08/11/15 22:33:43 byKAs43M0
「冷たくてきもちーね♪」
《このカオス、火災程度ではびくともせんのじゃよ。
じゃからね、ねーちゃん。
儂をそのぷりんぷりんの胸に、こうぎゅーっと挟み込んでくれんかの。
火照った体をひんやり冷まして気持ちいいこと請け合いですよ?》
「うんいーよー。ぎゅーーっ!」
《げへへへへ。おっぱい!おっぱい!》
芹沢の抱擁に、正確にはその胸の感触にカオスの両眼がだらしなく歪む。
ザドゥが声を頼りに芹沢を発見したのはその時だった。
「何をしている芹沢!!」
ザドゥが怒りの形相で芹沢ににじり寄る。
芹沢は振り返ってにぱっと笑い、ぶんぶんと勢いよく手を振った。
「あははー、ザッちゃん、やほー♪」
「やほーではない! あれほど俺から離れるなと……」
《まあまあザッちゃんとやら、そう憤るでない》
芹沢の胸に抱かれた刀剣から聞こえる声に一瞬身を固くしたザドゥだが、
その剣が性欲丸出しの目線を芹沢の胸に向けていることに呆れ、
ほぼ反射的にそれを叩き落した。
彼は芹沢の手を強引に取ると、目線も合わせずに早口で告げる。
「ややこしい荷物を増やすな。行くぞ。もう離れるなよ」
《ああっ、捨てないで捨てないで!
この火災から脱出したいのじゃろ。ならば儂が役立つ…… かもよ?》
611:( ゚∀゚)o彡゚ おっぱい!おっぱい! (6/7)
08/11/15 22:34:32 byKAs43M0
「役に立つ、と?」
ザドゥは足を止めカオスを見やり、続きを促す。
《状況もおまえさんの精神も切羽詰っとるようじゃし、要点だけ言うぞ。
儂を振れば闘気が疾る。闘気はすなわち剣風を生む。周囲の煙を払える程度にはな》
「ほう」
視界の確保。それは今のザドゥが最も欲している事。
《但し、儂を振るえば振るうほど、その心は闇に飲まれやすうなる。
気をしっかり持ち、心を穏やかに振るうんですよ?》
「闇に飲まれる? それがどうした」
ザドゥはカオスの忠告を鼻で笑う。
笑いながら一度捨てたその剣を拾い上げて、言った。
「俺の心はとうに漆黒だ」
ザドゥはカオスを左手に握り、刃を寝かせて右肩に担ぐ。
煙に覆われた森林を向き、膝を落とす。
瞑目。深呼吸。――瞠目。
「しっ!」
口腔より迸る気合一閃。その豪腕より放たれたるは横薙ぎ。
巻き上がる剣風が煙を鋭く切り裂いた。
わずか3mほど。
612:( ゚∀゚)o彡゚ おっぱい!おっぱい! (7/7)
08/11/15 22:45:13 byKAs43M0
「……ふん。この程度か」
《あー……済まん。威力はな、剣士としての資質に比例するんじゃ》
カオスの世界において、各種技能は単純化されレベルという単位で表される。
その格付けにザドゥを当てはめるなら、格闘レベルは伝説級の3にすら達しようか。
しかし、物事には得手不得手がある。
《わしの見立てによると、ザッちゃんの剣レベルは0の素人級じゃな。
逆にねーちゃんの剣レベルはギリギリ2の達人級かの。
上手くすれば必殺技なんかが出せちゃいますよ?》
「はいはーい! あたしがやりまーす! ひっさーつ!」
「ダメだ!」
「びぇぇぇん! ザッちゃんが怒ったぁ!」
「今のおまえはな、芹沢……」
ザドゥはそこで口を閉ざした。
今の芹沢に余力は無い。体力も、気力も、判断力も。
そこに来て精神を消耗するこの剣を持たせることは自殺行為だ。
噛んで含めるように諭したとて今の芹沢には理解できまい。
《……女をかばうか。男じゃな、ザッちゃん》
「女ではない。部下だ」
斜に構えた笑みを一つ。
ザドゥはカオスを擦り上げる。
↓
613:( ゚∀゚)o彡゚ おっぱい!おっぱい! (情報 1/1)
08/11/15 22:46:31 byKAs43M0
【グループ:ザドゥ・芹沢】
【現在位置:G-4地点 楡の木広場北東外れ → 東の森北東部】
【スタンス:炎から逃げつつ救助を待つ】
【主催者:ザドゥ】
