10/01/24 20:34:37 7OYCrLoZ0
>>541
おつです。
麗羽様が相変わらずメチャクチャで良かったです。たまにSSで見かけることのあるお淑やかとか一刀に従順になるような態度豹変版じゃなくてホッとしましたw
これからも、麗羽様を彼女らしいハチャメチャな風に描いてください!ではではノシ
551:名無しさん@初回限定
10/01/24 21:16:45 +lk8LlkA0
斗詩のメイド姿・・・だと?
なんと破壊力の強いものを・・・
552:清涼剤 ◆q5O/xhpHR2
10/01/24 22:12:32 W3TAMnKS0
>>548
誤字報告ありがとうございます。
以前のあとがきで述べた目の焦点がぶれるという症状がここのところ再発しており
推敲や校正の精度が落ち気味なので誤字脱字の報告をしていただけるのは
非常にありがたいかぎりです。
ご報告頂いた点は、まとめていくときに修正させていただきます。
また何かお気づきになりましたらご報告、もといご助力ください。
それにしても……感想や労いの乙を頂けるのは本当に書くための動力源になりますねw
ありがたいことです。みなさんに感謝!
>>545
さぁてね……w
553:名無しさん@初回限定
10/01/26 16:29:31 P/JPRMgY0
なんか急に魏延主人公のネタ読みたくなってきたw
554:名無しさん@初回限定
10/01/26 17:11:23 FhXJ85mC0
焔耶「これより手術を行う……」
蒲公英「わたしが悪かったって、だから止めて~!」
一刀「な、なにしてるんだ?」
焔耶「いえ、以前お館がワタシを医者だといったので、ちょっと試しに……」
華佗「ちょっと、待てぇい。手術ならば、俺に任せろ!」
こうして……二人の医師は出会った
片やもぐりであるが、神の手を持つと天の御使いに言われ、片や名医と言われながらも治療中の姿は変態チックである
一体、少女の手術を担当するのはどちらの名医なのか!?
蒲公英「だから、たんぽぽはどこも悪くないってばぁ~」
音々音「アッチョンブリケ! なのです」
555:名無しさん@初回限定
10/01/26 17:15:06 pzj8zY240
>以前お館がワタシを医者だといったので
この言い回しはちょっと無理がありすぎるw
556:名無しさん@初回限定
10/01/26 17:33:07 LvwhJNiq0
焔耶「手術料は一千万、お館が払ってください」
557:名無しさん@初回限定
10/01/26 18:17:39 SoLQvRVO0
一刀「絶対にノゥ」
558:名無しさん@初回限定
10/01/26 22:45:33 biY9ijap0
o
_△_
, ' / | `ヽ
{ 7 | ● } 残像だ
ゝ/_|_ ノ
⊂/ ヘ⊃
/ ○ ハ
559:名無しさん@初回限定
10/01/26 23:24:14 kbIxgop10
はいはい、コピペ乙
560:名無しさん@初回限定
10/01/27 00:24:03 kVWmwvgb0
>>553
こんな感じでプロローグっぽく書いてみた
561:蜀√if 巴蜀の王 序章
10/01/27 00:25:00 kVWmwvgb0
『白昼に流星墜つる時、天より遣われし者、地に舞い降りたる。彼の者、天軍を率いてこ
の国に平穏をもたらすであろう』
易者管路の唱えたその予言は、多くの者に眉唾物として一笑に付されたが、戦乱た世に
苦しみ喘ぐより多くの者達には一縷の希望として染み渡っていた。
ここ益州も暗愚な君主の悪政に苦しめられている民衆が、何時か天から御遣いが現れて
自分達を救ってくれるのだと信じ、日々の暮らしを送っていた。
そんなとある日の事─
「ん?何だ、あれは?」
晴れ渡る青空の中、一筋の光が走ったのを目に留め彼女は首を傾げた。
意志の強そうな瞳が光を追う。
それは遠目に聳える山の麓に落ちると、一瞬その辺りが白く輝いた。
「フン、噂に聞く天の御遣いとやらが現れたとでも言うのか、馬鹿馬鹿しい」
彼女は御遣いの話など信じていない側の人間だった。
そんなまやかしに期待するぐらいなら、己の力で世を変える。
そう思って常日頃から自らを鍛えてきた。
まだまだ天下に名を轟かすほどとはいかないが、少なくとも益州に於いて彼女より強い
と言えるのは一人くらいしか居ないと自負している。
「大方下等な妖の類だろうな。─とは言っても、そいつが民を害する可能性を考えれば
放って置くわけにもいかないか」
身の丈以上もある巨大な金棒を握って独りごちた。
背が高く、女性にしては筋肉質な体つきと言えるが、その金棒の大きさはその事を差し
引いてもなお、彼女の身には余ると思えた。
しかし彼女はそれを軽々と肩に担ぐと、光の墜ちた方角へと走り出した。
562:蜀√if 巴蜀の王 序章 2/3
10/01/27 00:26:12 kVWmwvgb0
「うわーっ!な、なんだお前等っ!?」
「おいおい、大人しく身包み置いてきゃ命は助けてやるって言ってんだろ?」
「アニキ、面倒くせぇや。一思いにスッパリ殺っちまいましょうぜ」
「(こくこく)」
彼女が光の落下点付近へ辿り着くと、何やら喧騒が聞こえてきた。
見ると一人の青年が三人組の男達に取り囲まれているところだった。
見慣れぬ白い服を着た青年にも気を取られたが、それより男達の頭に巻かれた黄色い布
が彼女の注意を引いた。
「チッ、黄巾の馬鹿共がこんな所にまで……」
思わず舌打ちをする。
黄巾党─突如大陸中を席巻した一大勢力である。
当初は腐敗した漢帝国を打ち倒し、世直しを行う為に現れた義侠の集団とも謳われたが、
その実は村や町を襲って暴行・略奪を繰り返す無頼の徒である事が露呈していた。
中原から遠く離れたこの辺りではあまり見掛けなかった彼等だったが、最近では益州領
内でも度々見受けられるようになっていた。
「ほらほら、もう逃げられねぇぜ。諦めて素直にくたばっちまいな!」
そうこうしている内に青年は男達に追い詰められ、絶体絶命の状況に陥っていた。
「クッ……!」
振り上げられた剣に対し、青年が思わず頭を抱えた時だった。
「待て、お前等!」
「んぁ、何だ─ぴぎゃぁっ!?」
振り向いた小男を、彼女の持つ金棒が打ち払った。
短い悲鳴を上げて男は数間もの距離を飛び、木に激突してそれっきり動かなくなった。
「な、何だ、手前ぇは!?」
残った男達が驚愕の目で彼女を見る。
「お前等みたいな奴に─名乗る名前なんか持ち合わせてないっ!!」
「どわぁぁっ!?」
「ぷぎぃぃっ!!」
それは一瞬の事だった。
彼女が武器を二閃させただけで、残った二人も地面に倒れ付していた。
「フン。─おい、大丈夫か?」
563:名無しさん@初回限定
10/01/27 00:28:40 OdfTY5pW0
支援
564:蜀√if 巴蜀の王 序章 3/3
10/01/27 00:32:23 kVWmwvgb0
呆然とする青年に向かって彼女が声を掛けた。
「……へ?」
「何を呆けてるんだ?怪我は無いかと訊いてるんだ」
「あ、ああ。大丈夫だよ。お蔭で助かった。あいつ等変な格好してる上にいきなり斬りか
かってくるんだもんな。しかもマジモンの剣っぽかったし。洒落になんねぇって」
「何を言ってるんだ。そんな高そうな服着て、一人でこんな所をウロウロしてたら野盗に
襲ってくれって言ってるようなものだろ」
「高そうって……この学生服がか?」
「がくせいふく……?耳慣れない言葉だが、お前は何処から来たんだ?」
「東京の聖フランチェスカ学院だよ」
「ふらん……?何だかお前の言葉は良く分からないな」
「うん、俺も上手く言葉が通じてない気がする」
彼女は噛み合わない青年との会話に、段々苛立ちを覚えていた。
「なあ、ところでここは何処なんだ?それと君の名前は?」
「ここは益州の巴郡だ。だが名前は尋ねた方が先に名乗るものじゃないのか?」
「ああ、ゴメン。そうだな。俺の名前は北郷一刀。さっきも言ったけど聖フランチェスカ
学院の学生だよ」
「わたしは魏延。字は文長。巴郡太守厳顔様の副将だ」
565:石秀
10/01/27 00:36:26 kVWmwvgb0
以上です
序章とか言いながら只の思いつきで書いたネタなんで続きませんが
566:名無しさん@初回限定
10/01/27 11:03:17 HeMQr5+E0
乙、すごくいいと思うよ
需要は少ないだろうがw
567:名無しさん@初回限定
10/01/27 13:09:55 OdfTY5pW0
魏延の一人称はワタシだったはずだが……
568:名無しさん@初回限定
10/01/27 13:15:01 BJ5SESos0
支援するがオリキャラ出すなら全部男でいいよ
569:名無しさん@初回限定
10/01/27 13:41:46 IgsKCmrz0
ゲームで出てない武将を武将(♂)として出したものの続編で仲間(♀)となって出てきて採算が合わなくなって
作者のモチベーションが落ちて……そんな作品を沢山見てきたワシが通りますよ
570:名無しさん@初回限定
10/01/27 16:51:05 dXUdyEQqO
思春√と似た雰囲気だなーと思ってたら石秀氏でしたか
乙です~
>>569
重箱の隅だが採算じゃなくて辻褄じゃね?
571:名無しさん@初回限定
10/01/27 17:02:35 IgsKCmrz0
>>570
その通りだわ……ちょうど後輩とちょっとした案件に関する話しなんかしてたからごっちゃになった……orz
採算が取れないって後輩に対する意見の方だった、ということは後輩に変なこといったんじゃ……まさかな
よくよく考えればSSじゃ採算もくそもないわなw
そして、仕事中にここのぞくのは控えよう……or2
572:名無しさん@初回限定
10/01/27 19:42:14 t9BVTYuR0
ニコニコライブ第二弾今日だよー
忘れてる人気をつけて
573:名無しさん@初回限定
10/01/27 20:16:29 l42MerUk0
もう魏延位しかパターン残ってないしなw
でも期待してるぜ
オリキャラのテンプレみたいなのがあればやりやすいんだろうけど・・・
あまり設定変えすぎると文句も出るし、難しいね
574:名無しさん@初回限定
10/01/27 20:22:18 lNZ3iSZl0
てかなんでいきなりオリキャラの話になってるんだ?
575:名無しさん@初回限定
10/01/27 20:31:30 U7JRyo7h0
>>565
乙
良かったとは思う・・・だけど、思いつきで書いたとしてもキャラの一人称などはしっかり把握しましょうとだけ言わせてもらう
576:名無しさん@初回限定
10/01/27 21:13:10 XF9VwAwD0
まだ南蛮√ってナイよねぇ……?
577:名無しさん@初回限定
10/01/27 21:35:37 kPkN0nZSO
反董卓連合終わる頃には勢力三倍位になって、食料不足で侵攻開始するんじゃないか?>南蛮+ちんこさん
578:名無しさん@初回限定
10/01/27 21:38:09 6ops8kaA0
さぁ、まだ見ぬ作者さん!南蛮ルートを書いてくだされ!
579:名無しさん@初回限定
10/01/27 22:03:11 aLJP3qWe0
食料を求めて南下を続けた呂布軍が見たものは、猫耳たちの楽園だった。
どこを見ても、かわいらしい耳が揺れ、しっぽが揺れる。
たわわに実る果実と、森の中に潜む獣たち。彼らはついに安息の地を見つけたことを悟る。
「この地を治めるのは誰なのですか」
「みんなのごはん……お礼したい」
「うにゃ? だいおーしゃまと、ととなら、そこでお肉たべてるにゃ」
「やあ、北郷一刀です」
噂の天の御遣いはざっくばらんだった!
「はあ、ここは三国志の世界だったんだなあ」
呂布達の到来で、自らの置かれた立場をはじめて悟る一刀。
「そうだ、兄、挨拶に行くにゃ!」
「あ、挨拶?」
「そうだにゃ。新しい国ができたんにゃら、みんなで遊びにいくにゃ」
「みんな……ねえ」
増えた家族は数万人!
五千人に種付けした御遣い様は伊達じゃない!
家族総出の挨拶は、もちろん、三国にとっては大侵攻にしか見えやしない。
慌てる三国、腑抜ける明命。
大陸の明日はどっちだ、南蛮一家がまかり通る。
南蛮√ こうご期待!
こんなんか?
580:名無しさん@初回限定
10/01/27 22:08:45 JnRCZrkm0
さあ、キーボドードをたたく作業に戻るんだ
581:名無しさん@初回限定
10/01/27 22:09:41 6ops8kaA0
さぁ、本格的に書く作業に移るんだ
582:名無しさん@初回限定
10/01/27 22:20:20 NQlBJcQ20
さあ、その面白そうな話の続きを書くんだ。
583:名無しさん@初回限定
10/01/27 22:24:28 DNCokTYN0
さあ、さあ
584:外史喰らい ◆g3lwFV02dE
10/01/27 22:37:10 h2W1mfZh0
残念、投下予告するけど南蛮ルートじゃないよー
という訳で、お久しぶりです。
「また!?男だらけの恋姫†無双」第2話がようやく書きあがったので、投下予告をさせていただきます。
なんとか1月中に書きあがりまし……え?
避難所8の>>804?
言い訳の仕様もありません。自分の筆の遅さを再認識した次第です。
で、実際の投下なのですが、30レス強という量になってしまったことと、29日に一壷酒氏が投下されることを考えて、
土日の夜に、半分ずつの投下を予定しております。
詳しい時間やレス数は、また明日にでもいつもの投下テンプレを貼らせていただきます。
585:名無しさん@初回限定
10/01/27 22:40:26 U7JRyo7h0
外史喰らいじゃないのか・・・orz
586:名無しさん@初回限定
10/01/27 23:10:50 6DmSp6d10
>>579
恋姫SSの次回予告?でここまで心躍ったのは久しぶりw
是非読んでみたい!
