04/06/15 20:06
な ん だ こ の ス レ
ったく競走馬見ながらキモイ想像してんじゃねーよ
178:名無しさん@ピンキー
04/06/15 20:59
>>177
がいちばんキモイと思いますw
179:名無しさん@ピンキー
04/06/15 21:04
「セックスって・・・セックスって・・・どんな感じなんだろう・・・うっ・・・」
誰もいない昼下がりの厩舎のとある馬房の中で、まだ幼いサムライハートは極限まで膨張した男根を勢い良く腹に打ち付けていた。
無駄に成長した馬体から滴る汗が寝藁を濡らす。
「おかあさん・・・おかあさん・・・っ・・・・」
妄想の中に見る牝馬は決まって母親だった・・・
つづく
180:サムライハート
04/06/16 00:17
かっ、かーさんの現役時代のメンコに汗の匂いが染みついてる・・・・
(;´Д`)ハァハァ (;´ Д`)ハァハァ (;´ Д `)ハァハァハァハァ :.` ;:.・∵ ゜ д:.`
181:名無しさん@ピンキー
04/06/19 03:27
w
182:名無しさん@ピンキー
04/06/21 22:05
「あなたがサムライハートね」
栗毛の牝馬は見下したような視線を彼に投げた。
凛として立つ姿は、一目で一流馬と分かるオーラをまとっていた。
「・・・お姉さんは・・・誰?」
怯えるサムライハートの前から一歩後退して、牝馬は彼をじらすように熟れた体をねじった。
「いずれ分かるわ」
冷たいが落ち着きのある低い声・・・本心を隠し、他者を突き放すような瞳。
そうだ・・・この感じはおかあさん・・・誰にも媚びないおかあさんみたいな・・・女王様なんだ・・・
彼女は彼を一瞥して、意地悪そうに笑った。
「あの子の弟だから見に来たけど、彼女に似てたいしたことないじゃない」
その一言に、彼は全身が震え、額から汚い汗を流した。
(このお姉さんに・・・聞いてはいけないことを聞いてみたい・・・叱られたい・・・)
すでに下半身は岩石のように硬くなっていた。
183:名無しさん@ピンキー
04/06/21 23:48
おお、続くのか!期待sage
184:名無しさん@ピンキー
04/06/23 09:21
サ、サムライハートくんが襲われるー!!(笑)
続き期待してます。
185:名無しさん@ピンキー
04/06/26 23:26
「つまんないからそろそろ帰るわ」
牝馬は彼をからかうことに飽きたのか、帰ろうとしている。
「・・・ま、まってください・・・」
サムライハートは彼女を引きとめようと必死になる。
「何よ?私、あんたと違って忙しいんだから」
「お姉さんに、聞きたいことがあります・・・」
瞳が涙で潤み、足元は緊張のせいかわずかに震えている。
そんな彼を彼女は冷静に観察している。
「迅速に、そして簡潔に言いなさい」
触れられてもいないのに、頬をぴしゃりと叩かれたような感覚に陥って、サムライハートはぼんやりとにじむ視界の中の彼女に興奮した。
「ぼく・・・もうすぐ競走馬にならないといけないのに、調教にも全然集中できなくて・・・」
「だから?」
「牝馬のことが気になって」
「そう」
そっけない対応にもどかしさを感じてしまう。
もっと、突き刺さるような一言がほしい・・・おかあさんみたいに・・・
186:名無しさん@ピンキー
04/06/28 19:29
(;´Д`)l \ァ l \ァ
もしかして智タソ?違ったらすいません。
187:名無しさん@ピンキー
04/06/28 22:57
「邪念を捨てなければ、競走馬として成功は出来ないわ」
彼から目をそらして、自分に言い聞かせるかのように低い声で牝馬が言った。
生ぬるい風が二頭を撫でるように通り過ぎていく。
「せいぜい、肉にならないように頑張りなさい。サムライハートだなんて、ご大層な名前を付けてもらったんでしょ?」
「その名前は、本当の名前じゃありません!」
「はぁ?おかしな子ね」
クスクスと肩を揺らして笑っている。
「ぼくの本当の名前はグル男っていうんです・・お姉さんにはグル男って呼ばれたい・・・」
「グル男?変な名前ね・・・あんた、本当にセンス無いわね。グル男って・・・」
耐え切れずに牝馬は爆笑した。
「この名前は、母がつけたんです」
自分の名前を馬鹿にされ、悔しさと同時に快感を覚えていた。
「そうだったの・・・笑ってしまってごめんね」
謝った瞬間の優しい表情に彼は母親の面影を重ねた。
188:名無しさん@ピンキー
04/06/28 23:05
「おねえさん・・・」
「何よ、しつこいわね」
彼が一歩近づくと、彼女が一歩後退する。
サムライハートは意を決して聞いてみた。
「・・・お姉さんは・・・セック・・・スしたことあります・・・か?」
サムライハートは勇気をだして起爆剤を投入したつもりでいる。
恥ずかしさのあまりに彼女の顔が見えない。
股間の膨張はもう限界に来ている。
「・・・・!・・・・そ、そんなこと、あんたに関係ないじゃないっ・・・!馬鹿じゃないの!?」
彼女は明らかに動揺している。
「ぼく・・・気になって・・・眠れません」
「いやっ・・・・来ないで・・・」
首を激しく振り、にじり寄るサムライハートを拒絶する。
たぶん続く
189:名無しさん@ピンキー
04/06/29 02:02
いいよ 続かなくて
190:名無しさん@ピンキー
04/06/29 23:18
(;´Д`)ハァハァ…
191:名無しさん@ピンキー
04/06/30 00:06
継続期待。
192:名無しさん@ピンキー
04/06/30 00:55
(;´Д`)ハァハァ… してません
193:サムライハート
04/06/30 14:06
オレ様の潜在能力溢れるピンクの巨砲をなめんじゃねーぞ
ゴール手前で20メートル飛ばしてやるからな
オレ様の体液で差し切ってやるぜ
ドブス牝馬ドモめ かかってこい!!!!
194:名無しさん@ピンキー
04/06/30 21:58
グル男ちゃん(w
195:名無しさん@ピンキー
04/07/03 02:36
続きが・・・気になって・・・眠れません
196:名無しさん@ピンキー
04/07/07 00:24
待
197:名無しさん@ピンキー
04/07/12 00:47
・・・
198:名無しさん@ピンキー
04/07/14 23:33
グル男ちゃん、どうなったの?
199:名無しさん@ピンキー
04/07/16 01:26
保守
200:名無しさん@ピンキー
04/07/19 17:04
にひゃく
201:名無しさん@ピンキー
04/07/22 13:53
ハイグレイド秋には復帰の模様。
202:名無しさん@ピンキー
04/07/25 21:59
フィオリたん・・・・・・
203:名無しさん@ピンキー
04/07/31 00:01
つ、つづきを・・・
204:その1
04/08/02 02:38
最初に謝罪。ウインガー(ウインクリューガー)が悪者になってます。すいません。
あとスティル厨じゃないつもりなんですが、書いてるうちにスティルに情が移って
変な展開になりました。すいません。
後半エロくないしつまらないので読まなくていいです。すいません。
マジで暇な方だけどうぞ。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓はじまり↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「まさか君で童貞捨てられるなんて想像もしてなかった…ああ、気持ち良いよ…」
声の主の牡馬はメイショウカイドウ。本日の北九州記念で二着連帯を果たした馬である。
カイドウは今「ごほうび」を貪っている真っ最中だった。そのごほうびとは…
「ああっ…もう、許して下さい…カイドウさん…あんっ!」
「もっと…もっと言ってくれ…もっと泣いてくれっっ!」
許しを請う牝馬の声にさらに興奮したカイドウが、今まで以上に腰を激しく打ち付ける。
そう、今カイドウは一頭の栗毛の牝馬を凌辱していた。それが彼に与えられたごほうびなのだ。
彼だけではない、見事北九州記念を勝利したダイタクバートラムはもちろん、その栗毛の牝馬に
先着した11頭全てにこのごほうびは与えられるのだ。
「おねがいです…も、もう…やめっ…」
カイドウに言われたからでは無いだろうが、さらに泣き声をあげる牝馬。
見る者を魅了する美しい栗毛。しなやかで均整のとれた体つき。
スティルインラブ。言わずとしれた三冠牝馬である。
205:その2
04/08/02 02:38
金鯱賞、宝塚記念と振るわなかったスティルを奮起させるべく、彼女を預かる松元師はある条件を出した。
それは北九州記念で見事一着を飾った時は、彼女の言うことを出来る限りで聞いてあげる、というものだった。
ただし負けたときは逆に彼女が言うことを聞かなければならない。しかし松元師にとって彼女への願いは
無事に走り、そしてファンへの期待へ応えて欲しいという、ただそれだけの事だった。
だから本来ならこの条件はスティルが得をする事はあっても、彼女が被害を被るようなものでは無かったのだ。
スティルは次のレースで勝ったら駄目もとで引退をお願いするつもりだった。
三歳の頃は牝馬を相手にしているだけで良く、アドマイヤグルーヴという良きライバルにも恵まれ、
彼女自身も楽しんで走っていた(もっともアドグルにしてみればスティルは目の上のたんこぶだったのだが)。
しかし牡馬を相手にするようになってからは楽しむどころでは無くなってしまった。以前から牡馬が苦手だった
スティルにとって、牡馬と走る事は苦痛以外の何者でも無かったのだ。
しかしこのスティルに出された条件が、同じ四歳馬のウインクリューガーの耳に入ってしまった事が彼女の
不幸の始まりだった。
ウインガーは言葉巧みに松元氏に近づき、スティルが勝ったら自分が、自分が勝ったらスティルが何でも言うことを聞く、
という話へと上手い具合にまとめてしまったのだ。そしてスティルに先着した彼の願いは、スティルに先着した者全てに
彼女自身が何でも言うことを聞いて「ごほうび」を与えることだった。
206:その3
04/08/02 02:39
「も、もう我慢出来ない、で、射精るッ!!!」
カイドウはそう叫ぶとスティルから体を離し、精液を撒き散らした。
カイドウの肉茎から放たれた精液がスティルの美しい左後脚に降りかかる。
いや、左後脚だけではない、右後脚にも少し乾いた精液が付着している。
カイドウより先にごほうびを頂いたバートラムの精だった。
さすがに中出しは禁じられているのだが、身体まで汚すなという指示は無かったのだ。
「あ、あぁ…」
情けない声をあげるスティル。しかし行為が終わって少し安堵を感じたような声だ。
しかしそれもつかの間、今度は三着の馬を相手にしなければならない。
まだ11頭のうちのたった2頭しか終わっていないのだ。
「ちょっと、何安心してるの。まったく、三冠牝馬様のくせに情けない声をあげるわね」
今度は牝馬が相手だった。声の主はメイショウバトラー。スティルと同期で、彼女ほどでは
無いが重賞勝ちもある実力馬である。しかし秋華賞、エリザベス女王杯とスティルには
煮え湯を飲まされていた。
「バトラーさん…」
「ウフフ、まったく、ほんと情けないわね。重賞勝ちも無く、あなたの半分も稼いでいないような
駄馬に犯されてよがり声をあげるなんて」
カイドウを引き合いに出して言葉で攻めるバトラー。
「ちょ、ちょっと待てよバトラーちゃん。それはいくらな…」
さすがに傷ついたのか、カイドウが抗議の声をあげるがバトラーに睨まれて口をつぐんでしまう。
「…こんな情けないオスのペニスが、三冠牝馬のあなたのここに入っていったなんてね」
そう言いつつスティルの秘裂を愛おしげに撫でるバトラー。
「や、やめて…バトラーさん…」
恥ずかしげな声で拒否するスティル。
「なに生娘みたいな声出してるの?あなたにとってはクズみたいなオス二頭に犯されたばかりなのに…」
俺までカイドウと同じ扱いかよ、俺はけっこう稼いでるぞ…、カイドウと一緒にクズ扱いされたバートラムが心の中で抗議した。
「おいおいバトラー。お前それからどうするんだ?ただ撫でているだけかい?」
それまで黙っていた牡馬が悪戯っぽい声でバトラーに問う。そして
「お前ら牝馬のために張型用意してきたんだけどな。使うかい?」
と言葉を続けた。
207:その4
04/08/02 02:40
「フフッ、張型なんて必要ないわウインガー。あなた方オスと一緒にしないで」
そう言ってウインガーの申し出を断るバトラー。そして再びスティルの秘裂をまさぐり始める。
「オスはあなたのここに入れて、動かして…」
スティルの秘裂を先ほどより強く撫でるバトラー。撫でると言うより擦っている感じだ。
「い、イヤッ」
軽く悲鳴をあげるスティル。
「…そして子種を出すことしか考えない。でも私はね」
手を止めるバトラー。そしてスティルの頭の方へと周り…
「…私のお目当てはここなのよ」
「な、なn…!ンンッ!!」
急にくぐもった声を出すスティル。無理もない、彼女の口を、同じくバトラーの口が塞いだのだ。
ペチャペチャといやらしい音が響く。他の馬達も目をらんらんと輝かせながらそれを黙って見つめている。
「ン、ンッ…やめ…ンンン」
スティルが抵抗して声をあげようとするがバトラーはそれを許さない。
しだいにスティルも諦めて抵抗するのをやめてしまった。
いやらしい音、バトラーがスティルを貪る音だけが馬房を支配する。
ペチャペチャ、くちゅくちゅ、ぺちゃぺちゃ、クチュクチュ…
しばらくして満足したのかバトラーが口を離す。
「ね、スティル。こっちは初めてだったんでしょ?」
支配者の面持ちでスティルに問うバトラー。
「…………(コクッ)」
恥ずかしげに、しかし素直に頷くスティル。
「可愛いわスティル…フフッ、私も初めてだったのよ…」
また興奮してきたのか頬を上気させて再度顔を近づけるバトラー。
208:その5
04/08/02 02:41
「おーい、ちょっと、あんたいつまでやってるのよ」
別の牝馬の声が響く。
「あら、コスモ先輩、いらしたんですか」
憎々しげに言い放つバトラー。
「あのねぇバトラーちゃん。あんたの攻め方は嫌いじゃないんだけどね、まだ順番待ちがたくさん居るの。わかる?」
