08/07/05 18:23:12 Xes20pMz0
>>438
なるほど、東浩「紀」まで知っているのであれば、話は早そうだな。
確かにデータベース消費などの現状を考えるに、変質している事は認識できる。
ってか、それについては岡田斗司夫もこんな本を書いているんだよね・・・
URLリンク(www.amazon.co.jp)
このタイトルを見たとき、俺もまさに東浩紀を思い出した。
ちなみに東浩紀の言う「動物化」については、あらゆる分野で社会問題化していて、
例えば、「メディアの動物化」という視点で宮台真司はこう論述している
URLリンク(www.miyadai.com)
コンサマトリー(自己目的、自己完結)や一秒コメント化なんて、
マスメディアはおろか、ネットメディアであるところの2ちゃんねるにすら
表れている現象だわな。
>>306で斎藤環の論評を載せたが、斎藤環が言うところの「オタク」とは、
この宮台の論述における「『尊厳維持戦略としての第四空間』に満足できる人物」のことだと思うんだよね。
家庭、地域、学校(職場)などの実社会で満たされない承認欲求を満たしてくれるのが、
まさに第四空間(仮想現実、匿名メディア、匿名ストリート)であり、
第四空間で承認欲求が満たされるからこそ、オタクがオタクであることに満足し、
時には仲間内で自虐的に居直れるわけだ。
(逆に言うと、第四空間で承認欲求を満たせないような人物は、
宮台真司や東浩紀基準でも「オタク」とは呼ばないのではないか?とも思う)
より濃密な承認や共感や理解を得るために、オタクはどんどん細分化(=島宇宙化)していくし
(イメージとしては、アニオタ→ロボットアニメオタ→ガノタ・・・みたいな感じ)、
突き詰めれば、多少コミュニケーションに難があっても、
どこかでそれらを獲得できるようになって「いた」わけだ。