08/11/06 07:21:58 3RCDydrQ
もう何年も昔、二十歳ごろゲーセンのバイトしてフラフラしてたのね
ゲーセンってノートあるじゃん?あれにボールペンでぐりぐりと
バイトが暇だから格ゲキャラとかを手慰みに描いてた
ある日、美大行ってる理論ヲタで絵を描く人に声をかけられてさ
技法書とか理論があるんだけど興味ある?って感じで
それから毎日家では描いて、バイト先で練習成果をノートに描いて、技法書を読んで
絵描き目指す連中に批評してもらって意見言い合ってだべって
家帰って言われた意見を検討しながら描いて、またバイト行って
半年ぐらいはすごい充実した毎日だった
対戦ゲームとエロゲをする時間以外はなにかにつけ描いてたと思う
同人とかもやり始めたけど漫画は描かなかった描けなかった
すごく楽しかったししんどかった
確かに意識するんだよねw
あいつは今頃どんな練習してるんだろう?今はどんな本読んでどんな理論を学んでるんだろう?どんな絵を描いてるんだろう??ってw
でもお互い全部オープンにせず腹の探りあいだから、絵の変化や日常会話から読み取るしかないわけ
つーか、こういう描き方やれば一歩先行けるだろ?行けるといいな?とか、まだ誰も目をつけてない技法書はないか?とか
周りが気になるからこそ自分がやれることを精一杯やるしかないね
それがしんどいけど楽しかった
件の理論ヲタの人はいわば俺の師匠と呼べるわけだが俺は同時にライバル視してた
いつか越えたい、負けたくない、だから気になるわけだ
それぞれ違う畑に就職してプロになり無邪気なアマチュア時代は過ぎ去って
無念だが勝負する土俵が違ってしまうことになる
最後まで勝負につきあってくれるのは自分だけだよなと寂しくなった
ここまで出会ってから3年ぐらい
今は絵チャとかで本気でプロ目指してつるんでる連中が楽しそうでまぶしくて甘酸っぱい気持ちになってしかたがない