こちらはオースミコスモ。スティル、バトラーの一つ上に当たり、バトラー同様そこそこの成績を残している牝馬だ。
「…そうですね。ちょっと調子に乗りすぎましたわ」
大人しく自分の非を認めるバトラー。レズっ気のある彼女のこと、年上の牝馬には弱いところもあるのだろうか。
「あは、わかってくれればいいの。見てて楽しませてもらったわよぉ~」
茶化しながらバトラーのお尻を撫でるコスモ。
「あん…せ、先輩、私じゃなくてスティルを可愛がってあげてくださいな」
スティルとの接吻の興奮が冷めやらないのか、少し触られただけでバトラーが赤面して初々しい反応を見せる。
「あは、バトラーちゃんも可愛いねぇ~。でも、今日はスティルちゃんを頂きに来たんだっけね」
そう言ってバトラーからスティルへ目を移すコスモ。
「先輩まで…あ、あの、女の子同士なんて、やっぱりおかしいですよ…」
スティルが怯えた声を出す。
「あら、さっきまでその女の子にキスされてうっとりしていたのはどちら様だったかな?」
意地悪っぽくスティルに言うコスモ。既に彼女の言葉責めは始まっている。
「そ、そんな…私は…」
「まあまあ、もう優等生発言はいいから。いい加減諦めて気持ちよくなろうよ」
スティルの反論を途中で遮り、勝手な事を言うコスモ。そして彼女はウインガーの用意した
張型をひょい、と手に取った。
209:その6
04/08/02 02:49
「ねね、スティルちゃん。これって何?」
張型ちらつかせてわざとらしい質問をぶつけるコスモ。
「そ、そんなの、知りません!!!」
赤面して俯くスティル。
「あー、もう本当に期待通りの反応してくれるのね!可愛い!!」
そう言うとコスモはスティルの耳に息を吹きかけた。
あん、と少し艶やかな声を出すスティル。そしてコスモはスティルの耳に顔を近づけたまま
「いい、スティルちゃん。目を閉じて、あなたの大好きな男の子の事を考えて」
とヒソヒソ話をするような小さな声で囁いた。
「スティルちゃんが懸想してるのはクリスエスかな?それとも年下のボーラー君だったり…」
小さな声のままで続けるコスモ。
「ち、違いますっ!!」
必死に否定するスティル。
「あれ、どっちか当たりだったかな?それともお父さんが同じネオ君への禁断の愛だったり…」
適当に牡馬の名前を出してスティルの反応を楽しむコスモ。
「私は…まだ男の人なんて…」
顔を真っ赤にして言うスティル。しかし気持ち声が小さくなったように思える。
「ふんふん、まあ誰でもいいや。とにかく、その男の子の事を考えててね」
コスモはペロペロと張型を舐めて濡らしながらそう言うと…
「あッ!!!い、いやぁ…」
スティルの秘裂にためらいなく張型を挿入した。
210:その7
04/08/02 02:49
「いい、スティルちゃん。これはあなたの大好きな男の子のおちんちんなのよ」
巧みに張型を動かしながら少し抑えめの声で言うコスモ。
「あ、あんっ…い、いやです…ああン!!」
口では嫌がっているが、先ほどカイドウに犯されていた時とは違い、声に艶やかさが含まれていた。
「それでね、その男の子もね、スティルちゃんの事が大好きなんだって」
∞の字を描くように張型を動かすコスモ。
「ううンっ…あはぁッ…」
コスモの攻めに必死に耐えるスティル。しかし声は止まらない。
「そしてスティルちゃんのここにおちんちん入れて、こうやって掻き回したいって思ってるんだよ」
さらに動きを激しくするコスモ。
「だ、だめぇッ!それ、イッ、以上、動かさない、でッ!!!」
涙を流して嘆願するスティル。
「えへへ、だーめっ…それっ!!」
コスモは明るい声で残酷な言葉を放ち、トドメとばかりに張型を根本まで奥深くねじ込んだ。
「ッッッ!あ、あはアアアアンッッ!!!!!いッ、んん、ンンンッッ!!!!!」
派手に声をあげて達するスティル。目から涙を流し、大きく口を広げた口からはよだれ。おまけに鼻水まで出ている。
そこには三冠牝馬の威厳も何も無く、快楽に溺れるただのメスウマの表情が広がっていた。
「はい、気持ちよかったねぇ、スティルちゃん」
母が子供にするように頭を撫でながらコスモが呟く。
スティルは少し苦しそうに肩で息をして、だがどことなく幸せそうに頭を撫でられるままにしていた。
コスモもスティルの息が整うまで黙って撫で続けた。
211:その8
04/08/02 02:50
「…じゃあ、次の人、ユートピア君なんだけど…」
少しためらい気味で言葉を出すコスモ。そして
「スティルちゃん、だいぶ疲れてるみたいだし、もう許してあげない?」
と言葉を続ける。
この時コスモ以外の馬全頭が「誰のせいで疲れたんだよ!」
という言葉を飲み込むのに必死だった。そして飲み込まず声に出した馬が一頭居た。
「ちょっと待てよ先輩。あんたが楽しんだらもう終わりって酷くないか?」
この件の首謀者とも言えるウインガーがコスモに抗議する。
「だってねぇ、あとは男の子ばかりでしょ?どうせ私以上には満足させられないんだし、オナニーで我慢してれば?」
自分勝手な事を言うコスモ。
「あのなぁ、俺はともかく、ここにいるGⅠに縁の無い駄馬にとっては三冠牝馬とヤれる機会なんて1000年待っても無いんだよ。
そりゃGⅠ勝ってないあんた程度のメスとなら、もしかしたらヤれるかもしれないけどさ」
売り言葉に買い言葉。自分がGⅠ勝ち馬なのを良いことに嫌味な反論をするウインガー。
「あっは、馬鹿?NHKマイルなんて地味なの勝って自慢してるよこの子。あんたあれ以降勝ち星無いじゃん。
賞金だってカイドウと大して差無いし、早熟駄馬はいい加減引退して馬刺になれば?」
口喧嘩なら負けないとコスモ。そしてまた引き合いに出されて落ち込むカイドウ。
「う、うるせぇな。俺のおかげであんたらも楽しめたんだから、感謝しろよボケ。
とにかく俺だって三冠牝馬様となぁ…」
まだまだ食い下がるウインガー。しかし…
「もう…もう嫌だよぉ…なんでみんなこういう事したがるの?私みんなのおもちゃじゃないよ…」
スティルの悲痛な声がウインガーの演説を遮った。
「なんでも言うこと聞くって、ごはんを作るとか、服を縫ってあげるとか、そういう事だと思ってたのに…」
そしてえんえん泣くスティル。さすがのウインガーも黙ってしまう。
212:その9
04/08/02 02:52
「あ、あの、俺…」
次の順番だったユートピアが声をあげる。そして
「俺、ごはん、作って欲しいかな…」
と、ちょっと照れながら自分の希望を口にする。
「あ、じゃあ僕はメンコにアップリケを付けて欲しいんだけど…」
続いてシンデレラボーイが言う。
「今度一緒に併せ馬お願い!」
「じゃあ俺は一日デート権!」
「あ、そんなの有りなら俺も!」
「僕も!」
他の馬達の声が次々にあがる。
「え…みんな、それでいいの?」
泣きやんだスティルが少し驚いた顔で言う。
「あ、じゃあ俺もごはんよりデート権が…」
「僕もアップリケじゃなくてデートを…」
ユートピアとボーイが要望を変更する。
「みんな…」
さっきとは違う涙を見せるスティル。
「お、おいお前等それでい…」
「じゃあさー、スティルちゃんだって大変だし、まとめてみんなでピクニックに行こうよ!」
何か言いかけたウインガーを無視して調子の良い事を言うコスモ。
「コスモ先輩、それはいくらなんでも…既にスティルと楽しんだ私たちは…」
自己中な言葉に耐えかねたのか、バトラーがコスモをたしなめる。
「私はかまいませんよ。他の方が許してくれれば…ですけど」
スティルが控えめに言う。
213:その10
04/08/02 02:52
「お、俺達もいいのかな…」
遠くで見ていたカイドウとバートラムがおどおどしながらやってくる。
「俺は別に構わないよ」
ユートピアが言うと。
「まあ仕方ないね」
「後で殴らせろよ」
「いいけど、お前セン馬決定な」etc.
…とりあえず他の馬も同行を許したようだ。
「じゃあ最下位だったキングザファクトさんも誘っていいですか?」
嬉々とした表情でスティルが言う。
「うん、それじゃあNHKマイル様以外全員で仲良く行こうか!」
「おー!」
オースミコスモの音頭に他の馬が仲良く声をあげる。
「ちょ、…おまえらなぁ!」
一人置いてけぼりのウインガー。
「何、あんたこの空気でスティルちゃんとしようって言うの?」
コスモが釘を刺すと…
「おまえ最悪だな」
「おまえもセン馬決定な」
「NHKマイルって何?カブトヤマ記念とどっちが上?」
他の馬達も猛抗議。哀れウインガー四面楚歌。泣きが入る。
「ま、待って下さい」
そこへウインガーを見かねたスティルが救いの手をさしのべる。
「あの、ウインガー君。ウインガー君は私への願い、まだ言ってないよね」
スティルが優しく声をかける。
「あ、うん…」
優しくされて少し照れるウインガー。
「それじゃ、ウインガー君の願いも聞かないと。…ウインガー君は、私に何をして欲しいの?やっぱり…」
はにかんだスティルがそこで言葉を止める。
静まる場。皆がウインガーを注視する。コスモはあからさまにガンを飛ばしている。
214:その11
04/08/02 03:02
「許して…ほしい…」
少しの沈黙の後、小さい声でウインガーが呟いた。
「え?なにを…?」
訝しげに首をかしげるスティル。
「今日…さ。おまえがブービーになったのって、鞍上の仕業でも、斤量のせいでも無いんだろ?」
俯いて言葉を絞り出すように言うウインガー。
「え…なんで…」
「蹄がずっと痛かっただろ?…蹄鉄に細工したんだよ…俺が」
自分の罪を告白するウインガー。
「ちょ、あんたそんな事…!」
「コスモ先輩!」
思わず声をあげるコスモと、それを黙らせるバトラー。
「悪かった…お前に先着して言うこと聞いてもらいたくて、俺…」
俯いたままで続けるウインガー。またしても沈黙。今度はスティルへと視線が集まる。
「…それが、ウインガー君のお願いなら…うん、わかった。ウインガー君を許します」
しばし目を閉じていたスティルが目を開くと同時にそう口にした。
思わず涙目になるウインガー。
「あ、ありがとう…す、すまん、俺、本当はお前の事ぐわっ!」
「ごめんごめん。滑ってあんたの頭蹴っちゃった」
事故にみせかけてウインガーをどつくコスモ。
「まあまあ、コスモ先輩。私たちも偉そうなこと言える立場では無いんですから…」
すっかりコスモのお守り役になってしまったバトラー。
215:最後
04/08/02 03:03
「それはそうだけどさ…まあいっか。じゃあウインガー。あんたピクニックまでたてがみ坊主にして反省よ?」
「え…じゃあ、俺も…行って良いのか?」
コスモの言葉に目を丸くするウインガー。
「あなただけ外すのも後味悪そうですし…」
「まあスティルは許したわけだし、な」
バトラーとユートピアが続く。
「…うう、すまん、みんな…ありがとう」
GⅠ以来負け続けで荒んでいた心が暖かい光で癒されたような気持ちで言うウインガー。
「それじゃあ今度のお休みに、13頭みんなでピクニックですね!」
「わー!」
スティルと、他の馬達の嬉しそうな声が馬房に響く。
「ウインガーとカイドウはセン馬にしてくるよーに!」
「そりゃないよリーダー!」
「何年前のネタだよ!」
「あははは………」
その日、競走馬たちの楽しそうな笑い声はしばらく絶えることは無かった。
(おわり)
最後に謝罪。最初はメイショバトラーがウインガーと組んでて、バトラーがかなり嫌な奴で
スティルも救われない予定だったんですがこんな事になってしまいました。すいません。
ていうかこんなオナニー設定誰も聞きたくないですね。すいません。
各馬のファンの方々、特にウインガーのファンの方々、本当にすいません。
ウインガーは悪役にしやすかっただけなんです。お詫びに次のGⅠで負春の単勝買います。
216:名無しさん@ピンキー
04/08/03 22:49
217:名無しさん@ピンキー
04/08/08 17:03
hosyu
218:名無しさん@ピンキー
04/08/08 22:53
なかなか良いんじゃないですか。
219:駄馬エルシエーロ ◆DABA/m89AI
04/08/11 00:09
スティルインラブ哀れwwwwwwwwwwwwww
220:名無しさん@ピンキー
04/08/13 19:30
書いてくれる人がいるのは、ありがたいね。
221:メイショウバトラー
04/08/15 16:54
今日のカイドウさん、怖かった・・・
4コーナーからまくってきて、後ろからものすごい形相で
「バトラー!犯すぞ!デカいケツさらしてんじゃねえ!」
って叫んでた・・・
牡馬にあんな下品なことを言われたのは初めてだったからビックリしちゃった・・・
だけど、何故か体の奥が熱いの・・・・
222:名無しさん@ピンキー
04/08/21 21:56
223:名無しさん@ピンキー
04/08/27 11:58
新作待つ
224:メイショウバトラー
04/09/04 00:04
次走は府中牝馬Sらしいです。
あの時のメイショウカイドウさんのギラギラした目が気になっちゃって・・・
レースに集中できるか心配です。
最近、目が覚めると、お尻のあたりが濡れているの。
夢の中では必ず、今までに一緒にレースに出たことがある男性が後ろから乗っかってきて・・・
お尻のあたりが変なの。
開かれているような錯覚に陥るのです。
検温の時には何も感じないのに。
私、どうかしてる。
225:名無しさん@ピンキー
04/09/07 00:39
ポンデローザ様かえってこないかなあ。
あの人の作品が一番面白かったよ。
ポンデさまをあおったやつ、死んでよ。
例えしんでも俺は許さないけどね。
ああ・・・ポンデさま。。。かえってきて!
226:名無しさん@ピンキー
04/09/10 00:51
求む職人
227:名無しさん@ピンキー
04/09/18 18:21:55
書きたいが能力が追いつかない。
228:ロイヤルタッチ
04/09/25 01:19:35
「うっ・・・あっ」
ロイヤルタッチは一人馬房で自らを慰めていた。
夏を越し、古馬のそれと遜色ないほどに成長した彼の肉棒はもはや限界だ
った。誰かに声を聞かれてしまうかもしれないと思っても腰の動きは止ま
らない。快楽を求めてしまう。
「あっ!グルーヴちゃん!」
エアグルーヴ、彼の想い馬(ひと)の名だ。一つ屋根の下に住む彼女の馬房
は、まさにロイヤルタッチの馬房の隣だ。
「うくっ・・あっ!」
どぴゅっどぴゅっ!
