09/10/20 21:28:53 UNvl2Szx0
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婦人矯風会による公娼全廃教育運動のなかで1917年に発行された「公娼私娼全廃の理由」からは、もはや「救済される対象」としての娼妓を見つけることすら難しい。最初の「社会」という項目には次のような条文が並ぶ。
一、売淫は恐ろしい、社会の腫物です。
二、売淫は家庭を離れた、不自然な制度です。
三、売淫は、家庭の呪詛です。
四、売淫は、市街と社会とを危険なる物と致します~中略~売淫は何人にも益なく、凡ての人の呪詛です。
「衛生と経済」「道徳」という項目では優生学的な見地からの売買春への意味づけや、売春と「病」を結びつける表象も行われている。
一、売淫は、恥べき悪病を、撒き散らすものです。
三、不潔な、不節操な父母は、純潔なる子供を世に出すことは出来ませぬ。
一一、公娼私娼は、実に、実に、恥かしい稼業です。
一三、醜業に関係する人々は、必らず堕落の淵に陥ります。
一七、公娼も私娼も、共に人生を毒し、全く希望なきものとして終います。