10/02/17 17:15:09 1q3BJ5eG
大統領選「150万票以上が不正」 ウクライナ、首相側提訴へ
2010年2月10日 朝刊【キエフ=酒井和人】
親ロシア派のヤヌコビッチ前首相(59)が勝利したウクライナ大統領選の決選投票で、
親欧米派のティモシェンコ首相(49)陣営は9日、敗北を容認せず、票の再集計などを求め、裁判所へ提訴する方針を明らかにした。
地元紙「ウクラインスカヤ・プラウダ」によると、ティモシェンコ氏は8日夜、
与党「ティモシェンコ連合」の中央選対会議で「ヤヌコビッチ氏の勝利は法的に認められない」と述べた。
同党は得票差が約90万票だったのに対し、150万票以上の不正投票があったとしている。
ただ、欧米や国民からも不正を糾弾する動きはなく、党内の一部では敗北を認める意見が出ている。
同氏は9日、声明文を出し、正式に態度を表明する予定。
一方、ヤヌコビッチ氏は大統領就任後、ティモシェンコ氏を首相から解任する意向で、新首相の人選を開始。
ヤヌコビッチ氏が率いる野党「地域党」は議会内の多数派工作を活発化させており、ティモシェンコ連合などと連立を組む一部与党からは地域党との新たな連立協議に応じる動きも出始めている。
ロシア大統領府によると、同国のメドベージェフ大統領は9日、同国選管が勝利を発表した親ロシア派ヤヌコビッチ前首相に、電話で祝福の意を伝えた。