10/01/24 00:34:08
おまけ。>>104さんへのレス。
(分子屋の言い分は無視して・・・)
かつては化石の中にもかなりの割合でタンパク質が残存しており、その
中にはDNAも含まれていると言われていた。
実際に、90年代にはそのような報告が数多く寄せられている。
が、追試などの結果により、それらの全部が外部からの異物混入による
誤情報である事が分かっている。
最近では、少なくとも中生代の化石では、DNAは壊れていて残っていない
ってのが一般的な見解(化学的に見ても元々DNAは脆い)。
今回話題になっているブラキロフォサウルスの化石は、表面が急速に
置換した事から、内部の軟組織が「あまり変化せず」(注:全く変化してい
ないわけではない)残っていた。これはかなり希な化石。
ただそれであってもDNAはダメで、もっと頑丈なタンパクであるコラーゲン
で何とか、という状況。
コラーゲンといえばセイスモサウルス(こちらは完全に石化)の化石で
類似の実験が行われた事もあるが、あくまでも予備的でデータとしては
あまり重要ではない(哺乳類と爬虫類の差が分かるレベル)。
そもそもこれがセイスモサウルスのコラーゲンかどうかも怪しい。
そういうわけなので、完全に石化した化石の場合、コラーゲンは何とか
なる???かもしれんが、DNAは難しい。