05/09/28 22:03:39
ジャイアントパンダの「巴斯」、100歳に
福建省の福州ジャイアントパンダ研究センターが飼育するメスのパンダ「巴斯」が、25歳を迎えた。
パンダの25歳は、人間では100歳の老人に相当する。
「巴斯」は1980年、四川省宝興県巴斯溝で生まれた。
1984年、巴斯溝で60年ぶりに竹が一斉に開花して枯れ、餌不足になった時期に、
「巴斯」は餌を探していて不幸にも川でおぼれ、漂流しているところを現地の農家の女性に助けられた。
その後国務院の承認を受けて、福州ジャイアントパンダ研究センターに移され、心のこもった飼育と厳しい訓練を受けた。
▼「巴斯」の25年
1990年:アジア競技大会のマスコット「パンパン」のモデルとなる。
1998年:異種体細胞によるクローンパンダの研究に体細胞を提供。
早期胚胎の形成の成功に貢献した。
同研究は中国科学院(科学アカデミー)、中国工程院(工学アカデミー)から1999年の中国10大科学技術成果に選ばれた。
2001年3月:「巴斯」が高血圧であることが分かり、世界初の「高血圧のパンダ」となった。
「巴斯」は右鼻腔からの出血が止まらず、毛細血管の出血を防ぐ薬を服用。一週間後に血圧が下がり始めた。
2002年:高血圧が原因で危篤とされたが、懸命の治療により一命を取り留めた。
「巴斯」は16歳以降、白内障に苦しみ、多くの医薬品を使用したが症状は悪化を続け、全盲となった。
2002年4月、福州ジャイアントパンダ研究センターが白内障の手術を実施した。ジャイアントパンダの白内障手術で中国初の成功例となった。
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