白い精液を吐き出し、タッチはその場に崩れ落ちる。
声を忍ばせつつもやはり絶頂の瞬間、思わず大きな声を出してしまい、あわ
てて口を押えた。
229:ロイヤルタッチ
04/09/26 12:29:41
絶頂の余韻を感じつつ、自分が吐き出した白い異物に触れる。
「はぁ・・・またやっちゃった・・・」
彼女に対してこんな淫猥な感情を抱くとは思いもよらなかった。
初め、彼女に対して抱いていた感情はあまり良いものではなかった。
いつも自信たっぷりで、なにかと口答えしてくるかわいくない女だとぐらい
しか感じていなかった。
しかし、春先桜花賞に発熱で出れず、寝込んでいた彼女を一晩中看病したと
き、彼女に今までとは違った感情を抱き始めていたのだ。
それ以来、エアグルーヴと話すときも、一緒に調教をするときも何かギクシ
ャクしたり、最近では、夏を越して大人の体つきになるに従って淫らな妄想
で頭がいっぱいになったり、とにかく彼女のことが気になって仕方なくなっ
たのだ。
230:名無しさん@ピンキー
04/09/27 23:03:02
なかなかうまいんじゃない?つづきよみたい。
231:ロイヤルタッチ
04/09/28 16:59:56
しかし、彼女はオークス馬。厩舎ではとりわけ寵愛を受けている。家柄も良
く、その上あの美貌だ。彼女にはとても手を出せるはずがない。それでも、
最初は彼女を見ていられればそれで良いと思っていた。
しかし、最近はそうもいかなくなってきた。春先は何も知らない子供だった
が今は違う。牝馬はフケがあるし、牡馬にも生理現象は起こる。
ロイヤルタッチは寝藁の下に隠してあったものを取り出した。
小さなロケットだ。中に入っているのはもちろん・・・
「グルーヴ・・・」
以前彼女に頼み込んでやっと撮らせてもらえた写真だ。
この写真を見るだけで・・・・
「・・・っく!」
彼は再び下半身の逞しいモノに力が宿るのを感じた。腰が勝手に動く。
パンッパンッパンッ!
腹に打ち付けられる音が響く。
「あっ!あっ!グルーヴ!」
声をあげ彼女を求める。
232:名無しさん@ピンキー
04/09/30 22:55:58
まあまあうまいけど漏れはエアグル属性ないから萌えられないや・・・
233:ロイヤルタッチ
04/10/02 10:57:31
ひゅっ・・・!
「あっ!」
行為に夢中になっていたタッチは思わずロケットを放り投げてしまった。し
かも彼女がいる馬房へ・・・。
「やっべ!」
慌てて拾いに行こうとするが、まだ下半身の力は衰えてない。もし彼女が目
を覚ましたときにこんなモノを見たら育ちの良い彼女のこと、失神してしま
うに違いない。
かといって昂ぶりが収まるのを待っていては彼女が起きたら回収不能になっ
てしまう。
ロイヤルタッチは迷った。
今はまだ彼女は眠っているようだ。今なら・・・
意を決してロイヤルタッチはエアグルーヴの寝室に忍び入ることにした。
以前の時とは違う濃い女の香りが漂っている。悩ましいまでにふっくらとし
た馬体。すらりと伸びた四肢。流星の通った鼻筋。
さっきまで自分が欲していた彼女がすぐそこに横たわっている。
昂ぶったモノにさらに力がこもる。タッチは彼女のほうを見ないようにして
ロケットを探し始めた。
思いのほか見つからない。もしかしたら寝藁の間に入り込んでしまったのか
もしれない。
極力音を立てない様にして寝藁をどけてみる。
「!!!!!!!!」
めくった所にあったのはロケットではなく彼女のつややかな尾。慌てて寝藁
をかけ直したがなかなか動悸が収まらない。下半身は今やはちきれんばかり
に硬くなり、起立してしまった。
気を取り直して再びロケットを探し始めたとき・・・
・・・がさっ
タッチは時が凍った様に感じた。
彼女が、エアグルーヴがその双眸を向けていた。
・・・以下エアグルーヴ編に続く
234:名無しさん@ピンキー
04/10/08 10:19:39
続きに期待です。
235:名無しさん@ピンキー
04/10/12 16:27:26
ハイグレイドさん、
今日はレマーズガールたんの尻にハァハァしてらっしゃったのでしょうか。
236:名無しさん@ピンキー
04/10/17 17:31:30
久しぶりにスーパー競馬で集荷賞の時のファイン見ちゃった。
やっぱりこの馬には華があるよ。
237:エアグルーヴ
04/10/23 11:10:52
必死に声を押し殺しエアグルーヴは自らを慰めていた。隣の馬房では彼も同
様に快楽を求め嬌声をあげている。
まさか声をあげ、求めている彼女自身がその声を聞き、彼女もまた同じ事を
しているとはロイヤルタッチは夢にも思っていないだろう。
自分が病を患ってしまったとき、彼はずっと傍にいてくれた。
普段はお互い、憎まれ口をきく仲でしかなかったが、来週に彼も皐月賞とい
う牡馬の最大目標となる大レースが控えていたというのに、病気の自分を一
晩中看病していてくれた。
それ以来、ずっと彼に対する思いを心に秘めいたが、エアグルーヴがオーク
スを優勝した頃を境に、彼は自分のことを避けるようになった。
嫌われてしまったのかもしれない・・・・そう不安に駆られて昨夜は眠りに
ついた。ところが、夜中に目を覚ましたとき、隣で寝ているはずの彼が、自
分の名を呼び求めている声を聞き、エアグルーヴは嬉しく思う反面、自分の
体の火照りを我慢することが出来なくなってしまったのだ。
238:エアグルーヴ
04/11/01 00:52:09
「あんっ・・・はぁっはあっ・・」
声を必死に押し殺し、秘部をかき回しまさに絶頂に達しようとした時、エア
グルーヴの馬房に何か小さなものが飛んできた。
ロイヤルタッチのロケットだ。
そして、自分の馬房に誰かが入ってくる気配。彼がロケットを拾いに来たに
違いない。
エアグルーヴは慌てて寝た振りをしたが、さっきまで散々濡らした秘部から
は、緩慢に液体が滴っている。それに従って濃密な甘酸っぱい香りまでもが
馬房内に充満している。
エアグルーヴは、彼が何も気づく事無くこの場を去ってくれるよう祈った。
239:名無しさん@ピンキー
04/11/02 00:08:24
∧_∧
( ・∀・) ハァハァ!!
( ∪ ∪
と__)__)
240:エアグルーヴ
04/11/03 00:32:49
がさっがさっ・・・
寝藁をかき分ける音がする。ロケットはなかなか見つからない為か(エアグ
ルーヴが持っているため)ロイヤルタッチはなかなか去る気配がない。
(どうしよう・・・)
エアグルーヴが思案していたとき、下半身側の寝藁が取り払われた。
(!!!!!!!!!!)
声にならない叫びをあげるエアグルーヴ。秘部はまだ乾いていない。むしろ
、先程より潤いを増しているくらいだ。
(・・・彼にばれるくらいならいっそのこと・・・!)
エアグルーヴは体を起こした。
そこには下半身の逸物をめいいっぱい起立させたロイヤルタッチがいた。
241:サイレンススズカ
04/11/03 01:40:31
フン!!
どうせオレは童貞で一生を終えたよ!!
笑いたきゃ笑えよ!!
くやしくなんか・・・・・・
くやしくなんかないからな――!!
ウワァァァン!!
242:ありま
04/11/05 13:25:57
「キーッ! 何? 何あれ,どうして一番人気がロブロイなのおっ!?」
天皇賞(秋)当日,前日の悪天候に比べればましになったものの,
芝は最高の出来とは言い難い。
「ええっと,あのう,落ち着いてくださいアドマイヤグルーヴさん」
「何? 何,誰アンタ?!」
「ええっと,ダンスインザムードです,今日は宜しくお願い致します」
「あ,よろしくっ! 知ってると思うけどあたし,アドマイヤグルーヴ。」
手馴れた笑顔を見せるアドマイヤグルーヴ。
「ええっと,先輩は来週もレース控えていらっしゃるとか…大丈夫なんですか?」
「そーなのよー! だからこそ,こんなパッとしない連中の中であたしが,
このあたしが1番人気じゃないのって,すんごい耐えられない!
ちょっとロブロイ! ロブロイどこよ!? アンタに話があるのよっ!!」
「ええっと,ロブロイさんは,あそこに……」
243:ありま
04/11/05 13:26:44
誰かが読み捨てたスポーツ新聞の一面が風に舞い,
はらはらとゼンノロブロイの目の前に落ちた。
大きく引き伸ばされた自分の写真と名前がくっきりと浮かび上がる。
『ゼンノロブロイ』
高みに行くだけ行ってしまった先輩,シンボリクリスエスを思い出す。
姿形が似ていると言われ,現役時代から比較されることが多かった。
よく馳せても貰ったし,寡黙な姿を見ては憧れた。
しかし,成績に関しては遠く及ばない。
憧れているだけではだめだ,名実共に,僕の中にシンボリクリスエスを見て欲しい。
そして,いつかは,クリスエスを越えたと,語り継がれるように。
今日,そのチャンスを僕は掴む。
244:ありま
04/11/05 13:54:41
「ちょっとあたし,話しつけてくる」
「ええっと,だめ,だめですっ! ロブロイさんはこのレースに賭けてるんですっ!」
「あたしだって賭けてるわよっ,このレースは,うちのママが獲ってるレースだし,
だからこそ,長女のあたしが1番人気じゃないと気がすまなーい!」
ダンスインザムードはアドマイヤグルーヴの前に立ちはだかると,
今までのおろおろした表情を一変させ,前を見据えた。
「駄目です,ロブロイさんは,このレースをとても大事にしてます,だから」
「邪魔するなって?」
「はい」
ダンスインザムードの真剣な眼差しに,アドマイヤグルーヴは一瞬怯んだ。
一瞬の睨めっこはすぐにアドマイヤグルーヴの敗北,
ぷっと小さく吹き出し,ああそっか,と小さくつぶやくと,
ダンスインザムードに悪戯な笑みを浮かべて微笑んだ。
「ムードちゃんって言ったっけ,好きなんだ,ロブロイのこと」
「ええーーー!! ええっと,ええっとええっと,そそそそんなんじゃ」
「わかるわかる,あたしもね,スティルインラブって子がだーいすきなんだけど,
スティルをいじめる子がいたら,ぜーったい仕返ししちゃうもの。」
「分かって頂けましたか!」
「でもお……あたしを苛める子も許さないのよっ! ロブロイ! ちょっとロブロイっ!!」
「アドマイヤさーんっ! 全然分かってないですーっ!!」
245:名無しさん@ピンキー
04/11/05 21:13:48
>>240,242
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ツヅキ!ツヅキ!
⊂彡
246:ロイヤルタッチ
04/11/06 00:58:01
再びロイヤルタッチサイドです。(汗)
エアグルーヴに見つめられ固まるロイヤルタッチ。
俺、今すんごいやばくね!?てかこっち見てるし!!まだ勃ったままだし!
完全にパニックに陥り思考回路停止。(しかも勃ったまま)そんな彼を見つめ
ていたエアグルーヴからさらに彼を混乱させる一言が発せられる。
「・・・・私としない?」
ロイヤルタッチは耳を疑った。
「えっ・・・?」
「だから私とHしない?!」
顔を赤らめてまたエアグルーヴは叫んだ。
247:名無しさん@ピンキー
04/11/10 23:41:43
aa
248:ありま
04/11/13 10:01:33
「ごきげんよう,ゼンノロブロイ」
「……リンカーン」
同厩舎の後輩2頭の姿を目で探していた矢先,
横から懐かしい声が響いた。
「どうしたんです,貴方らしくもない,怖い目をしていましたよ」
「はは,悪い。少し考えるところがあって」
「……貴方とクリスエスさんは別ですよ」
「……僕,そんなに怖い顔してた?」
「はい,かなり。ふふ,そしてあそこにも怖いお顔の方が」
249:ありま
04/11/13 10:01:54
「ちょっとロブローイ!! バカロブーーーー!!」
「ああっ,アドグルさーんっ!!」
「うわ,アドマイヤグルーヴ!」
「いつも元気ですねえ,あの方は」
「ごめん,ちょっと後ろに隠して」
アドマイヤグルーヴが一番人気にこだわるのは有名で,
京都大賞典の時も絡まれた経験がある。
アドマイヤグルーヴに関わらず牝馬は苦手だった。
「ねえなんで,なんでまたあんたが一番人気なの?!」
「ロブロイさんっ! すすすいませんっ,私,止めたんですけど」
「ははは……」
後輩のダンスインザムードのおろおろした姿を尻目に,
僕は乾いた声で笑った。
「ごきげんよう,アドマイヤグルーヴ嬢に,ダンスインザムード嬢」
「リンッ! カーンッ!」
リンカーンとアドマイヤグルーヴの間に,
嫌な沈黙が訪れた。
250:ありま
04/11/13 10:43:29
「あんたとはあんたとはあんたとは,一度どこかでケリつけないとって思ってたのよ」
「人気順ということなら,もう結果は出ていますね」
「なんってなんってなんっってイヤーーーーなヤツなのっ!!」
アドマイヤグルーヴさんはリンカーンさんとの話に夢中で,
すっかりロブロイさんのことなんて忘れているようだ。
私はそっとロブロイさんに近づき,耳打ちした。
「この隙にどこかで休まれては如何ですか?」
「ありがとう,ムードはいつも優しいな」
「そそそそそんな……」
いつも優しいのは,ロブロイさんの方じゃないですか。
「シェルゲームはどうした?」
「さあ,その辺にいると思いますけど」
251:名無しさん@ピンキー
04/11/13 11:47:54
>>246,248
*・゜゜・*:.。゜(n‘∀‘)η゜・*:.。゜゜・* !!!
