07/07/12 14:18:04 RRYsKWJf
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◇夏の交通安全県民運動前日
高山市上宝町蔵柱で民宿を営む唐谷清司さん(67)、三枝子さん(62)夫婦が
長年かわいがっていた1羽のカモが10日、道路横断中、車にはねられて死んだ。
道路わきに夫婦が立てた「お願い。カモが散歩しています。徐行してください」との
看板だけがむなしく残った。11日から、夏の交通安全県民運動。
10年ほど前、上宝村議だった唐谷さんは、村役場の池でカモの卵を見つけた。
母鳥は子育てを放棄していなくなったらしく、唐谷さんは孵卵(ふらん)器を持って
いる知人に依頼して6羽を孵化させた。
唐谷さんはヒナを自宅の池に放ち、夫婦でわが子のようにかわいがった。何度か
自然に戻そうと試みたが、夜になると池に戻って居ついてしまったという。
しかし、カモたちはイタチやネコ、ヘビなどの天敵に次々と襲われ、3年前には
ついに1羽だけに。
残ったカモは毎日、県道を横断して近くの水田へエサの草取りに出かけた。
県道は車の往来が激しく、緩いカーブで見通しも悪いため、夫婦はいつもヒヤヒヤ
し通しだった。
近くの駐在さんが「立て看板を立ててドライバーに安全運転を呼び掛けたら」と
アドバイスし、看板を立てて注意を呼びかけていたが、願いはかなわなかった。
唐谷さんは「ドライバーが2、3秒早くブレーキを踏んでくれれば」と悲しんでいる。