10/10/31 17:18:25 ohiks92H
師匠の足元に貴鬼はひざまづく。
「…お許し下さいッ!」
「…どんな罰でも受けます…殺されてもいいっ…それでもいいから」
「ムウ様っ…俺…俺はムウ様と…」
貴鬼の顔にムウの手が近付いた。
殴られるかも、と体を固くしたが頬に柔らかな掌が触れた。
「馬鹿な子…」
静かなムウの声に己の行動を恥じて貴鬼はうなだれた。
「女をあんなふうに乱暴に扱ってはなりませんよ」
顔を上げるとムウの顔はまだ涙に濡れていたが優しく微笑んでいた。
「まだまだ子供だと思っていたのに…」
「きちんと教えてあげないとわからないようですね」
若者は師匠の言葉の意味を悟り顔を赤らめる。
「さあ、おいで」
横たわる師匠の柔らかな胸に顔をうずめながら
喜びで若者はふるえる。
ムウ様になら本当に殺されたってかまわない。