>>584
待ってま~す
でも全裸待機は危険なので自重します →また!?男だらけの恋姫†無双
587:名無しさん@初回限定
10/01/28 00:23:41 J7ym88Kw0
>>585
個人サイトでよくある複数同時に長編書いて途中でどれも更新停止になってるみたいな状態よりはマシだろ
588:名無しさん@初回限定
10/01/28 00:24:44 tnYeLpo50
>>579
ものっすごく細かいツッコミだけどさ、
3行目って「彼ら」じゃなくて「彼女ら」じゃね?
589:名無しさん@初回限定
10/01/28 00:35:19 WHErFfo50
>>580
気になって「キーボドード」が何なのか検索したら、8hitほどした件
590:名無しさん@初回限定
10/01/28 02:51:03 v6rnnMF80
>>587
あぁ、それわかるわ
複数書いてくうちに何か更新頻度が落ちて最後は投げっぱなしのやつだろ
あれマジうざいよなぁ・・・楽しみしてたぶん余計に腹が立つ!!
長編を一本と短編をいくつか書いてて時間がなくなったから更新停止ならまだ納得いくんだよな
短編なら多分作者が息抜きに近い感じで書いてた可能性もあるからうまく折り合いを付けて長編を頑張ってたのもわかるからな
だけど、長編を複数やっといて更新停止だと感じるものも違ってくるわけなんだよな
長編を書くとなるとプロットとか色々と大変なわけで時間なんかもたくさん取られることなんかわかりきってることだ
しかもキリがよくなるまで時間や話数がかかっちまうっていうのだってはじめからわかることだ
そういった諸々の覚悟がいることをわかった上で書いてるはずなのに中途半端な状態で終わらせるとは何事だという話だよな
一本でも大変であろう長編ものを書いててその一つ目が完結してないの更に長編を増やすとか余計なコトしといて停止はないだろと言いたいねホント
出来ないんなら無駄に同時進行すんな!一本に絞って書け!!!そう言いたくなるよな
でも、多分そうゆうのって作者があれもこれも書きたいとか思いついて何も考えずにやってるんだよなきっとおそらくプロットすら組み立ててないんだろうな
自分がはじめたことで読む人間を引っ張り回して飽きたらシラネってフザケンナ!!!!と
他人が使い捨てたネタを使って話書いてる作者なんて見た事ねぇっつーの!!つまりは、テメェが捨てたことでそのネタは中途半端に闇に葬られるんだバカ野郎!!!!!と
ネタ殺しスンナと訴えたい・・・けど、そういうのに限って連絡手段用意してねぇ!!!!!
まぁ、そういう作者って普段から無責任なヤツなんだろうと思い込もう事でいつも我慢してる
スレ汚しスマン、思い出したら腹が立っちまったのでつい書いちまった
591:名無しさん@初回限定
10/01/28 03:13:17 aQy9LTBs0
ネタ殺しとか意味不。上から目線も意味不。
既出のネタだろうがその作品が途中で止まっていて、その設定が魅力的で、自分でも書きたいと思えばそんなの関係ないだろ。
大多数が魅力をもった設定なら、更にそこから三次創作めいて広がるはず。
プロット立ててないとか何も考えてないとか、それだけ自分で扱き下ろした作品を読んで楽しんでいた>>590は同レベルの感性持ちってことにならないか?
592:名無しさん@初回限定
10/01/28 03:48:23 fOkYTVxMQ
>>590-591の流れはよくわからんし興味ないがが
ようするに>>591が三次創作が創られる証明としてsssを書いてくれるわけだな!
あえて言おう、wktkであると!
593:名無しさん@初回限定
10/01/28 05:00:09 xAhj0dHAO
>>591
世の中には、気になって書けなくなる人もいるのですよ……
今の俺らがそう、期待の新人とかぶりそうで…ガクガクブルブル
594:名無しさん@初回限定
10/01/28 05:35:34 xAhj0dHAO
おぉ!書き込めてるー!規制解除キター
寝ぼけてて思わず非難所に書き込んだと思ってずっと探してた(笑)
595:名無しさん@初回限定
10/01/28 05:36:14 NAZq6pUNO
せっかくコテ外してるのに文体そのままで誰だか解るとか……
596:名無しさん@初回限定
10/01/28 11:21:10 wVvxpejd0
ネタかぶりは気にしても仕方ないんだが
どうしても気になってしまうのはわかる
そこで最初からネタは引用して書くようにすればいい
それもできるだけ関係ないジャンルのプロ作品からパクる
といっても利用するのはネタやアイデアだけだ
自分なりにいろいろとアレンジや解釈、使いかたを工夫すれば
元ネタを知ってる人が見てもわからないから問題ない
597:名無しさん@初回限定
10/01/28 11:35:20 O38QbRTh0
物語の類型という意味でのネタなら、そんなもの、聖書とシェークスピアで全部出てると言われてくらい
なんだからかぶりなんか気にしてもしかたない。
二次創作でネタがかぶるのは、同じ題材の場合だけど、これはもうそれぞれの料理の仕方で異なって
くるものなんだから、これまた気にしてもしかたない。
正直、気にしたり、あえて他から引っ張ってくるなんて小細工するよりは、ひたすら書く方がいい。
598:名無しさん@初回限定
10/01/28 13:05:28 fOkYTVxMO
>>596
でも、北郷帝はバリバリ見破られてるよ?
599:名無しさん@初回限定
10/01/28 13:18:32 O38QbRTh0
ベルガリアードか?
ありゃ、某小説へのオマージュがあるよ、って投下の時の注意書きでも書いてあったよ。
600:名無しさん@初回限定
10/01/28 14:08:37 fOkYTVxMO
あれ?最初誰かが見破ったんじゃなかったっけ?
その後でオマージュって書きはじめた記憶があるんだけど
601:名無しさん@初回限定
10/01/28 15:18:13 O38QbRTh0
一応、過去スレ確認しなおしてみた。スレ投下の文章にオマージュってあるね。
17スレの230。
ベルガリアード、マロリオンの作品名を出したのは後のことだけどね。
602:名無しさん@初回限定
10/01/28 20:07:00 oC+1xeSO0
>>596-597
あくまで真似され、繰り返し使用されて受け継がれてきたのは語られた話の構造でありその話し方
どういった手法が用いられていたり造りをしているのかを学び、それを引用することで多くの話は作られてきた
そのことと、ネタをそのまま流用するのはパロを同一視するのはちょっと違う気がする
そもそも、ネタにしても少なくとも歴史の中で真似がされていたとしても
それらは形やキャラ、それにネタの背景部分をそれなりに変更して使われてきたはずだ
このスレで以前あった桂花孕ませブームや春蘭ナデナデブームが一過性のものとなってしまったのは
それぞれ書く人間の特徴によって微妙な違いはあれど基本部分が同じだったからマンネリ化してしまったところに
原因があったんだっていうのはわかるだろ?
ちなみに>>597によって聖書やらシェークスピアまで例に出されたからこの話をしたんだからな、話が飛躍しすぎだとか掘り下げすぎだとか言うなよ
603:名無しさん@初回限定
10/01/28 20:15:14 id81m/3d0
>>601
そういえば、そのベルガリアードとかマロリオンについてかなんかで会話が交わされてたね
ここや避難所でそういった元ネタの話で盛り上ることがあっても元ネタがわからないオイラはついていけなくて(´・ω・`)ってなるw
ホントは元ネタをじっくり知りたいんだけどそんな時間ないお(´・ω・`)
時間・・・欲しいお(´・ω・`)
604:名無しさん@初回限定
10/01/28 20:20:59 zCRWNkNk0
おれもおれも
605:名無しさん@初回限定
10/01/28 20:58:34 WHErFfo50
ベアードさまとロリコンについての話がどうしたんだろうと思った俺は
ひとまず頭の中からょぅι゛ょを追い出してみようかと…
うん、やっぱ無理
606:名無しさん@初回限定
10/01/28 21:07:35 BnL1p3wK0
>>605
メーテルの一刀発見
607:名無しさん@初回限定
10/01/28 21:13:24 gp4YgC+C0
袁術公路か、刷り込みってこわいよね
608:外史喰らい ◆g3lwFV02dE
10/01/28 21:19:31 GDhwZJnO0
では改めまして、投下予告です。
「また!?男だらけの恋姫†無双」第二話
・漢ルートの再構成外史です。
・一刀は無印後→真外史。
・便宜上、華佗の服装に、本編に無かった要素を追加しています。
・当然ながら、メインは男ばっかりです。
・読者が原作漢ルートを読んでいる前提で、原作と同じ部分の描写を所々省いてあります。
投下予定:土曜日21時から15レス
日曜日21時から19レス
ご支援お願いします。
609:名無しさん@初回限定
10/01/28 21:23:01 xAhj0dHAO
雪蓮
610:名無しさん@初回限定
10/01/28 21:24:01 BnL1p3wK0
キタッ!
男だらけのサービスシーンを色々期待して待ってる。
611:名無しさん@初回限定
10/01/28 21:43:23 4/sFYA/pO
どんなサービスだww
>>608
投下お待ちしてます
外史喰らい本編の続きも待ってます
612:名無しさん@初回限定
10/01/28 21:56:06 gp4YgC+C0
>>611
そりゃお前、桂花を超えるツンツンの左慈がいるんだから答えは一つだろw
613:名無しさん@初回限定
10/01/28 21:57:16 pCo6cNqa0
そういやココは801禁止ではないんだな
エロパロスレだとそういう所多いけど
614:名無しさん@初回限定
10/01/28 22:03:38 4/sFYA/pO
>>612
一刀さんに怪我させちゃった焔耶をぬっ殺そうとしたシーンが既にしてかなりのデレじゃないかw
615:名無しさん@初回限定
10/01/28 22:34:51 5IbF71tU0
左×一なら左慈の誘い受けかな?
616:名無しさん@初回限定
10/01/28 22:40:06 wFGYKhmm0
すげぇ、高度すぎて理解できん
腐の人ってやっぱすげぇ
617:名無しさん@初回限定
10/01/28 22:46:06 Jo2o5MW40
>>616
いやいや、>>615はまだまだ序の口
奴らは無機物どうしでも簡単に×付けちまうんだぜ?
例:東京タワー×エッフェル塔
618:名無しさん@初回限定
10/01/28 22:59:53 GDhwZJnO0
>>610
あったり無かったり……
619:名無しさん@初回限定
10/01/28 23:02:46 U34BM3T30
連中なら化学結合でもイケるんだろうなあ……
620:名無しさん@初回限定
10/01/28 23:11:53 KyzZ5W9/0
どうやら、もうここは男の俺がいれる場所ではなくなったらしい・・・さらば外史スレ!
621:名無しさん@初回限定
10/01/28 23:39:37 8B49ocWV0
どうやら俺も旅立つべき時を迎えたようだな、でゅわ!
622:名無しさん@初回限定
10/01/28 23:52:03 kaNX6sCz0
/)
///)
/,.=゙''"/
/ i f ,.r='"-‐'つ____ こまけぇこたぁいいんだよ!!
/ / _,.-‐'~/⌒ ⌒\
/ ,i ,二ニ⊃( ●). (●)\
/ ノ il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| |
/ iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /
623:名無しさん@初回限定
10/01/28 23:53:46 bD1NqnNy0
いやこまかくないしw
てか外史喰らいって女性かそっち系の人なんだろうなw
624:名無しさん@初回限定
10/01/29 00:01:28 550gHSHj0
まぁ、何か知らんが可愛い焔耶を書いてくれるんならそっち系でも一向に構わん!
625:外史喰らい ◆g3lwFV02dE
10/01/29 00:09:46 /OlFgWnM0
俺は構うぞーw
まあ、2chで言っても何の意味もないと分かっちゃいるけど、普通の成人男性ですよ。
やおい趣味も持ってないし。
ショタ同人とか大丈夫だから皆無とは言えんが
626:名無しさん@初回限定
10/01/29 00:10:34 laZAmT/M0
しかし、このスレに女性っているのだろうか……
627:名無しさん@初回限定
10/01/29 00:13:40 dHwXxYPE0
恋姫ファンの中に女性がいるのは確かなんだから住人の中に居てもおかしくはないけどな
628:名無しさん@初回限定
10/01/29 00:29:18 ByJuWgby0
全否定するわけじゃないけど恋姫の男女割合で男男は不毛すぎるだろ…
漢女?いや、あれは別の種族だから
629:名無しさん@初回限定
10/01/29 00:44:30 4A6j680XO
>>624
うむ、ほぼ同意だ
可愛い焔耶がもっと見たい
630:名無しさん@初回限定
10/01/29 00:51:58 9DWQbaDP0
わかってねぇ・・・わかってねぇなぁ
焔耶は桃香に対するときと一刀に対するときの態度の差がいいんだろうが
あのギャップがたまらん!敢えて言うなら蜀版桂花!
桂花と一緒でデレちゃ駄目なんだよ!あのツンツンしてて時折デレてんだかデレてないのかわからない感じがいいんだよ!
631:名無しさん@初回限定
10/01/29 01:00:59 plWGxP7K0
まあ、ゲーム中のキャラの魅力を語るのはいいが、それぞれの流れをたどってるSSにおけるキャラの立ち位置やら
いろんな変化は認めるべきじゃないか。二次創作なんだし。
632:名無しさん@初回限定
10/01/29 01:02:22 wTjA2cNZ0
>>630
よく言った!
ただし、桂花と違って直接攻撃力が高いから弄るんなら蒲公英にやってもらって遠くから愛でるのがベスト
633:名無しさん@初回限定
10/01/29 02:08:32 iZH2gesc0
>>630
>>632
激しく同意!
>>631
それぞれの流れを"ちゃんと"たどってるならな。
例えばニコポナデポで惚れちまうみたいな変化はいらんだろ?
