09/05/26 07:34:55 XU5ecqKh0
遅くなったが、>>696 乙です。
>>984
調理しだいで、とても面白くなりそうな予感がするな。
キミのSSに期待してるぜ!
982:1/7
09/05/26 07:56:37 jB8YIokcO
鏡から広がる光に視界が埋め尽くされていく。
どれだけ手を伸ばしても届かなくて。
自分の無力さに零れ落ちた涙と共に、全てが光に呑まれていった。
寂れた寺の窓から差し込む朝日に目が覚める。
壁に寄りかかって寝た所為で固まった身体を立ち上がらせようとして、視界が霞むのを疑問に思う。
目元へと手をやると、泣いているのに気がついた。
頭の中に沸き上がる覚えのない男の顔、見たこともない少女達と共に笑う義妹。
とても暖かい気持ちになって、すぐに寂しさが埋め尽くした。
「一体どうしたというのだ、私は」
組んだ腕に顔を埋める。溢れ出る涙は止まる気配を見せない。
普段なら恥じるだろう武人として相応しくない振る舞いも、何故か今だけは仕方のないことのように思えた。
泣いたのなど何年ぶりだろう。
私利私欲に走る官に、国に憤り、義を掲げ、人々を救おうと決意したあの日から泣くのを止めた。
志を共にする義妹に出会い、我が御旗とするに相応しい義姉に巡り会った。
まだ何も成せていない、だがこれからだ。
喜ぶべき事ではないが民は国に不満を抱き、匪賊が跋扈している。
名を上げるにはまたとない状況だ。決意を新たに顔を上げる。
涙は止まっていた。
「愛紗ちゃん……? どうかした?」
顔を上げた先には心配そうな桃香様の顔。
桃香様が起きたことに気付かないとは……たるんでいるな、と苦笑を漏らす。
「いえ、何でもありません。目覚めたのでしたら早く鈴々を起こして出発しましょう」
はーい、と返事をして鈴々の頬を弄り回す桃香様を見ながら、気を引き締めた。
983:2/7
09/05/26 07:58:08 jB8YIokcO
「ふわぁ~……。 ぅー、鈴々まだ眠いのだぁ~」
「我慢我慢。私だって眠いんだから」
「うにゃー。お兄ちゃんの布団に潜りこんでもう一眠りしたいのだ」
「こら鈴々、我が儘を言うな。お前はただでさえ迷惑をかけているのだから朝ぐらいゆっくりさせてやらぬか」
「んー? 鈴々ちゃん、鈴々ちゃん、お兄ちゃんて誰? 愛紗ちゃんも知ってる人?」
「にゃ? お兄ちゃんはお兄ちゃんなのだ。
誰ってそんなの……誰なのだ? 愛紗は知ってるのか-?」
「いや……私も知らんな」
「えー、二人ともすっごく嬉しそうな顔で話してたのに-。
本当に知らないの? 私だけ仲間はずれにしようとしてない?」
「そんなこと言われても本当に知らないのだ。
よく考えるとそんな夢を見ただけな気がするのだ。
そのお兄ちゃんと、愛紗と、知らない人達がいっぱい出てきたのだ」
「私は? 私は?」
「う、ごめんなのだ……」
「うぅ~」
「なあ鈴々。そのお兄ちゃんとやらは白くて光る服を着ていたか?」
「うん。着てたのだ」
984:3/7
09/05/26 07:59:30 jB8YIokcO
「そうか……。私の夢にもその男が出てきたのだが、これは一体……」
「二人とも酷いよー私をのけ者にしてぇ~。
……あれ? ね、ね、二人とも、あれ見て。あれ。
流星だよ! 流星! まだ明るいのにすごーい」
「「……ッ」」
「わわっ、え? 二人とも? どこ行くの-? 待ってよー」
「あの流れ星……」
「秋蘭? どうかしたのか?」
「姉者。あの流れ星、どう思う?」
「流れ星? 何を言っておるのだ。そんなものこんな時間から見えるわけ……!!
