10/07/16 21:30:28 SzAlPvGA
イプシロンロケット開発フェーズへ
URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)
一見、バラ色のイプシロン計画ですが、弱点が無い訳ではありません。
一番目に付くのは、38億円という打ち上げ費用です。当初は打ち
上げ費用は約30億円という触れ込みでしたが、コストを積み上げ
ると25%近い上昇となってしまった様です。M-Vと比較すれば、
半分になったと言うものの、このコストでは、国際的な打ち上げ市
場での競争力はありません。競争相手となるFalcon-1はペイロード
こそイプシロンの約半分ですが、コストは約6億円と単位ペイロー
ド当たりの単価で三分の一の数字を実現しています。
Falconは、商業打ち上げサービスとして、極めて安価な打ち上げ費
用を実現する為に、ロケット本体以外にも打ち上げ施設、発射管制
を含め、ぎりぎりまでトータルコストを絞り込んだ全体設計が行わ
れています。これが民間企業の持つ商売の厳しさだと言えばそれま
でですが、イプシロンも元々は同様のコンセプトを持っていた筈で
す。それにしては、コスト削りこみが不足しているのではと懸念せ
ざるを得ないのです。