。
■Dies irae -Acta est Fabula- ■+2,S.H1
昨年度最高の傑作。深い設定と濃いキャラ描写、質の高い戦闘やそのテキストなどが魅力。
聖槍十三騎士団黒円卓を超える敵キャラ陣はもう出ないんじゃないかと。敵と味方の強さのバランスが揺れなかったのも良い。
シナリオのボリュームは圧巻。買って損したと感じることはまずないだろう。惜しむらくは、これを最初から出せていればまともに高評価を受けていただろうに……
■コミュ -黒い竜と優しい王国- ■G,H3
消去法で選んだまで、という域は抜け出せない。るい智が良かったので期待していたが、結構な肩透かしを食らった。
アバターと呼ばれるモンスター達の、名前はともかく必殺技などがひどください。特に技名を叫ぶ時は悪寒がしてしょうがなかった。Diesと比べてしまうとやはりセンスの違いを感じる。
あと主人公さんはかなりイライラさせてくれました。なんだか不満がぽんぽん出てきているような気がしますが、キャラの多さや丁寧なCGはやはりいい。ハズレはないはず。
■紅殻町博物誌■+1,S
ストーリーとしては前作である霞外籠逗留記のほうが好きだったが、その最大の特徴である耽美なテキストは健在。
希さん以上にうまいテキストを書けるライターはいないと言っていいだろう。ただ、かなり人を選ぶ文章であるのは確実なので、体験版を強く推奨する。
2009年は最後にやったDiesがおそろしくツボにはまってしまった。それだけにアンチの工作が厭わしくてたまらないのだけどｗ
天神乱漫はむりこぶさんの絵が大好きなので入れるか否か迷ったが、やはりシナリオのスカスカさを考慮した結果とりやめることにした。
正田さんの新作には大いに期待している。
エロゲ歴：2年
重要購入基準：シナリオライター・原画家・主題歌