種牡馬の種付け官能小説part3at EROCOMIC
種牡馬の種付け官能小説part3 - 暇つぶし2ch971:名無しさん@ピンキー
08/01/25 22:05:49 HgIVs+Jp
ありまさんGJ!
ピンカメの心情描写上手杉

972:名無しさん@ピンキー
08/02/01 00:11:44 JBnKuohP
GJ!このシリーズ大好き。
ピンカメ視点ありがとうございますた。

973:名無しさん@ピンキー
08/02/01 00:54:48 a751Xtos
ありまさま、かわいいお話、ごっじょぶです。どうか、今年もすてきなお話を。

私は、たからづかさまのスイープさんのゆくえが…気になります。

もうすぐ、新スレですね。
息抜きに…エロひとつ、さらっといってみます。



汗と、唾液と、体液。
混じり合って、滴り落ちて。

「濡れてる」

すぐ後ろから、呟く声が聞こえた。
振り向けば、その顔が息がかかるほど近くにある。

「わ、わるいっ?」
「いや…んー」

首をひねる彼の細い腕の力が、両肩に感じられる。
この体勢は、相手の心音が伝わってくる。それがどことなく気恥ずかしい。
重なりあう秘部の熱から、意図的に意識を逸らそうとしていた。

考えた込んだ後、相手は思いついたように言う。

「淫乱?」
「ちがっ、バカッ」

噛みつこうかと思った一瞬に、相手のそれは、侵入した。


974:名無しさん@ピンキー
08/02/01 00:58:44 a751Xtos
背筋に電流が走り、ぶるっと身体が震える。
異物感には慣れたものだった。それが少し、寂しくもある。
軽く息を整えるように、浅い呼吸を繰り返した。
「動くよ」
さらりと言われ、一瞬後れをとる。

「あっダメ、まだ…はぁぅッ」
咄嗟にあがった声は、襲い来た快感に断裁された。

「っひぁ、あっ、待っ」
突かれ、擦りあげられるたび、悲鳴は湿った喘ぎとなって、あたりに響く。
制止も虚しく、無慈悲なまでに与えられる快感には、
為す術もなく嬌声を上げる他にない。

「やっ…んぅっはァッ」
「どう?」
相手の声は、余裕すら感じられ、
うらめしく、こんなに乱れている自分が、どうしようもなく恥ずかしい。

「…っよ…くないっ、全然ッ」
「へぇー…ここは?」
「はァぅッん」

くすくす笑うのを聞いて、さらに赤面する。
半開きになった口からは絶え間なく、甘い喘ぎが紡がれる。

975:名無しさん@ピンキー
08/02/01 01:02:47 a751Xtos
快感は神経を麻痺させ、頭の中は空白で満たされる。
微かな動きさえ敏感に捕らえ、そのまま身体は露骨なまでに跳ねる。
どうしてだろう、今日はいつもよりも。

「…感じすぎ」
「や…だってぇ…んッ」
「も、イきそうだろ」
見透かされた。恥ずかしくて、なぜか、疼く。

「だ、いじょ」
「イけよ」
相手の声に、若干の熱が籠もる。
同時に、腰の動きが激しくなり、呼応するように嬌声は高くなる。

「ぁッ、やッ、一緒、にっ…」
振り向いても、目は合うことがなかった。
相手は聞こえないかのように、さらに打ち付ける。
私を、絶頂へ導くために。

「ハ…ッハー…ティッ?どうし…てッ」
「少し黙って」

言って、微かに笑う。目は、笑っていない。
―どうして、そんな顔をするの?

「っんぅ…ッ、はァッ…あっ、ッ」
不本意ながら、身体はすでに絶頂へと近づきつつあった。
もう、この波を留めることはできない。
それでも、意識は―彼と繋がっていない、そんな気さえした。

976:名無しさん@ピンキー
08/02/01 01:07:28 a751Xtos
快感さえ、この感情を満たすことはない。
それでも、こんなに素直に反応してしまう身体が、憎い。
瞬きした瞬間、視界を濁らせた水滴が落下する。
同時に、いっそう強く膣壁を擦りあげられ、

「ッッ―っ!!」
痺れが全身に走り、弾け飛んだ。
身体は、力なく崩れ落ちる。



「…なん…でぇ…?」

光の加減か、陰を落としたように見える顔は
少しだけ、寂しそうに見えた。

「カーナは厩舎の大切な娘だから」
「いいよぉ…あたし…ハーティーとなら…どうなってもいい…」

縋るような声に何も答えずに、困ったように微笑んで、
そっと唇に唇を寄せた。

「ん…」
ゆっくりと離すと、耳元で囁く。

「お前は幸せになる、から」

その言葉の意味を理解できなかったのは、
惚けた頭のせいなのか、それとも。

977:名無しさん@ピンキー
08/02/01 01:08:51 a751Xtos
身体が離れる。彼は黒い影となって、私の目の前を遠ざかっていく。
待って。叫ぼうとしても、掠れた息が僅かに漏れるだけで、
立ち上がって、その身体を抱き止めることが叶うはずもなく。

