08/06/05 20:52:08
>>526
若干論点がずれて解釈されてるかも。>>506は遺伝的な汚染って意味ではまぁ、いいんじゃねーか?という意味で書いた。
ってのは、>>503でクワガタの交雑について触れてたから。
似たような問題はタイワンリスだとかアカオザルだっけ?で問題になってるからよね
過去のオオカミのニッチにぴったり当てはまる形で再導入が可能かどうか?という点については俺も危惧してて、その面からは
オオカミ再導入に諸手を挙げて賛成とは言いかねる。
ただ、まぁ、マングースの場合過去にいたるまで完全に空白だった場所に導入した点と明治期に人為的に空白化したオオカミでは状況が
異なるからマングースをたとえに持ってくるのはちょっと無理があるとも思う。
シカの増加に関しての原因はいくつかの要因が複合的にからまってる。オオカミだけで解決するなんてのは流石に楽観的過ぎる。が、
その要因の一つを取り除くことにはなるんじゃなかろうか?
現在言われている要因はオオカミ絡みの「捕食者の欠落」、温暖化?関連の「冬季越冬固体の増加、越冬可能地域の増加」かな。
シカが引き起こしている問題は林業より希少植物への食害と林床の裸地化。前者は天然記念物やら高山植物が消えてる。後者は
樹木実生が食われて天然更新が阻害されたり、ササやなんかがなくなってシカが忌避する・・・シソだとかシロヨメナだとかが大繁殖
したり、それらが無いところでは降雨で土壌がえぐられる→立木の根元が掘られる→倒木・・・と言った森林の荒廃が見られてる。
大台ケ原だとか日光戦場ヶ原あたりで結構顕著だな
・・・他になんか見落としがあるかもしれないけど、そこは適宜誰か付け加えてw