634:名無しさん@初回限定
10/01/29 02:23:24 4A6j680XO
なんか焔耶がデレたらいかんような流れになっちまってる…
俺が余計な事言ったせいかな、すまん
外史喰らい編の焔耶が可愛くて続きが待ち遠しかっただけなんだ
635:名無しさん@初回限定
10/01/29 02:42:40 p5ge7VYH0
北郷帝みたいにキャラ改変しまくってても人気あるわけだし
気にすることはないだろ
原作に忠実にしたんじゃ真の一刀は据え膳しか食えないキャラになって
エロシーンもフェラばっかりのワンパターンになっちゃうよw
636:名無しさん@初回限定
10/01/29 02:51:07 WEaInFR90
>>634
気にするな、お前は悪くない
ただ、それぞれの趣向が違ってただけだ
というか、原作と比べて脈絡のない改変なら某人気SSにだってあるだろ
曹操軍の一員らしくない謀略巡らしすぎなアノ人とか、恋姫というよりは蒼天っぽいキャラになっちゃってる覇王とか
原作では一刀をからかうようなことをしながらも反応を見てカラダを許すのに相応しいか判断してたはずなのに簡単に抱かれた大人なおば・・・お姉さんとか
まだあるが書ききれんが、少なくとも一つのSS内だけでこれだけある・・・それと比べれば焔耶がデレるくらいマシだろ
637:名無しさん@初回限定
10/01/29 03:04:14 iZH2gesc0
ここの住民も変わったな。
最初の頃は下手に改変すると拒否反応起こしてたのに。
チナミ辺りから流れて来てんのかね?
638:名無しさん@初回限定
10/01/29 03:04:15 lzTNOjBI0
未知なる一面を引き出す焔耶のデレと作者の都合に合わせて設定ねじ曲げるのは違う気もするが
_ □□ _ ___、、、
//_ [][]// ,,-―''':::::::::::::::ヽヾヽ':::::/
// \\ // /::::::::::::::::::::::::::::::i l | l i:::::::ミ こまけぇ
 ̄  ̄  ̄/ /:::::::::,,,-‐,/i/`''' ̄ ̄ ̄ `i::;|
/:::::::::=ソ / ヽ、 / ,,|/ こたぁ
| 三 i <ニ`-, ノ /、-ニニ' 」')
/) t ̄ 。` ソ ハ_゙'、 ̄。,フ | ) いいんだよ!!
///)|  ̄ ̄ / _ヽ、 ̄ ゙i )
/,.=゙''"/ ミ `_,(_ i\_ `i ヽ、 ∧ ∧ ∧ ∧
/ i f ,.r='"-‐'つ / __ニ'__`i | Y Y Y Y Y
/ / _,,.-‐'~ /-──―-`l | // |
/ ,i ,二ニ⊃\ ||||||||||||||||||||||/ | // |
/ ノ il゙フ..:::| 、 `ー-――┴ / __,,..-'|
,イ「ト、 ,!,! ,/| ー- 、__ ̄_,,-"、_,-''XXXXX |
/ iトヾヽ_/ィ"| | _, /ノXXXXXXXXXX|
ただ、自分の都合の良いようにねじ曲げすぎるのは、原作の世界観やキャラクターの整合性や理解力が足りていないことの証明となってしまいかねないとだけ言っておく
H「これから新しくSS書きに貂蝉・・・もとい挑戦しようと思ってる人はその辺り気をつけるのだぞ」
C「漢女とのやくそくよん」
639:名無しさん@初回限定
10/01/29 03:10:19 Nnr0iWvf0
>>637
北郷帝の改変しまくりをハーレムへの欲求に負けて当時の住人が許容してしまったから仕方があるめぇよ
640:名無しさん@初回限定
10/01/29 03:18:21 WEaInFR90
確かに、当時は随分と寛容な態度だなとは思った・・・確かに思ったさ
そして、今回の焔耶のデレへの反応やちょっとしたキャラ改変のSS叩きとか理不尽だろとも思ったさ
だからさっきだって焔デレ擁護のレスだってつけたさ
だが、男がハーレムものに弱いのは自然の摂理!!
よって
/)
///)
/,.=゙''"/
/ i f ,.r='"-‐'つ____ 細けぇ事はいいんだよ!!!!!!
/ / _,.-‐'~/⌒ ⌒\
/ ,i 二ニ⊃=⊂⊃=⊂⊃=\
/ ノ il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| |
/ iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /
大事なことなのでもう一度言おう!
細けぇ事はいいんだよぉぉおおお!!!!
641:名無しさん@初回限定
10/01/29 03:19:33 aD56VsdnO
なんだ帰って来たのか、IDは大丈夫か?
642:名無しさん@初回限定
10/01/29 03:27:42 WEaInFR90
ん?悪いが俺はあのバカ荒らしじゃないぞ?他は知らんけど
というか、思ったこと書いただけで荒らし扱いは酷すぎじゃね?
それに>>630と>>632-633が外史喰らいの続編で焔耶がデレるのを楽しみにしてる人間を批判したときにも言えよ
なんで北郷帝に話が及んだ瞬間それなんだ?勘弁してくれよ・・・北郷帝のみ特別扱いかよ
643:名無しさん@初回限定
10/01/29 03:36:07 blrikrWCQ
>>642
はいはい、黙れ
644:名無しさん@初回限定
10/01/29 03:43:16 4A6j680XO
頼むから殺伐としないでくれよ…ホント悪かったからさあ…
645:名無しさん@初回限定
10/01/29 03:47:38 PkviSg1r0
改変が許容されたのはではなく、嫌われてるのそもそもは初っ端から改変されてるやつだよ。
だから初回の投下で拒否反応示したり、2・3回堪えたが我慢出来なくなって拒否反応示す人が多い。
646:名無しさん@初回限定
10/01/29 03:53:51 PkviSg1r0
アンカー忘れた、>>639
647:名無しさん@初回限定
10/01/29 04:06:03 p5ge7VYH0
そういや少し前に荒らされたりあったんだったな
配慮がたりなかったかわりいわりい
648:名無しさん@初回限定
10/01/29 04:28:47 WEaInFR90
いや、スマン俺が悪かった
以前のクソ荒らしと同等に扱われてむかついたのがいけなかった・・・申し訳ない
もう少し言葉慎むべきだったな失敗だったわ
649:名無しさん@初回限定
10/01/29 04:29:07 blrikrWCQ
>>644
あなたは悪くないよ>>642の荒らしが悪いだけさw
650:名無しさん@初回限定
10/01/29 04:38:22 4A6j680XO
だからマジやめてくれって…
俺へのレスを荒らし認定の口実にしないでくれよほんと凹むわ
651:名無しさん@初回限定
10/01/29 04:43:26 DT0pIm2kP
しかしなぜこんなに外史喰らいを許容する人が多くなったのか疑問だな
当初はオリ真名とかを批判する人多かったのに次第に許容する人に押されていったよな
本人もオリ真名には理由があるとか弁明してたが結局SS放置だし
652:名無しさん@初回限定
10/01/29 04:45:51 WEaInFR90
あぁ、もう気にするな>>650!
全部、慎重に書き込みしなかった俺が悪いんだから
お前は俺に怒る権利こそあれ、責められる必要など無いんだ!
というわけで、バカな俺が悪かったからもう終わりにしてくれよ頼むから
653:名無しさん@初回限定
10/01/29 04:46:54 blrikrWCQ
>>645
どうせ北郷帝を目の敵にしてるアンチだから相手するだけ無駄じゃね?
今回はIDをミスってないみたいだがいつもの荒らしでもあるってわかるしw
654:名無しさん@初回限定
10/01/29 05:07:21 mcoDCiYm0
だが、よくよく考えてみると荒れたり揉めたりする元になっている存在は北郷帝なんだよな。
これは紛れもない事実なんだから仕方がない。
いっそ北郷帝が消えてくれればここも平和に…おっと誰か来たようだ
655:名無しさん@初回限定
10/01/29 05:12:09 blrikrWCQ
はいはい自演乙、お前が消えれば?
656:名無しさん@初回限定
10/01/29 05:40:35 FqLVRdDa0
かまってちゃんにいちいちかまってあげるここの住人は本当に気のいい人ばかりだな
荒らしも荒らし甲斐があるだろうよ
657:名無しさん@初回限定
10/01/29 07:07:14 vJpstjCE0
まあなんでもいいよ
ここには蜀というか桃香アンチが沸かないだけ俺には居心地いい
658:名無しさん@初回限定
10/01/29 07:41:28 sysNgb7u0
>>651
許容する人が多くなったんじゃなく
許容する人だけが読んでるんでしょ
オリ真名っていう最初の関門があったおかげで
659:名無しさん@初回限定
10/01/29 07:51:31 plWGxP7K0
>>654
いや、もうここに投下してないじゃんw
660:名無しさん@初回限定
10/01/29 10:37:33 EJfzbX1m0
つまりは投下してないスレにすら影響を与えるってことになるな
661:名無しさん@初回限定
10/01/29 11:29:15 CessopJi0
>>658
あれだな、北郷帝のキャラ改変と一緒だな
一刀に違和感がでてきたとき、ヒロインがゲームと整合性取れなくなってきたときって感じで敬遠するようになった人もいるだろうからな
かくいう俺も一刀の違和感は散々話が出て信者の方々曰く成長したとあれば伸びしろが異常でも問題ないらしいわけで
それで納得出来ない気もするが我慢はしようと思ったんだ
だけど、ヒロインが物語に都合良くなるように性格やらなんやらを改変されまくってたのが発覚した時点でウンザリしたからな
さらに、そこに触れてもコメントし難い作者は別に仕方ないとしても今までちょっと意見をした人ですらムキになってさんざん叩きまくってた信者が何も言わなかったことで嫌になったね
いや、一度くらいは反論もあったな確か「北郷帝の○○はそういう設定、性格」だっけか、それじゃあ原作も愛してる人は納得出来ないわな
まぁ、そういうのがあって読む人が選別されていって北郷帝の読者数も初期と比べると初速で言えば半分近く減ったんだよな
個人的にはそういう読む人を選ぶっていう作品も悪くは無いとは思うし、好みでわかれることになるだけだから問題だって無い
ただ周囲の妄信的な奴らの言葉にゲンナリする、北郷帝は何も間違ってないというか正義であるとすら言わんばかりだからな
宗教だね、ありゃw
662:名無しさん@初回限定
10/01/29 11:30:15 8yZhs9al0
日本語で……
663:名無しさん@初回限定
10/01/29 11:37:16 CessopJi0
長文すぎたな
ゲームで出てないキャラの一面を出すのはいいと思うがゲームで明確に出てる部分を変えるのはさすがに駄目だと思う
どんなSSでも、その周囲の人間によってその他の人たちに歪んだイメージを与えやすい、また読者を減らす原因にもなる
外史喰らいも北郷帝も大分人を選ぶ作品だけどちゃんと読む人読まない人で分類されてる、ただ時折信者がいやで距離を置く人間もいる
以上の3つを主に言いたかった、あれ?すげぇシンプルにまとまってね?
664:名無しさん@初回限定
10/01/29 12:06:20 8yZhs9al0
>>661に至るまでの話の流れを読まずにレスしてた。
とりあえず何となく理解するも、>>661=>>663て言われるとよく解らん。話の主題が変わってる気がする。
なんというか>>661のかくいう~以降は蛇足なんじゃないか?
その辺りは一人一人の頭の中にあれば良いことで書く事じゃない気がする。
そういったキャラの受け取り方とかは、どうしても個人差があるから纏まらないし終わらない。
時間をかければ歩み寄りはできるだろうけど宗教や民族問題でもあるまいしやるほどのことでもないでしょ。
好きな人は自分の好きな作品が貶されれば擁護したくもなるし、嫌いな人からしたら擁護されてるのが納得できないから批判したくなるしでエンドレスエイトだから不干渉が一番だよ
665:名無しさん@初回限定
10/01/29 12:19:59 tN/idHVz0
ようするに長文を要約すると俺さまが気に入らないとなるような・・・更に言うと間違ってるとか間違ってないとかいう問題ですらないような・・・
666:名無しさん@初回限定
10/01/29 12:42:42 aD56VsdnO
>642
やっぱタイミング的に勘違いなされたか、すまない。
ID的にあなたは白なのだがそのちょい前が匂ったのでね。
667:名無しさん@初回限定
10/01/29 12:49:38 aD56VsdnO
今一通り見たが、荒らし大喜びだな。
やったな!
668:名無しさん@初回限定
10/01/29 13:22:52 2kW9HbJN0
主人公のキャラ設定崩壊、主人公チート、オリキャラあり
ここでいつもTinamiや理想郷の作品を嘲笑う要素全て北剛帝も含んでいるのにな。
それでも北郷帝だけは特別!とか言ってる原理主義者はマジキチ。宗教じみてキモすぎ。
作品自体を叩くつもりはないけど、信者が作品自体の価値を貶めてるとしか思えんわ。
669:名無しさん@初回限定
10/01/29 14:19:15 iZH2gesc0
>>668
嫌われる要素にオリ主が抜けてるよ
そしてオリ主はここでは一切許容されない
鬼畜王文台がいい例
670:名無しさん@初回限定
10/01/29 15:04:28 aD56VsdnO
IDは大丈夫か?
671:名無しさん@初回限定
10/01/29 15:32:48 FqLVRdDa0
おまえらまだやってんのか
いい加減避難所でやれや。作品投下されてると思ってwktkしたじゃねえか
672:名無しさん@初回限定
10/01/29 16:11:28 QidwtbAw0
>>668-669
クロスオーバーが抜けてるお前らを俺は認めない
673:名無しさん@初回限定
10/01/29 16:19:19 aaOdRYwxi
こういう流れに嫌気が刺して作者の皆さんが投稿しなくなるのだけが恐ろしいわ
確信犯の荒らしは救いようがないが自覚が無い人はそこの所考えろよ
674:名無しさん@初回限定
10/01/29 16:53:57 5BUHMa470
age
675:名無しさん@初回限定
10/01/29 18:17:42 p5ge7VYH0
まあ、個人的には別にオリ主人公だろうがクロスだろうが
一向にやってくれて構わんのだが、どうせここじゃ評価はされないし
無理にここでやる必要はないだろうな
676:名無しさん@初回限定
10/01/29 19:27:18 SJWLWT140
まあ待て、長引いたら外史食らい氏が投稿する時気まずくなるだろ
さ、避難所へ行こう?