【所持品:ボロボロのマント、通信機、魔剣カオス(new)】
【能力:我流の格闘術と気を操る】
【備考:軽度の一酸化炭素中毒、右手に中度の火傷あり、疲労(大)、ダメージ(小)】
【カモミール・芹沢】
【所持品:虎徹刀身(魔力発動で威力増大、ただし発動中は重量増大、使用者の体力を大きく消耗させる)
鉄扇、トカレフ】
【能力:左腕異形化(武器にもなる)、徐々に異形化進行中(能力上昇はない)、死光掌4HIT】
【備考:アッパートリップ、脱水症(中)、疲労(大)、腹部損傷】
※ カタパルトによる救助は7分後、学校からの救助は到着時間未定
614:無題(1)
08/11/19 22:09:49 C9quFtxXP
>>505
(二日目 PM6:13 東の森・双葉への道)
広場中央には長谷川の姿はなかった。
辺りは炎と煙に囲まれ、巨木の近くにいたであろう、双葉の姿を確認する事もできない。
「た……」
さっきから耳鳴りがする。巨木が倒れた時からだ。
わたしはそれに構わずに追跡を続行するため、即座に広場の外周を観察した。
「そこね」
一ヶ所だけ火が途切れてる箇所があるのを見つけた。
罠の可能性も考えて、わたしは他に抜け道がないかどうか観察する。
……今度は見当たらない。長谷川はあそこから逃げたんだろうか?
ドズンッ!
「!」
その直後、背後に大きな物体が落ちる音がした。
燃え盛る音と熱風が一層強くなったような気がした。
耳鳴りもいっそう強くなった。
わたしは他に道はないと悟り、抜け道の入り口まで走った。
「え……」
615:無題(2)
08/11/19 22:11:17 C9quFtxXP
目の前が急に暗くなった。
わたしは急停止し、不安を打ち払うように視線を下にして目を何度も瞬かせた。
徐々に視界が元に戻り、それから地面を凝視すると火に照らされた枯れ草がはっきり確認できる。
幸いにも視覚障害に陥った訳ではなさそうだ。
これもカオス使用の副作用だろうか?
わたしは前を見つめつつ、姿勢を低くしながらゆっくりと走る。
この道もわたしを誘い出すためのものだろうか?
……別にそれで構わない。
いくら翻弄されようと最後に奴をこの手で始末さえできれば、それでいい。
だから追いついて仕留め、確実に殺せたかどうか確認する。
病院で撃った時、猛獣でさえ殺せる攻撃を当てたのにも関わらず奴は生きていたから。
その後、おそらくわたしは火災から逃げる時間と余力を失い命を失う事になる。
それでもいい。
……キーーーーーーーーン…………
うるさい。
わたしは耳鳴りを打ち消すように頭を振った。
双葉の生死は確認できてない。
彼女の扱うまやかしを警戒し、眼前の道自体が幻でないかどうか凝視する。
経験上は安全……それ以上は判断の材料もないのは確かだけど、行くしかない。
最悪、無駄死を覚悟でその道にゆっくりと足を踏み入れる。
進むんで行くと、両端には遠目ながらも燃え移っていない木や草がところどころ確認できる。
わたしは姿勢を屈め、ゆっくり前進していく。
うっとうしい耳鳴りは未だに続いている。
戦闘に支障がなければいいけど……。片目失明はもとより、胃とわき腹も痛む。
力を出し切れるだろうか……アインである以上命を失う事に恐れはない。
けれど……。
616:無題(3)
08/11/19 22:12:49 C9quFtxXP
2人がかりだったとはいえ、あのザドゥと長時間渡り合ったほどの相手、簡単にはいかない。
「…………」
ぱちっ……ぱちぱちぱちっ、バキばき……
突然、両脇の樹が爆ぜて火の粉が舞った。
舞った火の粉は燃えてない木々にいくつか飛ぶ。
駄目ね……急がないと。
わずかに歩幅を広く、わずかに歩調を速めながら進む。
耳鳴りに連動するように、後方から熱風が流れる音が聞こえた。
「!?」
足元に異物感。何が?
そしていきなり目の前に黒い塊が倒れてきて、音を立てて地面を叩いた。
ドンッ!!
遅れた!
