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兼業で芥川賞取ったエリート商社マン
「90歳まで書きたい」芥川賞作家は現役商社マン
「受賞で小説家として書く場を与えていただけたと思う。これが大きな意味を持つ。
目標は一生書き続けること。(敬愛する作家)小島信夫さんのように90歳まで書きたい」
記者会見でそう喜びを語った磯崎さんは、三井物産に1988年に入社。鉄鋼製品本部に配属された後、
米国デトロイト店駐在などを経て、現在は本社の人事総務部人材開発室次長。
「企業小説を書いているわけではなく、仕事と小説は無関係だし、小説を作家の属性や
肩書で見るのは安易」との考えから、これまで勤務先を明かしていなかった。
40歳を前に「いい加減、遊んだり仕事したりを繰り返してる場合じゃない」と思い立って小説を書き始め、
2年前に「肝心の子供」で文芸賞を受け作家デビュー。「芸術は世界を肯定する力を持っている。
自分もその力に奉仕する一員に加わりたいと思った」
マルケス、カフカ、ムージルら海外文学を愛読。執筆は休日や、朝、帰宅後の短い時間を活用し、
睡眠時間を削ることはない。現在は、半年に1作ペース。
「仕事も小説も家庭も、一人の人間の見せ方の違いで、やってることはあまり変わらないと思います」。
妻と中2、小4の娘と4人でマンション暮らし。「会社帰り、子供たちにアイスクリームを買って帰る
普通のサラリーマン」という。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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