677:名無しさん@初回限定
10/01/29 20:09:42 viMnkxvD0
一壷酒氏のとこの規制速くとけりゃいいのに・・・いい加減、こっちであのかたの名前がみたいでごわす
678:名無しさん@初回限定
10/01/29 20:35:51 sysNgb7u0
避難所でのレスをよく読むんだ
もうこっちには……
679:名無しさん@初回限定
10/01/29 20:36:00 rSiavBG60
今回のは作者がコテ付けたまま、言葉は悪いが出しゃばりすぎると碌な事にはならないという良い見本だったな
680:名無しさん@初回限定
10/01/29 21:07:31 viMnkxvD0
>>678
そ、そんな・・・確かに最近の流れは芳しくなかった
でも、土俵際の魔術師のようにぎりぎり一杯で切り返しの逆転をして欲しかったで・・・ごわす
681:名無しさん@初回限定
10/01/29 21:33:22 3e5RR4ZbO
>>679
粘着の自演くんが全部悪い
682:名無しさん@初回限定
10/01/29 22:04:15 /R56ycId0
全裸待機開始!風邪引き覚悟完了!
683:名無しさん@初回限定
10/01/29 22:30:16 a+s5oA6C0
避難所に書けよボケ!関係ないこっちに書いてんじゃねぇよks
684:名無しさん@初回限定
10/01/29 22:42:13 zXN8Jh0w0
なんやら言われてるようだが
【異世界タイムスリップ】【天の御遣いの預言】【異様にモテる】
原作設定がそもそもチートみたいなもんじゃねぇかw
今更ご都合主義の一つや二つで騒ぎすぎ
…まぁ、俺もオリ主は無いと思うが
685:名無しさん@初回限定
10/01/29 22:54:40 blrikrWCO
>>684
原作の時点でチート気味だからこそ、さらに追加する必要はないと、思うよ~はぁ!
686:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:00:49 40246R8TP
/) ,..-─-
///) /. : : : : : : : : : \
/,.=゙''"/ /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
/ i f ,.r='"-‐'つ ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',i
/ / _,.-‐'゙~ {:: : : : :i '⌒' '⌒' i: : : : :} こまけぇこたぁいいんだよ!!
/ ,i ,二ニー; {:: : : : | ェェ ェェ |: : : : :}
/ ノ il゙ ̄ ̄ { : : : :| > |:: : : :;!
,イ「ト、 ,!,! ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ
/ iトヾヽ_/ィ"___. ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ
r; !\ヽi._jl/゙_ブ,フヽヾーtー:、__ ,r|、` '' ー--‐f´
687:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:01:04 x0TePgRq0
例え優秀な武将たちに拾われたとしても、戦乱の世に放り出されても死ぬことなく国を広げ、生き抜いたその「幸運」もチートだと思う。
688:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:05:10 plWGxP7K0
拾われる時点で幸運過ぎるw
689:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:06:43 kz4gD72d0
ここや避難所の書き込み見て思った
チートやオリキャラなんか別にいいじゃんってのが多いようだしもう解禁でいいじゃん!
そう、今こそオリキャラ、チートを解禁すべきである!これはレス数を見てもあきらかである!
もはや、古き時代の頭の固い連中など大して残っておらんのだ!
さぁ、オリキャラ、チートを携えたSSたちよ来るがよい!このスレに!
690:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:08:59 6htOWtTe0
読みたい人が読みたい物を読めばいい、それだけ。
他人があれこれ口出しするのは、いろんな意味でおかしな話ね。
とりあえず平和に、できるだけ他人に不干渉でいこうじゃないさね。
そして今は皆とりあえず全裸待機すれば、心も一つになるってもんさ。
691:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:14:17 D7OO06NC0
自演し放題のこのスレで解禁だ口出しおかしいとか言っても荒らしにしか見えん
692:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:15:47 I/tFmIkf0
そうだな、書きたい人はいろいろ書く。そして、読む人間は読みたいものを読めばいい。
今思えばこのスレにある暗黙の了解であった「オリキャラ、チートなどの使用は基本ナシの方向で」というのもきっと無理あったんだな。
今回の件でわかった。みんな実は何書いたっていいって思ってたんだな。
比率的には間違いなく多かったもんなオリキャラ、チート許容派。
でも、きっとこれでオリキャラやチートのあるSSが来ると掌返して批判が……おや、誰か来たようなのでちょっと失れ―
693:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:29:19 QaPIOtfV0
>>691
俺はどっちかといえば、なんでもかんでも安易に荒らし認定したり自演認定する無責任なヤツが最近は荒らしに見えるぞ
>>641の書き込みで一時、複数人が混乱状態になってたみたいだしな
で、本人は>>666まで自分の発言放り投げたままだ、ある種荒らしだろこれ
だから、さすがに認定しまくってるやつも荒らしと変わらなくなってきた気がする……というのは考えすぎだろうか
694:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:30:16 DT0pIm2kP
自分達の都合の良いようにしか物事を解釈しない
都合の悪いことは全て曲解して解釈
荒らしの定型のような書き込みだなおまえら
695:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:32:47 59dY4sTq0
荒らしだったら何なの?
何かしたいの?
696:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:33:04 59Trr3ZxO
なんか荒れてんなあ……
俺は落ち着いて全裸待機してるよ
697:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:33:37 MT2awv3O0
>>693
根拠も示さず認定する馬鹿は荒らしである事は間違いないな。
自演失敗等の証拠があるならともかく、勝手に認定して放り出すなんて無責任極まりない行動だし。
698:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:33:44 D7OO06NC0
>>693
どっちかとか考えるのが間違い、両方荒らしだろ
699:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:36:06 xdz0bB/o0
o
_△_
, ' / | `ヽ
{ 7 | ● } <おうおう、落ち着きな兄ちゃん達、水かけ論になってるぜ
ゝ/_|_ ノ
⊂/ ヘ⊃
/ ○ ハ
700:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:37:03 8yZhs9al0
極論としてオリキャラだろうがチートだろうが容認派だけど、面白い作品に限った話ね。
山もなく谷もなくただぐたぐたと会話だけで進むような作品はいらね。
701:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:38:10 QaPIOtfV0
>>698
その考えで行くと、つまりはなんでも荒らしとみなすYOUも細かいことに言及した俺も荒らしって事……なのか?
702:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:48:46 D7OO06NC0
俺が言ってる荒らしってのは普通にスレを荒らしてる人、荒そうとしてる人を指してる
なんでも荒らしとみなしてはいない
勝手に解禁だの口出し無用だの言って一個人の独断でオリキャラSS招き入れたら荒れるのは目に見えてるだろ
脊髄反射で認定してた奴も然り
703:名無しさん@初回限定
10/01/29 23:52:42 KvfYMmUS0
まぁ、なんだ、荒らしは放っておいて
SS書かない奴は職人に感謝しつつ感想をかきこもうぜ
荒らし扱いされた奴は気分悪いかも知れんがそろそろ通常営業に戻らんとレスが…
704:名無しさん@初回限定
10/01/30 00:38:30 mqZMFdsP0
>>702
なるほど、それも一理あるな
ただ、さっき>>689で書いたのは結構長いことやってるアレに関する論争におけるレスの比率を見た上で言っているわけなんだ
現に、過去レス……いや、ここの住人として言うなら自演しにくいから議論をするなら行けと言われる
信頼度の高い避難所でのレスを辿ってみれば
オリキャラ、チートを抑えるべしという意見に対してオリキャラ、チート別にあってもいい、というレスが複数ついたのは
確かな事であって紛れもない事実であったわけだ
そのことから、比率としてはオリキャラ、チート容認側が多いのは確かなわけで、決して俺が独断でそう決めたわけじゃない
まず、そこをわかってほしい
ちなみに、なかには面白い話ならなんて言っている人もいたりした
実は、それはとても不思議な発言なんだよな…なにせ、このスレではオリキャラ、チートは原則ほぼ皆無でとなっているのだからな
それなら、ここでSSを書く人は初めからオリキャラ、チートを極力使おうとはしないはずだろ?
どんな話であれ、少しならまだしも色んな人の目に付いたり他の人から意見が出る程にオリキャラやチートを使う人は
本来ならいないはずなんだよ…スレのルールをはなから守るつもりが無い者を除いてはな
つまり、オリキャラ、チートがあってもいいと言う彼らの言葉は実はこの外史スレを守ってきたルールすら否定しかねないものだと
思ったわけで、そんな人がたくさんいるならと>>689の通りにルール改変すべきでないかという意見を書いたんだよ
じっさい、このスレのルールを厳守する頭の固いヤツなら「オリキャラ、チートがあってもいい」…の後に「面白くて、ここじゃなければ」
とか続けてるはずだからな、現にそう書いてた老害ばりの頑固者たちが過去いたしな
にも関わらず、そう言わなかったということはここでは駄目という意思が余りないとも受け取れるわけで、彼らも然りと考えたのも間違じゃない
以上が、>>689を書いた理由だ
705:名無しさん@初回限定
10/01/30 00:42:33 /9D1Bm4X0
ここから追い出された作品の中でも例えば鬼畜王文台とかは駄作の極みだったからな…
オリ主じゃなくてもあのレベルじゃどっか行け言われて当然過ぎた。
作者の頭のいかれ具合も人間性も最悪だったしな
TINAMIでも評価低くて更新やめて逃げたっぽいがw
706:名無しさん@初回限定
10/01/30 00:43:20 loUiYxnV0
盛り上がってるとこ申し訳ないが避難所でやってくれ
707:名無しさん@初回限定
10/01/30 01:04:43 0EVKEXtk0
避難所で議論せずにわざわざココでやろうとする人は自演したいからやってますと言ってるうなもの。
件の荒らしが自演失敗した事で自演をする人がいるのが明白になったのに。
708:名無しさん@初回限定
10/01/30 01:52:42 uCHWGvGE0
流れぶった切るのにどうでもいい事書くけど、
桃香はさ、『子供たちに勉強を教えている器量の良い町娘』くらいがちょうどいいと思うんだ
709:名無しさん@初回限定
10/01/30 01:58:11 taEF3K0M0
教えてもらう方じゃないの?
いや、さすがに馬鹿にしすぎ……とも言い切れんか?
710:名無しさん@初回限定
10/01/30 02:01:22 OcWwMlKkO
「子供達と一緒に学んでいくやり方」とか
「人に教える事は自ら学び直す最良の方法」とか
上手い具合に言い換えればおk
711:名無しさん@初回限定
10/01/30 02:02:12 akNGcmuX0
平和な時代ならそれもアリだったんだろう。
けど時は乱世だったからね。
712:名無しさん@初回限定
10/01/30 02:03:27 27BBpWLu0
魏呉の頭と比べると半端なんだけど、そういう英傑らしくない人間ぽさが桃香の魅力だと思うんだ
713:名無しさん@初回限定
10/01/30 02:46:10 FKvu+FB10
なぜか
年老いて引退して私塾開いて子供たちに勉強教えるとっても幸せそうな桃香
を想像した
714:名無しさん@初回限定
10/01/30 03:18:43 Fxzcf82c0
桃香は猪々子と性格が似ていると思う
715:名無しさん@初回限定
10/01/30 08:19:26 5i+gl3KJ0
某ねこねこのポンコツ幼馴染役でおk
716:名無しさん@初回限定
10/01/30 10:41:51 PCdaiZpN0
>>707
昨日、避難所で議論中に自演扱いするバカが湧いてたが・・・なんでそれはスルー?
