エロゲ規制問題 その47at EROG
エロゲ規制問題 その47 - 暇つぶし2ch213:青識亜論 ◆GJwX8m7K0g
09/05/02 20:10:26 Tuhyhwev0
>>210
>「である」も「べき」もあまり変わらないと思うのだけど。「である」=「である(という見解)」は前提とされてはいるでしょ。

うーん。
「政策が実現される」あるいは「実現できる」というのは、現在の状態に関する「である」の問題。
「政策を実現すべき」というのは、将来いかにある「べき」かという問題で、
記述上、一致する場合もあるだろうけど、本質的には異なると思う。

>共感に至るまでの負担が低い方が、むしろより多くの人にとって容易に共感できるようになると思う。

そういう場合もあるだろうけど、規制派と掘り下げて議論をしたとしても、
有利に進められるだけの理論武装もまた重要。

まさに現実の問題として、例えば性癖の認知という問題を考えれば、
ゲイリブ運動なんて典型的でしょ。
閉じたゲイサークルで深化した議論、フーコーのバイオポリティクスの概念なんか、
一般の人はぜんぜん理解できない。
理解できないけど、知的には非常に先鋭化されているから、それが原動力となって、
扇状にゲイ擁護の哲学なり社会思想なりが生まれ、一般大衆に噛み砕いたかたちで、
メディアを通して国民的な認知を得た。

なぜこういうことが起こったかというと、学者というのは上にも書いたように、
べき論を論じることで飯を食っているわけで、より先鋭的な「べき」に対して、拒否する言説を持たない。
そしてメディアは、こうした学者や言論人の言説で武装するわけだから、やっぱりべき論を拒否できない。
もちろん、ゲイリブ運動に対抗して、政治的に抑圧しようとした保守団体はあっただろうけど、
べき論で対抗し続けることができないなら、そういう抑圧を続けることは難しい。
(今でも同性愛者に対する社会的認知が十全ではないように、抑圧の言説もべき論によってある程度は保障されるし、
政治的な圧力をべき論だけで即座に取り除くのは不可能だけども)

議論(べき論)と行動のどちらが重要なのか、という議論はあまり意味がない。
議論が行動をうながし、行動が議論を生んできたわけだから。
しかし少なくとも、ゲイリブ運動に関する限りでは、鶏卵関係ではなく、議論が先にあった。


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