10/07/04 01:34:42 B/gleQnS
ええと、はやぶさビーコンの公開・着メロ化についてですが、ドワンゴ、三才ブックス、JAXA、私、
で話し合って進めたものです。私は松浦さんにも助言をもらいました。
三才ブックスはラジオライフのサイトで無償公開を希望していました。まだサイトには出ていない
ようですが、三才のアカウントでニコニコ動画とニコニ・コモンズに投稿しています。
ドワンゴは当初、有償で着メロ化して収益をはやぶさ2のために寄付したい意向でしたが、
寄付は無理だろうということで無償公開になりました。
着メロ取り放題会員になるのが有償だった、というのは私も知りませんでしたが、話し合いの
経過を見る限り、誰もこれで儲けようなんて考えてなかったです。とにかく要望が多かったので
対応しなきゃいけなかった感じ。先にコモンズにmp3がUPされているので、そこから自分で着メロに
変換してもいいわけですし。
JAXAは当初、傍受内容の公開がオーストラリアの電波法に照らしてどうなるかを心配していた
ようですが、結局OKが出ました。
今回の生中継プロジェクトはいろんな人が持ち出しで、手弁当に近い形でやっています。私は
経費を負担してもらったけど、出演料はゼロですし、準備にかけた時間を考えるとボランティア
ベースになります。
三才ブックスは「現代萌衛星図鑑」のプロモーション、ドワンゴはプレミアム会員の増加で
収益を得ていますが、それぐらいないと企業は動けないし、たいしてアテになる収益でもなかった
わけで。
信じる信じないは勝手ですが、自分の認識では、はやぶさを応援したい、はやぶさ2を
実現したい、この帰還イベントをスルーしてなるものか、という思いで関係者は動いていました。
これが金目当ての守銭奴扱いされるなら、企業はどうやって宇宙開発を応援すればいいのか、
と考えてしまいます。