続きに期待。
252:ありま
04/11/13 20:43:33
「大体あんたのその,いけすかない喋り方が,ほんっと気に入らないのよっ!」
「申しわけありません,育った環境故」
「なに? 超良血お嬢様のあたしにケンカ売ってるのっ!?」
「いえ,そのようなことは……あなたはいつもお元気で何より」
「ふっざけるなあっ!」
案外このお二方は仲良しなのかもしれません。
私はロブロイさんの横顔を見つめることしか出来ませんでした。
ロブロイさんにとってこのレースがどれほど大事なものか,
分かっているのに,私は何の力にもなれません。
253:ありま
04/11/13 20:44:43
「本物の天才って,どうやっても勝っちゃうんですよね」
「えっ」
「私も1頭知ってます,スイープトウショウって言う子なんですけど,
その子,皆の半分しか練習してないのに,レースになると物凄い足で追ってくるんです」
「半分?」
「はい,練習が嫌でたまらなくて,まず馬房から出てこないのを無理やり出して,
それから練習開始です。ゲートも坂路も大嫌いで,プールも拒否してるんです
真面目に練習している私達がバカみたい」
「坂路大嫌い……? 入り口で止まったりする?」
「はい,しょっちゅうです。理由は分かりませんけど……でも,どうして?」
「僕,その女の子,見たことがある。坂路入り口で,微動だにせずにいた。
周りの人間はかなり慌てていたみたいだったけど,その子の周りだけは時間が止まっていた。
僕も,その子から目を離すことが出来なかった……ムードの友達だったんだね」
「ええっと,友達っていうか,あの子友達なんていないっていうか,その……あの……」
「スイープトウショウっていうのか,うん。……そろそろ本馬場入場だね,行こうか」
「あ,はい,でもあの,スイープトウショウは全然その,ええっとええっと」
254:ありま
04/11/13 20:45:01
ロブロイさんは前の2頭に「そろそろだよ」と声を掛け,
何か吹っ切れたような走りで抜けていきました。
それを追って,リンカーンさんもアドグルさんもどんどん小さくなっていきます。
私は頭の中がぐるぐるして,どう走っていったらいいか分からなくて,
行かなきゃ,って声が心の中で響くけど,駄目でした。
今日は誰にも負けない。
彼女に皆魅せられる。
彼女は私の前を行く,どんなに私が努力しても,才能に勝てないことを思い知らされる。
どんなに練習しても。
どんなに練習しても。
255:名無しさん@ピンキー
04/11/15 22:49:05
キタ━( ´∀`)σ)*゚ー゚)σ)・ω・)σ)´ー`)σ)・∀・)σ)´_ゝ`)σ)`Д´)σ)´Д`)━!!
職人さんありがとう。
それにしても住人いねーな...
256:ありま
04/11/16 00:30:53
作家さん沢山戻ってくることを願って,
ひっそりとスレ落とさないように頑張ります!
大好きなスイープトウショウやファインの話を書こうと思ったのですが,
熱出してしまい,書こうとすると朦朧とするので,
近々頑張ります。
駄文でもdat落ちにはならないと信じてかいてまーす。
沢山の作家さんまってまーす!
どなたかワガママお嬢様・スイープの話を書いてー!!
257:たからづか
04/11/21 01:41:48
「ちょっ、何するのよ!」
がっちりと下半身を押さえらたスイープトウショウは、思いきり後ろ脚を蹴り上げる。
しかし、相手はスイープの渾身の一撃を難なく交わす。
「あっぶね。殺す気かよ」
後ろからおどけた声。威嚇にもなっていないようだった。
・・・やれやれ、まったくこのお嬢様は。
彼はため息をついた。まだ、自分の立場をわかっておられないらしい。
「アイツにバレてもいいのか?」
耳のすぐ後ろで、低く彼はささやく。息がスイープの耳に触れ、スイープは身体を振るわせた。
「アイツの好みは清楚なお嬢様だしな。まさか、あんたがこんなことをしてるなんて知ったらどうするんだろうな?」
「・・・・・!」
スイープの顔が歪み、泣きそうな顔になる。いいね、その顔だ。
アイツのために、自分を殺して「お嬢様」を演じている。全く、ほんとうに健気なお嬢様だ。
258:たからづか
04/11/21 01:42:12
「言えよ」
顔を赤らめてうつむくスイープトウショウ。ためらいがちに開かれる唇。その切なげな表情。
支配する喜びが満ち溢れる。もっともっと責めたてたい。
ぐりぐり、と高ぶったそれを、すでに潤っている秘裂にこすりつけた。
「…れ……」
「んん?聞こえないぞ」
突っ走ってしまいそうな衝動をこらえ、さらにこすりつける。
くちゅっ、くちゅっ・・・とリズミカルな水音が響く。
「お願…い、挿れ…あぁぁんっ!!」
語尾まで聞かず、ぐいっと腰を打ちつけた。
いきなりの挿入のせいか、ぐいっと締め付けられる。沸き起こる快楽。
その快楽に流されないように、ただただ腰を動かす。
絶頂まで登りつめ、果てたその時、スイープは想い人の名前を小さく呟いた。
―渡さない。どんな手段を使っても。
スイープの首筋に首筋を寄せ、彼は闇をにらみつけた。
259:たからづか
04/11/21 01:45:24
× スイープの首筋に首筋を寄せ
○ スイープの首筋に鼻先を寄せ
です。
とりあえず書いてみたのですが。
ワガママなお嬢様が弱みを握られて(ry なシチュで書き始めたのに、
スイープが思った以上にしおらしくなりすぎました。
また書きにきますんで。
260:ありま
04/11/21 09:42:51
>>たからづかさん
キタ━━(゚∀゚)━━ッ!!
あのスイープが「自分を殺して」清楚なお嬢様として振舞っているなんて,
なーんって健気なんでしょう!
そんな気持ちを知らないっぽいスイープの想い馬(?)と,
スイープが好きでたまらなくて,間違った支配の路を歩む牡馬。
彼らの三角関係が気になります!
ていうか彼らは一体誰!?(笑)
スイープの想い馬が気になる母の気持ちで読みました。
続き楽しみにしております!
その辺含めて続きかなり楽しみにしております☆
261:ありま
04/11/21 11:31:26
競争なんてしたくない。
蟻の大群のような人間の前に姿なんて見せたくも無い。
ゲートになんて入りたくも無い。
誰かの言うことを聞くなんて嫌。
だけど不思議,ゲートを飛び出すと訳が分からなくなるの。
今日はゲート練習1回やったから,もうやる必要ないはず。
それなのに彼らはまた私をあの狭い枠にはめ込もうとする。
彼らのことには興味が無い。
だから,彼らが何を思おうと,困ろうと,喜ぼうと,全く気にならない。
私がこうだから,彼らも本当は私になんて関心がないのは分かってる。
彼らが関心を持っているのは,ゲートに出て記憶をなくしている最中の私。
練習の好き嫌いではなくて,純粋に競争が嫌いなのだ。
それなのに,ゲートを飛び出して,ゴールまで突っ走る爽快感は忘れられない。
……ような気がする。覚えてないけど。
262:ありま
04/11/21 11:32:50
「先生,スイープはいつまでゴネたら気が済むんでしょうねえ」
「今日はゲート練習を2回もやってくれたじゃないか,上出来だ」
「本来ならゲート練習なんてやってる歳じゃないんですよ!」
「ははは,こればっかりは,馬の気持ちだから」
「肝心のスイープは,しれっとした顔で歩いていますよ」
練習だけじゃなくて,いっそのこと競争もやめさせてくれたらいいのに。
「あの,ちょっといいかな?」
声のした方へ振り向くと,そこには一頭の牡馬がいた。
「すいません,私,牝馬ですから」
「あ,僕,怪しい馬じゃないんだ,君の友達のダンスインザムードの同厩で,
ゼンノロブロイっていいます,よ,よろしく。たまたま練習に出たら君がいたから,
つい,声を掛けちゃって,迷惑だよね」
「はい」
迷惑だって理解できているのなら,最初から呼び止めなければいいのに。
「明日レースだよね? 君が一番人気だって聞いたから,応援したくて」
「結構です」
「僕,君のファンなんだ,あの……僕も坂路苦手でさ」
「そうですか,私は坂路もプールも馬場もパドックも地下馬道も練習も競争も大嫌いですけど。
もう宜しいですか,これから食事を摂りますので」
「あっ……ごめん」
「いいえ」
「あの,今週のレース頑張って下さい」
「分かりません……でも,ターフを走る私はきっとあなたの期待に答えられると思います」
その時,後ろから誰かを呼ぶ声がした。
私を呼ぶ馬なんていないから,多分この黒い牡馬を呼んでいるのだろう。
引き止めた牡馬がその声に反応した隙に,私は静かに歩き始めた。
263:ありま
04/11/21 11:33:33
「ああっ! ロブロイさんっ,こんなところにいらっしゃったんですか!?」
「ああ,偶然スイープトウショウさんを見かけたから,激励をと思って。あ,スイープさん。ほら僕,ムードの知り合いだったで……」
ゼンノロブロイが振り向くと,既にスイープトウショウの姿は無かった。
「スイープ,トウショウ?」
「ムードが教えてくれたんだろ,彼女の名前」
「ロブロイさんっ! あの子に関わるとロクなことないですよっ?!」
「はは,彼女,坂路もプールも馬場もパドックも地下馬道も練習も競争も大嫌いなんだってさ」
「兄さん惚れましたね彼女に」
「「シェルゲーム!」」
二頭の背後に,いつのまにか後輩のシェルゲームが顔を出していた。
「孤高のアイドルに目を付けるなんてお目が高いですなー,でも彼女はかなりハードル高いッスよ」
「そんなんじゃないよ,さ,戻るぞ」
ゼンノロブロイはその場から逃げるように離れた。
「ええっと,待ってくださーい先輩っ」
「ムードお前,気になんねえか」
「スイープトウショウの話なら聞かないっ」
「あのロブロイさんが自分から見ず知らずの牝馬に声をかけるなんて,あったっけ」
「あるわよ,沢山あるわよ」
「そうかあ? あれはちょっとやばい,本気かもよー?」
「シェルうるさいっ」
あの子よりも結果を残せば,おのずと先輩は私に振り向いてくれる。
そう,信じてる。
264:名無しさん@ピンキー
04/11/23 01:55:15
職人さん頑張ってくださいほしゅ
265:名無しさん@ピンキー
04/11/23 02:00:24
にわかに賑わって キタ-----ッ!! スイープ(・∀・)イイ!!
この馬に絡ませられる牡馬思いつかん。強いて挙げればつのだとイケゾエくらいか?
ありま氏も病み上がりに乙です。ロイヤルタッチの続きも待。
266:名無しさん@ピンキー
04/11/23 11:40:20
また職人さん沢山来てくださるといいなーと,イチ読者として思います。
とりあえずスレを落とさない努力を怠らないようにがんばりまっす!
個人的にはスイープのファンなんで,スイープの話もっと読みたいー!!(・∀・)
ワガママお嬢様ってホント素敵☆
267:ありま
04/11/27 00:17:20
文章書こうと思ってシャーペン握ったら,
スイープやらアドグルちゃんやらの絵を描いてしまっていました…。
268:名無しさん@ピンキー
04/11/28 18:28:45
ロブロイ勝ち保守
269:名無しさん@ピンキー
04/11/28 21:00:50
新作読みたいなー
作家さんお願いします。
270:名無しさん@ピンキー
04/12/06 23:43:24
age
271:名無しさん@ピンキー
04/12/08 01:45:00
ツヅキキボンヌ。
272:たからづか
04/12/08 18:57:24
みなさまから感想をいただけるとは…(感激)
あ、ちなみにスイープの想いウマーは東京優駿馬のつもりでかきますた。
エチーの相手はデルタのつもり(あくまでも「つもり」)でつ。
2歳牝馬ズで何か書けないか模索中です。
また来ます( ´ー`)ノシ
273:ありま
04/12/08 21:52:21
>>たからづかさん
牝馬ズってどどどどの娘なんでしょう!?
今回の2歳女子は可愛い子多すぎて!?
ラインもモンローもアンブロもチュラサンもかなりお気に入りッス!!
めっちゃ楽しみにしておりますっ!
274:名無しさん@ピンキー
04/12/08 23:25:55
ツマンネ
275:名無しさん@ピンキー
04/12/09 09:07:22
ありまってG1の記念入場券集めてる人?
276:ありま
04/12/09 09:35:10
いえ,集めてナイッス。
すんません。
277:名無しさん@ピンキー
04/12/20 19:08:44
元気?
278:名無しさん@ピンキー
04/12/21 21:32:22
元気です。
279:名無しさん@ピンキー
04/12/23 12:42:19
フェラ
280:名無しさん@ピンキー
04/12/23 22:56:57
フォラ
281:名無しさん@ピンキー
04/12/30 16:42:05
来年は盛り上がると良いなこのスレ
282:名無しさん@ピンキー
05/01/08 02:12:40
ありまといい204~210のヤシといい
いい感じ。馬なりから競馬のめり込んだからスティルの役付けには共感させられるなー
283:ありま
05/01/08 23:29:58
>>282
エロくないんでなんかすんませんって感じでいつも書き込んで居るのですが、
そういって頂けると本当に嬉しいです、ありがとうございます。
嬉しかったので、ムード、ロブロイ、スイープの話をそのうち書こうという気になってきました。
スティルとアドグルのお別れ話も書きたいです。
というか、作家さん戻ってきて下さい。
また、色んな方の話が読みたいです。
284:ポンデローザ
05/01/13 23:49:02
まだここあったの。ふーーーん。
285:名無しさん@ピンキー
05/01/13 23:53:17
ほす
286:中立国
05/01/29 21:59:31
作者はそうでもないのに周りが自分の才能が無いのを皮肉って批判する。
破滅するスレだね
287:中立国
05/01/29 22:06:25
すまん言いすぎた
ただ荒しを無視すればいいだけなのに誰のせいとか責任をとらせて村八分にするのは過激な保守派で才能ある書き手を減らし自らを滅ぼすだけだと思う
そうやって死滅したスレを沢山知ってるから
288:ポンデローザ
05/01/30 11:00:12
滅びた結果がこれだ。
所詮荒らしはこのスレ自体に興味があるわけでなく
破壊目的なのだから思う壺ってとこでしょう。
289:名無しさん@ピンキー
05/02/04 01:47:01
このスレのおかげでフィオリタソは好きになって応援するようになった。
そのことは感謝してるよ作者さん。
290:名無しさん@ピンキー
05/02/04 07:01:03
age
291:名無しさん@ピンキー
05/02/05 23:22:11
小悪魔ロリータのフィオリタソもすっかりじゅくじょだね
292:名無しさん@ピンキー
05/02/16 13:05:09
保守しておこう。
293:名無しさん@ピンキー
05/03/01 03:32:42
オペ×トプじゃ駄目?
