08/07/05 18:24:38 Xes20pMz0
図らずも加藤自身が「誰かに止めて欲しかった」などと供述しているが、
彼が実社会で不満を抱えつつも、第四空間において(現実に犯罪に至らずに済む程度の)
承認や共感や理解を得るには、斎藤が言うようにエリート意識が邪魔しすぎたのか、
あるいは(動物化によって)既に彼を受け入れるべき、適当な第四空間が存在していなかったのか、
はたまた彼自身、第四空間におけるコミュニケーション能力すらも欠乏していたのか・・・
事件が起こるまで、ほとんど誰にも注目して貰えなかった彼の「独り言の羅列」を考えるに、
正直、それら全てが影響していそうな気がするんだよね。
(ってか、事件が起こってから共感を得るものが現れる現状は、ある意味で実に救われない話だ)
>>310は「オタクに対する同属嫌悪」と言うが、基本的にオタクが同族嫌悪できるのは
承認や共感や理解を得られる「小さなコミュニティ」が存在するからでもあると思う。
つーか、実際そこまでなくなったわけではないしな。
エロゲで言えば、葉っ派や鍵っ子、月厨、丸戸儲、ロミオ儲などがまさにその典型だわな。
彼らはその多くが排他的で、時として同族(他のエロゲオタ)に対し極めて攻撃的な側面を見せるが、
それらは、基本的に小さなコミュニティを守るための排他性であり、同族嫌悪だと言える。
(この排他性は、一神教の布教における縄張り争いに近似していると言えない事もない)
オタクにとって、承認や共感や理解の欲求自体は、小さなコミュニティ内で満たされるわけだが、
これこそが、まさに「加藤に足りなかったもの」ではないだろうか?と愚考する次第。