「おやすみ」
キィ、と引き戸の閉まる音。
最後に聞こえたその言葉が耳に届いた時、
しがみついていた意識は、ふっと途切れた。

978:名無しさん@ピンキー
08/02/03 21:43:11 MD1KDara
ずいぶん過疎ってるな

979:名無しさん@ピンキー
08/02/08 00:46:55 cCChdFaB
>>973
グッジョブ!! 渋い組み合わせ。ラブカーナ好きなのでマジ嬉しい。
ラインたんの職人さん?ですよね?次回もwktkしております。

・・・しかし随分寂しいスレだね。

980:名無しさん@ピンキー
08/02/09 14:18:25 69i/tI3T
ラインたんの職人さん、文章巧いよね。
自分だったら思いつかない文章表現。

981:名無しさん@ピンキー
08/02/10 00:50:26 BSkgzq8s
レス数980超えて即死圏内に入ったので新スレ建てました

種牡馬の種付け官能小説 part4
スレリンク(erocomic板)

が、規制で過去ログ貼れなくなった……。

982:名無しさん@ピンキー
08/02/10 13:43:12 HBhYfGLz
>>981
乙です!

983:名無しさん@ピンキー
08/02/11 05:10:57 2ClnqlQN
otu

984:名無しさん@ピンキー
08/02/11 09:59:10 Y/P6Xm7i
乙!

985:名無しさん@ピンキー
08/02/11 23:15:00 ouFC5A8o
どうやら少なくとも5、6人はいるらしい

986:名無しさん@ピンキー
08/02/12 22:59:11 DFWoZupm
ここは真冬の森のようなもの。
一見雪に埋もれて何者もいないように見えるけど、
春満開のエロ作品が来れば冬眠中の住人がのそのそと出てくるよ。

この手のスレはロム専が多いからね。仕方あるめえ。
競馬板見てると意外と読者が多いのに驚く時もある。


987:名無しさん@ピンキー
08/02/13 00:54:00 1oXxLCEw
>>982
乙です。

988:名無しさん@ピンキー
08/02/13 06:18:27 ilGg2IJJ
>>986
IDがDF
競馬2にも読者が意外と多くて驚いた。

989:ありま ◆BfiM6ssC2o
08/02/14 05:52:03 Py38e3QS
>>981
乙でした

エロ無しですが季節物で埋めネタをひとつ
馬はチョコ食べないとかいうツッコミは無しで( ´ー`)

990:ありま ◆BfiM6ssC2o
08/02/14 05:52:53 Py38e3QS
2月14日は牝馬が好きな牡馬にチョコレートを贈る日らしい。
去年は、誰からも何一つもらえなかった。
顔見知りの牝馬が来たときにはもしかしてと期待したが、
意中の牡馬へのパシリ役を頼まれただけだった。
有馬記念を勝って知名度が上がった今年も、
空気を読めないオレに寄ってくる物好きがいるようには思えない。

朝の運動を終えて戻ると、馬房の前にクーヴェルがいた。
「どうしたクーヴェル」
クーヴェルはブルーの小箱をオレの前に置いた。
「お、クーヴェルにも好きな牡馬がいるのか。誰に渡すんだ?」
オレが当然のように相手先を尋ねると、クーヴェルの表情が強張った。
「ばかっ」
クーヴェルはきびすを返して去っていった。

戸惑ったオレはその箱をくわえてピンカメの馬房に向かった。
「ピンカメ、クーヴェルがこれ置いてったんだけど、誰にだと思う?」
「はっ?」
ピンカメが事態を飲み込めないようだったので、オレはさっきの出来事を話す。
「えっ?」
しかしピンカメは尋ね返すばかりだ。
「だから、これ、クーヴェルは誰に渡すつもりなのかって」
「ほんとに判らないんですか?」
「?」
ピンカメは笑い出した。
「マツリダ先輩に決まってるじゃないですかー」
言われたら急に恥ずかしくなり、オレは顔を隠してうずくまった。

991:ありま ◆BfiM6ssC2o
08/02/14 05:54:01 Py38e3QS
「クーヴェル、さっきは悪かった。ほんとに悪かった」
クーヴェルの馬房の前でひたすら謝る。こればかりは本当にオレが悪い。
「うるさいわよKY」
「ごめん。まさかクーヴェルがオレなんかに」
「調子乗るんじゃないわよ。それは……えーっと……あの牡馬に……」
どうしてオレはこんなに可愛い女心を無視してしまったのか。
「わかったわかった。クーヴェル、一緒に食べよう」
「ひとりで好きに食べたらいいわよ」
「そんなこと言うなって」
オレは強行突破でクーヴェルの馬房に進入した。
「近寄らないでちょうだい」
クーヴェルの顔を見ると目の下が少し濡れているように見えた。
「おまえってほんとに可愛いな」
「うるさい」
クーヴェルが顔を背ける。その仕草も可愛くて、思わず頬が緩んでしまう。
「誕生日、おめでとう」
「!」
オレは馬服の内側に隠していた2つの箱を出して、クーヴェルの前に置いた。
「かぶっちゃったな」
クーヴェルの誕生日が今日だと聞いて、オレもプレゼントを用意してあったのだ。
「おまえと同じ名前のチョコがあったんだよ」
「知ってるわよ」
「高級で美味そうなチョコだったぞ。おまえにぴったりな名前だな」
「そ、そんなお世辞言ったって何もないわよ?」
クーヴェルがオレに笑いかけてくれる日はまだまだ先のようだ。

おわり


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