294:名無しさん@ピンキー
05/03/02 15:08:27
待ってるよ
295:293
05/03/03 04:20:43
『月齢8』
―気付けば、抱き合ったまま草の上に倒れこんでいた。
一瞬の浮遊感が過ぎたあとから、だんだんと感覚の断片がよみがえってくる。
抱きとめた感触が、こぼれかかるタテガミのかすかな音までが、
打ち寄せる高波が浜辺に残していく遠い残響のように、身体の奥に残っている。
冬の大気は透明度をいや増し、ときおり吹く風は身を切るように冷たい。
夜露と汗に濡れた皮膚は、わずかな空気の流れさえも敏感に感じとった。
胸元の一点。
相手の静かな息づかいが伝わってくる、そこだけが熱い。
否応なしに胸が高鳴った。名を呼ぼうとしたが、言葉にならなかった。
稀代の競走馬が―自分の目の前で数多の記録を打ち立ててきた、不世出の名馬が
今この瞬間、自分に身体を預けている。日なたにまどろむ猫のように、やすらかに眼を閉じて。
こんな状況を当然のように受け止めている自分に、俺は少なからず驚いていた。
記憶の中のオペラオーは常に一陣の風だった。
今でもまぶしく眼に焼きついている。滑らかな姿態、弦楽器を思わせるフォルム。
光の粒を弾きながら、天性のしなやかさで躍動する四肢。視界からぐんぐん遠ざかり、やがて歓声の中に消えていく。
追いすがろうとする俺はいつも置いていかれた。
小さくなっていくオペラオーの影を、はるか後方から眺めているばかりだった。
296:293
05/03/03 04:25:33
(続く)
(板違いかもしれないけど……微力ながら支援したかったんです、それだけです)
297:名無しさん@ピンキー
05/03/04 02:31:53
まぁいいんじゃね?
悲しいかな、荒れるほど人居ないのが現状。
書いてくれる人は神だよ。
298:名無しさん@ピンキー
05/03/10 01:16:07
ポンデです。希望されれば書きます。
299:名無しさん@ピンキー
05/03/10 18:41:52
最近妙に頑張っているフィオリタンがいいな
300:名無しさん@ピンキー
05/03/11 13:40:58
競馬板のぶっかけスレは落ちたみたいだな。
301:名無しさん@ピンキー
05/03/11 21:48:34
残念だ。仕方ないけど。こっちで書いてくれよ職人さん
302:名無しさん@ピンキー
05/03/12 01:34:55
フィオリか。ハイグレイドシリーズ好きだったのに。
特にプリエミたんのやつが。また書いてくれないかな
303:名無しさん@ピンキー
05/03/16 14:13:04
ぬるぽん
304:名無しさん@ピンキー
05/03/16 14:16:01
馬に種付けされる獣姦スレはこちらであっていますでしょうか?
305:名無しさん@ピンキー
05/03/16 19:58:58
馬×馬スレです、とマジレス
306:名無しさん@ピンキー
05/03/16 20:00:33
>303
ガッ
307:名無しさん@ピンキー
05/03/17 00:49:45
259の職人さん続きまだー?チンチンAA略
308:名無しさん@ピンキー
05/03/20 07:54:42
保守~
309:名無しさん@ピンキー
05/03/24 15:32:34
保種~
310:名無しさん@ピンキー
05/03/30 10:55:23
保守
311:名無しさん@ピンキー
05/04/17 00:09:27
誰か書いて・・
312:名無しさん@ピンキー
05/04/17 23:30:08
200後半あたりにまで落ち着いたら、ちょっと考えてみようと思います。
313:ナリタオペラパサー
05/04/18 02:41:58
「……でね、ボクをムチで叩いたんだよ、3回も!」
「ふうん」
大層ご立腹なディープインパクトの姿を横目で一瞥すると、
スイープトウショウは小さくため息をついた。
栗東トレセンでこの2頭の噂を聞いたことがない馬は皆無であろう。
デビュー以来破竹の4連勝を飾る若き戦士と、
戦いが嫌いで仕方がない最強の年上美女の恋話は瞬く間に広がり、尾鰭を付けて突き抜けた。
今では周囲公認の2頭である。
ただ、惜しむべき所は、それが事実とは少し掛け離れていることだ。
「スイープさんっ、聞いてる?!」
「……どうして私がアナタの話を聞かなければならないのかしら?
一番の問題は、どうして私の部屋にアナタがいるのかってことなんだけど」
スイープトウショウは、更に深くため息をつき、馬房の隅に腰を下ろした。
その瞬間、ディープインパクトはゴクリと喉を鳴らす。
均整の取れた身体に、スッと伸びた流星が印象的な美しい顔。
立ち姿も美しいが、腰を下ろした姿も綺麗だなあ、とディープインパクトは思う。
314:ナリタオペラパサー
05/04/18 23:35:53
「あっ、桜だ」
邪な考えが気付かれる前に話題を変えようと、
ディープインパクトは馬房に飾られた桜の枝に目を移し、大げさにはしゃいだ。
「うわあ、綺麗ですねっ」
「ラインクラフトが持ってきてくれたの」
父親が同じだということで、ラインクラフトは何かとスイープトウショウを慕ってくる。
「彼女が桜花賞を勝ったと聞いて、とても嬉しかったわ」
はにかむ様に微笑むスイープトウショウ。
「ボクも皐月賞勝ったのにっ」
「本当に申し訳ないのだけど、牝馬レースしか知らないの」
困ったように首を傾げるスイープトウショウ。
「オトコの桜花賞って言ったら分かりやすい? スイープさんが負けた桜花賞のオトコ版っ!」
拗ねて声を荒げたディープインパクトは、すぐにその言葉を後悔した、が、発した言葉は取り返しがつかない。
スイープトウショウは桜の枝から目を背けた。
レースは確かに大嫌いだが、いざ、その舞台に上がれば全力を出してきた。
悔しさが込み上げて来る。
「あっ……あの、ごめんなさい、ボク」
315:名無しさん@ピンキー
05/04/23 12:00:13 o2YgvRZt
続きまだでつか(・∀・)?
316:名無しさん@ピンキー
05/04/23 21:59:09 kCop2ZqF
明日ハイグレイド出走age
317:名無しさん@ピンキー
05/04/30 23:21:12 79EcLTAU
|
|_・)ジー
こっそり投下です
318:名無しさん@ピンキー
05/04/30 23:22:22 79EcLTAU
「ん・・・っ・・・」
ぐぐっ・・・と、後ろから彼のモノが入ってきた。スムーズな挿入。
全部収めきった彼が小さなため息をつく。
・・・もう何回、こうして身体を繋げているのだろう。
この行為に慣れてきたとはいえ、最初の一瞬はやはり緊張する。
「声、出すなよ」
「ん、わかった・・・」
最初はゆっくりと、彼が腰を動かし始める。
ちゅくっ、ちゅくっ・・・と小さな水音が、やけに鮮明に耳に届いてきた。
最初は、ただこすれあうだけ。
しかし、辺りに響くいやらしい水音が羞恥心をあおる。
「・・・いやらしいなぁ、ラプスは」
319:名無しさん@ピンキー
05/04/30 23:23:15 79EcLTAU
彼の言葉に、身体がさらに熱くなるのがわかる。
「い・・・わないで・・・よぅっ」
途切れ途切れにしか、言葉が出ない。
――思った以上に、乱されてしまっている。
潤んだ瞳で、背中越しに彼をにらみつけると、にっ・・・と彼が微笑う。
「でも、・・・気持ちいいんだろ?」
耳を甘噛みされながら、低く囁かれた――ビクリ、とまた身体が震える。
そんなライラプスの反応を楽しむかのように、彼は腰の動きを大きくしていく。
「ああぁんっ!」
ビクッ、ビクッ!と時折大きく身体をのけぞらせ、喘ぐ。
子宮の奥、ライラプスが一番感じるところにダイレクトに衝撃が来ているのだろう。
「やっ・・・あんっ!・・・あっ、あっ・・・うぅん!・・・」
時に高く時に低く、突き上げる彼のリズムに合わせて嬌声は続く。
320:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
05/04/30 23:25:59 79EcLTAU
>317-319です。
とりあえず、少しだけ。
また書きに来ます。
321:名無しさん@ピンキー
05/05/02 03:22:37 lrnPcVBY
キタキタキターーーー(≧◇≦)
職人さん、ふぁいと!
322:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
05/05/03 14:29:46 LVdDJaMr
>319続き
「はぁっ、あっ、あっ・・・やっ、ぁあっ・・・!」
挿入によって大きく揺さぶられるライラプスの身体。
ライラプスは、今の自分の痴態を頭の片隅に描く・・・その卑猥さに、また蜜がこぼれるのを感じる。
―彼は、いやらしくよがる私を見つめている。
―よだれをたらす私のあそこを、きっと・・・じっと見つめている。
そう思うと、ぎゅっと膣内がうずく。それに呼応するかのように、突き上げる強さが、増した。
「あぁんっ!」
「馬っ鹿、声がでかいって」
快感に抗いきれず、ライラプスは声を上げてしまう。しかし、彼に焦る様子はない。
むしろさらに大きく腰を動かし始めた。
―ぐちゅっ、ぐちゅぅ、ぐちゅっ・・・
まるで、ライラプスの声と水音をわざと聞かせようとするかのように。
323:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
05/05/03 14:30:33 LVdDJaMr
「ゃっ・・・、こ・・・え、出しちゃ・・・あっ、あんっ!・・・だめって・・・」
「・・・言ったよ?だから、出さないように・・・頑張れよ?・・・そらっ!」
にゅるり、と膣内に押し入る感触を感じた刹那、グン!と衝撃がライラプスを貫く。
「あ・あぁぁぁっっ!」
ぞくぞくぞくっ、と快感が背中を駆け抜け、ライラプスは目を閉じてのけぞる。
一瞬、息をするのも忘れそうになるほどの、甘い快感。
「・・・・・・は・・・ぁっ・・・」
ゆっくりと息を吐き、身体に広がる快感を味わう。
そのまま後ろを振り向くと、思いのほか彼の顔が近くにあった。
ライラプスのほうから唇を押し付けると、彼はゆっくりとそれに応えた。
身体を繋げたままの口付け。舌を絡め、貪りあう。
324:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
05/05/03 14:32:54 LVdDJaMr
細切れ投下で申し訳ない。
また近いうちに投下します。
325:名無しさん@ピンキー
05/05/03 16:35:35 t2APeAcY
キタ━━(゚∀゚)━━!!
326:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
05/05/05 21:22:14 kUQ2EJoL
>323続き
「むぅ・・・ぅうん、ぁっ・・・ぁん・・・ぅぅっ・・・」
口づける角度をせわしなく変えながら、貪りあうような口づけは続く。
息を大きく吸うために、一度口を離す。その間さえも惜しむかのように、再び唇を重ねる。
ちゅぱっ、ぴちゃぴちゃっ、と途切れることなく続く唾液の音。
「お・・・ねが・・・っ」
ライラプスは、唇を少し離し舌先を出す。とがった舌の先が触れ合い、絡み合う。
膣と、舌と――上下から身体を襲う快感。
(・・・き、気持・・・ち、い・・・ぃ・・・)
ライラプスは、自分の意識に靄がかかってきたのを感じた。
長い長い口づけが終わり、彼がパンッ、パンッと腰を大きく動かし始める。
327:名無しさん@ピンキー
05/05/05 21:23:10 kUQ2EJoL
じゅぷっ、ぐちゅっ、にゅるっ、ぐにゅっ・・・・・・
「やんッ、あんっ、くぅんっ・・・あっ、そこッ、あぁんッ、だめ・・・っ!」
「すげーな・・・こないだより、乱れてる・・・」
再び水音が響き始めるのを遠くに聞きながら、ライラプスはうっとりと目を閉じ、鳴く。
「あんっ!あっ・・・うぅんっ・・・・・・そ、そう・・・かな・・・あぁん!」
「・・・くっ、・・・そ・・・うだ・・・よ・・・何か・・・あったか?」
「なに・・・も・・・っ、ぁああぁっ!」
抑えるはずだった声も、辺りに響き渡っている。
一番奥まった馬房とはいえ、共同生活の場だ。とっくに聞こえてしまっているだろう。
そして、腰のうち付けが一段と強くなる。彼にも、限界が近づいているのだろう。
性器のこすれる感覚と、突き上げる衝撃―ライラプスは、ただただ本能に身を任せ、快感を享受していた。
328:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
05/05/05 21:25:46 kUQ2EJoL
>326-327と続いてます・・・って、書かなくても大丈夫か。
一気に書いて一気にアップしたらいいのでしょうが、性分なもんでスマソ
また来ますノシ
329:名無しさん@ピンキー
05/05/12 00:00:15 OKR57mU7
つ・・・続きを!!
330:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
05/05/14 12:04:58 plf0QeH0
「はうぅん・・・ぅうっ・・・くぅん・・・うぅん・・・」
荒い吐息の合い間をぬって、ライラプスの切なげな喘ぎ声が響く。
時に速く強く、時にゆっくり味わうように打ちつけられる彼のモノ。
膣壁がこすれあい、膣奥には打ち付けられる衝撃、そこからじわじわと染み渡る快感。
快感は媚薬、そして麻薬となってライラプスを侵食する。
「ラプス・・・っは・・・すげー・・・。やべー・・・でちま・・・う・・・」
彼の声に、最初の余裕はもはや感じられない。がっちりとライラプスの腰を抱え、欲望を打ちつける。
それだけは収まりきれないのか、彼は時折首筋に噛み付く。ライラプスにはその痛みさえも、悦びだった。
「やんッ!・・・やッ・・・や・やぁ・・・ぁ・・・」
喜びは全身へ行き渡り、彼自身を包む内壁もびくびくっ、と更なる律動を刻む。
――全身は甘い痺れで満たされている。
そこからあふれる快楽は、更なる愛液となって流れ出た。
(・・・も・・・ぅ・・・・・・イ・・・きそ・・・)
白い靄のかかる意識の片隅で、ぼんやりとライラプスは思った。
断続的に自分を襲う快感の所為なのか、感覚が麻痺しているのかもしれない。
自分がつむぐ嬌声も、自分の声ではないみたいに思われる。
331:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
05/05/14 12:06:05 plf0QeH0
不意に―何故か突然に―今朝見た光景がライラプスの脳裏によみがえる。
彼とあの子がいた。
あの子と、私が知らないレースの話をしてた。
彼が、私と居る時よりも楽しそうな笑顔をしているように、・・・・・・見えた。
―だって、しょうがないじゃない?
―ずっとクラシックを獲るために走ってきた。 ・・・クラシックのことしか知らなかった。
―そんな話、知ってるわけないじゃない。
彼を見かけた喜びが、スッ・・・と冷めていくのが分かる。
そして、言い表しようのない痛みが、ギリギリと胸を締め付ける。
―ねぇ、何でそんなに楽しそうなの? そんな表情、滅多に見せないじゃない。
―本当は、あの子と付き合いたかったって思ってるんじゃない?
―私と付き合ってるの、どこかで後悔してるんじゃない?