717:名無しさん@初回限定
10/01/30 10:43:55 KQ2ktu7H0
避難所の人たちはバカをスルー出来るのだよ
718:名無しさん@初回限定
10/01/30 11:10:51 a3s5Ctbr0
自演扱いも何もけっきょく自演で正解だったみたいだぞ
719:名無しさん@初回限定
10/01/30 12:29:59 Uj2UVv52O
まぁ、そうは言っても本当に自演なのかは俺らには知りようないけどなw
720:名無しさん@初回限定
10/01/30 12:33:53 C+pmmniXP
わざわざ中の人が注意してるってことは、そういう事だろ
721:名無しさん@初回限定
10/01/30 12:42:19 yRjFAYu40
もし、中の人が自演してたら・・・いや、邪推はやめておこう
722:名無しさん@初回限定
10/01/30 13:14:20 qsHFby6v0
そんなこと言い出したらいよいよシベリア出兵になるだろうがwww
723:名無しさん@初回限定
10/01/30 15:41:05 XMjm9JWW0
オリ云々に期待するなら理想郷行けという話なのになぁ。
724:名無しさん@初回限定
10/01/30 16:31:22 FKvu+FB10
いやいや、オリといえばTINAMIだろぉ
725:名無しさん@初回限定
10/01/30 16:32:41 SoQWB08I0
折角話題変わってたのに蒸し返すなよ
726:名無しさん@初回限定
10/01/30 17:31:04 +/OKzBTDi
またおまえらか
避難所でやれ
727:名無しさん@初回限定
10/01/30 17:36:41 99aWYNNT0
そしてまた避難所で中の人と共謀して自演扱いするんですね、わかります
728:名無しさん@初回限定
10/01/30 17:51:04 SoQWB08I0
結局何かしら槍玉に挙げて批判したいだけなんだろ
729:名無しさん@初回限定
10/01/30 20:22:53 xhBpnCUn0
マジキュー最新刊で一刀が
かぐや姫は月や詠がぴったりだと言っていたが
どちらかと言うと一刀の方がぴったりだと思う
月(天)から来て異性にモテまくり
満月の晩に月(天)に帰る
730:名無しさん@初回限定
10/01/30 20:35:01 9VvmFAqv0
>>729
別に無理難題出したりはしないけどなw
ある意味傾国の姫的な立場ではある。
731:名無しさん@初回限定
10/01/30 20:48:52 OcWwMlKkO
不死の妙薬ならぬ勝利を形見に残して…
ですね、分かります
まあ華琳様も不死の妙薬なんて焼き捨てちゃいそうだけどな
732:男だらけの恋姫†無双第二話‐1(1/15)
10/01/30 21:00:46 taEF3K0M0
「ああぁぁぁぁあああああああああ!!幾千万の外史を巡り、無数のオノコの誘惑に打ち勝って、幾度も諦めそうになりながら!ついにこの貂蝉、あなたの元の辿り着いたわ、ごォォ主じ」
「寄るな」
取り敢えず、手近にあった薬箱で、顔面をぶん殴った。
「うう……酷いわ、ご主人様。こ~んなにもあなたを求めていた漢女のか弱いお顔を、そんな固いモノで打つなんて~……」
よよよ、と泣き崩れる真似をする貂蝉。
泣きたいのはこっちだ。違う外史まで来て、何でお前と再会しなくちゃならんのだ。
あと、木箱の角で顔殴られて平気な奴をか弱いとは言わない。
はあ、と大きく溜息を吐いて、天を見上げた。
恨むぞ、この外史の作者。
よりにもよって、何で貂蝉なんだよ。
第二話:「二つ。例え強大な病魔といえども、恐れるべからず」
着地の衝撃で無数の小さな傷が出来たと言うので、取り敢えず塗り薬の入った小瓶を放った。
「適当に塗っとけ」
「あら、あ・り・が・と」
受け取って、鼻歌まじりに貂蝉は薬を塗り始める。
正直、放っておいてもすぐに治ると思うが、医者になると心掛けた端からでは、妙に座りが悪い。
「それにしても、随分探したわよ?ご主人様から派生した外史は、本っ当に数が多いし……」
「あっそ」
「んもぅ、つれないんだからっ」
照れてるみたいに言うな。
733:名無しさん@初回限定
10/01/30 21:04:00 CptII6N90
お、きた。
734:男だらけの恋姫†無双第二話‐1(2/15)
10/01/30 21:05:01 taEF3K0M0
「ところで、こんなところで一人でどうしたのん?学生服も着てないし……背負ってたそれは、薬箱……?」
「ん、ああ。学生服は……まあ、燃やした」
「あーらら。何でまた」
「えっと、この薬箱とも関係してるんだけど、今は医者見習いやってて、それで血も付いたし、あんな目立つ服邪魔になるだけだし」
心情全部は気恥ずかしくて言えない。
「へえぇぇぇ……お医者様。道理で『天の御遣い』設定の無い外史にいる訳ね」
あ、やっぱり設定からして無かったのか。
まあ、それはいいや。さして気にする事でもないし。
「それで?医者見習いってことは、誰に師事してたのかしら?」
「してた、じゃなくて、今師事してる最中でさ―」
と。
「おーい、一刀!」
今しがた駆け降りた山の麓から、華佗があげた声を聞いた。
華佗はそのまま、こちらへ駆けてくる。
「あれが師匠。華佗って言えば分かるよな?」
肩越しに指さして言う。
「あ~ら、随分な有名人に弟子入りしてるのねぇ……」
頬に手を当てて、感心する貂蝉。
自分の師匠が褒められるのは、やはり嬉しい。
そうこうしている内に、華佗が到着した。微かに、表情が厳しい。
「はぁ……、いきなりどうしたっていうんだ、一刀?山道で急に走り出して」
さて、どう説明するか。
「えーと、な―」
「いや、それはどうでもいいんだ。ちょっとこっちに来て座れ」
「え?おい―」
腕を取られて、下ろしてあった薬箱の近くに強引に座らせられた。
「ああ、やっぱり。傷だらけじゃないか。足首も痛めてる様だし……まったく、山道を駆け降りるなんて馬鹿な事するからだぞ」
呆れ半分、怒り半分で言う華佗。
735:名無しさん@初回限定
10/01/30 21:06:30 UHZ94A440
完全スルーで何食わぬ顔で雑談参加していきなり投下かw
こういう性格だから叩かれるんだろうなこの作者
736:男だらけの恋姫†無双第二話‐1(3/15)
10/01/30 21:10:01 taEF3K0M0
「ほら、手当てしてやるから、腕を出せ」
「え、いいよ、そんなの。これぐらい放っておいても別に……」
「馬鹿な事を言うな。街の中でならともかく、山中での傷は、消毒を怠ると面倒な事になるんだぞ」
ほら、と催促が入る。
「分かったよ、頼む」
返事をして、まずは右腕を差し出した。
鍼を使う程のものではないらしく、華佗は傷口を洗って薬を塗っていく。
そこに、
「ちょ~っといいかしら?」
貂蝉が口をはさむ。が。
「悪い、ちょっと待ってくれ」
とだけ返事して、華佗は俺の治療を続ける。
………この様子じゃ、貂蝉が話し掛けたって頭に入ってないな。
そうじゃなかったら驚くし。あんなの見たら。
「お前は医者になるんだろう、一刀。それがこんなに傷を作ってどうする」
「そんな大きな怪我でもないし、そんな神経質になるなよ…」
「怪我の大小を問題にしてるんじゃない。考えてみろ、掛かりに行った医者が生傷だらけだったらどう思う?」
「あー……」
得心がいった。
「心配になるな」
染め屋の白袴、か。
「だろう?分かったら、次からはあんな馬鹿をするんじゃないぞ――ああ、顔にも傷がついてるぞ。ほら、こっち向け」
「ちょ、顔はいいよ。薬渡してくれれば自分でやるから」
さすがにそれは恥ずかしい。
「駄目だ。治療は最後までしっかりと受けろ」
「うー……」
渋々と顔を上向ける。
「仏頂面するなよ、薬が塗れないだろ」
「へーい」
眉間の皺を解いて、力を抜いた。
737:名無しさん@初回限定
10/01/30 21:13:38 l93HAfPo0
おお、久々だな
738:男だらけの恋姫†無双第二話‐1(4/15)
10/01/30 21:15:06 taEF3K0M0
薬を塗り終わって、華佗は手をはたき小さく息を吐いた。
「もうするなよ?」
改めて念を押してくる。
「分かった―あ」
頷いて、そこで貂蝉をほったらかしにしていたのを思い出した。
「華佗」
不本意ではあるが、一応知り合いだし、紹介ぐらいはしておいた方がいい。不本意だけど。
えーと、どう紹介するかな。貂蝉とは何も口合わせてないし、まともに言うべきか。……他人のふり出来そうにないし。
同類だと思われないといいなぁ……。
「紹介するよ」
たしかこういう設定だったよな。
「都で踊り子してる貂せ――んん?」
華佗に紹介しつつ、俺の後ろにいるはずの貂蝉の方を振り返ったところで、気が付いた。
何と言うか、こう、貂蝉から黒いオーラっぽいモノが出てる。いや、馬鹿げた表現だと思うけど、そう見える。
両手を見るようにうつむいて、「主人」だの「泥棒」だの「私の」だのぶつぶつ言ってるし、どうにも気味が悪い。
と。
「な、……何だ、これは……!?」
深刻な声で華佗が言った。
「馬鹿な……。この気配は確かに病魔のもの。だが、肝心の姿が……!」
「華佗?」
どうした?
「っ下がれ、一刀!!―危険だ!!」
「―!」
反射的に薬箱を抱え、華佗の後ろに回った。
739:名無しさん@初回限定
10/01/30 21:15:12 hVmiytDa0
つづけたまえ
740:名無しさん@初回限定
10/01/30 21:16:32 0B0WBntB0
遅ればせながら一壷酒氏、玄朝秘史の投下乙です!
荊州の話は随分と凄いことにw列伝は思わずあぁ、うんうんとね、もうw
741:名無しさん@初回限定
10/01/30 21:16:51 CptII6N90
こうして直にスレに投下ってのも久しぶりの気がするねw
742:名無しさん@初回限定
10/01/30 21:18:03 l93HAfPo0
病魔扱いw
743:男だらけの恋姫†無双第二話‐1(5/15)
10/01/30 21:20:03 taEF3K0M0
村で聞いた話を思い出す。
五斗米道を極めると、病気の元である「病魔」を視認できるようになるらしい。
そして病魔は、自分を消そうとする―つまり、病気を治療しようとする―者に、害を与えるそうだ。
大抵は「病気がうつる」形になるらしいが、極稀に、強力な力を持った病魔は、物理的な影響を与える事ができる。
つまり貂蝉は、
「強力な病魔に侵されている―?」
「そのはず、だ」
はず?
「強力な病魔の気配はするんだ、俺が診てきた中でも最強に近いぐらい強いやつが。……だけど、いくら集中しても、姿が視認できない……!」
華佗の頬に、冷や汗が垂れる。
「見れない……って、どうすんだソレ!?」
「分からない。けど、病魔に侵された人を見捨てて逃げる訳にもいかない。―何とかするさ」
腰のケースから鍼を取り出し構える華佗。やせ我慢だろうが、その顔は笑っていた。
「もう少し離れてろ、一刀。どういう動きをしているのかさえ分からないんだ。いざという時に、助けてやれる確証が無い」
「分かってる!」
両手をフリーにするために改めて薬箱を背負い、貂蝉から10メートルばかり離れる。
この距離なら邪魔にはならないだろう。
「いいぞ華佗!」
「よし……行くぞ!」
744:名無しさん@初回限定
10/01/30 21:23:03 7khxpt7Y0
お医者様でも草津の湯でも治せない病魔じゃあるまいか
華佗逃げてえー
745:男だらけの恋姫†無双第二話‐1(6/15)
10/01/30 21:25:10 taEF3K0M0
と。
「いかあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
「!?」
物凄い叫び声が聞こえた。
華佗と揃って、声のした方を見る。
そこに―――…………………………そこに、えっと、変態がいた。
性別は男で、身長は二メートルを超えるぐらいか。よく鍛えられた筋肉が、がっしりと付いている。肌は良い感じに焼けていて、頭の両脇で結った白髪を総の様に垂らしている。口元には立派なカイゼル髭が蓄えられていた。
それだけならいい。
どこが変態って、その男の服装だ。
まず下半身。白の捩り褌一枚である。
海辺、もしくは川岸なら納得できるが、生憎ここはユーラシア大陸のど真ん中である。当然、近くに川なぞ無い。
そして上半身。布面積が極端に少ない白のエロ水着(乳首だけ隠れる形だ)と、見せつける様に前を開いたマントだ。
どうみても変態である。
取り敢えず、変態その二と呼ぼう。
「いかん!!いかんぞ、貂蝉!確かに、愛するオノコを一人占めしたいと思う心は、漢女にとって大切なもの!しかし!その想いも度が過ぎれば心を病んでしまう!」
………しかも、貂蝉と知り合いっぽいし。ああ、類は友を呼ぶ、か。
「嫉妬の心に負けてはいかんぞ貂蝉!病んだ心に負ければ、小舟を褒める様なこととなってしまう!!そうなれば、愛するオノコをも傷付けてしまうぞ!!」
拳を握って、熱弁する変態その二。
しかし貂蝉は何の反応もしない。しかも、時間経過でだんだんと黒いオーラが濃くなってる気がする。
746:名無しさん@初回限定
10/01/30 21:26:24 9VvmFAqv0
支援
747:名無しさん@初回限定
10/01/30 21:26:56 l93HAfPo0
しえん
748:男だらけの恋姫†無双第二話‐1(7/15)
10/01/30 21:30:03 taEF3K0M0
「ぬぅぅ!既にワシの言葉も届かぬか!?………かくなる上は仕方が無い。少々手荒になるが、恨むなよ貂蝉!!」
そう叫ぶなり、変態その二は胸の前で手を打ち合わせて、唸った。
「うぬぬぬぬぬ………………………はあっ!」
気合い一閃、変態その二が二人に分身した。
…………やっぱり人外の知り合いは人外か。そして、これで驚かない自分に少し自己嫌悪する。
分身した片方が跳び、地面から一メートルぐらいの高さで地面と水平に回り始めた。
首から下が、緑色の光に包まれる。
変態その二が叫んだ。
「漢女道が奥義!!」
「超救!」
「倭王!」
回っている方の叫びに呼応して、もう一人も叫ぶ。
「「伝影弾!!」」
掛け声に合わせ、立っている方の変態その二が回っている方を掌底で打つ。
その衝撃で、回っていた方が打ちだされ、
「伝心!!」
その勢いのまま貂蝉に抱きついて、縺れ合いながら三メートルばかし転がっていった。
うん。二メートル超えの筋肉ダルマ二人が半裸で抱き合ってるのは、さすがに暑苦しい。
しかし、今の技に何らかの効果があったらしく、貂蝉から湧き出ていた黒いオーラは霧散していた。
749:名無しさん@初回限定
10/01/30 21:33:57 mW/4z7LN0
運良くリアルタイムに居合わせることが出来たので支援
750:名無しさん@初回限定
10/01/30 21:34:01 CptII6N90
想像すると画面がもうw
751:男だらけの恋姫†無双第二話‐1(8/15)
10/01/30 21:35:12 taEF3K0M0
「あら……?わたしは一体何を……?」
「おぉ、正気に戻ったか貂蝉!」
「卑弥呼…?どうしてこんなところに?」
ちょっと待て、今ヒミコつったか?
ヒミコって、やっぱり邪馬台国の卑弥呼だよなぁ……。はぁ、また「名前を借りた」クチか。
だから、せめて男から借りろよお前ら。
「イイオノコの匂いを探ってきたのだが、いざ発見すれば貴様が小舟を褒める寸前になっておったからの。少々手荒いが、治療をさせてもらったぞ」
「小舟を……それ程にまでなってたなんて……。感謝するわ、卑弥呼」
「う、うるさい!べつに、貴様のためにやったのではないぞ!あのままではイイオノコが怪我をしていたから、仕方なく助けたのだからな!」
「あら、そうなの」
「ニヤニヤと笑うでないわ!」
……………………。
二人でイチャイチャしてるし、今の内なら逃げられるかな?