し、秋蘭」
「うむ。だが華琳様の許しを得てからだ」
「その必要はないわ。
行くわよ、共をなさい。春蘭、秋蘭」
「「御意!!」」
985:名無しさん@初回限定
09/05/26 08:05:12 PvMcIGPZ0
しえん
986:名無しさん@初回限定
09/05/26 08:08:40 xR24Y1jL0
支援
987:名無しさん@初回限定
09/05/26 08:18:33 IqGXsd0D0
ここでまさかの焦らしプレイ
支援
988:非天才の転載
09/05/26 08:18:39 blPCCPMj0
名前:4/7[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 08:06:35 ID:INv2sYnA0
「一……刀……?」
「ん? 何か言った? 蓮華」
「姉様、ごめんなさい。少しだけ出かけてくるわ」
「ちょっと、蓮華?」
「雪蓮様、お任せ下さい」
「え? う、うん、任せたわよ。思春」
「一体どうしたと言うんじゃ。あやつら」
「解らんな。尋常な様子ではなかったが……雪蓮は解る?」
「わかんない。なんか朝から様子が変だったけど……。
さっきはなんだかあの子らしくないくらい目に力が宿ってた。
うーん……面白そうだから私も行ってくるわ。後はよろしくね」
「雪蓮!? まったく……、祭様、お願いします」
「心得た。留守を頼むぞ、冥琳」
989:非天才の転載
09/05/26 08:19:13 blPCCPMj0
名前:5/7[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 08:10:13 ID:INv2sYnA0
……やたらと眩しい。
目を開けるのが辛い。今何時だろ。
枕元の時計を探る……はずなのに手の感触はざらざらとしたものしか伝えない。
なんだ? 上体を起こし、目を開ける。
地平線、山、地平線、山、空。
「え?」
何がどうなってる? ここはどこだ? なんだ?
状況が理解できず呆然としていると、声がかけられた。
「おい、そこのお前。 殺されたくなかったら金目の物をだしな。
なーに、大人しく言うこと聞けば命まではとらねえさ」
声のした方を向く。男の3人組。
初めて見たはずなのに、なぜか見覚えがあった。
「おい、金目の物をだせって言ってるんだよ。
ああ、ついでにその珍しい服も置いていけ」
―何かが、脳裏を通り過ぎる。
初めは一つ、二つ、次第に数を増やし、あっという間に覆い尽くす。
「っつ、なん、だ?」
突如襲ってきた痛みに、悶える。
頭を抑え、現状を把握しようとするも流れ込んでくる何かと痛みのせいで全く集中できない。
「なんだよ、狂人か。
捨てられた貴族の息子か何かだろうな。
おいデク、服は汚さないように仕留めろよ。高く売れるからな」
990:非天才の転載
09/05/26 08:19:53 blPCCPMj0
名前:6/7[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 08:11:27 ID:INv2sYnA0
決して見えることのない距離の筈なのに、私の目はその姿を捉えた。
鈴々にも見えたのだろう。併走している鈴々の顔に歓喜と焦りが浮かぶ。
あの日の再現。
この人気のない荒野で、運悪く賊に絡まれている。
地を蹴り、かつて無いほどの速度で駆け抜ける。桃香様には申し訳ないが今は猶予がない。
あの時もぎりぎりだったのだ。
奥歯を噛み締める。早く、速く、疾く。
今度こそ、私はあの方を守り抜く。
「―ッ! 華琳様!」
「間に合いそうもないわね……。
秋蘭、ここから狙える?」
「我が命に代えても」
「祭! お願い、あの人を助けて!!」
「蓮華殿、あれが見えるのですか?」
「そんなことより早く!!」
「祭、出来る?」
「……難しいですな。
ですが、やってみせましょうぞ」
991:名無しさん@初回限定
