09/05/10 14:11:02 LlwKQpXx0
>>762
理系の方にはあまり縁のない話だろうけど、
社会科学には思考実験として、理想社会のルールを考えるという分野がある。
(公共哲学とか倫理学とか)
ルール功利主義の一つの流れとして、確かロールズだったかヘアだったか忘れたけど、
「政治的敵対者が同じ要求をしてきても、受け入れうる主張しかしてはならない」
という格律がある。
「汝の意志の格律が、常に同時に、普遍的立法の原理として妥当しうるように行為せよ。」
というカントの議論と大変よく似ている話だね。
それを考えてみると、「男権主義的な表現を排除せよ」というフェミニストの主張は、
彼らの敵対者である男権主義者の、「ジェンダーフリー的な表現を排除せよ」という、
よくある主張を全面的に肯定することによってしか、正当化することができない。