抜き足差し足……と。
「おぉっと!わたしとしたことが、ご主人様を放ったからしだわ」
ち。
752:名無しさん@初回限定
10/01/30 21:39:33 l93HAfPo0
紫苑
753:名無しさん@初回限定
10/01/30 21:39:44 Fxzcf82c0
しーえんしーえん
754:男だらけの恋姫†無双第二話‐1(9/15)
10/01/30 21:40:09 taEF3K0M0
で、その後同類と思われないか心配しながら華佗に貂蝉の事を嫌々紹介したり、
卑弥呼と華佗が微妙にズレた会話で納得し合ったり、
何故か懐かしい感じのおっさん三人を化け物二人が襲ったり、
この外史の紫苑……じゃない、黄忠と出会ったり、
みたいなことがあったけど、まあ、割愛する。
思い出さない方がいいことも世の中にはあるのだ、ということにしておこう。連中に関することは特に。
755:名無しさん@初回限定
10/01/30 21:40:09 7khxpt7Y0
Nice boat.ならずw
756:男だらけの恋姫†無双第二話‐1(10/15)
10/01/30 21:45:09 taEF3K0M0
「だぁりん、今戻ったぞ!」
「ただいまぁん、ご主人様」
筋肉ダルマ二人が帰ってきた。
「どうしたんだ、二人共?事情があるからしばらく別行動を取るんじゃなかったのか?」
「うむ。そのつもりだったが、予定より随分早く用事が片付いてな。だぁりんに会いたくて急いで戻ってきたのだ」
「そうか。まあ、用事が済んだならいいか」
うん、と頷く華佗。こいつら二人の服装の件といい、どうも細かいことはあまり気にしない性格らしい。
まあ、こいつらの動向に関しちゃ、俺も興味はない。
今の興味の対象は、通る街通る村で囁かれている反董卓連合だ。
「大丈夫かな……」
連合の結成、そしてその結果、董卓達がどうなるのか。
前の外史だと俺達がいたから偶然助かったけど、今回の外史じゃ………考えたくもない。
かといって、たんなる医師見習いに何が出来るという話だ。
「はぁー……」
大きく溜息を吐いた。
「あんらご主人様、そんなに董卓ちゃん達が心配?」
「………………」
人の心を読むな。
「心配にならない方がおかしいだろ?」
「大丈夫。今頃は仲良く涼州を目指してるはずよ」
「……何で分かるんだ?」
訊くと、貂蝉は得意げに笑った。
「ふっふん。私がどんな存在なのか、忘れたのかしらん?」
ああ、そういえば、外史の外の存在だとか何とか。
何かしらそういう情報を手に入れる、俺達には出来ない方法があるんだろう。
「そっか、無事か……」
安心した。呂布とはぐれてないなら道中も安全だろう。無事に涼州まで行けるといいな。
「サンキュー、貂蝉」
「気にしないで。私も気になってただけだから」
757:男だらけの恋姫†無双第二話‐1(11/15)
10/01/30 21:50:01 taEF3K0M0
「……貂蝉。北郷一刀には、おぬしが董卓達を助けたと言わぬのか?さすれば貴奴も、少しはおぬしの事を見直すだろうに」
「い・い・の。たしかにご主人様は褒めてくれるでしょうけど、そんなことで気を引こうなんて思わないわ。恋は尽くすもの、見返りを期待しちゃ駄目なのよ」
「その意気や良し。されど、引いてばかりでは相手は靡かぬぞ。時に自ら主張することを忘れるなよ、馬鹿弟子よ」
「あら、心配してくれるの?大丈夫。ご主人様との付き合いは長いんだから」
「ほざきよったな?面白い、振られて錆びついたおぬしの心、どこまで通じるか見せてもらおうではないか」
758:名無しさん@初回限定
10/01/30 21:52:04 l93HAfPo0
しおん
759:男だらけの恋姫†無双第二話‐1(12/15)
10/01/30 21:55:03 taEF3K0M0
「ここが魏の都か……大都会だな」
「うむ。……しかし、都、と言う割には、随分と空気が荒んでおるな」
「ん?……ああ、そう言えば…」
何と言うか、ギスギスしている。
厭戦の空気という感じでもあるけど、魏ならむしろ戦勝ムードで湧いてるはずだが……。
あと、どうも周りから注目されてる気がする。首都で旅人が珍しいってのも変だし、どうしたんだ?
「こ、ここですっ!!ここに変な人達がっ!!」
突然そんな声が聞こえた。
そっちを見ると、町人らしき人を先頭に、魏の鎧を着た兵士の一団がこっちへ向かってきていた。
「うおっ!何や、このごっついの!キモいにもほどがあるで!」
部隊長らしき女の子二人の内、大きなゴーグルを首から下げた子が叫んだ。
「誰がキモいですってぇぇ!カワイイが抜けてるんじゃないのさ!」
「どう考えてもその四文字はいらんやろ!」
うん、俺も女の子に同意する。むしろ、キモいで済んだことに驚く。
「と、とりあえずどうするの……?」
もう一人の、丸眼鏡をかけた女の子が、ゴーグルの子に訊く。
「とりあえず逮捕してから考えんで!こんな怪しい連中、野放しにできん!」
ゴーグルの子の号令で、兵士達が俺達の―正確には貂蝉と卑弥呼の―周りに展開した。
「……おい、剣呑な空気の原因、お前らってことじゃないのか?」
「失礼ね、ご主人様。そんなはずないじゃない」
じゃあ、この状況は何だ。
「お、おい……どう見ても良い雰囲気じゃないぞ。どうなってるんだ?」
華佗が不安そうに訊く。
「ふむ。華佗。おぬし、ここに仕事で来たのであろう?」
「そうだけど……」
「ならば騒ぎを大きくして、だぁりんの邪魔をするわけにはいかん!ここはひとまず姿を消すぞ、貂蝉!」
「分かったわ卑弥呼!」
「「とぉうっ!!」」
即決、筋肉ダルマ二人は頷き合って、すぐ横の民家の屋根に跳ぶ。
そこで何故かポーズを決めて固まった。ちょうど逆光になっていて、シルエット(のみ)がカッコいい。
「ふん!貴様らごときに捕まる我等ではないわ!」
「悔しかったら追って来てみなさぁい!」
760:男だらけの恋姫†無双第二話‐1(13/15)
10/01/30 22:00:01 taEF3K0M0
そのまま要らない挑発をして、裏通りへ姿を消した。
……騒ぎを大きくしないんじゃなかったのか?
「あっ!逃げたの!」
「追うで!沙和!」
「当然なの!あんなこと言われて、黙ってはいられないの!」
ほら、案の定ヒートアップしてるし。
二人はそのまま兵士達を連れて、傍の通りから貂蝉達を追いかけていった。
「……………」
呆然とする華佗。
仕方ないか、この手の騒動は慣れてないだろうし。
「華佗」
「あっ、ああ!何だ!?」
妙にうろたえられた。
「この街での仕事ってのは?」
「あ、ああ。えっと、ある人に治療を頼まれたんだけど……」
「そっか。じゃあ、その人のとこへ行こう」
淡々と進める。
「……凄いな、一刀」
「ん?」
「いや、あんなことがあったのに冷静だから、さ」
「ああ……、まあ」
仕方ないことに、この手の騒動に慣れてるんで。
「あいつらなら大丈夫だろうし、それこそ騒ぎを大きくする訳にはいかないからな。早いとこ用事済ませちゃおう」
「そうか……そうだな、うん」
納得する華佗。
と。
「もし、おぬし」
背後から声をかけられた。
「ん?何だい?」
振り向く華佗に倣って、俺も後ろを見る。
鎧姿の、夏侯惇と夏侯淵がそろってそこにいた。
761:名無しさん@初回限定
10/01/30 22:03:49 l93HAfPo0
sien
762:名無しさん@初回限定
10/01/30 22:04:02 mW/4z7LN0
支援
763:男だらけの恋姫†無双第二話‐1(14/15)
10/01/30 22:05:14 taEF3K0M0
「……!?」
思わず、眼を丸くした。
いや、そりゃ、魏の都で曹操も帰ってきてるんだろうからいるのはおかしくないけど、大将軍が二人揃って俺達に何の用だろう?
…………貂蝉達の仲間ってバレてて捕まるとか?
夏侯惇が口を開く。
「赤髪長身の、薬箱を持った男……五斗米道の華佗殿とお見受けするが、相違ないか?」
「違う!」
え?
「む。ならばすまなかった、人違い……」
「五斗米道じゃない!五斗米道だ!」
………おい、華佗。
「……ご……ごっと…べ?」
「発音が甘い!五斗米道だ!」
「ごっと……?」
「姉者、ごっとべいどーだ」
「それも違う!五斗米道だ!」
「ご、ごと……?」
姉妹揃って困惑顔だ。
まさか会う人会う人全員にコレやってるんじゃないだろうな?
764:男だらけの恋姫†無双第二話‐1(15/15)
10/01/30 22:10:03 taEF3K0M0
「あのー、ちょっといいかな?」
このままじゃ終わりそうにないんで、割り込んだ。
「む。何だ、貴様は」
「名前は北郷一刀。華佗の弟子だよ」
「そうか。それで、その弟子が何の用だ?」
「ウチの師匠、流派の読まれ方に凄くこだわりがあるみたいなんだけど、どうにも発音が難しいんだよ。だから、単に華佗ってだけ呼んでもらえないかな?……華佗も、それでいいだろ?」
「ああ!」
と、気持ちいい返事。
「…………」
「…………」
「…………」
三人そろって唖然としてしまった。こだわりがあるのは、本当に流派名だけらしい。
「……とりあえず、華佗よ。我らが主、曹孟徳がお待ちかねだ。一緒に城まで来てもらおうか」
「分かった!」
765:名無しさん@初回限定
10/01/30 22:16:32 l93HAfPo0
乙です
貂蝉は本当に性別以外はいい女だなー
766:名無しさん@初回限定
10/01/30 22:23:57 7khxpt7Y0
もしも貂蝉の身体が「純情可憐な男の娘」だったら、一刀の貞操も風前の灯だったろう。
767:外史喰らい ◆g3lwFV02dE
10/01/30 22:24:12 taEF3K0M0
今日の分は以上です。
時間軸は、原作第1章~第2章前半となります。
・原作第1章後半に当たる部分を書かなかった理由
自分の発想ではこの部分に一刀がいる意味があまり作れなく、原作とあまり変わらない展開になってしまったからです。
原作の展開を視点だけ変えた文章を書くぐらいなら、いっそ書かない方がいいと判断しました。
この外史の紫苑に出会って一刀が暴走しかける、というのは外史喰らい編の方でやりましたしね。
>>735
事前告知だけで十分だと思い、時間になったので投下してしまいました。
次からは事前告知にプラスして、投下前の一言があった方が良いのでしょうか?
支援ありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。
768:名無しさん@初回限定
10/01/30 22:27:02 Fxzcf82c0
乙~やはり漢女は無駄にテンション高くないとな
超救★倭王wお茶吹きそうになった
誰か偽劉備も呼んでこいよw
769:名無しさん@初回限定
10/01/30 22:27:05 2pxiMrz40
昨日荒れた原因の一端を担ってるのに素無視で投下というのはあまり良くないかも
以前オリ真名への指摘を無視して荒れた時と状況が似てるから心配になってしまう
770:名無しさん@初回限定
10/01/30 22:32:24 OcWwMlKkO
しかし昨日荒らしていた連中の中には「弁明はしたけどそれ以降放置」みたいに言っていた奴もいたし
リアクションしたらしたで叩く口実にする馬鹿が出るだけじゃないか?
771:名無しさん@初回限定
10/01/30 22:32:44 4QqzRXl80
外史喰らい氏乙です
投下直前告知は一応あった方がいいと思うよー
雑談とはいえ会話ぶった切られるのはやな感じはするから。
>>768
偽劉備はスレ違いじゃね?
772:名無しさん@初回限定
10/01/30 22:59:59 E5V76BTp0
外史喰らい氏乙です
事前告知はあった方がいいと思うが
>>769
お前が昨日避難所で自演失敗してた外史喰らい原因厨か?
773:名無しさん@初回限定
10/01/30 23:04:06 4QqzRXl80
ああもう、疑心暗鬼はやめようやキリがない
774:名無しさん@初回限定
10/01/30 23:09:22 OcWwMlKkO
予定時刻間際に雑談してた俺が言うのもなんだが元々今夜の投下だって予告出てなかったか?