09/05/26 08:27:59 IqGXsd0D0
429 :7/7:2009/05/26(火) 08:12:49 ID:INv2sYnA0
刃が振り下ろされるのを、ぼんやりと見つめる。
何かが、思い出せそうだったんだけどな―
そして、一陣の風が吹き抜けた
弾き飛ばされる剣、間髪入れず突き刺さる2本の矢。
自分とデクと呼ばれた男の間に割って入った影を見て、雑然としていたものがすとんと落ち着いた。
頭痛で霞む意識を無理矢理つなぎ止めながらも、言葉を紡ぐ。
「なんで、ここ……に」
その問いに、常にはない泣きそうな笑みを浮かべて、彼女は応えた。
「言ったではありませぬか。
『私は惚れた男をみすみす見逃すほど、甘い女ではない』と」
その言葉に笑みを浮かべる。
「そう、だ……ったな。ありがとう―星」
そうして、意識を手放した。
992:名無しさん@初回限定
09/05/26 09:14:47 xB8F9Vk90
乙、一番おいしいところを持っていくとはさすが星
なんだか普通にいいねこれ
あ、でもこのあと皆で一刀の取り合いになるのか?w
993:名無しさん@初回限定
09/05/26 09:17:53 bZxdQaJ80
>>980
乙、面白そうだけど、なんかゴチャゴチャしてるな。
キャラの持ってる情報量多いからしょうがないか
994:名無しさん@初回限定
09/05/26 10:37:18 AYPfKnoW0
>>991
乙乙
三国ハーレムキター?
995:名無しさん@初回限定
09/05/26 10:56:38 oNvj5zEQ0
>>982
乙ですー。そして転載のお二人も乙です。
埋めだから仕方ないが、おもしろくて、もっと長めに見たいなって感じたわ。
996:名無しさん@初回限定
09/05/26 12:55:10 Q4YQdqK00
ウメッ☆
997:埋め代わりの小ネタ
09/05/26 12:58:14 AYPfKnoW0
魏を支え続けた一刀が天の国へ帰還して数ヶ月。
それは華琳に届けられた一報から始まった…
「なんですって! 桃香達が!?」
蜀、陥落
「ありがとう、助かったよ華琳さん…」
「全員無事で何より。それより一体何があったの?あなた達程の軍勢が数日で落ちるなんて、ありえないわ」
五胡、猛襲
「なんだこいつらは!? 痛みを感じないというのか!!」
「策を力で押し切るなんて!」
「くぅ…総員、撤退! 撤退だ! 一度退いて体制を整える!!」
大軍勢に蹂躙され、苦痛と絶望に包まれる大陸。
だが、そこに立ち上がりしは3人の王。
「桃香、雪蓮。 力を貸して」
「うん。分かってる!」
「もちろんよ。私達を敵に回したことを後悔させてやりましょう!」
今、大輪の華が咲き乱れる…
フルキャストでお送りする新たなる外史!
真・恋姫†無双 ― THE MOVIE ―
COMING SOON…
「華琳! 皆! 諦めるな!!」
今 舞い戻る 白い光…
998:⑬
09/05/26 13:11:13 eY0z2kLiO
埋め&研修中
アイドル対決書いてるよん、出るかどうかは知らんがな(笑)
999:名無しさん@初回限定
09/05/26 13:18:03 WhiX2CvL0
「これが私の限界なの・・・」
「諦めるな!華琳!」
「ッ!?まさか・・・一刀!」
「諦めたらそこで終わりだ!忘れたのか?君の剣は、天を突く剣だという事を!」
「!!」
「華陀、あれをやるぞ!」
「あれ・・・それも一興!」
「正史と外史の道が、捻って交わる螺旋道!」
「昨日の敵で宿命を砕く!明日の道をこの手で掴む!!」
諦めるな!という文字を見てこんなのが浮かんだ
1000:名無しさん@初回限定
09/05/26 13:21:33 8lmqAj8G0
1000なら新たな外史の突端が開く
1001:1001
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