08/01/24 00:15:58 yWGpTHHr0
わかりやすいように軽く手直しとアレンジで説明。
「軍曹、軍曹殿・・・」
この戦争が始まってから久しぶりに気分良くタバコを吸っている俺の階級を呼ぶ声がする。
お楽しみの時間を邪魔されて少々不機嫌になりながらも声の主に向き直る。
「あー・・・何だ?」
「ぶ、部隊の展開が完了しました」
ああ、もうそんな時間か。
わざわざ報告に来たクタビれた兵に軽く手を上げごくろうと労う。
その際タバコを口から離し、乾いたてひびが入った地面に落とす。
それを磨り減ってしまったブーツの底で踏みつけ揉み消しながら、口を開いた。
「よし、そのまま待機、俺は小隊長に報告してくるから後を頼む―」
そこで名前を呼ぼうとして声を詰まらせる。
そういえばこいつの名前をしらないな。
それも仕方ないことである。
九州にBETAにが上陸してからずっと“転進”してばかりで
兵の補充など戦場で原隊壊滅したものを拾って、それを報告、そのまま補充兵代わりにするのだ。
一体何人天幕に包んでやったことか。
・・・包まれたやつはまだ幸せか。
そう思い自然と嘆息してしまう。
とまあこういう風にキャラ付けするのです。