775:名無しさん@初回限定
10/01/30 23:52:15 4QqzRXl80
>>774
事前予告はあったぞ
つ>>608
776:名無しさん@初回限定
10/01/30 23:54:46 LRgxZsXe0
>>767
毎日スレを覗いてる人ばかりではないし、特に今回は荒れたせいで事前告知がかなり追いやられてしまっている
難しい作業ではないのだし、直前告知は状況を見て臨機応変に対応した方が良い
777:外史喰らい ◆g3lwFV02dE
10/01/31 00:03:51 jlpfKKMV0
では、明日からは直前告知も入れていくことにします。
回答ありがとうございました。
778:名無しさん@初回限定
10/01/31 00:35:07 lzB6+0YIO
しかしマジで司馬懿がラスボスなのかな
なんか話自体がまだもうちっとだけ続くんじゃ的雰囲気なだけに気になる
まあ俺は魏延が出てくれれば文句ないけど
779:名無しさん@初回限定
10/01/31 00:43:18 lzB6+0YIO
ゴバーク\(^o^)/
780:清涼剤 ◆q5O/xhpHR2
10/01/31 02:00:15 kGObzP3G0
さて、そろそろ落ち着いてきましたかね。それ以前に誰もいなさそうですがw
というわけで、十分後ほどに専用板UPの告知をします。
781:清涼剤 ◆q5O/xhpHR2
10/01/31 02:16:57 kGObzP3G0
無じる真√N-32話&拠点25を専用板にUPしたので告知させていただきます。
※今回のURL欄はQ&Aにつながります。そちらにメールフォームへのリンクがあります。
(この物語について)
・原作と呼称が異なるキャラが存在します。
・一刀は外史を既に一周しています。
・後々、特殊な仕様が出てくる予定です。
・特殊なカラミや不快に思う可能性のある場面が出てくることもあります。
上記が苦手な方にはおすすめできません。
(注意)
・18歳未満にはよろしくない表現が出てくることがあります。
・過度な期待などはせずに見てやって下さい。
・未熟故、多少変なところがあるかもしれません。
・今回のURL欄はQ&Aにつながります。そちらにメールフォームへのリンクがあります。
メールフォームは必須項目を設けていません。ですので、意見、感想などはそちらからでも構いません
------------------------------------------------------------
少々、ボリュームに難がありますが楽しんで頂ければ幸いです。
URL:URLリンク(koihimemusou.x0.com)
782:名無しさん@初回限定
10/01/31 02:36:21 XwzITLsQ0
>>781
乙です
メインヒロイン・・・
783:名無しさん@初回限定
10/01/31 02:43:48 Jvr85UeP0
清涼剤氏乙です
それにしても、やっぱりメインヒロインは…
784:名無しさん@初回限定
10/01/31 07:56:39 krpm/IM40
清涼剤氏、乙でした。
メインヒロインは一刀説が有力候補。
そのうち『遥かなる無双の中で』とか出そうで困る。
785:外史喰らい ◆g3lwFV02dE
10/01/31 20:32:18 jlpfKKMV0
21時より、19レス投下させていただきます。
支援よろしくお願いします。
786:男だらけの恋姫†無双第二話‐2(1/19)
10/01/31 21:00:25 jlpfKKMV0
「あなたが華佗?」
魏城の玉座の間で、曹操が華佗に訊いた。
「君が曹操か」
「こらっ!頭が高いわよ!」
謙りも気後れもしていない華佗に、荀彧が叫ぶ。
「構わないわ、桂花。私の困り事を取り除けるのなら、それなりの敬意は払うべきでしょう」
「困り事……その病の事で俺を呼んだのか?」
「そうよ。誰か説明してあげなさい」
曰く、以前からあった持病の頭痛が最近悪化したらしい。
それも、数日に一度程しかゆっくり寝られないほどだそうだ。
原因は袁紹の動きに対するストレス。
「この頭の痛み。あなたなら癒せると聞いたのだけど、どう?」
「任せておけ!我が五斗米道に治せぬ病などありはしない!」
自信満々に華佗は頷く。
治療を頼まれた相手って曹操か……何人もお抱えの医者がいるだろうに。
改めて、相棒の凄さを理解した。
「そう。なら、さっそく診てもらおうかしら」
「ああ」
返事をして、曹操へ近づこうと一歩踏み出した華佗を、
「ちょっと待て!」
夏侯惇が止める。
「何だ?」
「どうしたの、春蘭?」
「診察という事は貴様、華琳様の裸体を見た挙句、その汚い手で華琳様のお身体を触ろうなどと考えておるのではなかろうな!?」
「なんですって!」
激昂する夏侯惇と荀彧。
787:男だらけの恋姫†無双第二話‐2(2/19)
10/01/31 21:05:02 jlpfKKMV0
が、当然ながらその他にとってはそれは当り前なことな訳で。
「……それがどうしたんだ?」
「それはそうだろう、姉者」
「当然でしょう?」
「な、何ですって!?」
「……また始まったか」
揃ってきょとんと訊き返した。俺のは呆れの独り言だけど。ああ、驚いてたのは当然荀彧だ。
「駄目……薄汚い男の視線に華琳様のお姿を晒させるだけでも屈辱の極みだというのに……!」
「桂花の言う通りだ!まして、そのお身体に触れさせるなど、他の何が許そうとも、この夏候元譲が許さん!!」
「私も許さないわ!」
……相変わらず愛されてるなぁ、曹操。
「薄汚い、って……まあ確かに、旅をしてきたそのままで謁見してるから、砂埃で汚れてはいるが……。じゃあ、どこか手を洗える所に案内してくれるか?」
「そういう意味じゃないわよ、馬鹿っ!!」
「……秋蘭、脱ぐのを手伝って」
「承知いたしました」
無視して診察をすることにしたようだ。
「「華琳様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」
情けない声で二人は請う。
と。
「桂花、姉者。いい加減にしろ」
夏侯淵が静かに言った。微妙に声が低い。
「華琳様の病気を治す為には、華佗に診てもらわねばならんのだ。二人共、華琳様が苦しんだままでもいいと言うのか?」
「まさか!そんなはずが無いだろう!」
「ならば少しぐらい我慢しろ。それに、華琳様が構わぬと言っているんだ。我々が騒いだところでどうしようもあるまい」
「「ううううぅぅぅぅ…………」」
788:男だらけの恋姫†無双第二話‐2(2/19)
10/01/31 21:10:05 jlpfKKMV0
納得がいかないのか、二人はそれからもまだブツブツ言っていたが、一応は怒りを納めたらしい。夏侯淵が曹操の服を脱がしていくのを羨ましそうに見ている。
夏侯淵の手が、下着に伸びた時だ。
「待って、秋蘭!」
荀彧が叫んだ。
「そこのアンタ!何してるのよ!?」
「…………」
「聞きなさいよ!!」
「…………あ、俺?」
自分を指さして訊く。
完全に眼中に無い扱いをされていたたから、反応が遅れた。
「そうよ、そこのアンタ!何華琳様のお身体をじろじろ見てる訳!?」
いや、じろじろって俺の事気にせずに脱ぎだしたのは曹操なんだが。
「あら、そう言えばもう一人いたのね。秋蘭、彼は?」
「は。北郷という、華佗の弟子だそうです」
聞いた曹操の感想は「ふぅん」だ。まあ、今の俺の立場じゃ、その他大勢の内の一人だしな。興味は無いだろう。
「それで桂花。その北郷がどうかしたのかしら?」
「どうもこうも、華琳様の玉体を医者に見られるのでさえ屈辱だというのに、こんなどこの馬の骨とも分からない奴にも見せるなんて我慢できません!」
「……いや、だから華佗の弟子だって」
どこの骨かは分かってるだろ。
789:名無しさん@初回限定
10/01/31 21:12:10 P0jRdefv0
支援
790:男だらけの恋姫†無双第二話‐2(4/19)
10/01/31 21:15:17 jlpfKKMV0
「アンタは黙ってなさい!そもそも、弟子ということは従者みたいなもんでしょうが!大人しく外で待ってなさいよ!!」
「いや、それは困る」
荀彧に反論したのは華佗だった。
「一刀には、治療の現場を少しでも多く見てもらいたんだ。知識だけじゃ医者にはなれない―医術ってのは、実践してこそ価値がある技術だからな。だから、治療を見せる貴重な機会を失わせたくないんだ」
「そう、なら許すわ。後続の教育、しっかりなさい」
「華琳様ぁぁ!」
はぁ、という若干疲れたような溜息が曹操の口から洩れる。
「桂花……あなた、そんなに私の治療を邪魔したいのかしら?」
「ち、違います……!華琳様のお身体が、あの汚らしい目で汚されるのが耐えられないだけで……」
「私が構わない、と言っているのよ?」
「ですが……!」
「いい加減になさい」
なおも食い下がる荀彧に、曹操は冷たい声で言った。
そりゃあ怒るよな。曹操にとってみれば、長い間自分を悩ませてきた病が治るかもしれないのだ。それをくだらない理由で止められれば切れもする。
とはいえ、荀彧の方もそうそう退けないラインだろう。
仕方ないか。
怒声に変わる前に割り込もう。
「いいよ曹操さん。俺が出ていくから」
これが一番手っ取り早い。
791:男だらけの恋姫†無双第二話‐2(5/19)
10/01/31 21:20:19 jlpfKKMV0
「おい、一刀……!」
「あら、いいの?」
「そうすれば話は纏まるだろ?」
「纏まるでしょうけど……あなたの師の意向を無視することになるわよ?」
「治療を見る機会ならこれからもあるし、―なにより、このままじゃ治療の邪魔になる」
それこそ一挙一動全てに文句付けられるだろうからな。
「華佗から学べないのは嫌だけど、そのことで華佗に迷惑掛けるのはもっと嫌だからな」
「一刀……」
嬉しさと困惑の混じった様な顔で、華佗は俺を見る。
「って、訳だ。残念だけど、次回に期待するよ」
「だが………あ、そうだ―」
名案があった、というように、華佗は両手を打ち合わせる。
「ちょっと待っててくれ一刀」
薬箱の一番下の引き出しを開け、中を探りだした。
「えーと、確か赤い方だったよな……ほら、一刀」
ぽい、と赤い小さな巾着袋が放られる。受け取ると、お手玉の様な手応えが伝わってきた。中身は種か何かだろうか。
「何これ?」
「涼州のとある村に伝わっていた、解熱作用のある種だ。この街の、南門の近くに知り合いの医者が―薬の専門家なんだが―いてな。そういう、知らなかった、薬になる植物なんかを見つけたら届ける約束をしてるんだ。……すまないけど、使いを頼まれてくれないかな?」
「ああ、分かった」
いい暇つぶしになる。
薬の専門家か。現代で言う、漢方のエキスパートって感じかな?
「そこで薬草について学んでくるといい。今紹介状を書くから、少し待っててくれ」
792:名無しさん@初回限定
10/01/31 21:24:29 FuC6LDz/0
sien
793:男だらけの恋姫†無双第二話‐2(6/19)
10/01/31 21:25:14 jlpfKKMV0
で。
そんな経緯で訪れた医者の家から、ほんの十分ぐらいで出てきた俺である。
華佗から受け取った赤い巾着もそのままだ。
「……案外抜けてるんだな、華佗」
大通りを城へ向かいながらぼやく。
手紙を見て、種を見て言った医者の言葉は、「違う」だった。なんでも、俺が預かった種は大陸全土で見つかるもので、そもそも効能も解熱ではないらしい。
華佗が勘違いをしたのかとも思ったが、この種は劇薬の部類で、使用量が多いと命に関わる様な物らしく、それはない、という事で意見が一致した。
そこで、そう言えば赤い巾着の隣に青い巾着があったなぁ、と思い至った次第だ。
どうせ後から華佗も来るんだし構わない、とは言ってくれたが、仕事もせずに報酬だけ受け取るのも決まりが悪かったので取って返って今に至る。
とりあえず城に戻ろう。
学んでくるといい、と言われたってことは、治療が長時間に及ぶ可能性もあるということだ。玉座の間に入ればまた夏侯惇と荀彧が五月蝿いだろうから、外から事情だけ言って袋を代えてもらおう。
既に治療を終えてるとすれば華佗と行き違いになる可能性はあるが、それはそれでいい。
なんたって「曹操」と「頭痛」と「華佗」だ。早く治るに越したことはない。
そこまで考えた時だった。
「もう、季衣!いつまでも食べてないで、早く行かなきゃ!!」
「ま、待ってよ流琉!今行く!……あ、おじちゃん、お代ここ置いとくね!」
前方から、元気のいい声が聞こえてきた。
片方は聞き覚えがある。
見れば、こっちの方へ向かって走ってくる女の子が二人いた。
片方は(こう表現すると本人は怒るんだろうけど)チマキのように髪の毛を二つに纏めていて、もう一人はおでこの上で前髪をリボンで留めている。
「季衣」ってことは、前者は許緒ちゃんか。この外史でも曹操に仕えてるんだろう。
手には馬鹿デッカイ肉まんを持っていて、二人の後方、今出てきただろう屋台には空の蒸篭が山になっていた。
794:男だらけの恋姫†無双第二話‐2(7/19)
10/01/31 21:30:07 jlpfKKMV0
そう言えばそろそろ昼飯時だ。
「うぅ~。もうちょっとで記録更新できたのに~~……何でこんな時に出るんだよ!」
と怒りつつも、肉まんをつまむのを止めないあたりはさすがと言うべきか。
けど、さすがに危ないだろう。歩きながらならともかく、走りながら食べるサイズじゃない。
「おい、ちょっと危な―」
「うわぁっ!」
………ほら案の定。
注意しようとした矢先、足を滑らせて、許緒ちゃんは転んでしまった。
ショックで手を離してしまった肉まんが俺の方へ飛んできた。思わず受け止める。……ズシッときた。
「…………ほんっとに危ないな、これ」
下手したら薬箱より重たいかもしれない肉まんを手に、二人に近付く。
「あ痛たたた……」
「だから言ったじゃない、もう……」
大丈夫?、と声をかけると、―手に持った肉まんから俺がどんなことになったのかを判断したのか―リボンの子の方がすまなさそうに頭を下げた。
「す、すいません!お怪我はありませんか!?」
「ああ、幸いにも受け止められたから、大丈夫だよ。肉まんもキレイなままだし」
はい、と許緒ちゃんに肉まんを返す。
「あ、ありがと兄ちゃん。―痛っ」
ビクッと許緒ちゃんが身を竦ませる。
「ん?―うわ」
見ると、左膝を擦り剥いていた。傷口は浅くはあるが広く、だらだらと血が出ている。
土の地面とは言え、一国家の都なだけはある。試しに爪先で蹴ってみれば固い手応えが返ってきた。
こんなところで転べば、そりゃあこうなるだろう。石に当たらず肉が抉れていないだけマシ、というところか。
「ひどいな、こりゃ……ちょっと見せて」
言って、ポケットから包帯と塗り薬の瓶を取り出す。華佗と離れている時に怪我人と会っても簡単な治療ができるように、と分けてもらったものだ。俺の持つ医療道具の第一歩ってことになるんだろうか。
近くの民家から水を貰って傷口を洗い、薬を塗って傷口に三重に折った布を当て、その上から包帯を巻く。
治療と言っても、こういう簡単なのばっかり――じゃない、簡単なの「しか」できないだけか。
795:男だらけの恋姫†無双第二話‐2(8/19)
10/01/31 21:35:09 jlpfKKMV0
「……よし、と。包帯は濡れたり汚れたりしたらその都度取り替えていいけど、その下の布は自然にとれるまで剥がしちゃ駄目だよ。無理に剥がずと傷口が開いちゃうからな」
「あ、うん。……兄ちゃんひょっとしてお医者さん?」
「いや、医者見習いだよ。師匠に付いて修行中の身だよ」
「そっかー。でも、兄ちゃんならきっとすぐにお医者さんになれるよ!」
「はは、ありがとう」
人懐っこさとか、その辺がなんとなく鈴々と似ていて、彼女と話している気になる。
それで思わず、褒める様に頭をポン、ポン、と軽く叩いていた。
「あ……っと、ごめん」
気付いて詫びる。さすがにそれは馴れ馴れしい。
「ん~……気にしてないよ。兄ちゃんいい人だし」
嫌がるどころか、むしろ俺の腕にぶら下がって遊ぼうとかする辺りも、やっぱり似ている。
「もう、季衣!ちゃんとお礼いいなよ、恥ずかしいなぁ!」
とくれば、恐縮至極、という感じでペコペコと頭を下げているこっちの子は愛紗ポジションか。
「気にしなくていいけど……何か急いでたんじゃないの?」
「「………………ああっ!!」」
揃って、思い出した、という感じで声をあげる。
「そうだった、早く行かなきゃ!―あ、そうだ兄ちゃん!変な怪物が暴れてるらしいから、気をつけてね!」
「怪物?」
ロクな予感しないぞ。
「はい。なんでも、大柄の人の様な外見をしていて、凄く気持ち悪いんだそうです」
「それで、滅茶苦茶強いんだって!『ふはは!』とか『うっふ~ん!』とか鳴くらしいから、その声聞いたら逃げてね!」
「…………ああ、分かった……」
まだやってるのか、あいつら。人から怪物になってる辺りは自業自得だろう。
「じゃあ、兄ちゃん。ボク達もう行くね!」
「季衣の足の手当て、ありがとうございました」
「うん、お仕事がんばってね」
そんで、出来れば連中を捕まえてやってくれ。一度ぐらい灸を据えたほうがいい。
796:男だらけの恋姫†無双第二話‐2(9/19)
10/01/31 21:40:02 jlpfKKMV0
「やっと帰ってきたわね!!」
城に戻ると、玉座の間の入口の柱の前で待っていたらしい荀彧に怒鳴られた。
「どうしたの?」
待ってたって言っても、多分良い用事じゃあないんだろうな、荀彧じゃ。
「どうしたはこっちの台詞よ!説明しなさい、アレはどうなってるの!?」
「うぉっ…!?」
襟首を掴まれ、「華琳様の方を見たら殺すわよ!」との脅迫付きで、中を覗ける位置まで顔を突き出させられた。
「アレは何なの!?」
「あれって何だよ?」
「アンタの師匠がやってることよ!」
言われて、見る。
曹操放ったらかしで、暴れまわっている華佗が見えた。
「…………どうしたんだ、アレ?」
「私に分かる訳ないでしょう!何!?あれが五斗米道の治療だって言うの!?」
「いや、まったく違うけど……」
えーと、どういう経緯でああなったか訊いていいかな?