大木の欠片が砕け、周囲に飛び交い、わたしは腕で防御しながら全速力で迂回する。
着火すぐ横には火が上がっていたが、数センチぎりぎりの距離で通り過ぎる。
息を止め一気に前進した。
距離を置いてから、一瞬だけ振り向き、後方から火の手が来ないのを確認。
息継ぎをしさらに前進する。
「はぁ……はぁ……ごほっごほっ……」
火の粉はわたしに移らなかったが、ちょっと煙を吸いこんでしまった。
617:無題(4)
08/11/19 22:14:44 C9quFtxXP
わたしはすすを吐き出そうと何度も咳をした。
胃と肺がきりきり痛む。
そんな状態でも耳鳴りはして、さすがに困った。
わたしは咳をし終え、ゆっくりと追跡を再開した。
……火が広がるのが早すぎるような気がする。
あの子供が放火して回らない限り、ここまで早くはならないはずだ。
双葉が再度言いくるめたのだろうか?
彼女の性格上考えにくいが、可能性はゼロではない。
この先に長谷川とあの子供と双葉が生きて、わたしを待っているならそれは。
「地獄ね」
…………こんな陳腐な台詞は自らの不幸を嘆いて言ったわけじゃない。
口にしなきゃよかった。
わたしが苦しみ死んだところで、この島でも現実でも悪い方向での大きな変化はないに違いない。
玲二に心配をかけてしまうかも知れないのが心残りだけど。
この火災にしたって、これから先、わたしと長谷川以外で死ぬのは一人も出ないかも知れないのに……。
「……っ」
腕が突然痛み出し、わたしは小さく声をあげた。
右目で左腕を見る。
服の裾が燃えていた。
「!?」
火を消そうと、身を屈み左腕を地面に擦り付けた。
あの時、着火していた。
そんな、気づけなかった?
618:無題(5)
08/11/19 22:15:45 C9quFtxXP
懸命に火を消そうとする。
火はすぐに消えた。
「……」
わたしは呆然としつつも、おぼつかない足取りながら進む。
吐いた息が冷たく澱んだもののような気がした。
焼けた裾の布を払う。
見ると左腕に火傷があった。
少し痛むが動きに支障がない軽度のものと判断できた。
だけど、わたしは少しも安心なんかできなかった。
こんな……こんなミスをするなんて……。
動悸が高まって、冷や汗が流れ落ちる。
戦闘や訓練で傷を負ったことは幾らでもある。
けど、こんなつまらない事で怪我をしたことは記憶のある限りない。
こつんと、つま先が何かにぶつかった。
はっとして足元を見ると、それはまたも石だった。
……頭が痛く、暑いのに何か寒くなってきた。
それに伴い耳鳴りも強くなった。足も重くなったような気がした。
「わたしは……」
思わず出てしまった呟きは力なかった。
わたしは落ち着きを取り戻そうと、心を静めようと自身をコントロールしようとした。
それより前に―目の前が突然真っ暗になった。
619:無題(6)
08/11/19 22:17:46 C9quFtxXP
□ ■ □ ■
―今日、ここを出る。
目に広がるのは薄暗く、古びた木の板で作られた部屋。
そこは昨日までの居場所だった。
物心が付く前、わたしはここに連れて来られたという。
故郷から攫われ、ここに売られたのだ。
でもそれほど自分を不幸と思ったことはない。
聞いた話だと、わたしの故郷と思わしき国は飢饉や暴力に見舞われて、
多くの住民は明日とも知れない日々をすごしているようだったから。
この町の外にしたって頼るものなく生きようとするのには、かなりの苦労が必要。
何度も町の外を見ていただけに解る。
積極的に奪う側になるか、奪われ尽くされるかのどちらかの道を、選択せざるを得ない暴力の世界が待ってるに違いない。
いつの日だったか、憂さ払しにわたしを虐めに来た女の子を返討ちにした時でさえ、
後のその子の非難と恨みのこもった眼差しは結構応えた。
そんな不毛な道を選ぶくらいなら、まだここにいた方がいい。
……あまりいいところとは言えないけれど、ここでいい。
何だかんだで勉強させてくれたし、結構気遣ってくれたのが解ってたから。
……けど、それも今日で終わり。
わたしを引き取りに、あの銀髪の陽気な人が迎えに来る。
数日前、わたしを養女にしたいと申し出にきたどこかの国の富豪。
店の人が身元を確認した限りでは、大丈夫そうとのことだった。
引き取り先が外国の特殊部隊とかだったらどうしようかと思ってただけに安心した。
わたしは左の薬指を見る、料理を作ってる時にちょっと切っちゃたんで包帯を巻いてある。
620:無題(7)
08/11/19 22:19:51 C9quFtxXP
こんなのじゃ先が思いやられるな。
あのおじさん……ちょっと胡散臭そうなのが不安だったけど、こんな理由で拒んでも仕方ない。
おばあさん達には大金が手に入り、わたしがいなくなった分だけ食い扶持が減る。
何より周りに疎外感を味あわせなくてすむのなら、これでいい。
……寂しいけど。
わたしは感慨に浸りつつ部屋を凝視する。
薄汚く辛気臭いなんの魅力もない部屋。
たまにお香が炊かれなかったら、部屋変えを頼んだかもしれない。
けど、それはもう過ぎたことだ。
わたしは口元に笑みを浮かべた。
ガタガタと窓が揺れる音が聞こえた。強い風が吹いているのだろうか?
