【イトカワ】小惑星探査機はやぶさ Part72【ISAS】at SKY
【イトカワ】小惑星探査機はやぶさ Part72【ISAS】 - 暇つぶし2ch208:名無しSUN
10/07/02 23:59:07 E4HbPVgC
 芸術と技術の間に、決定的な違いがある。
 どっちらも発想して成果は形になるけど、作品に実用性を伴わせるために、
長大な作業が、後者には必要になる。着想を得るより、そっちが全体の90%。

 技術ってのはそれ自体が、不可能だったり、あまり成功しない物事を「可能なる事」に
変えてしまう、手が届く驚異。実装に向けて具体化していく長大な過程、しかも極めて地味な
作業/試行錯誤の集大成によって成される。この地味な過程、それ自体に深い楽しみ、
喜びが潜んでる。具体的にどうするかを決めて行く工程/工夫自体がやってみたいことなんだよ。
 誰かが何かを実現したのを受けて、さらに何かうまく組み合わせる工夫が決まった。
これが、サッカーのスーパープレイみたいに、知のスーパープレーが決まった瞬間なわけでしょ。
もっと長大な連係プレイだけど。そう言った「可能なる事」にたどり着ける、ってのが
技術の原点のワンダー。

「素晴らしい事」だからやるんですって、美辞麗句の砂糖にしてまぶした味じゃなくて、
過程を見れば滲み出してる部分。苦労が偉いじゃなくて、本質的な喜びも楽しみも
そこにある。ロマンティックパーソンだから夢が語れるんじゃなくて、リアリストだから語れる夢。
 より具体的に知って、作業の過程を地味にトレースする中に発見できる原点のワンダーが、
国も関係無く、技術って地平で自分の現実にもてがつながっている感動と、エンターテイメント。
 このスレで詳細が知りたい人、あるいは科学者の中にある、明文化されない欲求、欲望。
かわいそうとか、苦労が偉いじゃ、まったく説明されない楽しさ。科学の魅力の本質?

 セカイ系で、感情を呼び起こすに必要なシチュエーションだけ作って、感情が得られれば
いいでしょって構造になって、背景の整合性や描きこみが減退したと思う。
その先に、もっと即物的に、絵の快楽だけまず得たいのが、現状の萌だと見える。
 マンガには、論述的に物語を伝えられる可能性はあるけど、萌絵を描いてる
人たちは、即物的な部分を使ってる。
 科学者は表現を発明する人じゃないから、ありきたりな宇宙のロマンって言葉を
子供向けにも口にしがちだけど、芸術の本来の仕事は、現実のより深い側面を
伝えることでしょ。


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