目に涙が浮かびそうになるのを、必死でこらえた。
顔が歪みそうになるのを、奥歯を噛んで、耐えた。
―私って、身体だけだった・・・のかな・・・。
不安と嫉妬が、身体の中で渦を巻いていく。
自分がとても嫌な女になった気がして、ライラプスは馬房へ引き返した。
332:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
05/05/14 12:07:20 plf0QeH0
「あっ・ああッ、あんっ!・・・やっ、も・・・う・・・、いっ・・・ちゃ・・・ぅうっ・・・・!」
ライラプスは、再び湧き上がった嫉妬の渦から逃れるかのように、乱れる。
不安をどこかへ追いやるかのように、自ら腰を振り、快感を貪欲に求めようとする。
「っ、ぁ・・・オレも・・・・・・」
ライラプスの耳元で、彼が呟く。膣内の圧迫感が、さっきより増した気がする。本当に、限界なのだろう。
「おね・・・がぃ・・・、んぅっ!そ・その・・・ま・・・ま・・・ぁん!」
「・・・だ・・・めだ・・・って・・・、レー・・・ス近い・・・だろ・・・?」
掠れた声で、ライラプスは請う。しかし、それを彼は許さなかった。
333:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
05/05/14 12:10:06 plf0QeH0
遅くなりました。多分次で終われるかと。
エロ板で心情描写は不要かもしれませんが、書きたかったのでスマソ
334:名無しさん@ピンキー
05/05/18 02:43:01 cMl8vUnJ
(;´Д`)ハァハァしながらまってまつ。
335:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
05/05/19 23:34:54 bn3goK3n
「やっ、やぁ・・・ぅん、だ・・・だめ・・・ぇっ!」
―ズチュッ! ズニュッ! ズニュッ!
響く水音は、さらにその音を大きくさせ、速いテンポを刻む。
・・・汗ばむ身体。細く、しかし鋭く紡がれる嬌声。
快感に身を任せすぎた所為か、ライラプスに残された理性は可笑しいほど冷静だった。
腰を振り、身体をくねらせ溺れる自分自身を不思議に思った。
「あっ!あぁん!ぅ、うん!」
ライラプスの脳裏に、すっ・・・と白い階段が現れる。ほんのすぐ先で、その階段は途絶えている。
(―あと・・・少し・・・・・)
「ラプス・・・いく・・・いくよ・・・」
「いッ・いっ・・・だめッ・・・・・・」
強く抉られる度、階段を駆け上がっている気がする。
ライラプスが切望するその瞬間は、ほんのすぐそこに近づいている。
「ぁ・ぁああぁぁんっっ!!」
「・・・・いくっ・・・・・・!」
二頭が果てた瞬間は、ほぼ同時だった。―いや、僅かにライラプスが早かった。
彼は待ち望んだ精の放出を、ライラプスは彼の精の享受を、心ゆくまで味わった。
336:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
05/05/19 23:36:03 bn3goK3n
長い放出の後、彼はようやく自身を抜き取る。
「・・・ぅん・・・っ・・・」
名残惜しそうにライラプスは鼻を鳴らすと、そろそろと寝藁に身体を横たえた。
心地よい疲労感が身体を満たしている。
・・・ふぅ、と一息つくと、彼がどさり、と身体を横たえた。
「また、頑張っちゃったね」
「・・・まーな。明日追い切りだけど、何とかなるだろ」
首を上げて、上から顔を覗き込む。鼻先で首筋をくすぐろうとするが、空振りに終わった。
「人気になりそうなんでしょ?」
「強いの来たからなぁ・・・まぁまぁってトコだろうな」
語気に覇気を滲ませて、彼は呟く。
暗闇で、彼の表情は伺えない。きっと、彼女を思い浮かべているのだろう―そう思うと、またライラプスの胸は軋んだ。
337:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
05/05/19 23:37:40 bn3goK3n
「・・・頑張ってね。応援、いけないけど」
さりげなく、ライラプスは切り出す。彼はああ、と軽く頷いた。
「ラプスもな。頑張れよ・・・観てるから」
「・・・ん、頑張る」
暗闇の中で見つめあい、どちらともなくくちづけを交わす。
重ね合い、時折そっと挟むように触れる、唇を味わうようなくちづけを。
そしてそのままもう一度、今度は穏やかに身体を重ねた。
―ねぇ。私、あなたと一緒にいていいんだよね?
―・・・あなたの『彼女』で、いいんだよね?
規則正しい寝息を立てる彼の横顔を見つめながら、ライラプスは思う。
普段と精悍な顔とは裏腹に、あどけなささえ感じられる寝顔に、不意に泣きそうになった。
―私、頑張るね。そして、貴方にふさわしい牝馬になるから。
つん、と頬をつつく。彼のかすかな反応を見届けて、そっ・・・と馬房から抜け出した。
「・・・好きだよ、――」
―想い人の名前が、夜明け前の空に溶けた。
338:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
05/05/19 23:40:42 bn3goK3n
ここまで、です。終わりでつ。
なんか青春ちっくになってしまいました。暗く終わらせるなんて無理ぽ。
相手は一応想定して書いてまつが、論議を呼びそうなので明記しませんですた。
またネタが振ってきたら書きに来ますノシ
339:名無しさん@ピンキー
05/05/21 00:43:01 76rGE6Bo
キタ─wwヘ√レvv~─(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─!!!!
ライラプスきゃわゆい!!
ぜひともまた書いてください。
340:名無しさん@ピンキー
05/05/22 19:11:17 Fm3vIo+h
マジで2発抜いた・・
341:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
05/05/23 22:12:04 Vly7FkIA
>339,340
ありがとうございまつ。嬉しいっす(つД`)
挿れる側の立場に立った話も書いてみたいのですが、
経験上無理ぽなので、たぶん次回も牝馬が主役になるかと。
次は樫の女王あたり?とすると相手はディープ?
342:sage
05/05/29 22:49:21 s2iyDItO
ティープのヤリチンモノキボンヌ
343:名無しさん@ピンキー
05/06/05 22:47:17 eClzJKwP
今日のムードの大敗の理由付けエロ小説キボンヌ
344:名無しさん@ピンキー
05/06/06 23:34:30 r6MkFvcV
漏れはスイープたんの猟奇的な彼女のオヤジ調教モノが読みたい(;´Д`)ハァハァ
345:名無しさん@ピンキー
05/06/18 04:06:36 CcqNUEWb
保守しておく。
346:名無しさん@ピンキー
05/06/24 21:21:08 QM/YTFcO
保守。
ねた練りしてます。あー誰にしようかな。
347:名無しさん@ピンキー
05/06/26 19:28:23 MxnaHXb6
安田2着、宝塚で1着と最強牝馬としてもてはやされるスイープトウショウ
をよく思わないアドマイヤグルーヴが盟友スティルと共に甘い罠にかけるっ…
348:名無しさん@ピンキー
05/06/26 22:37:11 bUTRZ9pN
クールな貴公子ハーツクライとお転婆スイープはまだですか?
349:名無しさん@ピンキー
05/06/27 12:33:41 DjjWvBzd
札付きの気まぐれ娘スイープたん(;´Д`)
350:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
05/06/28 21:38:20 e+xYoKBJ
近いうちにスイープで1本書こうと思ってます。
大まかな内容も相手も決まってませんが・・・
また来ますノシ
351:名無しさん@ピンキー
05/06/30 23:49:35 9i//AQeQ
ヽ(・∀・)ノ
352:名無しさん@ピンキー
05/07/06 01:05:46 mNwTFY42
スイープはロリ系のハイパー少女
353:名無しさん@ピンキー
05/07/09 23:42:02 by5vTVzV
笑
354:名無しさん@ピンキー
05/07/15 00:19:55 jcQcDsmD
「ロブロイ先輩…お願いします」
ダンスインザムードがゼンノロブロイの前で懇願する。
「俺にして欲しいのか?駄目だな、そんな頼み方じゃ」
静まり返った厩舎の中。
2頭は周りに気が付かれないように小声で会話をしていた。
「でも…っ!私、もう我慢できません!」
ムードが手をかけようとした。
「待て、俺にして欲しいんじゃなかったのか?」
ロブロイから目を逸らしてムードが言う。
「だって、だって……ロブロイ先輩……」
涙声。ここで泣かれてしまってはどうしようもない。
ふうっと息をつき、ロブロイが手を伸ばす。
「仕方ない、じゃあ今から俺がやってやるさ。…だから泣かなくていい」
ロブロイはそっと手を伸ばし…多少、やり難そうに蹄を動かす。
「よし、出来たぞ。保守っと」
355:名無しさん@ピンキー
05/07/18 20:03:30 OzaUuzdk
その焦らしテクニックはコテ並みだw
シンサクライアン
356:名無しさん@ピンキー
05/07/19 21:35:54 zJiImZpB
ロブロイやさしいな…
これからも保守してくり。
357:名無しさん@ピンキー
05/07/31 13:56:15 GUyi5n7G
死守
358:名無しさん@ピンキー
05/08/05 22:27:55 76Ev4Y2+
ハギノハイグレイドが・・・・・
359:名無しさん@ピンキー
05/08/05 23:22:43 Wx5vpLpa
とうとう引退だな・・・・・・つД`)
でもまぁ種付けがんばれよwww
360:名無しさん@ピンキー
05/08/06 16:20:42 GnhHEMCH
ロブロイとムードじゃキンシンソウカーンに…。
361:名無しさん@ピンキー
05/08/06 22:33:08 Lsg4FYoP
>>359
種牡馬入りは名ばかりで誘導馬やるそうですよ。それもまた幸せかな
362:名無しさん@ピンキー
05/08/07 02:40:04 rib6UPM0
既出かもしれないけど、宮本輝の「優駿」の種付けシーンで
抜いたことがある。
当時中一。
363:名無しさん@ピンキー
05/08/07 19:08:10 6vdT6Ltz
>>361
え?どこで?
364:名無しさん@ピンキー
05/08/14 00:58:52 sYQwNrN6
シーザリオとスペはマズイよな。
365:名無しさん@ピンキー
05/08/14 02:11:42 B7PacLcq
>>360.364 いい
366:名無しさん@ピンキー
05/08/30 15:49:01 u0clFyQn
沸き上がる歓声
それは一頭の馬に集まっている ムードの目の前にいる彼 いつもは優しいが一度ターフに出れば誰もよせつけない強さを誇る最強馬 駄文
367:名無しさん@ピンキー
05/10/03 22:52:11 APZ27she
保守。
368:名無しさん@ピンキー
05/10/23 20:49:35 hhpztvkb
あげ
369:名無しさん@ピンキー
05/11/16 21:26:28 hkUuoM/2
hosyu
370:現在進行形の恋
05/11/28 23:33:32 dJm/ZEWq
未熟な文のうえ、エロ薄めなのに長文、
二頭の性格がイメージと違うと言われるかもしれないが投下します。
あくまでもフィクションということで。
371:現在進行形の恋
05/11/28 23:34:24 dJm/ZEWq
辺りには淫水の音、そして二頭の荒い吐息が漏れていた。
「ぁあんっ…や、あ…っん…」
「…っはぁ、凄い……」
遡る事、数か月前。
二頭は共にG1レースへ挑んでいた。
二頭共人気はあまり無かったが、密かに勝つ自信はあった。
ここで二頭は初めて出会う事となる。
372:現在進行形の恋
05/11/28 23:35:21 dJm/ZEWq
G1を勝つような牝馬。やっぱりそんな子と知り合いになれたら嬉しいもの。
ダンスインザムードとはトレセン内で何度か会った事があったアサクサデンエン。
しかし、スイープトウショウとは厩舎も東と西で、トレセン内で会える事はまず無い。
友達にでもなれたら自慢できるな。そんな軽い気持ちで声をかけた。
「こんにちは~」
「…こんにちは」
突然話しかけられたスイープトウショウは、怪訝そうにデンエンを見た。
「えーと、初めまして。アサクサデンエンと言います。今日はヨロシク」
「…はぁ。知ってるとは思うけど、私はスイープトウショウ。
デンエンはこの間のレースが重賞初勝利…だったっけ?」
「あ、嬉しいな。覚えていてくれてるんだ」
「ここに出走しようと思ったら、前哨戦くらいはチェック入れるに決まってるじゃない。
それよりも、何か用なの?」
スイープがデンエンを睨むが、
「用っていうか…今日一緒に走るんだし、挨拶くらいはしておこうかなって思って」
そんなのは気にしてないのかデンエンはにこやかに言った。
ハァーっとため息をつき、やや厳しい口調でスイープが言う。
「その歳でG1の一つも勝ってないくせに、しかも用事も無いのに軽々しく話しかけないでくれる?」
デンエンは苦笑いしつつ、うーん…と考えて。
じゃあ、とその場を去ろうとするスイープを引き止めると、キッパリと言い放つ。
「それじゃあ、今日俺が勝ったらさ、用事が無くても話しかけていいんだよね?」
373:現在進行形の恋
05/11/28 23:35:44 dJm/ZEWq
一瞬驚いた表情になるが、すぐに真顔に戻り、はぁ~……っとさっきよりも大きなため息。
半ば呆れ顔でスイープは
「はいはい、デンエンが勝てたらいいわよ。いつでも話しかけるなりなんなりどうぞ」
どうせ勝てるわけがない。そう思っているのであろう。
いかにも適当な言いぐさだった。
「…馬鹿にしてるだろ?」
「だって、私、今日はとても自信あるのよ。だからデンエンが二着はあっても、勝つことはまずないわ」
自分が一番だという自信に満ち溢れたスイープの一言。
確かにスイープは調子が良さそうだった。だが、デンエンも調子の良さでは負けていない。
「俺だって今日は勝つ自信がある!おまえこそ俺の二着が精一杯の成績だろうよ」
互いに意地の張り合い、睨み合い。
ふと、デンエンが睨み合っていた視線を落とす。
ある事を思いついた。馬鹿にされた仕返しに、少し脅かしてやろうか――
374:現在進行形の恋
05/11/28 23:36:38 dJm/ZEWq
一呼吸置くと、デンエンは真面目な顔でスイープを見て、
「じゃあ、賭けでもするか?俺が勝つか、おまえが勝つか」
スイープは、真面目な顔してそんなくだらない事言わないでと言いたげな表情をしていた。
「自信、あるんだろ?そんなに勝つ自信があるなら賭けたって別に構わないよな。
それとも、あれかい?本当は自信が無いクセに勝つ自信があるだなんて言ったのか?」
挑発すれば賭けに乗る。そう踏んだデンエン。
「自信あるわよっ!もう、賭ければいいんでしょ、賭ければ!で、何を賭ければいいの?」
やはり賭けに乗ってきたスイープ。
しめた、と言わんばかりにほくそ笑むデンエン。
「んー…そうだなあ。賞金っていうのもつまらないし。お互い大事な物を賭けるってのはどうだ?」
「……大事な物……。まぁ、どうせ私が勝つんだし。受けて立つわ。じゃあ、もういいわね」
ようやくデンエンから開放されたスイープは、共にクラシックを戦ったダンスインザムードの元へと駆け寄って行った。
その場に一頭残されたデンエン。
デンエンももちろん自信はあったが。
もしも負けても大事な物を賭けた以上、そういう事になるから脅かす事が出来るよな…とスイープの後姿を含み笑いしながら見送った。
375:現在進行形の恋
05/11/28 23:40:01 dJm/ZEWq
ムードの元へとやって来たスイープ。
久しぶりに会った二頭は話に花が咲いた。
近況を報告し合い、思い出を語り、身の周りでの出来事を話す。
話題に上がるのは年頃の女性ならでは。異性の話。
同じ厩舎の誰それが人目を忍んで密会しているとか、あの人は経験しちゃってるとか。
もちろん二頭共にそういう事への興味はあったし、心の何処かではやってみたいという気持ちもあった。
「私、G1馬になら襲われてもいいかも」
「やっぱりするなら格の高い馬じゃなくちゃね~♪」
などと、二頭だけの牝馬は盛り上がっていた。
そして、レース。
結果は…スイープが追い上げるも、デンエンにはクビ差、届かなかったのである。
優勝したのは、アサクサデンエンだった。
376:現在進行形の恋
05/11/28 23:41:34 dJm/ZEWq
記念撮影やらを終え、デンエンがスイープの元へとやってきた。
さすがにスイープは浮かない顔をしていた。
それを見たデンエンは、スイープが可哀想に思えてきてしまい、仕返しをしようかどうか迷い、声をかけるのを躊躇う。
何もムキになって賭けなんかする事無かったのかもしれない、そう思ったその時、
デンエンを見つけたスイープが声をかけてきた。
「ふぅ、まいったわね。まさか本当にデンエンが勝つなんて思わなかったわ」
さっきの沈んだ表情とは一転、普段のスイープの顔になる。
無理をしているのだろうと思うと、デンエンはスイープの事が愛おしく思えてきた。
「だから言ったろ?自信あるってさ。…で、これで今度会った時はいつでも気軽に声掛けてもいいんだよな?」
「…ま、G1勝ったんだし?しかもこの私を抑えて、ね。いいわよ、いつでも話の相手になるわ」
それで、とデンエンが賭けの話題に切り替えると、再びスイープの表情が曇る。
そんなスイープを見てしまうと、再びデンエンに迷いが生じた。
「秋華賞を勝った時のレイに、レースパネルに、ビデオ。こんなところかな。大事な物…」
しかし、『大事な物』に興味が無いわけではない。
でも、もし脅かすだけとはいえ嫌われてしまう可能性も、ある。
折角いつでも話の相手になってくれる仲になったのに、それが壊れてしまったら…。
デンエンはそんな考えが頭の中をぐるぐると回っていた。
「ちょっと?ねえっ、聞いてるの?デンエン~?」
ボーっと上の空なデンエンに気が付き、スイープがデンエンの顔を覗き込んだ。
デンエンがハッと我に返ると、目の前にはスイープの顔。驚き、後ずさる。
「んもう、何よその驚き方。まるで私が化け物みたいな驚き方じゃない」
「あ、悪い…いきなり目の前にいるものだから…」
少し動揺しつつ、デンエンは元の場所まで戻った。
377:現在進行形の恋
05/11/28 23:47:26 dJm/ZEWq
「で、聞いてたの?大事な物の話」
「えっ、あっ、いや、その…」
デンエンの心の中では天使と悪魔が戦っていた。
一気に脅かしてしまえ!それ、今だ!