もし心地よい風に煽られながらここを発てるなら、わたしにとってそれは幸先のいいことだ。
空が晴れてるなら、なおいい。
ここはいい所とはとても『外』では言えないけれど、それでもわたしの人生の大半をすごした場所。
今日、この日だけは良い所だったとひとりで思いたい。
来る事はもうないけれど、ここを発つ今日という日は忘れない。
わたしの夢。
いつの日かわたしが―。
621:名無しさん@初回限定
08/11/19 22:20:35 ks3hR5Lp0
622:無題(8)
08/11/19 22:21:45 C9quFtxXP
□ ■ □ ■
目の前には地面。
わたしはとっさに両脚に力を入れて強く地面を踏みしめ、前倒しになるのを防いだ。
息を荒く吐き、ゆっくりと顔を上げる。
見えるのは相変わらずの灼熱地獄の中にいることを確認させられる現実だった。
やや上方を見た。煙が他の場所より明らかに薄くなっていた。
わたしはそれをチャンスだと思い、歩行スピードをちょっとだけ上げた。
先には燃え残ってる木や草が認められる。
耳鳴りは続いていたが、さっきよりは小さくうるさいと感じられない。
「…………」
吹雪。枯れた草。動物の鳴き声。車の中。薄汚い部屋。長い髪。よく聞く声。
空腹。お香。古びた窓。怪我した子供。こちらを睨む子供。銀髪の中年男。
一瞬、気を失った時見えたこれらの映像は白昼夢か、双葉のまやかしか、カオス使用の後遺症だったんだろう。
気にしてはいけない。
わたしの心は奴を殺す事で占められなければならないから。
なぜならどれも身に覚えはあるけど、あやふやで気の所為にできるものだから。
現に、わたしに迷いは……。
「え……」
意に反して足は止まった。
気を取り直し走ろうとした、走れずに歩くのみだった。
「なんで……?」
耳鳴りがまた強くなった、それに頭が痛く、いえ何か鮮明に……。
623:名無しさん@初回限定
08/11/19 22:22:25 ks3hR5Lp0
624:無題(9)
08/11/19 22:23:12 C9quFtxXP
脳裏にさっき見た映像のようなものがゆっくりと順に浮かんでいく。
一巡りすると、耳鳴りがまた小さくなり、映像は浮かばなくなった。
もう一度、思い出そうとした。
一瞬だけ、銀髪の男の映像が出たがすぐ消えた。
反射的に空を見た。
目に入ったのは炎と黒煙。
好みじゃない。
また思い浮かべようとする、鮮明じゃないけどぼんやりと何かが浮かんだ。
しかし、浮かぶのはここまで、それ以上深くそれらを知ることはできそうになかった。
銀髪の男が何者であったか以外は。
「走馬灯? わたしがそんなものを見るとはね……」
わたしは鼻で笑う、誤魔化すように。
走馬灯ならこれまで記憶にあったものが浮かんでくるはずなのに浮かばなかった。
夢にしては心を引き付けられる映像いや、記憶。
あの銀髪の男がかつてのマスターと同一で、
その映像に別の懐かしさが混ざった感情を懐いたという事は……。
何よりそれらを心の奥底で否定できないのは何故か。
「死と地獄を受け入れる覚悟はしていたつもりだったけど、これはないわね」
わたしの声は震えていた。
長谷川らに事前に薬を打たれていたからだろうか?
一酸化炭素中毒の所為だからだろうか?
カオスを使った後遺症だからだろうか?
