10/06/28 19:13:10 7dd7Z+kp
>>321
冷たいことを言えば、別に着陸時壊れてそれっきりになったとしても、
犠牲になるのはイオンエンジン航行実証の「量」(往路も復路も基本は同じ)とカプセル突入実験だけだ。
でもって、ドッキング実験の比喩のようにランデブーと観察だけする探査機を打ち上げても、多少の節約で
そこまでで終わりになる探査機を打ち上げるだけの話。
てんこ盛りの弊害問題もあるが、悪くはない話だと自分は思う。
強いて言えば、イオンエンジンの実証と帰還カプセルの実証くらいは地球周回軌道でもやって欲しいと思うが、
そんな予算がなかたんだろうね・・・
戻って来れたのは運が良かった。それもその通り。
だが運だけではない。宇宙探査を行う国としては当たり前の技術と経験があったから。それがなければ運が良くてもそれを生かせない。
そんなことはあたりまえのことだろうけど、その当たり前のことを知らなかった人が知って、その当たり前のこと(でもハイレベル)に敬意を払う。
その裾野を広げるのに萌えブームは役に立っている。
それでいいんじゃないのか?
本質を理解しているのが1/10しかいないとしても、ブームに乗る人の1/10も関心のある人が増えるなら充分だろ。
回り回って望ましい宇宙探査を考える人が増え、適切な物には予算が取りやすくなる後押しになるのだと思うよ。
過熱ブームはそりゃ弊害もあるが。
はやぶさ2に予算を!と言いつつ他のプロジェクトに見向きもしない人もいるだろうなあとは思う。