09/10/28 20:26:34 85kQyn2OO
「だって、国王辞めちゃうんだよね」
「基本、漢の国内での戦が無くなった今、政治的には蓮華が呉の国王に成った方が上手く機能するのよ。
そりゃ相談役としては残るわよ、本当は完全に引退して一刀の傍に居たいけど許してくれないのよ、ねえ冥琳」
雪蓮の発言に驚く。
「冥琳も!?」
姿を現しながら。
「それは自分だけ引退して愛しい男の傍らで酒を飲みふける等誰が許すか」
眼鏡を直しながら。
「私も第一線からは退く、下が育たんからな。だが引退はしない、雪蓮もだ」
後ろで、“冥琳の意地悪、イーだ”とか叫んでいる雪蓮はこの際ほっとこう。
だが次の瞬間、もっと驚く羽目に会う。
「任せられる人が居るのは羨ましいわよ正直」
「華琳!」
「「曹孟徳!」」
余りの驚きに本来真名を許しあっている雪蓮と冥琳が字で呼んでしまうぐらいだ。
「あら?雪蓮に冥琳。真名は許したわよね?」
「うぬ、すまぬ華琳。あまりに驚いて」
「あんまり貴女が脅かすからでしょ、華琳」
謝る冥琳に反発する雪蓮。
「まあここまで驚くとは思わなかったわ、私もやり過ぎたわ許して雪蓮、冥琳」
「じゃあお互い様で」
「了解した。しかし何故、今ここに貴女が?」