いや、脅かすのはやめるんだ!そんな子供っぽい事をしてどうする?G1馬になったんだろ?
G1勝ってないからって馬鹿にされてムカついただろう?その仕返しをしてしまえ!
さっきの表情見なかったのか?賭けは無かった事にするんだ!
葛藤が続き、再びデンエンが黙り込んでしまう。
「聞いてるの?もう、わざわざ時間割いているんだからしっかりしなさいよ!」
「あ、ゴメン…で、何だっけ?」
「んーもう!聞いてないんじゃないの。秋華賞を勝った時のレイ、レースパネル、ビデオ!
だけど、大事な物だけど、私が勝手にどうこうできるものでもないのは…分かってるわよね?」
そういう物を、自分の意思だけでどうこう出来るものではないという事は、デンエンも良く分かっていた。
「そりゃ、分かってるさ。それに、俺が言った大事な物ってのは……」
心の中での対決は、どうやら悪魔の勝利だったようだ。
デンエンが顔をそっとスイープの臀部へ近づけた。
そして、フッと息を吹きかけた。
「やっ、何…っ?」
慌ててスイープが振り返り、不安気にデンエンを見つめる。
378:現在進行形の恋
05/11/28 23:48:23 dJm/ZEWq
「俺が言った大事な物ってのは、ココの事、さ」
真面目な顔でデンエンはスイープを見つめる。
スイープは突然の状況に戸惑い、混乱していた。
たしかにG1馬になら襲われてもいいかも、なんて話をしていたが、
心の準備も無しに実際に目の前に迫るとなるとどうしていいか分からなくなっていた。
戸惑ったまま動けないスイープ。デンエンはそっとスイープの首すじを甘噛みする。
デンエンの吐息がスイープにかかる。
スイープの身体が、一瞬反応する。
「スイープ…」
耳元へ、優しい声でデンエンが囁く。
そういえば――
初めて名前で自分の事を呼んでくれた、とスイープは思った。
改めてデンエンの顔を間近で見ると、なかなかカッコいい。目元が優しそう。
そういえば、血統も申し分なかったはず。
何よりも。この自分を破って優勝したG1馬。
デンエンにならこのまま抱かれてしまってもいいかもしれない。
そう、思い始めていた。
デンエンは、もちろん仕返しに脅かそうとしているだけだった。
だが、こんな間近でG1勝ちの牝馬に触れているという事に気持ちが高ぶる。
「デンエン…」
スイープが嫌がろうとはせず、自分を見つめ、そして体重を預けている事にデンエンは驚いていた。
次の瞬間、スイープの唇がデンエンの上唇に触れていた。
379:現在進行形の恋
05/11/28 23:49:08 dJm/ZEWq
デンエンは突然の事に戸惑っていた。
何故?普通は嫌がるものではないのだろうか?
それなのにスイープの方から求められるなんて。
戸惑ってはいたが、身体は嫌でも反応を示してしまっていた。
デンエンもスイープの上唇に口づけをする。
互いに上唇を刺激し合うと、気分が高揚していく。
デンエンは、このまま最後まで…という気持ちも出てきてしまった。
しかし。
本来は脅かして仕返しをする、だったはずである。
でも、スイープは嫌がるどころかやる気十分。
このまま流れに身を任せてしまうか、それとも冗談だと言うべきか。
再び迷いが出て、デンエンは動きが止まった。
すぐにスイープが気が付く。
「…デンエン?」
声を掛けられると、俯いていたデンエンが顔を上げた。
そのスイープを見るデンエンの表情は、申し訳なさそうだった。
「私なら…大丈夫だよ。デンエンとなら、いいんだよ?」
潤んだ瞳。その視線がデンエンに突き刺さる。
言うべきか、言わざるべきか。
デンエンが出した答えは――
380:現在進行形の恋
05/11/28 23:55:10 dJm/ZEWq
「ごめん…。本当は、ただ脅かすだけのつもりだったんだ」
出した答えは、言う、だった。
「え?どういうこと?」
スイープは突然の告白にきょとんとしている。
「本当に大事な物を奪おうとしたわけじゃなくて…馬鹿にされたのにムカついて、
その仕返しに脅かしてやろうと思っただけだったんだ」
スイープは、なかなか状況が読み込めないでいた。
脅かすだけ…?仕返し…?
「でも、俺は…」
言いかけたデンエンの言葉を遮り、スイープが言う。
「本気じゃ無かったって事…なの?」
てっきり本気だと思っていた。
きっと、好かれているから声をかけられた。
好かれているから迫られた。
そう思っていた。だから、自分もそれに答えてみた。
なのに、これでは自分が馬鹿みたい。
そんな思いが胸に沁み、涙が出そうなのを堪えて、スイープはデンエンの返事を待った。
その時間はごく僅か、数秒だったのだが、スイープには長く感じられた。
「俺は…最初はほんとにやろうなんて思っていなかった、嫌われたくなかったし。
でも、今俺は……俺は、スイープの事しか考えられない。
スイープが嫌じゃないのなら、俺、マジになるぞ?」
381:現在進行形の恋
05/11/28 23:56:38 dJm/ZEWq
何時の間にこんな思いを抱いてしまったのだろう、とデンエンは思った。
知り合いになれたらいいな、と声をかけただけだったのに。
「わ、私……んっ」
言いかけたスイープの口をデンエンが塞ぐ。
「嫌とは言わせないぞ?」
激しい口づけ。高ぶる気持ち。
スイープは、気持ち良さにどうにかなってしまいそうだった。
が、そこでデンエンが顔を離した。止めてしまうの?と思ったが…。
デンエンはスイープの後ろに顔を向けると陰部にそっと息を吹きかける。
スイープの口からは小さく声が漏れる。
「こっちの口も…いいかな」
おそるおそる、ゆっくりと舌を陰部にあてがう。
「ひゃんっ…」
小さく声を上げるスイープ。
「こんなに濡れてる…」
ゆっくり、ちゅく、と音を立てて舌を這わせる。
その度にスイープの口からはかすかに声が漏れる。
溢れ出る香り。可愛らしい声。舌の感触。
デンエンはどうにかなってしまうそうだった。
再びスイープの首すじへ顔を持っていき、軽く噛む。
「そろそろ、いいか…?」
小声でスイープへと問いかける。
小さく、だがハッキリとスイープが頷いた。
…と、その時だった。
両馬を呼ぶ声が聞こえてきた。
慌てて離れ、呼吸を整える。デンエンは自身を収めるのに必死だったが、そこへスイープが近づいて。
「続きはまた今度会えた時でいいわよね?」
こそっと耳打ち。
小走りに去って行くスイープを横目に、ますます収めるのに時間がかかってしまいそうなデンエンだった。
382:現在進行形の恋
05/11/28 23:57:33 dJm/ZEWq
再会出来たのは、今日だった。
「デーンエン、お久しぶりっ」
デンエンを見つけるなり小走りに駆け寄ってくるスイープ。
デンエンも久しぶり…と声を掛けようとするが、その前に出たのは驚きの声だった。
「うわっ!?」
スイープがデンエンを軽くではあるが、噛んだのである。
「毎日王冠で会えると思ってたのにさーぁ。デンエンてば直前で回避なんかしちゃってさ」
怒っているのだろうか、とデンエンは少しションボリとし、
「ゴメン…俺だって本当はもっと早くに会いたかったんだけど…ゴメンな」
あまりにも申し訳なさそうにデンエンが謝った。
「な、何そんな顔して謝ってるのよ、別に責めたワケじゃないんだから…」
スイープは、ぽすん、とデンエンの背に顔を埋めて
「でも…良かった、会えて。…嬉しい」
と、ぽつりとつぶやく。
そんなスイープの仕草がなんだかとても可愛く思えて、デンエンは思わずプッ、と噴き出す。
すると埋めた顔をパッと上げて
「何!?私何か可笑しい事した?それとも…本当はまた私の事からかってるだけなの?」
怒った眼差し。しかし、その中には不安も見え隠れする。
デンエンは慌てて、
「違う違う!からかってなんていない!牡馬混合G1まで勝つような子とこんな関係持てるなんて、男の夢だぞ?
そんな事するわけないだろ。…また、差つけられちゃったなとは思うけど」
と言った。
383:現在進行形の恋
05/11/28 23:58:19 dJm/ZEWq
「差…ついちゃったねぇ。でも、G1で私に勝ってるオトコはデンエンだけって事なんだしさ。で、なんで笑ったの?」
至近距離でスイープが睨む。非常に言いにくかったが、スイープから視線を逸らして
「……おまえが可愛かったから……」
と、聞こえるか聞こえないかの声でつぶやく。
スイープには聞こえなかったようで、え?何と聞き返す。
デンエンは少し顔を赤らめながら、今度はスイープの耳元で
「スイープが可愛かったから…ごめん」
と言った。
今度はスイープが顔を赤らめる。と、同時にデンエンも顔を赤らめている事に気が付く。
「なっ、何言ってんのよ!……赤くなってるデンエンも可愛いよ」
自分で言って、恥ずかしさが込み上げてきて。再びデンエンに顔を埋める。
そんなスイープがまたまた可愛くて。
顔を上げさせ、そっと口づけをした。
恥ずかしくなってどうしようもなくなった彼女は、鞍上を降ろしての馬場入りとなってしまった。
384:現在進行形の恋
05/11/28 23:59:41 dJm/ZEWq
二頭共に、レースで勝つことは出来なかった。
レース後、待ち合わせ。
「お疲れさん。…俺以外にもG1でスイープに先着した男、出てきちゃったな」
デンエンは少し寂しそうに言った。が、
「あら、ロブロイは宝塚で一度破っているわ。…私がG1で一度も先着出来なかったオトコはデンエンだけよ…」
そっとデンエンに寄りかかる。
「はは、そうか。…もしかして、わざと俺に負けたとか?」
「馬鹿っ、そんなわけないじゃない!」
ぷうーと頬を膨らせてみせる。デンエンはゴメン、と言い、スイープに口づける。
互いに触れ合うと、徐々に気持ちが高まっていく。
目は虚ろに、頬は赤く。お互いの吐息が絡み合い、舌も絡む。時々銀色の糸が線を引く。
荒い吐息とピチャ、という音だけが無音を引き裂く。
唇だけではなく、首すじにも口づけをする。軽く噛むと、声が小さく漏れる。
前はこれからという時に邪魔が入ったんだし、今日は邪魔の入らないうちに、と思った。
「スイープ…いい?」
「うん…来て」
385:現在進行形の恋
05/11/29 00:02:16 XoQsxa+W
デンエンが後ろに回ると、スイープのそこはすでにデンエンを受け入れられるよう、蜜で溢れていた。
自分を感じていてくれた事が嬉しく、また、その香りで一段と自分自身が抑えきれない程に膨張してくる。
スイープをあまり痛めない様、そっと自身をあてがうと、そのまま暫く入り口で擦りつける。
「あっ……んんっ……ん」
擦りつけるだけでもスイープは快感に襲われ思わず声が出てしまいそうになるが、
周りに聞こえるのを恐れているのか、声を押し殺そうとしていた。
それに気が付いたデンエンは
「声、出せよ。俺、スイープの声、聞きたい」
「でも周りに聞こえた…んっあああんっ」
スイープが言い終わる前に、デンエンは一気に挿入した。
不意打ちを喰らい、スイープは思わず声が出てしまった。
「大丈夫、そう簡単には聞こえないって…それよりも…はぁ、スイープの声、やっぱりいいな」
そう言いながら、ゆっくりと腰を動かす。
「んもう、そんな事言わないで…」
恥ずかしそうに言うスイープ。
「そういう所も…可愛い」
先程は言うのさえ恥ずかしかった、可愛いという言葉が自然と口を出た。
一つになれた事で、心に余裕も出てきたのかもしれない、とデンエンは思った。
「しっかし…キッツいな……スゲー気持ちいい」
腰を動かす度に結合部からはチュクチュクと音が弾ける。
386:現在進行形の恋
05/11/29 00:18:05 XoQsxa+W
しかしスイープは未だ声を押し殺していた。
「スイープ。スイープの声、全部俺が聞いてやるから。だから安心して声、出せ」
普通に考えれば、声を全部聞いたところで他にも漏れているから安心など出来ないはずなのだが。
この状態では普通に考える事も出来ずに。
「あっぅぅっ…わ、分かった…ぁんっ」
スイープはとうとう声を出し始めた。
デンエンは、その声からも興奮が高まっていた。スイープの首もとに噛み付くと、より一層激しく腰を動かす。
腰を打ち付ける度に、肌と肌の擦れる音、そして淫水の音がこぼれる。
「ふぁっ…あっやぁんっ」
喘ぎ声を聞く毎にデンエンの動きは激しさを増していった。
人目にも馬目にもつかないと思われる所。日もかなり傾き、紅色に染まった葉がひらりと風に乗って落ちる。
辺りには淫水の音、そして二頭の荒い吐息が漏れていた。
「ぁあんっ…や、あ…っん…」
「…っはぁ、凄い……」
387:現在進行形の恋
05/11/29 00:20:30 XoQsxa+W
急激に込み上げて来る射精感。
「うあっ、スイープ…っ!おっ俺っ…っっ!」
「やっ…わ、私も…ダメ…っあああああああぁ!」
と、同時にきゅうっと締めつけられる。慌てて引き抜くと、勢いよく液体が流れ出た。
暫くは二頭共呼吸も荒々しかったのだが、さすがはG1馬といったところか。すぐに呼吸も整ってきた。
デンエンはスイープの隣へ行き、まだ言って無かったなと思いながら
「スイープ…好きだ。また一緒に走れたらいいな」
と言い、軽く汗ばんだ身体を舐めてやった。
それを聞き、笑顔になったスイープは
「うん、分かってる。私もデンエンが好きだよ。今度、また一緒に走れたら…その時も、する?」
「えっ……」
みるみる顔が赤くなってしまったデンエンを、可愛いと言うスイープ。
可愛いと言うのには慣れても、言われるのには慣れそうもない、とデンエンは思った。
そして、帰る時間が迫る。またね、と別れの挨拶をして。
次は負けないわよ、と去って行くスイープの後姿を見送りつつ、デンエンもその場を後にした。
もしも次に会った時に負けてしまったらどうなるんだろう、と考えつつ……。
388:名無しさん@ピンキー
05/11/29 22:33:26 r8yBhiBk
>>387
乙!