「あいつが華琳様のお身体を舐める様に見て、鍼を打とうとしたら弾き飛ばされた様に後ろに跳んだの。それからずっとあの調子よ!!」
「鍼を打とうとしたんだな?」
「そう言ったでしょ!」
つまり治療に取り掛かったってことだ。その後こうなったんだから………。
もう一度華佗の動きを見る。今度は「何かと戦っている」という仮定を頭に置いて、だ。
―――半身になって、叩きつけをかわした。
―――足払いを跳んで避け、
―――反撃で鍼を打ちこみ、
―――それが止められて、弾かれる。
「間違いないな」
華佗はちゃんと治療を継続している。
病魔と闘ってるんだ。それも、華佗が防戦一方になるぐらい強力な病魔と。
797:男だらけの恋姫†無双第二話‐2(10/19)
10/01/31 21:45:11 jlpfKKMV0
「華佗はちゃんと治療してる。信頼してくれ」
「あれが治療だって言うの!?」
「そうだ」
「……………」
ハッキリ言い切ったら、荀彧は絶句した。
「前言は撤回する。あれが五斗米道の治療方法だ。あー………かなり特殊な部類に入るけどな」
そう言っておいた方がいいだろう。
「って訳で、助手として華佗の手伝いしてくる」
「ちょ、ちょっと、待ちなさい!」
「曹操の体は見ないようにするから!」
それだけ言って、玉座の間に走り込んだ。
そうだ、何が出来るかは分からないが、少しでも力になれるなら行動しなければ。
このままじゃ、曹操は治療できない。どころか華佗が病魔にやられる。
その後は曹操への詐欺罪で投獄・打首、ってところか。それは勘弁願いたい。
そして何よりも。
そんな強大な病魔に蝕まれている曹操を放っておくことなどできない。
「華佗!!」
病魔の攻撃に万が一にも当たらないよう距離を取って、背後から華佗を呼ぶ。
「一刀か!?何でここにいるんだ!?」
病魔の方を向いたまま、華佗は答えた。
「袋の中身が違ってたんだよ」
「げ。―やっぱり青い方だったか。次からは事前に確認するとしよう―とっ!」
前に駆けつつ、スライディングの様に姿勢を下げた。しゃがんでかわした訳だろうか。
「そうしてくれ――それで、苦戦してる様だけど、大丈夫か!?」
「かなり厳しいな……」
冗談めいた口調だが、軽く息があがっている。事実なんだろう。
「だがいいところに来てくれた。薬箱の予備の鍼に、金鍼が無いか確認してくれ!」
「キンシ……ああ!金の鍼だな?少し待ってろ!」
曹操を支線に線対称になる辺りに置いてあった薬箱に駆け寄る。
二段目の引き出しを開けた。中身は、ヘラや小刀なんかの治療具。
一番奥の、布紐で丸めてある布製の袋を取り出し、広げる。
いくつものポケットに収まっている細い金属から、目的の物を探し始めた。
798:名無しさん@初回限定
10/01/31 21:46:19 X3voN6dG0
支援
799:名無しさん@初回限定
10/01/31 21:54:55 lzB6+0YIO
しえーん
800:男だらけの恋姫†無双第二話‐2(11/19)
10/01/31 22:00:28 jlpfKKMV0
「金……金……無いぞ、華佗!!」
一応逆順でダブルチェックを入れてある。
この中に金鍼は入っていない。
「何だって!?………くそ、このままじゃ……」
華佗の顔が曇る。
…………ん?…………あれ?………どこかで見たぞ、金色の鍼。
「えっと……」
出かかってる情報を整理する。
華佗が持ってて忘れてる、ってのは、ないな。
大切な物らしいから薬箱の中に転がってるはずもないし。
俺も鍼は持たせてもらってないからそれも違う。
となると……あん?
何故か、街に入ってすぐの光景が思い出された。
逆光の中でポージングする漢女二人。
その、貂蝉の方。
日光が当たってないのにキラキラと光っていた……三つ…………編み…。
「あああああっ!!」
―っんの、馬鹿野郎!!
「華佗!金鍼があればその病魔、なんとか出来るんだな!?」
「ああ!あれならこいつにだって通じるはずだ!!」
「有りかに心当たりがある!すぐ取ってくるから待ってろ!!」
「―分かった!任せたぞ!」
力強い返事を背に、玉座の間を飛び出す。
荀彧が何か叫んでいたが無視だ。
とりあえず城から出よう。
で、騒ぎの大きい方に向かっていけば、多分その先頭にあいつらがいる。
そんで金鍼取り返して、余裕があったら一発殴る。
よし。それでいこう。
801:名無しさん@初回限定
10/01/31 22:01:00 QVIM8TLcO
しえん
802:名無しさん@初回限定
10/01/31 22:01:40 X3voN6dG0
しおん
803:男だらけの恋姫†無双第二話‐2(12/19)
10/01/31 22:05:04 jlpfKKMV0
城の正門が見える位置まで来た時に、正門の向こうに肌色の巨塊が二つ見えた。貂蝉と卑弥呼だ。
噂をすれば影、みたいなものだろうか。
「まあ、いい」
探す手間が省けたし。
「おい、貂せ―!?」
叫びかけて、二人の後ろのそれに気付いた。
張遼さんを筆頭に、街に入った時のゴーグルの子と丸眼鏡の子、顔に傷跡のある子。さらにその後ろには、ドクロの入った鎧を着た多数の大男。
どう見ても魏軍の面々だ。
「まだ追われてんのかよっ!!」
「あら。ご主人様ぁぁ!!!」
「叫ぶな、手を振るな!!」
「まだ仲間がおったんか!?そこの、大人しゅう捕まれや!」
ああ、やっぱりこうなるか!
「くそっ!」
翻って、城内を逆走する。
そこに、漢女二人が追いついてきた。
「何やってるんだよ、お前ら!?大騒ぎになってるじゃないか!」
が、貂蝉は全く気にしていない様に訊いてくる。
「そんなことより、華佗ちゃんは大丈夫?」
「―そうだった!貂蝉、華佗の金鍼持ってってるだろう!?」
「キンシン……?ああ、これね」
はい、と手の平が差し出される。
その上には、金色に輝く細い金属片が乗っていた。
「それだ!華佗がピンチなんだ。それがあれば何とかできるらしい!」
「なんと、だぁりんが!?こうしてはおれん!行くぞ、貂蝉!」
叫び、一人速度をあげて卑弥呼は玉座の間を目指す。
804:男だらけの恋姫†無双第二話‐2(13/19)
10/01/31 22:10:01 jlpfKKMV0
「だから要るのは金鍼だっての……!」
しかもお前らが一緒だと魏軍まで連れてくことに……。
「ああっ!あいつら玉座の間の方へ向かったの!」
「いかん!奴らの狙いは華琳様か!?」
「そうはさせるかぁっ!」
ああ、もう、クソッ!
最悪捕まろうが曹操暗殺を目論む連中だと誤解されようが、曹操さえ治療してしまえばどうとでもなる。
ならその治療を邪魔させないことだ。
「貂蝉、玉座の間で華佗を守るぞ!」
「了解よん、ご主人様!!」
二人で卑弥呼の後を追った。
「華佗っ!」
叫びつつ、玉座の間に走り込む。
「見つかったか、一刀!?」
攻撃を避けているのだろう、上半身を捻りつつ華佗が応えた。
「ああ!」
「よし、じゃあ、こっちに貸し―」
「待ちくされぇぇ!」
多勢を引き連れて、張遼達がなだれ込む。
このタイミングで追いつかれるか!
と、先に玉座の間に入っていた卑弥呼がこちらを向いた。
「夏候姉妹はワシがやる!貂蝉、貴様は軍を止めい!」
「おっけぇい!ご主人様はこーれっ」
金鍼を差し出された。
「ちゃんと届けてあげてね」
邪魔者は止める。だからしっかりと役目を果たせ。そういう意味だ。
「―ああ!」
頷いてそれを受け取る。
805:名無しさん@初回限定
10/01/31 22:13:45 X3voN6dG0
紫苑
806:男だらけの恋姫†無双第二話‐2(14/19)
10/01/31 22:15:03 jlpfKKMV0
「ふっふぅ~ん!ここは通さないわよぉん!!」
入り口に立ち塞がったのだろう貂蝉の声を背に走り出す。
「止まれ!!」
警告と共に、夏侯淵が矢を番えるのが視界に入った。
だが止まらない。
俺達が捕らえられて事態が落ち着けば、曹操の治療などさせてもらえなくなる。
「ふっ!」
息を吐く音と同時、矢が放たれる。
が、それは俺の足を射抜く前に、卑弥呼に止められた。
「ふん!精度は申し分無いが、如何せん遅すぎるわ!」
片手の人差し指と中指で矢を挟み、卑弥呼は言い放つ。
外見も中身もロクでもないが、やはり戦闘能力は確かだ。
「ほうれ、返すぞ!」
挟んだ矢を反転させ、手裏剣の様に投擲する。狙いを寸分違わず、夏侯淵が持つ弓の弦を切断した。
「何だと……!?」
「元来、弓と言う武器はもっと遠距離で使用する物だ。室内で、それも投擲武器で反撃を許す様な距離で用いるなど、愚の骨頂!!」
「くっ……!」
役に立たなくなった弓を手に夏侯淵は歯噛みする。
そして、その攻防の間に、華佗の元に辿り着けた。
「待たせた!」
叫び、金鍼を手渡す。
「――よし、これさえあればッ!!はああああああああああああ!!」
華佗が金鍼に、気を籠める。
「我が身、我が鍼と一つとなり!一鍼同体!全力全快!必察必治癒……病魔覆滅!行くぞっ!!」
病魔がいるのであろう空間を睨みつけ、華佗は走り出した。
よし。
鍼は渡した。
張遼達、警備の兵は貂蝉が抑えている。
夏侯淵は卑弥呼が無力化した。
後は―
「させるかぁ!!」
807:名無しさん@初回限定
10/01/31 22:19:29 acpT/pJu0
F-2
808:男だらけの恋姫†無双第二話‐2(15/19)
10/01/31 22:20:03 jlpfKKMV0
背後。大剣を手にした夏侯惇が声をあげた。
「なん―!?」
卑弥呼が何とかしたんじゃなかったのか!?
そう思い見れば、弓を捨て短剣を手にした夏侯淵と、警備兵の一団にいた傷跡のある子が卑弥呼と相対していた。
いつの間に……!?
「姉者、華佗を止めろ!」
「分かっている!」
応え、夏侯惇は華佗の背後を目標に跳び出す。
このままでは、華佗が病魔を倒す前に、夏侯惇の剣が華佗を両断するだろう。
そう考えた途端、薬箱を盾の様に左手に構え、華佗と夏侯惇の間に割って入っていた。
「―どけぇ!」
大上段に構え、夏侯惇が迫る。
どかなきゃ斬られる。けど、どいたら華佗が斬られる。
なら。
「行け、華佗!!」
「おおおおおおおおおおおお!!」
華佗の雄叫びを背に、殺気に震える脚に無理矢理力を込めた。
薬箱じゃ夏侯惇の剣は止められないだろう。
斬られるのは薬箱と――左腕一本か。
体が斬られないように注意すれば、死にはしない。
華佗と出会った時の村みたいに血は止めてもらえるだろう。もしかすれば、斬られた直後ならくっ付くかもしれない。
仮に隻腕になっても医者はできる。
腕一本と皆の命プラス曹操の治療――十分すぎる。
「邪魔だぁっ!!」
大剣が振り下ろされる。
そして。
809:名無しさん@初回限定
10/01/31 22:21:31 X3voN6dG0
紫煙
810:名無しさん@初回限定
10/01/31 22:22:32 lzB6+0YIO
試演
811:男だらけの恋姫†無双第二話‐2(16/19)
10/01/31 22:25:06 jlpfKKMV0
ガキン、という、重い鉄塊がぶつかり合う音。
「………え?」
俺と夏侯惇の間に、二つの影が入り込んでいた。
一つは、けん玉を模した様な形の巨大な鉄球。
もう一つは、その武器の持ち主である少女。
「何故お前が邪魔をするっ、季衣!?」
許緒ちゃんが、己の鉄球で大剣を受け止めていた。
「駄目です春蘭様!この兄ちゃんは善い人なんですから斬ったら駄目です!」
「馬鹿を言うな!こいつ等は華琳様に害をなそうとしたのだぞ!」
「それはっ―きっと、なにかの間違いです…!」
反論が答えになっていない。
そう言えば許緒ちゃんも、貂蝉達を追っていたのだと思いだす。
それで玉座の間に入ってきた時、街で手当てをしてくれた人が何故か夏侯惇に斬られそうになっている。それを見て、思わず盾になってしまったんだろう。
「とにかく、そこをどけ!」
「ど、どいたら兄ちゃんを斬るんでしょう?なら、嫌です!」
「季衣!」
大剣を握る夏侯惇の手に力がこもる。
「そやつらに味方するというのなら、たとえお前でも―」