理由はいい。
断片的にしか蘇ってない記憶を、マスターに消された記憶を取り戻す事ができるなら。
だけど、それは……!
625:名無しさん@初回限定
08/11/19 22:28:01 ks3hR5Lp0
626:無題(10)
08/11/19 22:39:09 ks3hR5Lp0
「ごめんなさい玲二」
わたしは同じ苦しみを味わっていた、ここにはいない彼の名を呼んだ。
もしわたしが今この道程を歩んでいなければ、生き残って―主催者を倒した上で
彼の元に帰る可能性が残っていたなら、互いにとって最高の喜びを分かち合うことができたに違いない。
でも、それはもう選び取る事はできそうにない。
何故なら、道はひとつしかないから。
でも、それも。
わたしは右腕の火傷を見る。
「……わたしはできるの」
長谷川に倒されてしまえば、わたしにとって最悪な結果が訪れる。
薬に打たれて、奴の欲望を叶えるだけの人形にされてしまう。
ファントムより醜く悪い存在に変えられてしまう。
今の確実に弱くなったかも知れないわたしに奴を殺すことができるの?
わたしは右手を持ち上げ、拳を音もなく額に叩き付けた。
「…………何を弱気な事を言ってるのかしらね」
痛みとともに、不安が霧散していくのを感じる。
このゲームの趣旨に反する事、自体が非常に無謀なもの。
首輪を付けられてた時点で、神のような存在に命を握られてる時点で何を。
「……」
先ほどザドゥに対して願いを拒否する事をわたしは示した。
彼らの上に立つ者は少しも信用できなかったし、長谷川を殺せれば良かったとさえ思ってたから。
だけどもし願いを叶えられる力が、自称プランナー達以外にも利用することが可能だったなら。
627:無題(11)
08/11/19 22:40:27 ks3hR5Lp0
蘇生とまではいかなくても、何らかの形でこれまでの償いが出来るなら。
たとえ償える可能性がゼロに等しくても。玲二の身に起こったような希望がここにもあるなら……。
魔窟堂のように他の主催者や自称神に全力で立ち向かってこそ、意味を見出せる結果を出せるかも知れない。
考え込むわたしの耳に、ごぉっとどこかで炎が強くなった音が聞こえた。
わたしは深くため息をついて、言った。
「でも、どうしようもないわ」
長谷川は主催の中の駒の一つに過ぎない。
奴相手でさえわたしは翻弄され続けた。そんな高望みはもうできない。
例え、すぐに殺せたにしてもこの火の中、自身が生き残れる手段は思いつかない。
失った記憶を戻す時間も、多分ない。
だから、叶わないだろう希望はもう考えないことにした。
ただ今は持ってる力を最大限に使う為に感情を殺し、殺意で心を満たす。
わたしはまっすぐ前を見つめて、今度こそ迷わず先を進んだ。
628:無題(状態表)
08/11/19 22:41:40 ks3hR5Lp0
【アイン(元№23)】
【スタンス:確実に素敵医師殺害、双葉としおりを警戒(だが素敵医師殺害を最優先)】
【所持品:小型包丁2本】
【備考:軽度の一酸化炭素中毒、左眼失明、首輪解除済み、 肉体にダメージ(中)
肉体・精神疲労(中)、左腕上腕部に軽度の火傷、行動に支障がない程度の記憶混濁】
629:修正
08/11/25 21:55:43 5hIFOGokP
>>213 >>232 >>415 >>532における
素敵医師及び朽木双葉の所持品の修正
>カード型爆弾二枚→カード型爆弾一枚
本スレ>>25 の状態表で
>秋穂に関連するランスと恭也の会話内容は他の4人は知らない
との記述がありましたので
>>473の文章の
>ランスと恭也の会話の一部始終は、魔窟堂らと同じくまひるもすべて聞き取れていた。
>秋穂と言う人物名を交えたランスと恭也の会話は短くも重く、悲しい空気が流れていたのも感じ取れていた。
を、
ランスと恭也のあのやり取りの後、魔窟堂が恭也に聞いた事により大体のなりゆきは魔窟堂に伝わっていた。
まひるはその会話を聞き取っていた。
秋穂と言う人物名を交えた恭也の語気は短くも重く、そのゆえ不用意に返答するのはためらわれた。
に修正変更いたします。
630:名無しさん@初回限定
08/11/26 22:47:48 CMSPLony0
☆ チン
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< 続きまだー?
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