スイープたん、積極的♪
389:名無しさん@ピンキー
05/12/10 23:16:15 sUd+YWjh
久々に見てみたらキテタ━━━(゚∀゚)━━━ !
この2頭好きなんでハァハァもんですた。
GJ!
390:名無しさん@ピンキー
05/12/27 11:00:26 r+g2hE1h
保守
391:名無しさん@ピンキー
05/12/27 11:37:10 gduJLi7b
ハーツクライ×スイープトウショウ御願い
392:名無しさん@ピンキー
05/12/30 14:28:00 baiWDxZA
カルストンライトオ×サイレントウィットネス
393:名無しさん@ピンキー
05/12/30 18:15:37 8K8jIZ/z
ディープインパクト×サイレントディール
394:ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6
06/01/09 22:53:47 4n93TWa4
あげ
395:ポンデローザ ◆gSNI5fuFaI
06/01/09 23:05:19 4n93TWa4
おほほほ!私はヘブンリーオマンス!!オマンスちゃんと呼んで!
なんとあの天皇賞を勝ったのよ!しかも天皇皇后両陛下の前で。
すごいでしょう。もう引退だけど、その前にいたずらしちゃおうかなって。
ターゲットは今一番熱い男!そう。ディーーープイーーンパクトッ!!イエイア!!
「こんにちは!君がインパクト君?」
「そうですが。ヘブンリーロマンスさんですね。こんばんは。」
ううん!礼儀正しいわ!この辺も3冠馬らしく調教されてるって感じ!?
「用事なんだけど~。あなたとセックスしようとおもって!」
大胆発言で戸惑わせちゃおうかな!って感じ!?
「え・・・それはできません。」
あれれ。なんか予想したリアックショーンと違うのお・・・おかしいわね。
「どうして?興味あるでしょ?」
「だって・・僕は・・」
396:ポンデローザ ◆gSNI5fuFaI
06/01/09 23:06:20 4n93TWa4
そのとき耳を疑ったわ。彼ったら・・・ディープイン「ポ」クトなんですって!
「うっそーーーん!インポなの?包茎戦士インポマンなの!?!?」
信じられない!3冠馬がインポクト!これは今世紀最大のインパックトオオ!
「それじゃあ・・・大変ね・・・わかったわ。」
ここで引き下がる私・・・・わけないじゃない!!
「んじゃちんぽいただきまあっす!パックンチョ!」
まずはインポのインチンポバキュームフェラっちゃう!!
「うわああああ!そんなそんなそんな!!」
インポクト君、ちんぽたたなくてももちろんぶち感じまくり!!
「じゅるじゅる!おいしい!三冠馬の味がするのおお!」
あたし、デブインポテンツのちんぽむしゃぶりまくり!
あえぐインポクト、でも相変わらずティンコはインポクト!!
「き・・きもちいいっ!!うはあああぁぁ!!」
インポ、そのままちっちゃいちんこで発射!
ドップゥゥゥゥウ!!!どぴゅーーーーーーーー!どぴゅううう!!
でたあ~~!!インパクトインパクト!!いんぽザーメン春満開!!
飛び出したザーメン、オマンコロマンコの髪にべったり!!
「ううん!これが三冠馬のザーメンね!!おいちい!」
あたし、ザメーーンを自分のマンチェスに塗りつけた!
「これで子供できたら儲けもの!うふん!」
ぐったりしたインポクトの金玉けりあげて帰ってきちゃいました!
使えない男!こんな男が三冠馬なら私はッゼンノエルシッドのほうがいいわ!
男はちんぽ!!!!
397:名無しさん@ピンキー
06/01/11 22:02:07 hMdM3YdV
ポンデキターーーーー!!!
やっぱ普通に面白いなw
金玉けりあげて帰っていくところテラワロチwwww
398:名無しさん@ピンキー
06/01/18 22:56:11 upMzrAxG
最近の需要は何なんだろう?
399:名無しさん@ピンキー
06/01/19 22:13:23 yfYtf6MD
エアメサイア×エアシュアカールキボンム
400:名無しさん@ピンキー
06/01/19 23:15:38 OLZRqiaW
ハーツクライ×スイープ
401:ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6
06/01/22 20:18:40 ZA74TQ1q
深夜の厩舎。あるひとつの馬房の片隅で
一頭の馬が悶々と長い夜を過ごしている・・・
「はぁ・・・はぁ・・・プリキュアちゃん・・・プリキュアちゃん・・」
その馬、フサイチリシャールは、己の怒張を欲望のままに
擦りあげていた。
「くう・・・プリキュアちゃんのおまんこ、気持ちいい・・・
すごいよ。僕のおちんちん溶けちゃいそうだ・・・あああ・・・でるよ・・・
でるよっ!!ああぅ・・・でるっ!!!」
フサイチリシャールの怒張から、勢いよく精液が噴き出す。
馬房の天井までとどかんばかりの勢いだ。
「はぁ・・・はぁ・・・気持ちよかったぁぁぁ・・・」
フサイチリシャールは満足げに、まだぴくぴくしている己の
怒張を見つめていた。
フサイチリシャールがこの行為を覚えたのは、同じ2歳の牝馬
テイエムプリキュアと出会った日の夜であった。
402:ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6
06/01/22 20:21:01 ZA74TQ1q
テイエムプリキュアが阪神JFに出走する日、フサイチリシャールは
阪神競馬場にいた。理由は特にないのだが、ただなんとなくだ。
同じ2歳のG1を生の目で見たかったとでも言っておけばいいか。
ふらりとある馬房の前を通ったとき、1頭の牝馬が震えているのを
目にした。
「君、どうしたんだい?」フサイチリシャールは声をかけた。
「あ・・・はじめまして・・・ええ。私今からレースなのに、レースが怖くて・・・」
牝馬の名はテイエムプリキュアだった。見覚えがあると思ったが、
彼女がテイエムプリキュアだったか。
「怖い?でも君は連勝しているじゃないか?」僕は励ましてあげようとした。
「うん・・そうなんだけど、でも、今回はG1だから・・・未知の世界だし・・
みんなも今まで見たいじゃないと思って・・そう思うと怖くて・・・」
まだ小刻みに震えるテイエムプリキュア。
2歳のフサイチリシャールにはどうしたらよいものかわからない。
いい言葉もなかなか思いつかなかった。
「ちょっと話そうか・・・?」やさしく声をかけるリシャール。
戸惑いながらも「うん・・・」とリシャールを馬房に招き入れた。
403:名無しさん@ピンキー
06/02/14 00:32:36 GCxDdBu+
保守
404:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
06/02/23 00:30:13 9yXe85XT
吐き出される息と、時折蹄がかき分ける寝藁の乾いた音。
二重奏がやけに大きく聞こえるのは、目をつぶっている所為だろうか。
「んん…っ!」
もう幾度目か分からない、深い口付け。
舌はせわしなく、私の口内へ侵入する。
「スイープ……スイープ…っ!」
普段の彼からは、想像できないほどの激情。
熱っぽく私を呼ぶその声が彼のものだと、誰が想像できるだろう?
「だめ…ぇ…」
身体は、どろどろに溺れている。
アイツに、さんざん慣らされた身体だ。
口付けの相手は彼でも、条件反射で反応するのだろう。
溺れている自分を分析できるほど、溺れている。
これ以上堕ちると後戻りが出来ないことも、分かっている。
405:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
06/02/23 00:32:00 9yXe85XT
"ここから先に行ってはいけない。"
自分自身に、必死でそう、言い聞かせる。
"何故?" …冷静な自分が反論する。
"アイツに義理立てしてるんじゃないよね?"
……まさか。私は、必死でその疑念を打ち消す。
「スイープ…目、開けて?」
彼の優しい声が、降ってくる。
恐る恐る目を開けると、彼がじっと私を見つめていた。
「…オレを、見て」
吸い込まれそうな瞳に、眩暈がした。
私を抱きたいと、目が叫んでいた。
406:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
06/02/23 00:34:34 9yXe85XT
ちょっとシチュが浮かんだもんで、書きに来ました。
スイープ視点しか書けないもので、物足りないと思われたら申し訳ないです。
また来ます。
407:名無しさん@ピンキー
06/03/12 15:15:49 yIaSjLPC
408:名無しさん@ピンキー
06/03/18 22:23:49 3QKrzzMQ
スイープカワイス
409:名無しさん@ピンキー
06/03/32 07:17:41 rpo5KNph
保守
410:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
06/03/32 08:56:19 ScuAYOZF
>405続き
「…誰にも、わ…たすもんか…っ」
彼は呻く様につぶやくと、再び荒々しく口づけてきた。
「ぅん…っ、…はぁ…っ」
舌を絡ませる合間にできるほんのわずかな瞬間に、息を吸う。
くちゅぐちゅっ…、と響きわたる水音。荒い息遣い。
その生々しさが、さらに身体の芯を溶かしていく。
ずっと私を見ていた、と彼は言った。
入厩したころからずっと、と。
だから私のことも、すべてお見通しだったらしい。
あのひとへの想いも、あいつとの関係も。
「も、だめ…ぇ……」
快感で崩れ落ちそうになるのをこらえながら、これまでのことを思い出す。
411:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
06/03/32 08:57:30 ScuAYOZF
片思いの相手は、想いを告げる前に第二の馬生を生きることになった。
そんな中、弱みを握らされたあいつに無理矢理関係を持たされた。
急に連絡がこなくなり、安心していたところにあいつと再会した。
謝られて、あいつの気持ちを聞いて、心が揺れている自分に気づいた。
ごめん、だなんて言わないで。
ずっと好きだった、なんて言わないで。
―再会したあの瞬間、言いたいことは山ほどあった。
思い切り傷つけてやろう、とずっと思っていた。
でもあんな、熱くまっすぐな瞳で言われたら、何も言い返せなかった。
今のオレが言えた義理じゃないけど、と前置きしてあいつは言った。
「昔、傷つけた分まで大切にするよ。―だから、オレのものになって」
412:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
06/03/32 08:58:04 ScuAYOZF
「…んぅ、はぁ…ッ」
長い長い口づけだけで高みに押し上げられ、大きく息を吐く。
気だるい感じを引きずりながら、かろうじて体重を支える。
視界に入るのはいつもの見慣れた壁で、はがれた漆喰がやけにクリアに映った。
―にゅるっ。
「やぁっ…!」
熱く潤ったそこに、ぬるりとしたものが触れる。
それが彼の舌だということに、ややあって気づく。
「…すごい、とろとろ…だ…。溢れてる…」
「だめ…、き・たな…いよ…うぅ…あぁん!」
彼はスイープの秘所を思う存分視姦する。
時折、赤く熟れた突起を舌先でつつき、さらに溢れる蜜をすすり上げる。
―ぴちゃっぴちゃっ、じゅるっ。
「―!!」
もたらされる快感だけでなく、音による羞恥感がさらにスイープを煽る。
413:たからづか ◆dbK.rCLqXQ
06/03/32 09:01:06 ScuAYOZF
代名詞が多くてワケワカンネ、な方がいるかもしれませんが、
デルタ→スイープ→キンカメなウラ設定で書いてます。
あ、メインはハーツ×スイープですが。
朝っぱらからすんませんでした。
414:名無しさん@ピンキー
06/04/02 22:46:15 JJe9UT+0
スイープの心理描写がイイ。
続き期待。
415:名無しさん@ピンキー
06/04/03 01:26:32 RlmA2amt
ハーツ×スイープ激しく希望!
416:名無しさん@ピンキー
06/04/04 23:55:00 EyaTmpYj
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∧ ∧ .( 心 )
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彡 ヽ l ) 彡 スイープたん、結婚しよう
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417:名無しさん@ピンキー
06/04/07 00:42:12 IKivmCrm
スイープたん骨折....